今日は某地方国立大学からお招きした先生の講演会および夜のアルコール付きの情報交換会。
昼間のディスカッションは専門の話。
夜のディスカッションは地方国立大事情。
先方では電力料金が3倍になったとのことで、
執行部は節約を要請。
まるで、山形大学。
実は午前中にキャンパス会議というのがあって、
出席してたんですけど、
学部の収入よりも支出の多いケース(すなわち赤字ね)では、選択肢は二つしかなくて、
一つ目は、固定費をもっと下げる。
二つ目は収入を増やす。
固定費を下げるには、もうすでに行なっている
夜は7時以降は消灯とか、
連休を長くして学校に来させないとか、
まあ、
ネガティブな方法です。
そもそも、アクティビティを維持したまま固定費を下げるには、
すでに限界なのに、まだ下げようとするうちの工学部。
教員の新規採用も少なくなるかもしれません。
もし私が学部長だったら、
収入を増やすために、アクティビティの低い教授に外部資金を100万円でいいから獲得するように説得しますね。
説得できない場合は、アメとムチが必要なんでしょうけど、
基本的に、今、稼いでる教員にさらに稼げというのは無理があって、
これって学校の勉強と一緒で、
90点取ってる学生にもっと頑張って100点取るようにするよりも、
20点しか取れない学生に30点取らせる方が確実なわけです。
だから、これまで外部資金獲得額がゼロもしくは100万以下の教員100人が頑張って、各自100万稼げば、すぐに1億円になり、間接経費は3000万稼げます。
足し算ができればわかる簡単な算数です。
科研費をとりましょうという掛け声だけでは、
誰も動きません。
こういう前向きな、ポジティブな戦略って、どこの地方大学も思いつかないようで、
どこの大学も、
似たり寄ったりやなあ、
と思ったわけです。
最後に、
講師の先生と意見が一致したのは、
このままだと、10年後、
地方から沈む。
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