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2023年12月11日 (月)

カステラ

  

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実は先週、

元福島大の教授に長崎からお客様があって、

その人は私ともちょっと関係があって、

城戸先生にとカステラを持ってきていただきました。

   

まあ、

私のカステラ好きは日本国民の30%くらいの人たちが知っていて、

それを気遣っていただいたわけです。

  

で、

ちょっと考えました。

なんで、

カステラがそんなに好きなのか。

     

で、

答えはすぐに見つかりました。

それは、

子供の頃の記憶にあります。

あの頃、食べて美味しいと感じたものは、

脳のシワに刻み込まれて、

その人の味の基準になります。

      

昭和の頃のお菓子といえば、

いただきもののカステラです。

駄菓子屋では買えないちょっと贅沢なカステラ、

それが美味しいお菓子の代表として、

記憶されたわけです。

   

すき焼きも同じです。

子供の頃は、年に何度かのご馳走であったすき焼き。

いただきものの松坂牛であることも多くて、

そのおいしさと言ったら、今食べても絶対に美味しく感じるでしょう。

とにかく、好きすぎて、好きすぎて、

いまだにご馳走イコールすき焼きです。

 

けど、

同じ牛肉でも、しゃぶしゃぶは好きでも嫌いでもない料理に格下げになります。

それはなぜかというと、

子供の頃、実家でしゃぶしゃぶは食べなかったからですね。

     

ということで、

味覚の発達する時に食べたものというのが、

その人の味覚の原型になるので、

ラーメンもうどんも、

子供の頃に食べた味が基準になります。

だから、米沢の人たちは米沢ラーメンが一番美味しいと思うわけです。

   

そういうわけで、

親は子供に何を食べさせるか、

よく考えないといけません。

冷凍食品とか、

レトルトばかり食べさせてると、

その他の何千万人と同じ味覚しか持ち合わせない大人になってしまいます。

   

母親の味というと、叱られるかもしれませんが、

私の場合、母の鯖の味噌煮とか、ニラ卵とか、

本当に美味しかったです。

今でも外食で似たものは口にすることはあっても、

超えるものに出会ったことはありません。

    

家内の料理にしてもそうですね。

最近は和食が多くなりましたけど、

中華を作らせたら、その辺の町中華なんて全然かないませんもんね。

そういう意味では、

うちの娘は味覚がそこそこ発達してると思います。

 

で、最後に、

いい忘れそうになりましたけど、

イナダさん、カステラ有難うございます!

  

 

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