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2022年8月 9日 (火)

10兆円ファンド

   

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日本が科学技術立国と呼ばれたのも昔の話、

今や研究レベルも他国の後塵を拝し、

ものづくりでも、その技術力は著しく低下し、

まあ、

この国はもって20年かなと思う今日この頃ですけど、

最近の話題がこれ、

10兆円ファンド。

  

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まあ、

わかりやすくいうと、

旧帝大中心に莫大な研究教育資金を投下して、

世界と戦える大学を作るというものです。

 

そうですね、

またかっ、

っていう感じです。

   

最近では、

地方大学では電力料金が1.7倍とバカ高くなり、

経営を圧迫、研究どころじゃなくなってきていて、

まるでコロナで困窮する家庭を思わせる状況で、

何らかの緊急の補助金が必要な状態です。  

   

実は、

今朝、10兆円ファンドについて、

午前中にある新聞記者さんのZOOMインタビューを受け、

このように答えました。

   

そもそも、なぜこのように研究力が低下したのか、

いつからそうなったのか、

そのあたりを、よーく考えると、

交付金を毎年1%減にするという、戦後最大の改悪で、

地方大学から予算をむしりとり、

それを旧帝大に集中するようになったこと。 

それと共に、

稼げる大学を目指せと、言い始めた頃ではないでしょうか。

すなわち、基礎研究から企業の下請け的研究にシフトさせたことです。

  

ということは、

まずやるべきことは、

交付金を増やし、自由に研究できる環境を作り、

そして、

地方大学にも集中して予算をつけて、特色のある大学を目指させる。

そんなことから始めるべきじゃないですか、

と申し上げました。

   

そもそも政治家は票に直結することしかしないので、

教育改革なんて全く興味がなく、頼りにならないので、

文部官僚に超優秀な人が現れるのを期待するしかありません。

これって、大谷翔平のようなスーパースターが文科省に現れるのを期待するくらいに、

可能性は低いです。

ほぼゼロです。

   

とにかく、

私が指摘するような改革を今すぐ始めないと、

20年後にはアジアのガラパゴス島と呼ばれ、

絶滅危惧種の日本人という民族がいる島になってしまうでしょう。

   

まあね、

私が東大の教授だったら、

こういう意見も国の中枢に届くでしょうけど、

地方大学の一教授じゃあ、

単なる犬の遠吠えなんですよね。

  

他にも、

記者さんには。多くのここだけの話を伝えたので、

どれくらい記事になるのかわかりませんが、

彼に期待するしかないでしょう。

  

 

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