大学教授の本
米沢ー大阪新幹線往復約十時間、
旅のお供はこの2冊。
いずれも大学教授の本。
同業者ですね。
行きは、こっち。
文系教授の人生、みたいな感じ。
短大から始まったこの人の教員人生、
いかに私立短大が教育機関として、
いい加減でダメかということが体験談として容赦無く暴露されてます。
そこまでダメダメ的にダメなのかと、笑えます。
そして、
T地方国立大へ異動、
最後に関西私学の雄である関西学院大へ。
最終的に高級取りになったハッピーエンドストーリーと思いきや、
最後の最後の大どんでん返しで目頭が熱くなります。
ご本人と一緒にお酒でも飲みながらじっくりお話を聞きたくなりました。
読み物としては、まあまあ面白いかな。
ぜんぜん参考にはならないけど。
帰りは理系教授。
著者はよくよく見ると、
早稲田大学理工学部応用化学科の先輩に当たる人。
まあ、同じ研究室ではないものの、
研究もイオン交換樹脂は私が学部の時に行ったテーマとめちゃ似てるし、
同類項やんか。
どんな内容の本か思いきや、、
まあ、なんというか、
高校で出前授業でウケた話とか、
市民講座で白けた話とか、
学外での講演活動のことが主で、
学内でもベストティーチャー賞を受賞したとか、
研究以外での広報活動が自慢げに紹介されてます。
ちょっとだけ企業との共同研究の紹介もありますけど、
正直言って、参考にしてはいけないケースもちらほら。
企業からの共同研究費は100万円と限定してるとこなんて、
自慢にはなりませんよ。
この先生、講演会でもダジャレを連発されるらしいですけど、
ここでも1ページに一回程度はダジャレが紛れ込んできます。
多分、著者は読者がくすくす笑っているとお思いでしょうが、
全然笑えないところが笑えます。
こういう人と酒を飲むとダジャレを連発するんだろうなあ、、
で、
この種の本、私としてもこの35年間の経験を活かして出版してもいいんで、
興味のある出版社の編集者の方、
ご連絡ください。
地方国立大の表と裏、
おもろいと思いますよ。
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