印刷エレクトロニクス
この記事、書いていながら酔っ払ってアップするの忘れてました。
すいません。
ミュンヘン二日目ですね。
↓
ミュンヘンの朝もドイツ的バイキング。
昨日までのホテルより質がワンランクグレードアップした感じ。
で、
今日も会場へ、
ちょっと遅めにブースに行くと、
担当曰く、昨日来た謎の人物がまたやってきて、
根掘り葉掘り質問して行ったとのこと。
全く、油断も隙もありゃしない。
他にも韓国の某S社の人が来たりで、
いやあ、
最先端は注目されるなあ、みたいな感じ。
他にも多くのブースがあって、見学してきたんですけど、
オープンイノベーションで有名なオランダのホルストセンターからはマイクロLEDを使った試作品。
なかなかの出来栄えですよ。
日本企業はこういうところには何億円と出す割に、
日本の大学には、セコイんです。
だから、山形大学に各企業が1億円でも出して、
それが10社も集まれば、
外国でやらずにオール日本で最先端技術を開発できるのに、
舶来主義っていうか、
外国製を有り難がるっていうか、
そういうのが嫌なんですよね。
スペインブースもあって、
電極の印刷に関して試作品が展示してありました。
とにかく、今や基板上の金属電極は印刷で作製するのは普通になってきました。
金属を印刷するんですから、一昔前まで考えらえれませんでしたけど。
もちろん、印刷型の有機太陽電池も展示されてて、
このクラスの太陽電池は外国では何の問題もなく製造できるレベルまで仕上がってます。
日本は遅れてますね。
特に、この会社のものは半透明で、
意匠性も高く、
デザイン性のある窓ガラスにも使えますね。
農業用としては、実際にハウス栽培の屋根部分に設置して、
発電して充電できるハウスとしての実証実験も行ってます。
この点でも日本は遅れてますね。
それから、世界と日本の違いは、日本以外では有機太陽電池が主体的に開発されてるのに対して、
日本では、ほぼペロブスカイト太陽電池ばかりです。
なぜなら、それが日本発だからです。
ただ、残念ながらペロブスカイト太陽電池は鉛を含有するので、
ヨーロッパではいくら発電効率が高くてもペロブスカイト太陽電池は使用できません。
だから、有機太陽電池に力を入れるんです。
そんな、事情も実感できるのがこういう国際展示会で、
国やJST、NEDOの関係者は是非とも参加すべきですよ。
井の中の蛙、大海を知らずにならないようにね。
ブースの撤収も終わり、会場出口に向かって歩いていると、
ふと見ると日本人観光客が記念写真を撮ってました。
お疲れ様でした。
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