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2010年7月

2010年7月25日 (日)

かき氷

 
 
暑中お見舞い申し上げます。
全国的に猛暑です。
 
猛暑になれば経済効果大です。
冷たいものが売れます。
もちろん、かき氷も。
 
で、かき氷と言えば天童にある「腰掛庵」のかき氷。
全国かき氷研究組合の専務理事として一言で表現させていただくと、
  
日本一
 
のかき氷。
 
きめ細やかく、かき氷というよりも蔵王の新雪のよう。
あずきと抹茶とミルクの絶妙のバランス。
 
嗚呼、

口の中で昇華する。
 
 
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これは先日、6月28日にサクランボ狩りに行った帰りによった時の写真。
学生も秘書さん達も満足満足。
 
 
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ちなみにこちらのワラビ粉100%のわらび餅は絶品です。
ご一緒にどうぞ。
 
 
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ちなみに週末は長蛇の列なので、平日をおススメします。 
 
 
 
 
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2010年7月24日 (土)

泣き面に蜂

 
 
きょうは午後一で林泉寺歯科へ。
恥ずかしながら約2週間前に「こんどう」で、常連客のお土産のチョコレートを食べたら中身が固いキャラメルで、奥歯の詰め物がとれた。
反省してよね、持ち込んだ人。
 
で、翌日に型を取ってもらい、仮に詰めてもらって、きょう仕上げの詰め物をしていただいた。
いつもながら、ここの懇切丁寧かつ完璧な治療には恐れ入りながら感謝した。
  
その後、お休みなのに大学で打ち合わせの連打。  
夕刻からは「こんどう」で、大学関係者と懇親会。
ゲラゲラ笑いながらまじめな話をした。 
 
カウンターで見かけたのがノリちゃん。
聞くと、相方のコウちゃんが、今朝、蜂にさされて病院に運ばれたとか。
なんでも蜂の巣を棒でつっついたら10匹ほど出て来て、追いかけられてそのうちの一匹が手の甲を刺した。
すると、見る見るうちに顔が赤くなり、腫れだして、それが全身に広がり、耳が遠くなって、心臓がばくばく言い出したとか。
 
驚いたノリちゃん、すぐに近くの市立病院に担ぎ込んで、点滴してもらって事なきを得たとか。
 
いやあ、たいへんですなあ、でも、なんで蜂の巣を棒でつっつくんですか、とか言いながらゲラゲラ笑うと、
あのね、三日ほど前にギックリ越しになって、動きが遅くなってたの、って。
 
泣きっ面に蜂とはこのことですなあ、とまた笑った。
  
 
コウちゃんのお友達の皆さん、ぜひお見舞いを。
 
 
 
 
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2010年7月23日 (金)

中村修二vs城戸淳二講演会



あの中村修二教授が米沢にやってきます。
9月6日(月)に講演会。
そのあと、中村教授、大場学部長、城戸のパネルディスカッション。
 
詳細は以下のとおり。
   
・・・・・
 
中村修二教授 特別講演会
「チャレンジ精神〜技術者魂vsベンチャーマインド〜」  

日時:平成22年9月6日(月)
   13:30〜16:00

場所:米沢興譲館高校 記念講堂

参加費:無料

プログラム:

13:30〜13:35 開会の挨拶 山形大学長 結城章夫
13:35〜14:25 カリフォルニア大学 中村修二
14:25〜14:40 休憩
14:40〜15:40 パネルディスカッション
            中村修二、大場好弘、城戸淳二
15:40〜16:00 質疑応答 
 
 
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この機会を逃したら二度とありません。
申し込みは今すぐ↓
http://www.yz.yamagata-u.ac.jp/info/2010/100906koenkai.html 
 
 
 
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2010年7月21日 (水)

省エネ

 
 
先週末もブログアップを怠ったけど、実は出張で京都にいた。
金曜から日曜までの三日間。
 
しかしまあ、京都は暑いのなんの。
 
帰りの京都駅では、NEDO省エネ部でお世話になったサイトウさんにばったりであった。
最近、出向元の企業に戻られたのだ。
  
 
そして昨日、月曜日は東京出張。
フジキン80周年記念講演会での講演。
今朝、朝一番で帰宅。
 
いやあ、東京も暑いのなんの。
 
講演会の懇親会では、NEDO省エネ部でお世話になったナガイ部長が挨拶に来られた。
最近、出向先が変わったらしい。
 
どこに行っても省エネ部なのだ。 
 
 
暑い暑い日本列島なんだけど、何を隠そうここ米沢では夜は涼しい。
まあ、こんなこと言っても信じてもらえないかもしれないけど、鈴虫は鳴いてるし、みんなフリースを着ているくらいだもんなあ。
 
どっちもウソです。
 
でもまあ、一年に2〜3度しかエアコン入れないというのは本当で、うちでもさすがに昨夜は家内がエアコンを入れたらしい。
 
申し訳ないけど、省エネなんて言ってられない。
すいません、サイトウさん、ナガイさん。
 
 
暑いと言えば、昨日のフジキンでの泉谷さんの講演は熱かった。
半導体関連の市場動向を1時間半ほど話されたけど、環境ビジネスイコール半導体ビジネスなので、日本はもっと環境に金を使うべきだ。そうしたら景気は良くなるのだ。
「コンクリートから人へ」なんて、愚かなことを言ってはいけない、と語った。
眠気もぶっ飛ぶ演説だった。
 
 
その後に人間コアラと呼ばれるくらいおとなしい管理人が有機ELの事とか、地域活性化の事とか、子供の教育とか、おとなしく、やさしく、上品に、お話しした。
 
300人の聴衆に満足いただけただろうか。
いかがでしたか、有機ELパネルテック京都の武内勉代表。
 
 
 
 
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2010年7月19日 (月)

住友化学の有機EL照明

 
 
日経新聞より:
 
有機EL照明に参入 住友化学や昭和電工
材料・パネル一貫生産
 
 
住友化学や昭和電工など素材各社が省エネ型の次世代照明である有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)照明事業に相次ぎ参入する。主要材料からパネルまで一貫生産し、2012年から照明器具を手掛ける電機メーカーに販売する。発光ダイオード(LED)照明と同様に日本の素材技術が生かせる分野で、18年に6000億円超の規模が見込まれる世界市場を開拓する。
 
有機EL照明はLEDと同程度の省エネ効果があり、量産化で製造コストも同程度になる見通し。光源を自在に折り曲げて様々な形の照明器具の開発も可能になる。パナソニック電工や東芝、NECライティングなど照明メーカーとの共同開発が本格化する。
 
住友化学は12年に事業化する計画。材料からパネルまで一貫生産し、照明メーカーに販売する。16年度をメドに1000億円の売上高を目指す。窓ガラスと一体化した透明な照明パネルなどの開発も進める。
 
昭和電工も12年にパネルを量産。15年に150億円の売上高が目標だ。同社はエネルギー効率の高い有機材料を開発、照明メーカーに試作品の出荷を始めた。出光興産も携帯電話画面で実績のある有機EL技術を生かし、12~13年に参入する。

三菱化学はパイオニアとの共同開発で11年中に量産、自社ブランドでの販売を目指している。
 
有機EL技術は日本勢が先行しているが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)やオランダのフィリップスも照明器具を検討中。GEはコニカミノルタホールディングスと組み10年度中に事業化する方針。
 
有機ELは液晶に代わる次世代のテレビ技術と期待されているが、液晶テレビの低価格化と高画質化が進み、有機ELテレビとしての普及には時間がかかるとみられる。各社は環境意識の高まりで省エネ照明としての需要が先行すると判断、事業化を急ぐ。
 
世界の照明市場は現在8兆円。有機EL照明は20年前後に1兆円市場に成長するとみられる。
 
・・・・・・ 
 
 
 
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2010年7月16日 (金)

日本の科学技術力

 
 
高分子夏季大学最終日。
午前中に3件の講演を聴いた。
 
まず最初は、東工大のイヨダ教授。
最近のお仕事をまとめて聞けるいい機会だった。
 
で、感想。
 
イヨダ大兄はただものじゃあない。
前回聴いたとき何年か前とはまったく違う分野で、すでにトップクラスの成果を出されてる。
とにかく、すごいすごいの1時間だった。
見た目はどっかのアンちゃん風なんだけどなあ。
 
二件目は東大のイシハラ先輩。
新聞なんかのマスコミ報道でご活躍は存じ上げてましたが、1時間のまとまった講演を拝聴して、先輩は日本の宝やと思った。
後輩として鼻が高いです。
 
三件目。
三菱化学のヤマオカさんの有機太陽電池の話。
三菱化学ではすでに7.4%の世界トップクラスの効率をたたき出しておられて、今年中に10%いきますからね、と自信満々だった。
 
 
この国の科学技術力、まだまだ世界に誇れると思う。
 
 
 
  
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2010年7月15日 (木)

懇親会

 
 
きょうの午前中に自分の講演が終わり、夕刻からは懇親会。
高分子の分野の大学関係者や企業の方々、旧知の友人や新しく出会った人達。
また人の輪が広がったと名刺交換しながら豊かな気持ちになった。
 
ということで、スナップ写真。
 
 
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真ん中は東京大のイシハラ教授。
何を隠そう管理人の大学の先輩。
早稲田卒業生の中でも出世頭のホープ。
 
左は東北大のワダ教授。
今から16〜7年ほど前に中国の学会に出席したときに一週間ほどホテルで同室だった。
あのころはお互い若かったんだよなあ。
今も気持ちは若いけど。  
 
 
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企業の方々です。
右のサエキさんは、元液晶メーカーにお勤めで、その時は城戸研卒業生のオオハタの後輩だったということ。
世の中狭いなあ。
 
 
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その城戸研からの参加メンバーの面々。
この中に酒豪がいます。
懇親会中ずっとコップを離しませんでした。
  
 
他にも東工大のイヨダ教授とかおもしろい人達と話をしてたのしい懇親会だった。
 
 
 
 
 
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2010年7月14日 (水)

温泉旅館ホテル

 
 
仙台の奥座敷の秋保温泉に来ている。
もちろん、休暇でもなければガールフレンドとの密会でもない。
高分子学会主催の夏季大学で出張しているのだ。
 
今回は東北支部の担当という事で、管理人もお手伝いしていて、しかも明日は講演もしなければならない。
ということで、さっき、講演の準備が終わった。
 
 
昼過ぎに愛車をぶっ飛ばして到着したんだけど、チェックインして気がついた今の巨大温泉旅館ホテルの課題。
いまやリゾートホテルでもシティホテルでも部屋の人数分のカードキーを客に渡すのは常識。
でも、いまだに温泉旅館では一部屋に一つの鍵しかない。
いやあ、時代遅れだなあ、と思った。
 
夕食もいわゆる団体客仕様のお膳で、マグロの刺身あり、鉄板焼きありの、秋保なのか九州なのか、なんの特徴もない食事。
 
いまどき、これで客は呼べませんよ。
社長。
少なくとも個人では来ないわなあ。 
  
 
で、本日の講演。
いわゆるプレナリートークで、全員出席の講演が三件。
 
まず最初は東北を代表する研究者という事で、ご存知、東北大の江刺先生。
MEMSの実用化の話を中心に産産学連携を強調された。
いやあ、すごいすごい。 
 
 
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二件目。
文科省から審議官の方がおでましに。
けど、中身は公表されている情報をもとにした情報提供。
しかも先行き大学の研究環境は大変ですよ、という「暗い話」に終始した。
学生とか、若手の研究者が多い中でこんな暗い話はないよなあ、と正直感じた。
 
三件目。
クレハの社長さん。
二件目とは打って変わって元気の出る話。
材料が世界を変えると、我々材料屋がうれしくなった。
 
懇親会でも社長とはPVDFの話で盛り上がって、うちでフィルムスピーカーを製品化しますとお話しした。
もっと安くしてくださいね、市場拡大の為に。
  
 
明日の午前中は、有機デバイス関係ではNHK技研の時任さんと管理人が花火をぶち上げる。
若者よ、夢を持ちなさい。
大志を抱きなさい。  
  
官僚や政治家はあてにならないから、みんなでなんとかしようよ。
母国、日本。  
  
 
  

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2010年7月13日 (火)

似た者対談

 
 
いやあ、最近は時間の経つのが早い。
 
土曜日は清心高校サイエンスキャンプの二日目。
ポリマー有機ELを塗布で作製して光らせた。
高校生にとってはハードな二日間だったと思うけど、みんなよくがんばったなあ。 
  
 
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夕方からは中国は華南理工大からの来客。
うちの研究室に10年近く在籍した蘇さんが教授で戻り、同僚を連れて見学に来たのだ。
中国には城戸研卒業生が数人いて、みんながんばっている。
いやあ、たのもしい。
 
 
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日曜日は参院選挙で、もちろん投票に行って清き一票を投じた。
誰に投票したかは言えないけどね。
山形県の吉村知事は民主党に推薦されて自民党の現職知事を破って当選したんだけど、今回の参院選では自民党の候補者を応援していた。
よくわからない。
  
  
で、昨日の月曜日。
朝一で山形市へ。
自家用車を法定速度内でぶっ飛ばそうと思ったけど、途中、南陽米沢道路を高速道路タダの影響で、軽とか、おばさんドライバーとか、とにかく本当に法定速度で走る人が多くて、イライラしながら法定速度でぶっ飛ばした。
お願いですから100円でも徴収してください。
 
実は、9時から「七日町御殿堰」という新しく出来たショッピングモールの一角でフェラーリデザイナーの奥山清行さんと対談を行った。
奥山さんは車だけじゃなく、最近ではプロダクトデザインも手がけられ、有機EL照明のデザインにもとても興味がおありということで、それじゃあ一度会って話をしましょう、ということになって、それじゃあせっかくですから対談という事でマスコミにも来てもらいましょう、ということになった。
  
朝早くからテレビや新聞など20名ほどおいでになり、とても雰囲気のある蔵の中で、有機EL照明の下、奥山氏デザインの椅子に腰掛けてとてもおいしいお茶をいただきながら一時間を越える対談を行った。
内容はこちら↓
http://yamagata-np.jp/news/201007/12/kj_2010071200713.php
 
 
自分で言うのもなんだけど、この対談だけでも一冊の本になると思うくらい興味深い内容だったと思う。
特に、考え方とか、発想の方法とか、このままじゃあ日本はダメになるとか、分野は違えど同じ種類の人間と言う事が判明して、おもしろかった。
 
 
ちなみに、「七日町御殿堰」には奥山氏のショップがあり、おいしい日本茶のお店があり、山形を代表するソバ屋さんがあったりで、読者の皆さんには山形市に行かれたときにはぜひとも足を運んで欲しい。  
  

で、きょうは午前中には横浜市立大のイタリア人の准教授が来室されディスカッション後、昼から東京に出張してきた。 
最終にて帰宅。
 
あっという間に二日間が過ぎてしまった。 
 
 
 
 
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2010年7月 9日 (金)

SSH

 
 
いつもお上に対してきびしい意見を投げつける管理人、でもスーパーサイエンスハイスクールの事業は文科省なかなかやるなあと感心している。
まあ、なかには単に有名人の講演会を催してるだけの予算無駄遣い高校もあるけど、茨城県の清真学園高校の場合は生徒の為に教員の方々が頭をひねって事業を考えられている。
 
今回も担当の方以外に校長先生自ら生徒さん12人をマイクロバスで連れて来られて、山形大での「清真学園高校サイエンスキャンプ@山大」に参加された。
このように個別の高校の要請に応えるのは初めてだけど、校長の熱意に負けたのだ。
 
 
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興味深いのが、参加した生徒さんのうち過半数が女生徒で、理科が好きな女子がとても多いこと。
懇親会で隣になった女子生徒さんに聞くと、お父さんは醤油工場にお勤め。
う〜ん、モノづくりのDNAなのか。
 
さらに聞くと、昨年は同じくSSH事業でガラパゴス諸島に出かけたとか。
なんでも生物の先生が企画したらしい。
ガラパゴスでイグアナやゾウガメを見て、翌年は山大で有機EL作製とはなんて知的好奇心を刺激するSSH事業なんだろう。
 
 
茨城には理系人間が多くなるだろうなあと想像しつつ、山形にもこんな高校が増えればいいなあと思った。
 
 
 
 
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2010年7月 8日 (木)

テレビ効果

 
 
きょうは東京日帰り。
日経主催の講演会で有機EL照明の現状と将来について約50分。
 
午後4時ころのツバサで帰ったんだけど、東京駅に早めに着いたので一階の待ち合い室で時間をつぶしていたら、有機ELがどうのこうのという声が聞こえて来たので、そちらに眼をやると30代の若い方がその御両親と思われる年配の方々に、説明している。
 
ドイツはね、国を挙げて開発してるんだよ、このままじゃ、日本は負けるんだよ、と熱く語っている。
   
いやあ、うれしい。
月曜夜のクローズアップ現代を観ていただいたんですね。
  
 
時間になったので、エスカレーターでホームにあがると、ルミオテックの重永社長がおられたので、東北デバイスがなぜつぶれたかと言う説明をしていたら、先ほどのご家族があがって来られて、しかも息子さんらしき方が管理人を見つけて、お父様を管理人の前に立たせて記念写真を撮られた。
 
いやあ、うれしい。
でも一言いただくとお父様と肩を並べてブイサインをしたのになあ。
それに横にいたのはルミオテックの社長ですから、このツーショットは珍しいですよ。
 
今度は声をかけてくださいね、息子さん。
 
 
米沢駅から「旬菜こんどう」に直行。
明日から茨城の高校のサイエンスキャンプが始まるんだけど、校長先生や担当の先生方と打ち合わせを行った。
 
熱い校長のおられる学校というのは活気があるんだなあ。
愛宕小学校はどうなんだろう。 
 
なあ、ゴリ。
 
 
 

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2010年7月 7日 (水)

産学官連携in福島

 
  
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きょうは昼から福島市。
昨夜は夕食の後、東京に移動、そして今朝、福島へ。
「産学官交流のつどい」で講演させていただいた。
 
まず最初は関係者の御挨拶で、特筆に値するのが福島県副知事の内堀さんの御挨拶。
始まる前に管理人のところへ来られて、部下の作った原稿読むのがいいですか、それとも自分の言葉がいいですか、と聞かれたのでぜひご自分のお言葉で御挨拶くださいと言ったら、こころのこもったユーモアあふれる挨拶をされた。
間違いなく、管理人、山形県副知事より福島県副知事と会う回数は多いと思う。
  
講演の中では、米沢にある山形大工学部は距離的に福島市にとても近いし、これからは南東北でまとまって地域を活性化しましょうと提案した。
特に米沢市は山形県でももっとも南に位置していて、しかも元々は独立国だし、そもそもこんなに小さい島国で県境をうんぬんなんてあまりにも小さいんだなあ。
 
だから、福島大は山形大のようになる必要はないし、その強みを発揮していただき、会津大にもIT関連で頑張っていただければいいと思う。
このご時世、すべての地方大学が百貨店になるなんて無理だし、無駄な事だしね。
  
  
しかし、福島県には高校でもたびたび呼ばれるし、うちの研究室にも福島出身は多いし、福島大には金沢教授がおられるし、副知事はフランクな人だし、なんだか身近に感じるんだよなあ。
 
 
 
 

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2010年7月 6日 (火)

合成金属の会議

 
 
International Conference on Science and Technology of Synthetic Metals 2010というのが正式名称で、日曜日の夜から公式のイベントが始まった。
  
 
(写真)地球防衛軍のような国立京都国際会館。京都駅から地下鉄一本で便利になりました。
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不景気なこのご時世だけど1100名を越える参加者で、しかも4割りが外国から。
みなさん、有り難う。
というのも、この会議は導電性高分子や有機半導体などを扱う由緒正しく歴史の長い国際会議だから。
いやあ、たいしたもんだなあ。
 
 
(写真)世界の国からこんにちは。
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基調講演もそうそうたるメンバーです。
管理人も前々回にはオーストラリアで話をさせていただきました。
 
 
(写真)ノーベル賞受賞者のアラン・ヒーガー教授。山形大学の有機半導体プロジェクトのInternational Advisorでもあります。
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(写真)24年ぶりの京都での開催、と紹介された。ちなみに次回はアトランタで、主催者の1人ブレダ教授から来てくれよ、と声を掛けられた。
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うちの研究室からも学生7名がポスター発表。
横山テニュア助教は口頭発表。さすが、さすが。
特に口頭発表はスロットが少ないんで、ここで口頭発表出来るという事は世界中の一流研究者にアピールでいるいいチャンスだからがんばりや、と励ました。
  
 
(写真)うちの若手のホープ二人。
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学生たちのポスターの近くで、名刺交換なんかをしていると、知り合いの有機EL照明の実用化を目指す某社の某さんがやってきて、
 
「エレ研の所長が遠藤先生で、ゼネラルマネージャーが當摩さんですか、ハッハッハッハッハッハッ。」と笑われた。
 
オレ、もうやだ。 
 
  
 
昨夜は打ち上げの飲み会で、中国から参加の城戸研出身で華南理工大学教授の蘇さんも加わり賑やかにビールを飲んだ。
 
 
 
 
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2010年7月 5日 (月)

現場の眼

 
 
まずは記事を読んでください。
 
日経Web刊より:
 
 
白色有機ELの東北デバイス、再生法申請
2010/7/3
 
有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルなどを製造する東北デバイス(岩手県花巻市、相馬平和社長)は2日、東京地裁に民事再生手続きを同日申し立て、保全命令を受けたと発表した。負債総額は約37億円で、うち銀行借入金など金融債務は約18億円。
 
「スポンサーの支援を得て再生を目指す」(東北デバイス)方針で、49人いる従業員の雇用も継続する。
 
同社は2005年設立。青森県の誘致を受けて、06年に六ケ所村で世界初の白色有機ELパネル量産工場を稼働させた。有機ELは消費電力が少ない次世代光源として注目されており、累計で約50億円の設備投資を実施した。
 
有機ELの需要拡大が見込みより遅れたため赤字が続き、資金繰りを圧迫。09年12月期はサンプル出荷が多く、売上高は約1500万円にとどまった。ベンチャーキャピタルなどの出資で一時は約12億8000万円に増えた資本金を昨年末に8千万円へ減資した。
 
青森県では昨年、アンデス電気(八戸市)も民事再生を申請し再建中。県は東部地域でディスプレー関連産業の集積を目指す「クリスタルバレイ構想」を進めてきたが、中核企業の相次ぐ破綻で苦戦は必至だ。
 
三村申吾知事は「大変残念。技術や雇用を守るため、対策に万全を期したい」とのコメントを発表した。
 
・・・・・・ 
 
このバカブログの2008年2月 7日 (木)のエントリーで、すでに予想してました。
遅かれ早かれこうなると。  
  
事業内容に無理があり、技術にも限界があり、「現場の眼」から見ると無理でした。
 
 
同じ事は研究開発や実用化でも言える事。
目標設定と研究開発費、資金、それと一番重要なのが技術力すなわち人材。
現場から見ると無茶や無理な事も雲の上ではそれがわからない。
平気で餅の絵を描く。
 
7月からスタートした山形県の「産学官連携有機エレクトロニクス事業化推進センター」。
有機EL照明の専門家が不在で、有機照明器具を普及させると言う。
現場の眼から見ると、なんだかなあ。
   
山形も青森から学ぶ事は多いと思うんだけど。
もっと現場の意見を聞きませんか、雲の上の方々? 
 
ゴリもそう思うやろ。 
 
 
 
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今夜の「クローズアップ現代」を忘れずに

 
7月5日(月)のNHK総合「クローズアップ現代」(19:30〜)はLEDと有機EL照明。
管理人、しょっぱなから出てます。 
 
・・・・ 
 
「次世代照明ウォーズ~問われる日本の国際競争力~」
 
白熱電球や蛍光灯より省エネで、寿命も長いと期待が高まるLEDなどの次世代照明。日本企業は、追い上げる韓国・中国企業とどう闘えばいいのか。激しい競争の行方を追う。
 
・・・・ 
 
技術力で勝ってビジネスで負ける。
半導体やディスプレイ分野で繰り返されて来た事。
これが新光源を用いた照明分野でも起ころうとしている。
 
なぜなのか、どうすればいいのか、そんな内容だと思います。 
  
みなさんぜひ。
ゴリも観ろよ。
 
 
 
 
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2010年7月 4日 (日)

クロ現出演

  
 
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久しぶりのゆとりの日曜日。
このまったり感がたまらない。
 
午前中はこれまた久しぶりにスポーツクラブにでかけて1時間近く泳いだ。
クロールなんかで優雅かつ華麗に泳いでいると(?)、途中から同じレーンにおばさんが加わって来てバタフライでバシャバシャと派手に水しぶきを上げるので静寂が乱された。
 
かんべんしてくださいよ。
  
 
で、ただいま午後3時過ぎ。
優雅かつ華麗にブログなどを書いている。
しかしもうすぐ出張に出かけなければならない。
京都三泊四日の旅。
観光旅行じゃなく出張です、もちろん。
 
  
そこで忘れる前に番組の録画予約を。
7月5日(月)のNHK総合「クローズアップ現代」(19:30〜)で有機EL照明が取り上げられるのだ。
しかも管理人は取材を受けたので、ちょい役として出演するハズ。
ご存知のとおりバラエティじゃないので、ロケのときに真面目な顔をしてまじめな話をしたような記憶がある。  
  
関係者も無関係者もぜひご覧ください。
 
 
ところで、前回のエントリーのこと。
蘇我中学からは一切パワポ資料の要求はなかったので念のため。
 
大阪出身の校長は、実家が露天神社(お初天神)で、大祓詞(おおはらえのことば)も空で言えるし、とてもおもしろくて、エネルギッシュな人でした。
PTAの関係者も美男美女揃いだし、
千葉のピーナッツは世界一おいしいし、 
  
 
こんなもんでよろしいでしょうか、スズキさん。
 
 
 
 
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2010年7月 2日 (金)

誠意

 
 
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本日、千葉出張。
昨日は東京出張。
ここのところ、旅の人なのだ。
 
千葉市の蘇我中学に講演に行って来た。
ここは全校生徒が800人もいるマンモス校で、山形県内の統廃合が進む中学とは対照的な活気のある学校。
  
そんな全校生徒がはいった体育館で1時間を越える講演。
もちろん冷房ありません。
もちろん途中で気分の悪くなる生徒さんも出ました。
かくいう管理人も汗だくになりました。
 
でも、熱心に聞いてくれる生徒さんたちも多くて、こちらもそれに答えるべく誠意を持ってしゃべった。
  
  
このように毎週のように講演会があるんだけど、その準備はいつも講演会の前日とか当日のつばさの中。
今朝もつばさで準備しようと駅でキップを買ったらグリーン、指定とも満席。
おいおい、これは困ったことになったなあ、と思いつつ、奥の手の福島で連結するやまびこに乗り換えると言う方法をとるべくキップを買った。
 
米沢駅からつばさに乗り込んでデッキで立っていると、車掌さんが来て、わざわざ「空いてる席がありますけど、座られますか?」と聞かれた。
はいはい、もちろん、と答えてキャンセルのあった席を教えてもらい、結局はそのまま東京まで座って行けた。
 
有り難う車掌さん、助かりました。
JR東の車掌さん、サービスの基本を知っておられるなあ、と感心感動した。
 
 
そんな感じで、講演会の準備は直前に行うんだけど、困るのが資料を配布したいので前もってパワポ資料を送ってくれというような場合。
 
毎週毎週講演会があるので、それに対応するのが精一杯なのに前もってなんて言われても困る。
しかも、提出期限が過ぎると催促メールが届き、催促電話が鳴りだす。
うちの秘書はそれに誠意を持って対応するので、いつもバカ教授の代わりに謝罪する。
 
すまんすまん、秘書よ。
 
 
でも、それがつづくと、さすがに人間パンダと呼ばれる温厚な教授も逆切れ状態となり、このやろこのやろ、忙しいのに引き受けてあげたのになんだその態度は、なんて理不尽に怒りだし、じゃあ、もう提出してやるかあ、なんてことになる。
  
 
そこで、提案。
 
もし、自分自身が講演会の担当だったり出版社の担当で原稿を催促する立場だったらこうするね。
催促は、電話かメールで誠意をもって、たとえば、
 
「センセー、今週の水曜日が入稿のデッドラインですので、午後5時にオフィスにうかがって受け取りたいのですが、5分ほどお時間いただけますでしょうか?」 
 
こう言われると、こちらとしてもつらい。
東京からわざわざ時間をかけて、お金をかけて米沢までこられるとは、そこまで誠意を示されるなら徹夜をしてでも仕上げましょう、となる。
  
もちろん、翌朝にはメールで添付資料で送り、わざわざ来てもらうことはない。
 
 
 
要するになんでも誠意なんですよね、誠意。
そやろ、ゴリ。  
 
 
  
  
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2010年7月 1日 (木)

ユキちゃん

 
 
きょう、高校時代の同級生のケンちゃんから
 
「さくらんぼ、まだか」
  
なんてメールが届いた。
そやから大阪人は嫌われるんやで。
 
「あのね、今年は遅れてるの、もうちょっと待ち。」
 
と返事しておいた。
今年はまだ旬を迎えてなくて、お世話になった方々へもまだお送りしていない。
これ本当の話。
  
 
だから、一昨日の研究室メンバー約50名で東根市にサクランボ狩りに行った時も実はたわわになってたんだけど、真っ赤なのが少なくて、甘みも少なくて、ちょっと水っぽい気がした。
う〜ん、この農園でこれだったらしょうがないなあ、と今回はあきらめた。
あと、一週間遅いとバッチシだったのになあ。
  
 
で、スナップショット。
 
  
(写真)ね、真っ赤じゃないでしょ。
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(写真)若手研究者たち 
1_6
 
 
(写真)超若手 
1_7
 
 
さくらんぼの後は、恒例になった一寸亭本店本店での昼食。
いただいたのは、もち「冷たい肉ソバ+ソースカツ丼のセット1300円也」
 
うまい。
けど、腹一杯や。
  
  
(写真)がっつく学生たち。隠し撮り風。
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(写真)ここにも超若手の姿が。
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さて、この超若手研究者は誰でしょう。
 
答え、
 
このオジサンの娘です。 
 
  
 
 
 
 
 
 
  
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はい、兵庫県出身の中山健一准教授です。
AB型でgoing my wayなので、ちゃんと子育てできるのか心配だったけど、
 
ほら、
 
このとおり、
 
 
 
 
 
 
 
 
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ちゃんとお父さんやってます。 
中山さんのお父さん、お母さん、義理のお父さん、お母さん、親戚の皆様、お友達の皆様、近所の皆さん、元カノ、マロン、クルミ、ドングリ、安心してください。
   
 
実は娘さんにお目にかかるの久しぶりで、ずいぶん大きくなって、しかも母親に似て美人に育って、いやあ、よかったよかったと思っていると、きょう、「昨日の夜、二人目産まれました」と中山さんからメールがきた。
  
いやあ、いやあ、おめでとう、おめでとう。
めでたい、めでたい。
  
羽菜(はな)ちゃんと名付けるらしい。 
見た目は管理人より年上だけど、ほんとは若かったんだよなあ、中山さん。    
 
 
論文執筆もこれだけプロダクティブだったら、将来は地域卓越研究者なのになあ。
 
がんばってや。
期待してまっせ。
 
 
 
ゴリも期待してや。
 
 
 
 
 
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