病室便り4
そういえば、明日、公式行事がありました。
米沢駅でのテープカット。
なにかっていうと、駅に有機ELパネルをつかったモニュメントが展示されます。
期間限定ですけどね。
納入したのはオーガニックライティング社。
パネルはルミオテック製。
ということで、Made in Yonezawaの有機ELです。
デザインは「おっさんデザイナー」で有名な元パナソニック電工デザイン室長の市川邦治氏。
この方はまだ米沢市民じゃないけど、いずれこっちに引っ越してもらいましょう。
朝10時からのテープカットには市長や市の産業部長とか偉いさん方もご列席で、管理人もショートスピーチを頼まれてたんだけど、このありさま。
すいません、ほんとに。
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そんな訳で、出席してたらこんなことしゃべっただろうなあ的御挨拶を一言:
おはようございます。
山形大の城戸です。
私は平成元年の3月、今から22年前にこの駅に降り立ちました。
当時の米沢駅は在来線だけで、無人駅と思われるような寂しい駅で、しかも今日のように寒くて、科学者としての第二の人生がここで始まるのかと、ポジティブに考えようとしてもいったい全体どうなるのか想像すらつかなかったのをつい昨日のように覚えています。
しかし運命とはよくできたもので、山大で有機ELの研究を開始し、すばらしい学生たちと出会い、仲間に囲まれ、共同研究者のみなさんと知り合い、白色を見いだし、照明用素子構造の開発にも成功し、国家プロジェクトの実施、そして山形県有機エレクトロニクスバレー構想の推進、ルミオテック、オーガニックライティング社の設立と、私一人では到底なし得ない仕事を行うことができました。
ここ米沢だからこそできたのかも知れません。
そして、きょう、こうして量産の始まったルミオテック社のパネルを使ったモニュメントが完成し、新幹線も停まるようになった米沢駅に展示されるようになりました。
科学者として、そして米沢市民として心からうれしく思います。
ご支援いただきました関係者のみなさまにこころから御礼申し上げ、米沢が有機のあかりの灯る町となるよう祈念しまして挨拶とさせていただきます。
本日は有り難うございます。
・・・・・・
ということで、明日2/11は米沢駅へGo!
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