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2011年10月

2011年10月31日 (月)

クレイマー、クレイマー

 

1

 
何を隠そう、嫁がいなくて昨日からクレイマー、クレイマー状態。
父子家庭です。
 
ということで、今朝も久しぶりに朝ご飯を作った。
まあ、男の料理と言う事で、許してちょ。
 
 
で、さっきもそろそろ洗濯しようかなと思ってたら、娘が一言、
 
「パパ、洗濯物ためないでね」
 
わかってるっ、ちゅうねん。
 
「ハイハイ、わかりました。」
 
と返事。
 
 
あの〜、どなたか若い娘さん、
うちに手伝いに来てくれないでしょうか。
 
 
よろしく。
 
 

 
 
 

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2011年10月29日 (土)

大阪

 
 
きょうは大阪でした。
さっき、帰宅しました。
   
朝早く、東京から新幹線で新大阪へ。
そこからタクシーで竹見台中学へ。
 
運ちゃんに竹見台中学と言っても場所を知らないので、電話番号を教えてあげるとナビに入力した。
いやあ、便利になりましたなあ、と運ちゃん。
 
訪問先からの学校までの道筋を運ちゃんには教えたんだけど、ナビの最短距離でいきますと言って、ナビを信じたら道が混んでて、時間がかかった。
しかも、住宅街に入って迷うわ、  
最後には、途中で、ここから歩いた方が早いです、とか、
 
こらあ、
 
お前はプロの運転手か!
って、激怒しそうになったけど、人間コアラと呼ばれているほど温厚な私、
はいはい、そこを左に曲がってみてください、
と車を誘導した。
 
いやあ、最近のタクシー運ちゃんはあかんで。
 

(写真)講演中の管理人。

1  
 

(写真)校長先生らと記念写真。
 
1_2  

で、なんで竹見台中学かと言うと、ここのPTA会長が山形大工学部の卒業生で、しかも北嶋先生の教え子。
そんなことで、北嶋先生経由で講演の依頼に来られたのだ。
 
45分の講演。
ショートバージョン。
熱いPTA会長と、熱心な校長先生で、生徒たちは礼儀正しく、元気よく、
いやあ、やるなあ、竹見台中学、と感心した。
 
 
お昼のお弁当を中学でいただき、
校長先生らと車で近くの千里高校へ移動。
 
こちらではロングバージョンの90分の講演。
スーパーサイエンス高校と言う事で、科学への取り組みが半端じゃない。
校長先生は女性できめ細やかそうで、とっても優しそうで、でも真はお強いんだろうなあ、とこの高校の生徒のレベルの高さは、先生方のレベルの高さに比例していると感じた。
 
特に、スーパーサイエンス高校は文科省から特別な予算が降りる訳だけど、先生方にとっては仕事が増え、責任も生じる。
でも、熱心な科学の先生と校長、そしてそれに応える高いレベルの生徒がおられるところは、この制度を利用する。
 
 
(写真)講演中の管理人。
 

1
 

(写真)校長先生らと記念写真をパチリ。

1_2  
 

生徒たちは熱心に90分間講演を聞いてくれて、
 
やるなあ、千里高校生、
 
と感心した。
もし、有機ELを触ってみたければ、冬のサイエンスキャンプに来ませんか? 
 
 
そんなこんなで、大阪の元気な中高生と出会えた有意義な一日だった。
 
 
 
 
 
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2011年10月27日 (木)

うなぎ

 
 
(写真)「神田きくかわ」にて。
1
 
 
昨日は久々に米沢にいたと思ったら、きょうはすでに旅の人。
朝一で上京して、午前、午後と2件のプロジェクト報告会。
特に午後の白色有機EL開発プロジェクトでは、順調に成果が出ていて、うちの分担でもとても興味深い結果が出だした。
材料、素子構造、ひょっとしたらこれが標準になるかもしれないなあ、と思うくらいのインパクトなのだ。
論文発表は近い。   
 
  
ということで、よしよし、よくやりました。
夜はうなぎ、ビールで乾杯。
  
 
この調子で世界一を突っ走りましょう。
 
  
 
 
  
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2011年10月26日 (水)

ブログ

 
 
(写真)ベルギーのビール(本文とは関係ありません) 
1_2
 
 
ブログと言うのは、個人の公開日記。
だから、何を書いても、何を表現しても勝手。
読みたい人が読めばいい。
 
 
でも、それが人を傷つけるとすると問題あり。
 
 
その分別がつくのは、いったい何歳なのか。
それは管理人にはわかりません。
個人差もあるでしょう。
 
 
でも、間違いなく中学生ではまだ早い。
だから、うちのバカ娘にはコンピューターを与えないし、ブログなんて書かさせない。
 
  
でも、今の世の中、いろんな考え方をする親がいて、コンピューターを与える親がいて、ブログで好き勝手を書く子供がいて、それがイジメの始まりになったりして、とにかく親の責任は大きい。
 
 
しかし、バカ親が増殖してしまった今となっては、その対策として、学校でその辺のところ、ルール作りをして生徒や保護者に指導すべきと思うんだけど、
 
 
どうなんでしょう、米沢市教育委員会様。
 

  
こんなバカブログを続けている張本人が言うのもなんですけど。
 
 
 
 
 
  
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2011年10月25日 (火)

名古屋から東京へ

   

(写真)笹部助教 in ブリュッセル(本文とは関係ありません) 

1

 

外国出張から帰ってきたと思いきや、
昨日から出張でした。
   
まず、朝一のつばさで名古屋周辺へ。
面談、
講演、
懇親会、
ディスカッション、
濃い内容の一日。
 
今朝、東京へ移動、
都内某所へ。
 
両方ともCIA並みの極秘任務なので、
行き先をあかせない。
 
すまんすまん。
 
でも、一つ言える事は、 
とっても重要で、
予想以上に実り多かった、こと。
 
それにしても、この二日間、
濃いいなあ。
 
 
で、昨日のエントリだけど、東北の支援、のこと、
これはマジに真剣に考えないといけない。
 
以前、東北は「復興」じゃなくて、「新生」しないといけないとこのバカブログで言いました。
それは、震災前にすでに経済は疲弊し、産業は衰退していたから。
だから、震災前に戻してもまったく意味がない。
 
だから、新しい産業を創出し、活性化する事、
それがとても重要。
 
 
これは日本全体に言える事で、東北でできれば、それは国内のその他の地域でも出来る事を証明できる。
だから、東北の新生は、日本の将来を占うとっても大事な事。
  
 
で、山形大の取り組み。
有機エレクトロニクス産業を創出し、集積する。
以前から言ってるように、米沢を活性化し、山形全体に広げ、
そして隣県の福島と連携しながら、まず南東北を元気にする。
 
 
特に米沢には福島からは多くの被災された方々が避難されてて、
米沢での雇用創出は緊急の課題ですから。  
  
  
有機ELはもちろん、
何を隠そう、有機太陽電池の研究開発も実は進んでいて、現在効率は6%、
来年には10%はいけそう。
3年後にはセルで15%を達成して、
同時にベンチャーを起こしてパイロットプラントを米沢に立ちあげる。
 
サンプル出荷、少量生産を経て、
5年後には大型工場、
個人的には山形県内か、福島県内に立地したい。
そこで量産する太陽電池パネルを全国で使ってもらう。
Made in 東北のメガソーラーシステムが、日本の電力需要を支える。
しかも、東北には新産業が生まれ、雇用が生まれ、みんなハッピー。
 
 
なんて美しい絵なんだろうか。
 
 
単なる「復興」に大きな予算を投じるより、「新生」を真剣に考えるべきだと思うんですけど、
いかがでしょうか、財務省のみなさま。
 
 
 
 

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2011年10月24日 (月)

東北支援

 
 
山形新聞ネット版から:
 
 
経産省、東北の産学連携を支援へ 200億円拠出、研究開発費を補助
 
経済産業省が、東北地方の大学が企業と組んで行う最先端の産業技術の研究開発に資金支援する方針であることが23日、分かった。国が200億円を拠出し、産学連携による研究開発費を補助。東日本大震災で被災した東北が、最先端の技術開発の拠点として再生することを目指す。
 
支援は、将来の事業化が見込まれる初期段階の最先端技術の研究が対象で、大学が産業界と連携するための運営組織をつくっていることが条件。東北の大学が中心であれば、他の地域や海外の大学が参加することも認め、公募で支援対象を決める。
 
経産省は、3年間にわたり複数の研究開発に資金を提供する考え。参加企業からも約600億円の投資を見込んでおり、国の拠出分と合わせ800億円規模の資金を確保できるとみている。
 
関係者によると、東北では、東北大の素材やITなどさまざまな分野で活用されるナノテクノロジー(超微細技術)、岩手大の精密な製品製造などに欠かせない金型技術、といった最先端技術の研究が進んでいる。
 
経産省の新たな支援策は、米国で政府主導のファンドがスタンフォード大などの個々の研究を資金援助している方式を参考にした。ITや半導体の分野でベンチャー企業がいくつも発足しており、東北でも新産業が生まれることが期待できるという。
  
・・・・・・
 
山形の有機エレクトロニクスの支援、イコール、東北の活性化です。
米沢にどれだけの被災者が移られたか、
でも職がありません、
だから、お父さんは福島で、
お母さんと子供達が米沢で、
 
これって、理想的ですか?
 
 
経済産業省さんの英断、拍手喝采です。 

文部科学省さん、
 
その辺のところ、いかがなんでしょうか?
 
 
 
 
 
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2011年10月22日 (土)

帰国

 
 
今朝、成田着。
米沢には昼過ぎに着いた。
 
いやあ、長い一日やで。
 
 

 
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2011年10月21日 (金)

木曜日

 
 
まず、昨日の正解から。
 
フランクフルトからブリュッセルに飛びました。
ソルベー社の看板、チョコレート屋さん、からベルギーと言う事わかります。 だいたい、このチョコ屋さんは以前もでてますね。 美しい広場はグランプラスと呼ばれるユネスコの世界遺産です。
ホテルは歩いて3分。
 
ここから電車で1時間半ほどで、ドイツのAachen(アーヘン)に。
アーヘンの大聖堂も世界遺産ですね。 ここにはフィリップス社の有機EL照明研究所があります。
 
ステファンと言うのはステファン・グラボウスキー氏で、EUの有機EL照明プロジェクト「OLED100」のプロジェクトマネージャー。
知る人ぞ知る人です。 その辺にいたアンちゃんとは違います。 しかも5年ほど前には城戸研に約1年滞在した私の弟子のような研究者なのです。
 
フィリップス、かなり積極的です。
 
  
 
で、翌日、木曜日。
朝早く起きて、今度はブリュッセルから電車で約2時間半。
 
オランダはアイントフォーフェン。
駅からタクシーで、着いたところがここ。
 
有機半導体の研究機関「ホルストセンター」。
ここはIMECのシスター研究機関で、オープンイノベーションで世界中から多くの企業が参加している。その方式をこの目で確かめる為の訪問。
 

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1_12
 

聞くと、プロパーの研究者、スタッフが160名。
ポスドクや企業から出向している研究者が70名。
全部で230名の大所帯。
 
来年できる山形大のイノベーションセンターが、プロパー約20名、企業から20〜30名を予定してるので、規模は5倍以上。 
 
 
嗚呼・・・
 
 
負けた。
 
 
でも、その内容を聞いて、
やりようによっては、
工夫すれば、 
メチャ頑張れば、  
    勝てる、
 
と思った。
 
 
でも、もっと軍資金欲しいんですけど、
経済産業省様。
 
 
よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
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2011年10月20日 (木)

さて、次は?

 
 
マンハイムで二泊。
火曜日にフランクフルトから飛行機で、

 (写真)フランクフルト空港にて。人がぶら下がる看板1fra


  
この空港へ。 なんか見覚えある看板、お店。   

 

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1

 

ここで3泊。
ホテルの近くには、世界一美しいと呼ばれる有名な広場が。

 

1_3  

 

ここをベースに電車で、水曜には、
こんな古くて由緒正しい大聖堂のある町へ。

ユネスコの世界遺産らしいです。

 

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わかるかなあ。
 
訪問したのは、有機EL照明を研究するある機関。
  

(写真)ステファンです。

 1_5


夜は、これまた由緒正しい市役所の建物の一階にある、
これまた由緒正しいレストランへ。

 

(写真)市役所です。米沢市役所と大違い。

 
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こういうものいただきました。
 

(写真)タイカレー風スープ。

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(写真)見てのとおり、貝柱とエビ。

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とても、おいしゅうございました。

 

さて、

ぶっちゃけ教授はフランクフルトからどこに飛んで、

翌日は、どこの国のどこの町のどんな研究機関を訪ねたのでしょうか?

あたった人は、かなりの有機EL照明ツウですな。

 

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2011年10月18日 (火)

マンハイム

 
 
答えは、
ドイツの「マンハイム」
でした。
 
カール・ベンツはここで創業しました。
シュツットガルトに博物館があるので、あちらが元祖と思われがちですが、マンハイムなんですね。
知りすぎると間違えます。
 
で、モニュメントの写真は1885年の「ベンツ」です。  
見た瞬間、オレでも作れそう、と思いました。
  
 
ところで、今回の出張で成田で本を買い込んだけど、その一冊がこれ。
 

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日経ビジネス。
 
特集記事が、
「ニッポンの稼げる技術100」。
  
そのナンバー3に上がっているのが、
「部屋を照らす魔法の板」。
 
はい、有機EL照明です。
ルミオテックのパネルが写真入りで紹介されてます。
 
いやあ、生みの親としてこれほどうれしいことはない。

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東北復興、日本復興のため、がんばります。 
経産省、文科省のみなさま、ご支援よろしくお願いします。 
 
 
PS 実は、日経トレンディの今月号11月号には、3ページに渡って有機EL照明およびぶっちゃけ教授が紹介されてます。
そちらもぜひご一読ください。  


 
 
 
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2011年10月17日 (月)

どこでしょうクイズ


日曜の朝、 こんなデカイ飛行機に乗って、

1     

着いたところがここ。
出迎えのタクシーの運ちゃんが並んでます。

1

なんか見覚えあるなあ、

ということで、簡単すぎるので。
そこからベンツで約1時間。 ついた町はどこでしょう。  

それだけじゃ、わかりっこないので、 
その町の中心広場の近くにはこんなモニュメントが。  

1        

原動機付き三輪車と言いましょうか、
有名な自動車会社の創業者、最初の製品らしいです。    

さあ、城戸はどこの国際空港から飛び立って、
どこに到着して、車でどこまで移動したでしょうか?  

まあ、このおっさんの行動パターンをよく理解しておられる読者の方なら一発でわかるかも。          

 

 

           
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2011年10月15日 (土)

有機ELニュースつづき

 
 
有機EL照明と言えば、カネカさんも頑張っておられます。
ちょっと古いニュースですが、日経エコロジーから↓
  
・・・・・
 
銀座に有機EL照明採用の飲食店 カネカが高級店を軸に市場開拓
ダイナックが運営する「水響亭」が、有機EL照明を採用した。デバイスを供給するカネカは、2020年に売上高1000億円を目指す。

・・・・・
 
ということで、銀座のバーに有機ELパネルが採用されました。
有機ELは品のある輝きなので品のあるバーには最適。
 

で、この記事を見て、とある有機ELパネルメーカーのK氏が友人と現場へ。
帰ってきて一言、
 
「なかなか奇麗です。でも、男同士で行くとこじゃないです。」
 
みなさんはガールフレンドとぜひ。
 
 
 
 
 
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2011年10月14日 (金)

有機ELニュース

 
 
東京急行電鉄 「自由が丘駅」への有機EL照明器具30台とLED照明器具1,200台などの採用が決定
 
ということで、詳しくはパナ電工さんのホームページへ↓
http://panasonic-denko.co.jp/corp/news/1110/1110-6.htm
 
とうとう、実用化が始まったと言う感じでしょうか。
NEDOプロジェクトの成果が目に見える形で表れ始めましたね。 
NEDOさん、ありがとう。  
 
 
同じく、有機ELと言えばオーガニックライティング社の「有機ELパネルキット」が発売になりました。
 
1
 
パネルはルミオテック社製です。
有機EL照明発祥の地、山形県米沢市の本家本元の有機EL照明パネルです。
これもNEDOプロジェクトの成果。
もちろん、文科省の科研費のお世話になってます。
 
中高、大学の理科、科学の教材に最適で、
限定50台か100台だったかで、のこり少ないそうです。
 
ということで、注文は今すぐ!
 
オーガニックライティング社ホームページ↓
http://www.organiclighting.co.jp/item.html
 
 


 

 
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2011年10月13日 (木)

designerとartist

 
 
きょうはお二人の新進気鋭若手デザイナーさんたちがお見えになった。
 
その一人、市古斉史(いちふるまさし)さん。
グラフィックデザイナーで、エヴァンゲリオン関連商品のデザインを手がけられる知る人ぞ知る有名人。
昨年からお付き合いさせていただいてて、知らない世界を紹介してくれるし、学ぶ事も多い。
 
で、その市古さんの紹介で来られたのが、柳澤郷司さん。
現在、ロンドン在住で、超有名プロダクトデザイナーのRoss Lovegroveさんのもとで働いておられる。
有機EL照明に興味がおありと言う事で、話をうかがった。
 

まず、大学で最新の有機EL照明を見ていただき、場所を変えて「いろり」で詳細を議論。
デザインのコンセプトを伺い、ぜひいっしょにやりましょう、とすぐに話が決まった。
 
イギリスの話で盛り上がり、イタリア人の話で笑い、若手デザイナーと言うのは極貧ですよ、なんてぶっちゃけ話も飛び出した。
 
そこで質問、「でも好きなことができて、貧しくてもいいんじゃないですか?」。
柳沢氏、「それはartistですよ。彼らは自己満足で生きれます。我々designerは社会に認められてなんぼです。」
 
なるほど、なるほど、と納得した。
  
 
こんなガッツのある人に有機EL照明に興味を持っていただいて、感謝感謝で夜が更けた。
 
 
 
 
 
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2011年10月12日 (水)

開所式その3

 
 
有機エレクトロニクス研究センターの卓越研究教授や多くのトップクラスの研究員はJSTの地域卓越研究者戦略的結集プロジェクトのおかげで集まった。
 
その生みの親が、前JST理事長の北澤宏一先生。
知る人ぞ知る、元東京大学の教授で超伝導の世界的権威でもある。
 
9月30日は、何を隠そう理事長としての最後の日。
そんな大事な日に、わざわざ米沢まで駆けつけていただいた。
  
 
(写真)ご講演中の北澤先生
1
 
 
先生、有り難うございました。
山形大学工学部、山形県、東北地方、そして日本という国において有機エレクトロニクス分野、産業が復興する手助けになったならば、それは先生のおかげです。
 
感謝感謝です。 
 
 
(写真)有機ELの父、連携卓越研究者のロチェスター大のTang先生。もう10数年来の友人です。
1tang
 
 
(写真)ポリマー有機ELの母、連携卓越研究者のUCLAのYang先生。もう10数年来の家族ぐるみの付き合いです。
1yy
 
 
(写真)リンツ大、ポリマー太陽電池の先駆者サリチフチ先生。あまり付き合いはなかったんだけど。
1sari
 
 
(写真)昨年、山形大へ移籍された元NHK技研の部長、卓越研究教授の一人である時任静士先生。20年以上前、有機EL研究を始めた時、論文で名前を拝見しました。
1_2
 
 
こんな世界のトッップクラスが一同に集うこの研究センターは、ほんとにスゴイと思う。
これを実現した北澤先生に感謝するとともに、うちの結城学長のリーダーシップに恐れ入った。
 
 
やりますよ、東北復興の中心になりますからね、
期待してください。
 
 
 
 
PS ちなみに演題のネームプレートは有機ELパネルを使っていて、ゆっくりと蛍のように点滅し、とっても見やすい。オーガニックライティング社製で、売ってますから、みなさまもご購入を。
  
  
 
 
 
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2011年10月11日 (火)

開所式その2

 
 
1_3
 
 
大学での有機エレクトロニクス研究センターの開所式、テープカットの後、伝国の杜大ホールに移動。
記念講演会。
 
 
そこで、中村修二山形大学特任教授。
いつもの毒舌が炸裂し、会場に一杯の大勢の企業の方々に向かって、「永遠のサラリーマン」でいいんですか?
アメリカでは技術者が金持ちになるんですよ。 
と、きつーい一発。
   
 
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なんぼ口の悪い城戸でも「永遠のサラリーマン」に向かって、「永遠のサラリーマン」とはよう言いません。
 
それから、日本の若者たちよ、アメリカに向かえ、と熱ーいメッセージ。
それには100%賛成。

研究者になりたければ博士課程に進学しろ、そして外国でポスドクしろ。
生まれ変われるで。 
  
 
この国には大志を抱かないヘタレな若者ばかり、
このままじゃあ、技術立国日本は沈没するで。  
   
 
 
 
 
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2011年10月10日 (月)

必殺技

 
 
1


今夕、
米沢のスポ少「空手道嵐」の師範である自衛隊体育学校教官の吉玉宗生師範と会食。
管理人の空手の先生です。
他にも、自衛隊のお弟子さんの樋上選手とか、嵐の大武部長とか。
夜の7時から12時まで、約5時間ほど盛り上がったんだけど、その中で得たものが一つ。
 
空手の必殺技。
 
例のDVDの中でも紹介されてるんだけど、それを吉玉師範直伝で教わった。
 
きっと自衛隊員の中でも一子相伝的必殺技を師範から直々に教わったひとはいないと思う。
まあ、これで3年後には大武部長に勝てる確信が持てた。
 
 
 
で、写真右上の樋上選手。
実はDVDの中でも登場しておられる。
DVDの中で最初に拝見したときの印象は、
 
弱そう。
 
なにせ、イケメンの優男で、荒々しさゼロ、攻撃的印象ゼロ、筋肉質的印象ゼロ、
でも組み手や試合の中で、相当、強い事を見せつけられる。
 
その本人を目の前にしての第一印象、
 
やっぱり、弱そう。
 
どの角度から、どの距離から見ても、空手家には見えない。
管理人が大学教授に見えないのに、似ている。
 
そこでズバリ聞いた。
 
あのお、樋上さんが試合で勝てるのは、相手がナメテかかるのを逆手に取るんでしょう。
対戦相手は絶対油断しますもん。
なんて、失礼な事を言ったのに、ニコニコしておられた。
 
 
いやあ、おれもこういう男になりたい。
 
   
で、3年後に管理人とガチンコ勝負することになっている大武部長の弱点も師範から伝授いただいた。
フムフム、なるほどなるほど、そうだったんですね、
じゃあ、勝てます。
と、ますます自信。
 
 
なんて会話がこっそりかわされ、大武部長対策はできた。
 
 
でも6年後に控えている吉玉師範との対決は、DVDを見てしまって弱点がますますなくなってきて、唯一の弱みである「若い女性」を手がかりに、戦略を考えないといけないなあ、という個人的結論に至った。
 
 
 
 
 
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2011年10月 9日 (日)

開所式

  
 
1
 
 
ブログをさぼっていたときも様々なイベントが目白押し。
たとえば、10月30日の有機エレクトロニクス研究センターの開所式、記念講演会。
 
センターの卓越教授、連携教授、などなど世界中から集まってくれた。
開所式の前に、管理人のオフィスに集合。
 
有機EL照明の下に、有機ELの父と呼ばれるロチェスター大(元コダック)のC.W.Tang教授、ノーベル賞受賞者のアラン・ヒーガー教授とポリマーEL研究の開拓したUCLAのY.Yang教授、青色LEDの発明者で元日亜化学でUCSBの中村修二教授。
 
こんな写真、滅多に撮れません。
 
つづきはまた明日。
 
  
  
 
 
  
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2011年10月 7日 (金)

習い事

 
 
1


うちの中一のバカ娘のこと。
 
先週の日曜日、
町内のミヤムラピアノ教室の発表会。
 
幼稚園から通いだして早7年、
今回はモーツアルトのトルコ行進曲などを弾いた。
 
なんというか、
うれしくて、
プチ感動、
宮村先生、ありがとうございました。
 

で、水曜日。
そろばん塾のナガセ先生からうちに電話。
 
二段合格です。
 
なんというか、
うれしくて、
プチ感動、
長瀬先生、ありがとうございました。
 
子育ては大変だけど、
マイナスより、プラスの方が大きい。
 
 
ピアノもそろばんも、続けます。
三段がとれたら、里美ちゃんと109に行かせてね、
とお願いする素直な娘がかわいい。
 
いやあ、親バカやね。
 
 

  
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2011年10月 6日 (木)

スティーブの思い出

 
 
確か4年ほど前、
MRSに参加するためサンフランシスコへ。
ちょうど一日時間が空いたので、プーさん、ナカヤマさんをお供に、パロアルトのアップル本社まで。
 
じゃあ、せっかくだからスティーブとコーヒーでも飲もうよ、ということで、本社ドアを開けようとすると、ロックされていて開かない。
おいおい、どうなってるんだスティーブ、友達が来たのに、とちょっとムッとしていると、ドアマンの係員が一声、
 
係員:あのー、どなたに御用事ですか?
 
私:あのー、スティーブに会いたいんだけど。
 
係員:あのー、アポは?
 
私:ありません。
 
係員:お引き取りください。
 
私:はいはい。
 
 
ということで、会えなかった。
 
松下幸之助とスティーブジョッブス、世界の二人しかいない心から尊敬するビジネスマン。
惜しい人をなくしました。
 
 
スティーブ、マックを有り難う。
 
 
 
 
  
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2011年10月 5日 (水)

新歓コンパ

 
 
昨日、ドックから戻り、大学へ。
来客二組。
 
その一組は今月で定年退職されるクニイさん。
この人とは早20年のおつきあい。
極貧の助手時代から、なんやかんやとお世話になりました。
これからは家庭菜園と孫の世話をしながら優雅に暮らすとの事。
 
これからもお元気で、
有り難うございました。
 
夕刻から研究室に配属された3年生の新歓コンパ。
城戸研関連研究室も加わり、60名を越える大パーティ。
とにかく多いです。
 
  
最初の挨拶:
 
すべての人にチャンスはきます。成功する人はそれをつかみます。
山形大工学部の機能高分子に入学した人全員に城戸研にくるチャンスがありました。
あなたがたは、そのチャンスをつかんだのです。
成功への第一歩です。
がんばってください。期待してます。
 
 
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熱い3年生たち+1 
 
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左、3年女子、右、すけべえ
 
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中山研の3年二人が紛れ込んでたので、中山先生は今年で56歳になられました、とウソを教えた。
 
Photo
 

女子部も元気です! 
  
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城戸研コンパの〆はシュークリームby角屋(すみや)
 
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元気な新人たち、
期待してます!   
 
 
 
  
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2011年10月 4日 (火)

ドック

 
 
いやあ、ほんとに申し訳ない。
ここのところ、人に会うたびに、どうしたんですか、とか、たのしみにしてるのに、とか、声を掛けられる。
 
なんていうか、一日引きこもった学生が、出ずらくなって、ずるずると引きこもるとか、ブログを書かない生活が普通になっちゃってとか、まあ、いろいろ理由は考えられるけど、簡単に言うと、なまけ、ですね。
 
で、きょうから心を入れ替えて、毎日アップを目指します。
 
 
で、これまで多くのイベントがありました。
そのなかでも、最新はこれです。
結構、濃いです。
 
・・・・・
 
 
昨日、恒例の人間ドック一日目。
10回を越える常連なので、お決まりの検査は楽勝で、看護婦さんの説明を代わりにしましょうかと提案できるくらいの余裕。
 
で、メインイベントの胃カメラは今朝。
3人のドックの患者は50代前半と思えるAさん。
30台後半のBさん、そしてベテランのこの私。
 
Aさんが検査室に入り、二番目の私はベンチでノド麻酔ゲルを口に含み準備。
3分後に聞こえてきたのが、とっても大きな嗚咽。
まるで、口から赤ちゃんでも産むんじゃないかと思うほどの叫び声。
涙目ででてきた。
 
おいおい、どうしたの、オジサン。
きょうの先生はそんなに経験不足なの?と不安が増大。
 
で、自分の番。
若い看護婦さんが、ちょっと腕に触れてくれて、背中をさすりながら、楽にして力を抜いてくださいねと、慰めの言葉。
で、横たわった私から質問、
さっきの人は、ノドからでそんなにつらかったんですか?
 
いえ、鼻からでした。
と返事。
 
おいおい、鼻からで、あそこまでつらいか?
 
で、先生登場。
昨年も担当してくれたベテラン。
 
聞いた。
さっきの人は、どうしたんですか?
 
うーん、敏感なところにでも触ったんでしょうね。
先生は慣れてらっしゃるから、大丈夫ですよ。
 
うーん、でもなあ、あの苦しみ方は尋常やないで。
と、思いつつ、マウスピースみたいなものをくわえようとすると、おえっ、と嗚咽。 
 
いやあ、心理的な影響は大きい。
 
で、嗚咽を何とか抑えて、いつもの先端がピカピカ光るチューブを受け入れると、するすると入り、まあ、多少は涙が自然にチョチョ切れるものの、不快感はそれほどでもなく、さすがはベテラン先生と、その腕に感心した。 
結果、異常なし。
写真で見た胃は、上質のミノのようで、とってもおいしそうだった。
 
で、次のBさん。
聞くと、昨年は鼻から入れて涙が止まらないくらいつらかったと言うので、今年は口から飲むとの事。
 
あのね、口は1000倍ほどつらいですよ、と言いそうになってこらえた。
Bさん、ひょっとしたら気絶したかもしれない。
 
最後、 
内科検診のときに、すでにでている血液検査等の結果を聞いた。
 
肝臓、コレステロール、血糖値、すべて「優」。
まあ、唯一、ポッチャリ型として脂肪分は少しだけ数値が高いだけで、尿酸値も問題なし。
 
とりあえず、「健康優良児」というお墨付きをいただいた。
 
なんて言うか、日頃の節制がこういうところに表れるんだなあと、自覚した人間ドックだった。
 
 
めでたしめでたし。
 
  
 

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