ジャパンディスプレイ
ディスプレイバンクから:
【世界】【韓国】AM OLED韓国独走への対抗 ――― 日本、台湾、中国の猛追
韓国先行のOLED市場で、日本、台湾、中国など競争国の追い上げが激しくなっている。外信と関連業界によれば、パナソニックはTV用AM OLEDパネル生産のために姫路LCD工場をOLEDラインに切り替えると伝えられた。姫路工場は第8世代(2200 × 2500㎜)LCDラインだが、ラインを切り替える設備導入を急ぎ2012年から40インチ以上のOLED TV用パネルの生産に乗り出す計画だ。東芝、ソニー、日立3社の中小型ディスプレイ事業法人「ジャパンディスプレイ」も、2012年にはAM OLED開発に本格的に乗り出す予定だ。遅くても2013年からは、AM OLEDを量産する計画だ。
この動きは、SMDのモバイルAM OLED市場に続く大型TV市場への拡大戦略、 LGディスプレイのモバイ
ルをスキップして2012年からOLED TV市場に本格進出する計画への牽制になる。
台湾や中国企業も、動きが速い。台湾のAUOは、10月に日本で開催のFPD展示会で、4.3インチと6インチの透明AM OLEDパネルと32インチTV用パネルを初公開した。また、4インチのフレキシブルAM OLEDも公開、全分野で技術開発を進めていることを誇示した。 CMIも同様に展示会で、「 真のOLED 」と名付けた白色(W)OLEDパネルを披露した。
中国は今年6月に、BOE、TCL、IRICO Group Electoronics、天馬微電子など19社のディスプレイメーカーが集まって、「AM OLED産業連盟」を結成して、企業間の協力による技術力確保に乗り出した。IRICO Group Electoronicsは、3.5世代AM OLED設備を試験稼動していることが分かった。天馬微電子も4.5世代ラインでAM OLEDの試作品を出した。 BOEは220億元(約,2800m万円)を内モンゴルのオルドス市に投資、5.5世代のAM OLED生産ラインを構築するという計画を発表した。
韓国産業技術評価管理院のムンデギュディスプレイPDは、「最近、AM OLED市場は国および多国間の競争構図に変化している」とし、「韓国企業は大規模な量産技術はもちろん、源泉技術の確保にも積極的に取り組まなければならない時期だ」と指摘した。
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ということで、中小型ディスプレイは10年後には全部有機ELに変わってるでしょう。
そのなかでどれだけ日本が存在感を示せるか、ジャパンディスプレイへの期待は大きい。
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