鍋洗い
二人の一流料理人の著書、
なかなかおもしろい。
ドラマ、天皇の料理番でもそうでしたけど、
一流は、若い時に鍋を洗った。
洗いまくった。
いやというほど洗った。
死ぬほど洗った。
その結果、
見えるようになった。
今時、寿司職人になるには、
料理学校に行けば半年でカウンターに立てるようになる、
なんて言われます。
そりゃそうでしょう。
目の前にいるのが、子供や外国人で、
そこそこのものを提供すれば喜んでくれる。
けど、
寿司職人のてっぺんに立てるかというと、
まず無理でしょうね。
実は、これって研究者でも同じことなんです。
叱らない、
褒めて育てる、
なんでも手取り足取り、
しかも最新装置があれば、
誰でもボタンを押せばデータが取れる。
こんな環境で、ノーベル賞受賞者が生まれてくるとは思えません。
有機化学であれば、若い時は、フラスコ洗いまくるくらい合成する。
デバイス研究であれば、寝ずに装置の前にへばりついてデバイス作りまくる。
とにかくガムシャラに実験しまくれば、
見えてくるものがあります。
今時の恵まれた環境だと、楽してもそこそこ論文は書けるでしょう。
けど、絶対にてっぺんには立てないでしょう。
なんや、
料理人の世界と研究者の世界、
一緒やないか、
と改めて思った次第です。
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