ドイツ
昨日、オフィスにJST newsが届きました。
で、見たら表紙にどこかで見たことある顔。
はい、
私と佐野教授です。
JSTの国際共同研究であるSCICORPの取り組みを紹介いただいてます。
有機ELをディスプレイや照明じゃなく、
センサー用の光源として実用化する技術開発プロジェクトです。
具体的には我々が近赤外発光有機ELを開発し、
ドイツ側は受光部分を有機半導体で開発するという役割分担です。
ドイツはドレスデン工科大のカール・レオ教授のグループ、そして関係のある大学発ベンチャーのゼノリクス社。
こちら日本は山形大城戸・佐野のグループ、そして山形県内の伊藤電子工業社。
産学連携の国際共同研究なんです。
何を隠そう、レオ教授とはもう何年になるでしょうか?
少なくとも20年以上ですね、交流があって、
人材の交流だけじゃなくて、
こちらで2003年から山形県の有機エレクトロニクスバレー構想を始めると、
あちらではOrganic Electronics Saxonyということで、ドイツ版の有機エレクトロニクスバレー構想を打ち出して、
羨ましいのは今でも継続しているところです。山形県のはすでに終わっていて、今では手弁当状態ですけど、
ドレスデンではゼノリクス社もそうですけど、まだまだ大学発ベンチャーが生まれています。
2009@上杉伯爵邸
特に山形大学工学部を抱える米沢市には、もっと工学部との連携を考えていただきたいものです。
日本で始まったことでも、プロジェクトは継続性がなくて単発で、これからという時に予算切れで解散なんですけど、海外では継続して支援して、ベンチャーが次から次へと生まれてくるところなんか、見習わないといけません。
ドイツといえば、
ドイツ企業との国際共同研究も多かったです。
2010
例えば、世界最大化学企業のBASF。
BASFの顔として、
広報誌でも紹介いただきました。
しかも、
現代のリービッヒ
として。
他にもMerck、
そしてオスラム、フィリップス(アーヘン事業所)。
2006上杉祭り
一時はドイツ村と言われるほど、ドイツ人が滞在していました。
で、
さらに地域間交流にまで発展して、
協定を締結するに至りました。
2013
そして、
ザクセン周知事が来日される時には、
米沢をぜひ訪問したいということで、
その時には山形県知事も米沢に来られて調印式。
もちろん、当時の米沢市長や、
今の米沢市長も。
もちろん山形大学学長も参加しての、
上杉伯爵邸での昼食会。
2014
たった一人の大学教授のつながりが、
地域間協定にまで発展する。
これが理想です。
私に続く人、
出てきてください。
ということで、
こちらの応援クリックもお願いします。
↓
« 最終講義の参加申込先 | トップページ | ラーメン »