カフェと喫茶店
昨日の続きです。
ラジオ番組収録の時に、
二十歳の学生さんの一人が、80年後の100歳の時にはカフェを経営していたい、
と言ったので、
ずいぶん元気なおばあちゃんだなあ、と思いつつ、
カフェと喫茶店とどう違うのか聞いたんですけど、
納得できる答えが聞けませんでした。
自分自身が二十歳のころは、
大阪にはカフェなんて洒落たものはなくて、
喫茶店でしたね。
サテンと呼んだり、
チャミセ とか、
チャー行こか、と友達を誘ったり。
夏だったら、
レーコー飲んだりしてね。
当時は他に純喫茶とかあったりして、
うぶな私には、全く違いもわからないまま
大人になりました。
で、
最近のカフェです。
まあ、
当時、子供の頃ですけど、
よくわからない日本語としては、
街で見かけた
モータープール
とか、
月極
とか、
全く意味不明でしたね。
プールなのに水はないし、
げっきょく
って何?
みたいなアホな中学生でした。
まあ、
それはいいとして、
今時の大学生はサテンなんて言わず、
カフェ
と呼ぶようなので、
喫茶店とカフェは同じなのか、
という話になって、
具体的な店名をあげて、
議論しました。
例えば、
大学正門前のブルーノートは、
間違いなくジャズ喫茶やろ、
と私がいうと、
いえいえ、あそこはジャズカフェです。
と学生さんが反論。
まあ、
私の認識では、
ルノアールのような
椅子とテーブルが置いてあって、
音楽が流れ、
ゆったりとコーヒーなんか飲んでゆっくり寛ぐのが喫茶店。
食べ物はミックスサンドとかナポリタンね。
で
カフェはもちろんコーヒーが売りで、
さらにそのお店ならではの食べ物があって、
内装も小洒落てるのが特徴、
と思ってました。
ブルーノートは
店内に流れるジャズが売りですし、
コーヒーは自家焙煎でめちゃうまいし、
ナポリタンかカレーしか食べないし、
内装は小洒落てないし、
立派なジャズ喫茶ですよね。
で、
自宅から車で3分の
うふカフェは、
満場一致でカフェです。
小高い場所にあって、
広い田んぼ越しに、
米沢市を展望して、
内装もフランスの田舎みたいに小洒落てて、
ガレットやクレープがおいしくて、
もちろん美味しいコーヒーもあって、
店主はフランス人形みたいな可愛らしい女性だし、
どこを切り取ってもカフェですね。
で、
そんな見た目で判断してもいいのかと思い、
念の為、ググってみて驚きました。
カフェも喫茶店も、保健所からの営業許可が必要ですが、実はそれが異なるのです。
カフェは飲食店営業許可を、喫茶店は喫茶店営業許可に分類されます。
飲食店営業許可は喫茶店営業許可と比べて取得が難しい分、提供できる飲食品の種類が広くなります。
それに、飲食店営業許可を得ているカフェでは、アルコール類の提供ができますが、喫茶店営業許可ではできません。
これは大きな違いですね。
それに、飲食店営業許可があれば、手の込んだ料理を提供することができますが、喫茶店営業許可では、単純な加熱調理しかできません。
ですから、喫茶店ではコーヒーなどの飲み物と、ケーキやお菓子などの軽食しか提供できないということになります。
ただ、
店名に関しては、店主がカフェと名付けたり、喫茶店と呼ぶのは自由とのことです。
ですから、カフェじゅんちゃん、なんて名前の喫茶店があっても問題ないわけです。
ということで、
まとめますと、
法律上の喫茶店とカフェは異なる。
喫茶店営業はあくまでも飲み物と軽食。
カフェは飲み物もアルコールはOK、軽食ばかりでなく手の込んだ料理も提供できる。
ということでは、
カフェというのは、レストランみたいなもので、
店主がレストランと呼ぶのか、
ビストロとか、ブラッスリーとか、
リストランテとか、トラットリアとか、
なんと名付けるかは、自由なわけで、
カフェはその中でも最も規模的に小さいもののようです。
これで喫茶店とカフェの違いが明確になりました。
けど、
一つモヤモヤが残ります。
いわゆる喫茶店のナポリタンですが、
ああ見えて、単に加熱するだけの調理じゃないんで、果たして喫茶店で提供してもいいものなのかということ。
ナポリタンがよければ、ミートソースもいいし、
ジェノベーゼもいいし、カルボナーラもいいし、
まあ、パスタ類はOKということになって、
じゃあ、ピザもいいんじゃないかということで、
立派なイタリアンレストランができてしまいます。
喫茶店営業許可でどこまでできるのか、
ご存知の方には教えていただきたいと思います。
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