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2016年10月 2日 (日)

3年

 
 
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先週、金曜日のこと、学部三年生がオフィスに挨拶に来ました。
 
そうです、
城戸研究室に配属されたのです。
 
 
山形工学部機能高分子工学科では、3年の後期に「リサーチプロポーザル」という単位があって、これは研究室に配属して、卒論研究の下準備をするものです(と私は理解してます)。
 
まず最初の二ヶ月は、「城戸研研修プログラム」があって、全員が、
 
・ 有機半導体材料の合成
・ 精製
・ 物性評価
・ 有機EL素子の作製
・ 特性評価
 
の、一連の実験を行います。
また、専門分野の論文を読み、年明けには研究プロポーザルを発表します。
もちろん、そのプレゼンには先生方がツッコミを入れまくるわけで、この半年で、研究を行うための基礎知識からプレゼンテーションの仕方まで、叩き込まれるわけです。
ですから、4年生はすでに戦力ですね。
 
 
通常、卒論論文の研究は4年になってから、というのが多いわけですが、学部卒で就職する場合は、研究室配属にもなってない段階で、就職活動では面接で自分の研究のことも話せず、それなら3年の後期から配属してより専門の研究を勉強してもらいましょうということで、いつからかは忘れたけど、この制度が始まりました。
 
配属方法は結構民主的で、学生の希望を聞き、定員をオーバーしたら成績順に希望を叶えるというものです。ちなみに、教授4名、准教授4名、助教2名が定員です。
うちの場合、城戸・笹部研ですから6名ですね。
 
そこで、希望したもののあぶれたらどうなるかというと、空いてる研究室への配属となるわけで、たいてい人気の研究室は第一希望で埋まってるので、人気のない研究室への配属となります。
 
そんなことで、
学生間ではいわゆる駆け引きもあるわけで、たとえば「城戸研は成績優秀者の希望で定員オーバーしてる」なんて、噂を流しておいて、ちゃっかり自分が配属されるとか、まあ、あぶれると第二希望どころか、行きたくもなかった研究室に配属になる危険性があるわけで、みんな必死なわけです。
 
 
だから、1年生には担任がはっきり言ってると思いますけど、行きたい研究室に行きたければ、しっかり単位をとって良い成績を残してください、とね。
 
 
だから、
うちの研究室に配属された3年生は、
 
・ やる気がある
・ しっかり勉強してきた
・ モチベーションが高い
 
学生がほとんどです。
しかも、こうやって3年後期から鍛えられるわけで、
社会に出ても、間違いなく活躍する若者たちです。
(もちろん、まれに例外がいますけど)
 
これらの若者たちは、間違いなくこれからの日本の科学技術を背負って立ちます。
顔を覚えておいてください。
城戸が期待する若者たちです。
 
 
 
 
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