10兆円ファンド
日本が科学技術立国と呼ばれたのも昔の話、
今や研究レベルも他国の後塵を拝し、
ものづくりでも、その技術力は著しく低下し、
まあ、
この国はもって20年かなと思う今日この頃ですけど、
最近の話題がこれ、
10兆円ファンド。
まあ、
わかりやすくいうと、
旧帝大中心に莫大な研究教育資金を投下して、
世界と戦える大学を作るというものです。
そうですね、
またかっ、
っていう感じです。
最近では、
地方大学では電力料金が1.7倍とバカ高くなり、
経営を圧迫、研究どころじゃなくなってきていて、
まるでコロナで困窮する家庭を思わせる状況で、
何らかの緊急の補助金が必要な状態です。
実は、
今朝、10兆円ファンドについて、
午前中にある新聞記者さんのZOOMインタビューを受け、
このように答えました。
そもそも、なぜこのように研究力が低下したのか、
いつからそうなったのか、
そのあたりを、よーく考えると、
交付金を毎年1%減にするという、戦後最大の改悪で、
地方大学から予算をむしりとり、
それを旧帝大に集中するようになったこと。
それと共に、
稼げる大学を目指せと、言い始めた頃ではないでしょうか。
すなわち、基礎研究から企業の下請け的研究にシフトさせたことです。
ということは、
まずやるべきことは、
交付金を増やし、自由に研究できる環境を作り、
そして、
地方大学にも集中して予算をつけて、特色のある大学を目指させる。
そんなことから始めるべきじゃないですか、
と申し上げました。
そもそも政治家は票に直結することしかしないので、
教育改革なんて全く興味がなく、頼りにならないので、
文部官僚に超優秀な人が現れるのを期待するしかありません。
これって、大谷翔平のようなスーパースターが文科省に現れるのを期待するくらいに、
可能性は低いです。
ほぼゼロです。
とにかく、
私が指摘するような改革を今すぐ始めないと、
20年後にはアジアのガラパゴス島と呼ばれ、
絶滅危惧種の日本人という民族がいる島になってしまうでしょう。
まあね、
私が東大の教授だったら、
こういう意見も国の中枢に届くでしょうけど、
地方大学の一教授じゃあ、
単なる犬の遠吠えなんですよね。
他にも、
記者さんには。多くのここだけの話を伝えたので、
どれくらい記事になるのかわかりませんが、
彼に期待するしかないでしょう。
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