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2026年2月

2026年2月27日 (金)

城戸研究室食事会

  

今夕は学生たちとの飲み会。

その名も、

最後の城戸研究室学生との食事会。

  

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というのも、この修士論文の発表終えた2年生たち、

何を隠そう、学部3年の後期に研究室配属になるときに、城戸研究室に配属され、卒業論文までは城戸研究室でした。

その後、城戸は定年となり、それぞれ笹部研、千葉研、佐野研と城戸グループであった研究室へと別れていき、

修論はそれぞれ別の主指導教員となったわけです。

   

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とは言っても、もともと城戸研究室を目指して山形大学に入学してきて、卒業する学生さんたち、

最後の城戸研究室の卒業生ということで、

食事会ということになりました。

  

この子たち、飲んでる時はおバカさんですけど、

専攻の校友会賞とか各種賞の約半分をかっさらうという精鋭たちです。

     

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城戸研究室を継ぐ笹部研はとはいまだに繋がりがあるので、

今後も修士1年や学部生ともこういう機会はあるのですが、

これで一区切りというところでしょうか。

  

あとは、未来創造ラボの塾生たちをメンターとして育てて参ります。

  

   

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2026年2月26日 (木)

希土類のキド

   

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最近、りくりゅうレアアースの話題で持ちきりです。

レアアースというのは、日本語で言うと希土類(キドルイ)のこと。

希土類元素ですね。

 

何を隠そう、学生時代、

学部4年の時に指導教授の土田先生から城戸くんには希土類の研究をやってもらおう、と言うことで希土類との付き合いが始まりました。

その時に買った本が、

希土類元素の化学

約40年前のことです。

まだ持ってるのがすごい。

  

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卒論の研究テーマも、希土類の一種であるサマリウムイオンの分離

高崎の原子力研究所との共同研究で、

4年生ながらその成果は3月の日本化学会で発表もしました。

   

そんな、希土類元素の分離ですけど、

研究テーマになるくらい難しかったです。

いまだに難しいままです。

と言うのも、日本がその重要性に気づかず、この分野に研究費を投じなかったので進まなかっただけです。

そんなわけで、希土類の一大産地でもある中国が最先端分離技術を有し、

希土類の世界シェアの大部分を握っています。

   

まあ、

南鳥島周辺の泥に希土類がたくさん眠っていることも報じられましたけど、

それを大量に採掘して、しかも精錬し、製品化するまで、

最低10年、いや20年かかるかもしれません。・

 

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なぜなら、この希土類、周期律表で見ると、

欄外に並んでいる二列の上の段、水色部分です。

正式には希土類というと、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、ランタン(La)を含んだ17元素のことで、

その中でも欄外のセリウム(Ce)からルテチウム(Lu)の14元素は性質が似ていて、分離がとても厄介です。

ご存知のように4f軌道はその外側にある5sや5p軌道の電子によって遮蔽されていて、7つある4f電子に電子が充填されていく希土類ではイオン半径など、性質が似てくるからです。

  

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といっても、私があのまま希土類の分離の研究を続けていたなら、

今頃は希土類の城戸教授と呼ばれて、レアアースの最先端精錬技術も日本に全部あったと思うんですけど、

私は希土類の分離よりも希土類を光らせる方向に進み、

1990年ですけど、世界で初めて希土類の一種であるテルビウム化合物を有機EL素子にして電気で光らせることに成功しました。

  

経済産業省さん、今から分離の研究やりましょうか?

山形大学を拠点にしていただければ研究者を集結して10年かかるところ、5年でやってみせますよ。

 

  

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2026年2月25日 (水)

高分子科学功績賞

  

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東北大学和田健彦先生、
高分子学会、高分子科学功績賞の受賞、

誠におめでとうございます。

 

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先生と初めてお目にかかったのは、

1992年の9月、

中国での国際会議でした。

あの頃は大阪大学の助手で、

私は山形大学の助手で、

高分子学会の大御所の皆さんに混じっての参加で、

ホテルの部屋も同じで、

1週間ほど旅をしました。

  

今回、受賞者の中に先生のお名前を拝見し、とても嬉しかったです。

これからのご活躍を祈念しております。

  

 

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2026年2月24日 (火)

地方の活性化?

   

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今日もプチ講演。

山形大学の田北先生主催の研究会。

経済の専門家に混じって、

私一人、ものづくり系。

   

有機ELだけじゃなく、ブラウン管、液晶など、ディスプレイ産業の浮き沈みを紹介。

基本的に、日本にこういった産業が残らなかったのは、

大企業の社長がサラリーマンだから。

決断遅くて、投資額が中途半端。

そりゃ負けるわ。

 

その上、国の支援もなし、

裸で竹槍でB29を落とすようなもの。

  

いやあ、

話してて腹立ってきましたわ。

   

で、

今から20年前に財務省で講演させていただいた時に使ったスライドを紹介。

地方を活性化するには、各県で特色のある産業を生み出し育てること。

けど、

20年経って見直しても、

何にも変わってないやん!

  

また腹立ってきた。

  

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たぶん、

20年経っても何も変わってないんだろうなあ、、、

  

  

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2026年2月23日 (月)

不登校

   

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ここのところ講演の機会が多いんですけど

先週も実は市内不登校の中学生8人がオフィスにやってきました。

   

実は米沢にも不登校の小学生や中学生が増えていて、

大きな問題になってます。

関係者の方からそのことを聞き、ぜひうちにお連れくださいとなったわけです。

   

で、

まず自己紹介として、以前出演したテレビ番組の夢の扉を観てもらい、自分のこととか有機ELのこととか知ってもらって、

その後にスライドを使って若かりし頃の自分自身の経験を中心にお話ししました。

決してエリートコースを歩んだのではないこと、

これまでの人生で出会った人の影響がとても大きいこと、

部屋に閉じこもっていたのでは、そんな重要な機会を逃すこと、

などなど、

  

まあ、引きこもる理由は人それぞれ、

でも、簡単に引きこもれる今の教育環境、家庭環境というのが、一番問題じゃないかと思うんですけど、

いかがでしょうか。

昭和から令和に時代は変わりましたけど、

人の遺伝子がそんな短時間で変わるわけがありません。

   

あまりにも平和で、というか平和すぎで蚊に刺されたくらいの痛みでも気になる環境で育てられる現代、

対して、あの昭和の時代、野生の王国のような環境で育ったものとしては、蚊に刺されたくらいじゃ気にもならないわけで、

もっとワイルドに子供は育てるべきだと思うわけです。

 

一言で言うと、

生まれた時から甘やかしすぎ

親子の対話もなく子供の変化に気づかず、

嫌だったら学校には行かなくてもいいんだよ的風潮が蔓延、

増えますよ、不登校はこれからも。

   

とにかく、私でよろしければ子供達とは話をしたいと思います。

ご希望の保護者の方、教育関係者の方、連絡ください。

  

  

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2026年2月22日 (日)

インターナショナルスクール

  

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一昨日の金曜日なんですけど、

東京のインターナショナルスクールで講演させていただきました。

その学校は、特にScienceに特化しているとのことで、

校内見学させていただくと、理科実験の部屋がとても充実したました。

理科好きの子供達にはたまらない環境ですね。

  

で、

小学校高学年から中学生対象ということなので、

いつもの有機ELの解説と、私からのメッセージを子供向けに英語で40分。

  

いやあ、

40名ほどですか、

これだけ熱心に聞いてくれた聴衆はなかったです。

質問タイムの手の上がり方は他ではあり得ないくらい元気。

    

半分ほどは日本人の子供達ということなんですけど、

これだけ積極的に質問する姿は、なぜ日本の学校では見られないのか、

不思議ですね。

 

それと生徒さんの約半分が女子。

リケジョです。

   

思うんですけど、子供たちは男子女子に限らずザクっと半分は理科が好きです。

その好奇心旺盛な子供達、特に女子の理系率を下げるのは、教育なんですね。

それは、学校教育というよりも、むしろ家庭での教育。

女の子なんだから的な保護者のプレッシャーです。

とりあえずは、マスコミはもっと活躍する女性研究者をとり上げるべきだと思いますね。

   

そういうわけで、

この国の教育というのが、

このままでいいのかと再度考えさせられる講演会でした。

  

最後には、子供達に私からのスペシャルメッセージ。

       

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科学者はポジティブであれ、

不可能を可能にするのが科学者。

  

大いに期待してますよ。

    

    

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2026年2月19日 (木)

お祝いの会

 

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卒論、修論、博士論文公聴会、全部終わりました。

今日は研究室全体でのお祝いの会です。

といっても、私には研究室というものがすでになくて、

笹部研究室に招待されました。

  

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いやあ、いいですねえ。

学生さんたち、研究室に配属されてころより成長してて、

特に修士の2年は、いっぱしの研究者らしくなりました。

   

修論の英語発表で3名が発表したのをみて、

ちょっとだけですけど、目頭が熱くなりましたから。

特にユキちゃんは流暢な英語で、質疑応答もさらっとかわす姿は予想以上。

聞くと、校友会賞とベストプレゼンテーション賞を受賞したとのこと、

さすが興譲館高校出身、と唸らせてくれました。

       

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で、この酔っ払いの学生、

うちの娘とおつきあいさせていただきたいとか、いうんですけど、

無理。

  

この子達、

文武両道というか、遊ぶときは遊ぶタイプが揃ったような。

最近、こういう若者は少なくなってきてるだけに貴重かも。

   

で、

恒例のスマホのチェック。

いかがわしいところに電話してないかとか、

詐欺電話に引っ掛かってないかとか、ね。

けど、この3年生、

おばあちゃんっ子、

って、なかなか今時いないタイプでした。

    

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しかし、

おもろかったなあ、

笑ったなあ、、、

 

みんな、

社会に出てもこの調子で頑張れよ!

  

   

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2026年2月18日 (水)

120%の努力

   

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地元の米沢興譲館高校とは高大連携という形で教育に、研究に協力させていただいてるんですけど、この私も10年以上前からスーパーサイエンスハイスクール運営委員として関わらさせていただいております。

今朝も運営委員会があり、次年度のことについて話し合い、

午後からはサイエンスリーダー育成塾の専門研究成果発表会でした。

 

専門研究というのは、高校生たちが工学部の研究室に半年間インターンシップとして滞在して研究することです。その成果の発表会です。

学会みたいに7分の発表と3分の質疑応答。

しかも、国際会議並みに英語で。

  

まあね、

高校生にとっては研究発表だけでも大変なんですけど、

英語でやれって、無茶ですよね。

    

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最後の講評の時に言いました。

このプログラムの目的の一つは、大学研究室に所属して最先端の研究を経験する。

研究テーマというのは、マスコミやネットで手に入る情報なんてほんの一部で、実際には無限大にあるということも知ってほしいです。

それと、英語で発表するというド緊張状態を味わうこと。

一度、そういう極限状態を経験をすると2度目は慣れます。

今後はどんな発表も平気になるでしょう。

  

人は120%の努力を続けると、実力は伸びていきます。

100%やそれ以下では成長しません。

200%では続きません。

4月から3年生ですね、入試に向けて勉強するわけですけど、120パーセントの努力を忘れずに頑張ってください。

目標の大学に合格しますよ。

 

みたいなことで励まして終了しました。

  

最後に、研究指導していただきました先生方、

お忙しいところを有り難うございました。

来年度もよろしくお願いいたします。

 

 

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2026年2月17日 (火)

スターサイエンティスト?

     

数ヶ月前に取材を受けました。

自分自身、結構おもろい記事やないか、ということでご一読をお勧めします。

   

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第1章:有機ELの魔法——電気で光る有機物との出会い

偶然から始まった研究人生

城戸氏の研究人生は、実は偶然の連続だった。早稲田大学応用化学科に進学したのも「親孝行のつもり」で、化学は大嫌いだったという。父親がプラスチックの成形加工の町工場を営んでいたからだ。「講義にもほとんど行かなかった。馬場から西早稲田まで25分も歩かなきゃいけないし、大教室で先生がボソボソ何か言ってるだけで、1回行ったらもうええわ、みたいな」と当時を振り返る。

転機は4年生の研究室配属だった。土田英俊研究室で初めて触れた最先端の研究の世界。「高分子でも有機物でも、分子設計して合成したものって、今まで地球上に存在してなかったものなんですよ。それに気がついて、自分の手の上に乗ってるこの白い粉って、地球上で俺が初めて手にしたもんやって。ワクワクしますよね」

   

つづきは、
INNOVATIA「未来をつくるスター・サイエンティスト」で。


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2026年2月12日 (木)

結婚祝い

  

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昨夜は自宅ですき焼き、

まあ、誕生日なんでね。

で、今夜は行きつけのお店でステーキ。

卒業生の結婚報告ということでお祝いです、

 

新郎は台湾からの留学生で、

博士課程を修了。

日本が大好きということで、地元、米沢の外資系企業に就職。

新婦は県内出身で、6年前に英語のイベントで知り合ったとのこと。

明るくて、可愛らしいお嬢さん。

 

しかも、 

歳の差なんと9歳。

羨ましいこと、、

   

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そんなわけで、

馴れ初めを聞いたり、

これからの仕事のこととか、

楽しい時間でした。

 

またご飯食べようね。

 

 

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2026年2月11日 (水)

67歳

  

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2月も11日ともなるとちょっと春めいてきましたね。

建国記念の日ということで、全国的には祝日なわけで、

この日は知る人ぞ知る白熱電球を実用化したトーマス・エジソンの誕生日でもあり、

そして白色有機ELを発明した城戸淳二の誕生日でもあります。

  

多くのお祝いメッセージをいただき、

誠にありがとうございます。

  

67歳ということで、

一般には高齢者なんですけど、

全然自覚もなく、

定年しても特任教授フェローとして大学で活動していると、

30歳で助手として米沢に来た頃と、精神的には何ら変わりもなく、

世の中の高齢者ってこんなに元気なのかなと少々疑問を感じる今日この頃でもあります。

 

と言っても、

企業に就職した卒業生が定年を迎えたり、

ちょっと前まで子供だった娘は社会人としてバリバリ働いてたり、

周辺の人々を見ると、

随分と月日が経ってしまったものだと実感します。

   

そんなわけで、

体力が続く限り、

精神年齢が定年を迎えるまで、

研究と人材の育成は続けていきますので、

これまでどおりご支援よろしくお願いいたします。

 

それから、もうすぐYouTube始めますので、

そちらもよろしく。

   

   

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2026年2月10日 (火)

誕生日のケーキ

  

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このバカブログ、昨年10月9日から更新がなかったということで、多くの方々にご心配をおかけしました。

すまんすまん。

このとおり、ピンピンしております。

 

まあね、

一度お休みすると、怠け癖がついてズルズルとブログなし生活が続いてしまうわけでね、

悪い癖です。

  

で、

今日は突然何かというと、学生さんたちが誕生日を祝ってくれたんです。

嬉しかったんです。

もう、正式な城戸研究室はありませんからね。
    
  

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昼過ぎですね、

オフィスでパソコン相手に仕事をしてると、

ドアをノックして学生さんたちがゾロゾロゾロと、、

  

はっ?

と思って手元を見ると、大きな箱。

バースデイケーキでした。

  

今回は午年ということで、

競馬をモチーフにしたデザインで、

もちろん米沢市内のシャトレー製。

朝から何時間もかけて描いてくれたとのこと。

嬉しいじゃあないですか。

 

小一時間ほど、話したんですけど、

リクルート活動の際に、山形大学工学部というと、

城戸先生の学生さん?

みたいな話になって、

盛り上がるとのこと。

嬉しいじゃあないですか。

  

そこで言ってあげました。

 

今はね、城戸研の流れをくむ笹部研究室で、

しかもこうやって個人的に城戸にも指導を受けてる身なので、

堂々と城戸の弟子を名乗っていいんだよ、

と。

 

今の未来創造ラボラトリーの塾生たちもそういう意味では城戸の弟子です。

企業の皆様、

弟子たちはきちんと指導し、育てておりますので、もし面接等で見かけることがありましたら、

目をかけてやっていただければと思います。

   

     

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