小さい靴
5月31日の昼、米沢駅前のラ・スカルペッタ。
イタリア人が作ったらこうなるナポリタン。
特別に目玉焼きを乗せて。
喫茶店のナポリタンは、日本国内どこでも食べられますけど、
こういう本格的ナポリタンは、ある意味世界でもここだけです。
実は裏メニューで、月に一度は無理を言って作ってもらいます。
5月31日の夜、米沢駅前のラ・スカルペッタ。
おまかせのコース料理。
イタリアの味そのもの。
以前、ナポリ大学の教授を連れてきたら、本国と同じと涙をちょちょ切らせました。
パスタ好きの私的には、
ここのシェフが紡ぎ出す素材の組み合わせが絶妙で、
東京はおろか、イタリアでも食べられないかも、
と感動してました。
とにかく、
食材、味に対する妥協は一切なく、
客の驚く顔、笑顔、それを見るのが楽しみというシェフ。
米沢にこういうお店があるのは、奇跡、
とまで思います。
というか、米沢だからできたのか。
しかも値段はリーズナブル。
東京じゃあ絶対無理、的なコスパ。
そんな本格イタリア田舎料理店 ラ・スカルペッタが5月31日で閉店しました。
実はシェフはこの店のオーナーじゃなくて、
オーナーが他のことやりたいと、お店を閉じるとのこと、
いやあ、
オーナーさん、この店の価値わかってんの?
絶滅危惧レストランみたいなもんで、なんとしても守らんといかんでしょ、
と言いたいです。
そもそも、スカルペッタとは、イタリア語で小さな靴、なんですけど、
お皿に残ったソースをパンで拭って食べること、を言います。
そんな自信のある美味しい料理を次から次へと提供してくれた今泉シェフ。
顔では笑って、心で泣いて、
また一つロウソクの火が消えました。
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