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2020年1月 9日 (木)

バリアフリーの温泉旅館

   

米沢品質アワード受賞者、最後の紹介です。

   

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山形といえば温泉、

米沢の温泉といえば米沢八湯、

八つも温泉があって、よりどりみどりです。

   

しかし、

バリアフリーといえばここだけです。

小野川温泉の登府屋旅館(とうふやりょかん)。

   

アワード受賞、おめでとうございます。

   

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まず、

アイデアマンの若旦那です。

 

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アマチュア落語家でもあり、

イベントも企画されてます。 

  

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と言うことで、

受賞ポイントは

・高齢化の流れにあっている

・個性の広がりに可能性を感じる

  

とのことです。

   

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まあ、

アメリカと比べると車椅子で外出する人が少ない日本。

それは、外出しても不便だからしないのか、

車椅子で外出する人が少ないから整備されないのか。

 

いずれにしても、世界標準から遅れてることには間違いない。

   

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ということで、

今後、もっと車椅子でも気軽に外出できて、レストランで美味しいものを食べたり、温泉に泊まったり、

それが普通にできるような社会になればいいと思います。

   

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その先駆けが、

登府屋旅館と言うことで、今回の受賞なんでしょうね。

   

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もちろん、車椅子で不自由なく過ごせる施設であることは間違いありません。 

    

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温泉にも入れます。

  

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こうするには、施設の改修にお金がかかります。

客商売としては、その資金を回収できるかどうかが問題です。

お客さんが増えるなら、他の温泉旅館もやるんでしょうけど、

その辺どうなんでしょうか。

興味があるところです。

        

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落語会はいいですねえ。

私も機会があれば、ぜひ聴きに行きたいです。

   

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若旦那曰く、

通常のブランド戦略ではない。

 

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取り組む姿勢が評価される、

と。

  

そうですね。

特に第一回目ですから、今後の取り組みも注目されます。

   

   

私個人として期待するのは、

バリアフリー化を小野川温泉全体に広げ、

小野川温泉自体がバリアフリー温泉として有名になることです。

    

それから、

一般客にとってはバリアフリーは関係ないので、

もっと食事、温泉施設を充実して、 

山形だと小野川温泉と言われるくらい、小野川温泉を有名にして欲しいと思います。

    

そのためには、

温泉全体の取り組みとして、

佐藤畜産の米沢牛や

地元佐藤豆腐屋のおいしい豆腐、

鷹山秘伝豆のジェラートを夕食で提供し、

雪割納豆を朝食で提供したり、

 

とにかく、

食事は美味しくて、米沢らしい特徴のあるものにしないとリピーターは生まれませんし、

口コミで評判も広がらないと思います。

   

それに、小規模な旅館では人と人とのつながりでしょうね。

ペンションなどでは、オーナーさんとの語らいが楽しみであったりしますから。

そんな人としての暖かさ、おもてなしが感じられる温泉旅館が生き残れるでしょう。   

    

温泉旅館は、どこも客が減って大変ですが、

基本は原点に立ち返ること。

   

自分だったらどんな温泉に泊まりたいか、

大切なひとをどんな温泉にお連れしたいか、

それをじっくり考えればいいことです。

  

首都圏からのお客さんは、何を期待するでしょうか?

ゆったりと温泉につかることと、美味しいその土地の食材を使ったおいしい食事です。

山の中の温泉にマグロの刺身は期待していません。

     

そんなことで、

登府屋旅館もバリヤフリーやイベントだけじゃなく、

本来の温泉と食事と人の温かみで有名になるよう、

これからも頑張っていただきたいと思います。

    

   

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