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2025年4月18日 (金)

日本一を目指せ!

   

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きょうは日本一のすき焼きプロジェクトについて関係者と打ち合わせをしたんですけど、

その素材とか作り方とかサービスの仕方とか仲居さんの年齢とか風貌とか知識レベルとか、いろいろと細部にわたってディスカッションしてから、

話がいつものように横道に逸れて、

米沢人、山形人の食の好みにまで逸れまくり、

グルメのまち大阪から来たよそ者の立場でキッパリと意見を申し上げました。

    

まず、ラーメン。

山形県内にそれぞれの市町村でご当地ラーメンがあります。

その土地の人たちは、そこが一番と言います。

それを聞いて、よそ者が食べに行きます。

で、

なにこれ、どこがうまいの?

よくある話です。

  

そうなんです。

生まれ育ったところの味というのがカギと鍵穴の関係で一番美味しく感じるのは当然。

けど、重要なのはラーメン好きなら全国のラーメンを食べ歩き、味覚のダイナミックレンジを広げ、

そして第三者的に評価する。

基本、一般ピープルはそれができてないんで、

よそ者に、なにこれって、言われます。

    

次に、

イタリアン。

    

米沢には本格イタリアンの店はありません。

というか、あったけど無くなりました。

おいしい町イタリアンはあります。

なぜなら、

米沢人は本格的なイタリアの味には慣れてなくて、

美味しく感じないからです。

ちなみに写真はナポリの料理です。

     

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同じく中華料理。

ありそうで、ないんですよね。

 

山形市に大阪王将がありました。

過去形です。

安くて美味かったです。

特に餃子の焼き方が絶品でした。

山形市に行くときには楽しみにしてたくらいです。

大阪王将が撤退する地域って、

その地域の人たちが、基本、中華をあまり食べないということです。

だから中華料理不毛地帯ということです。

     

米沢にはもちろん本格フレンチは存在しません。

なぜなら、本格的になればなるほど食材に凝り、調理法に凝り、食事代も高くなり、週一ではとてもいけません。

まあ、いいとこ月に一回でしょうね。

しかも、本格フレンチを美味しいと感じる人はどれだけいるでしょうか。

    

ということで、

人口が8万人切るここ米沢で本格高級店でやって行こうとすると、

なかなか難しいのです。

かつて、

大阪でイタリアンレストランを経営する友人に聞いたことがあります。

米沢にも店出してくれよって聞くと、

彼がひとこと、人口はナンボや?

ワタシ、9万くらい。

あかんわ、20万ないと難しいで。

   

で、

どういう店が成功してるのかというと、

例えばイタリアンだったらアル・ケッチャーノ。

鶴岡の辺鄙なところで開業されましたけど、

そのストーリー性が受けました。

オーナーシェフのキャラが受けました。

テレビでました。

県外からも客が来ます。

支店がいっぱい出来ました。

こんな感じです。

    

ということで、すき焼き。

県外からも、国外からも、

すき焼きなら米沢、

すき焼き好きに、

死ぬまでに一度は米沢ですき焼き食いたい、

と、思わせるような

すき焼きじゃないとダメなんですね。

京都の名店には勝てません。

近江にも勝てません。

もちろん松坂には勝てません。

そんな日本一のすき焼きを考えてますので、

すき焼き好きのみなさん、

ご期待ください。

     

    

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