メンターミーティング
(写真)きのうのお昼。天ぷらそば@粉屋小太郎、1200円也。
青空の広がったきょう、3月みたいでとても気持ちいい。
結局は冬は短かったなあ、ハッハッハッハッ、なんて笑うとバチが当たってまた大雪になったら困るから笑わなかった。
昼から企業の方のご来室。
ここはチョクチョク来られるんだけど、いつになったら丸々と肥えたチョウザメをお土産に持って来られるのか期待してるんだけど萩の月だった。
きょうのメインイベントはテニュアトラック助教のメンターミーティング。
親代わりの管理人が研究の進捗状況をチェック。
3人の助教と、研究アシスタントたちが報告。
なんだか研究が進んでいるようで進んでいないようで、うまく管理人をだましたと思っているらしい。
メンターとして何をチェックしているかと言うと、研究成果は当たり前のこと。
それに加えて、研究のオリジナリティ、独創性、そしてブレークスルーにつながるかどうか。
目標とする年間論文数を聞くと、みんな遠慮がちに少なく答えるので最後に言った。
あのね、アメリカではポスドクは年間最低でも3報は書かないと首です。それに加えて分厚いプロポーザルをいくつか書きます。しかもポスドクにアシスタントなんてつきません。自分で実験するのです。
これが普通のポスドクです。
みなさんは、テニュア助教として通常の助教より多いスペースをもらってます。ずっと多い研究費をもらってます。アシスタントも付けてもらってます。給料も多いです。だから、単なる助教ではいけないのです。スーパー助教として活躍してもらわないといけません。他の何十人といる助教からもそういう眼で見られていることを覚えておいてください。
研究をもっともっと加速して、年間7報でも8報でも論文書いて、そのうち一報ぐらいはサイエンスやネイチャーにも掲載されるようがんばってください。
終了後の懇親会@旬菜こんどう。
ここでは研究の話はせずに、ザックバランなバカ話。
鍋のうどんをすすりながら、ひとりの助教が言った。
助教曰く、
城戸先生は、まだ卓越教授としての給料もらってないんですか?プロジェクトがスタートして1年経つじゃないですか。それって大学ひどいですね。
管理人、
そうだねえ、ポルシェ2台分は受け取ってないねえ。
おれは別にいいんだけど、これってJSTに知られるとヤバくないかなあ。
卓越教授と呼ばずに、卓越ヒラ教授とでも呼んでもらおうか。
助教、
みんなで福島大に移籍しましょうよ。
管理人、
そうやねえ、福島は雪が降らないし、福島大は工学系が弱いし、もし福島県庁が年間2億ほど大学に補助すれば有機エレクトロニクス部隊がごっそり移籍してももんだいないわなあ。
たまにはいいこと言うねえ、XX君。
なんて恐ろしい会話が交わされた。
このままだと春が来ても懐はきっと冬のままだろう。
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