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2011年5月 6日 (金)

非常時の行動

 
 
1000年に一度の震災。
このような非常事態に人間の本性が現れるので興味深い。
5月1日の日経にうちの有機エレクトロニクス研究センターへの震災の影響が記事になっていた。
 
 
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このバカブログでも建て屋に対する地震の影響をお知らせしていたけど、基本的にハード的な損傷はナシ。
少しだけど、外壁のタイルがはがれたくらい。
 
で、ソフト的な影響だけど、その1が引っ越し。
なにせ城戸研究室は9号館から10号館への引っ越しの真っ最中で、仙台の引っ越し業者が被災した。
で、ストップ。
結局は予定より一ヶ月ほど遅れた。
  
その2、人材。
まず教員およびその家族への影響。
軽い順に紹介すると、
1 嫁さんがここにいても大丈夫なの?と心配顔になる。
2 嫁さんが両親からの電話で実家に戻ろうと真剣に考える。
3 嫁さんと子供が実家に帰る。
4 嫁さんどころか旦那(教員ですな)も一緒に実家に逃げる。
5 逃げたまま帰って来ない。
 
1の状況が一番多くて、理科系の旦那が論理的に米沢が安全である事を説明し、事なきを得る。
2の場合、シツコイくらいの電話に嫁さんが旦那にプレッシャーを与える。けど、旦那の事を信じてとどまる。
3は、たいてい旦那が実家に帰ったらと勧めて嫁さんが同意して一時帰宅。
4は、旦那が理科系の教員のくせに論理的思考回路を有さないダメ教員。出世しませんな。
5は、最低最悪。
 
で、この順は夫婦の信頼関係というか愛情の深さを示している。
1の場合、嫁さんは旦那を信頼している。しかも何かあった時は家族一緒にと考える愛情いっぱいの家庭。
2の場合、実家との絆が切れていない母親指べったりの嫁さんである可能性が高い。でも、平和な家庭。
3は言うまでもなく、いざとなったら旦那を捨てて子供と逃げるタイプ。旦那に対する愛情は深くない。いくら旦那が逃げろと言っても、「いつもあなたと一緒にいたいの」というかわいらしさに欠ける。
4は理系のわりに論理的思考能力が欠如する旦那なのか、旦那を理解しようとしない嫁さんなのか。いずれにしてもこの家族の未来は暗い。
5は最低最悪の夫婦。嫁さんを説得できない旦那と旦那の仕事を理解しない嫁さん。この家族に未来はない。
  
ちなみにうちは1と2の間でした。
 
 
冗談はおいといて、
地震より原発の影響が外国人には大きくて、新聞記事にも書かれていたけどオランダ人の若手研究支援者が実験器具もほっぽり出して、オランダに帰国した。
実は彼、4月で契約切れのところを、本人の強い希望で4月から3ヶ月の延長契約を行ったばかりで、代わりの人材はすでに着任していたので実害はなし。
こんな責任感ゼロの人間には推薦状なんか書きませんから。
   
企業との共同研究で雇っていた博士研究員が西に逃亡したまま帰らなくなった。
本人の手紙によると嫁さんが日本のマスコミを信じず、外国メディアの報道を鵜呑みにし、東京から東へは金輪際足を踏み入れてはいけませんと釘を刺したとか。
そんな嫁さんをもった不幸を恨むしかないね。
  
 
それと新聞にも書かれていたけど、4月22日に予定されていた国際シンポジウムが中止になった。
ノーベル賞受賞者を初めとする外国人卓越研究者たちは、地震も怖いけど、原発事故のせいで本人だけじゃなく家族の反対もあって来日できなくなった。
 
これ、全部東電のせいね。 
責任とって年間1億円ほど有機太陽電池の研究開発に寄附をいただきたい。
5000万でもいいです。 
 
 
(写真)米沢の放射線量、東京より低いかも。今日午後@オフィス。
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まあ、そんなこんなでバタバタした2ヶ月を送ったけど、山形新幹線も平常運行に戻り来客も増え、出張も多くなり、外国人研究者もその政府の呼びかけで一時帰国したもののすでに戻って実験を再スタートさせている。
 
 
ある意味、この非常事態では、いろんな人間模様を見ることができていい経験になった。
二度と経験したくはないけどね。
 
 
 
 
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