ドリームチーム
9時40分発のツバサで上京。
昼過ぎに東京駅についてタクシーで文部科学省へ。
きょうは記者会見があって呼ばれた。
文科省の外郭団体のファンディングエージェンシーのJST(科学技術振興機構)の新規プロジェクトに我々の提案が採択されて、その発表なのだ。
まず、このプロジェクトの名称。
「地域卓越研究者戦略的結集プロジェクト」。
読んで字のごとく、ノーベル賞級のトップ研究者を地方大学に集結させいわゆる「ドリームチーム」を作って、大学に特色を出させ、地域産業に貢献させるという地方大学、地方産業活性化プロジェクトなのだ。
なにが新しいかというと、これまで地方で実施する産官学連携のプロジェクトは山ほどあった。
けど、そう言うプロジェクトは研究費を助成するわけで、終了後、研究成果以外に何も残らない。
しかも、研究成果が実用化されて地域産業に貢献している割合も少ない。
だから、地方大学にトップ研究者を集結させるための人件費を国が負担するというのは、まったくこれまでそんなこと誰も考えなかったのだ。
ところが、アメリカでは大学の特色を出すためにトップ研究者をプロ野球チームのように、条件の交渉をして引っ張ると言うことを普通に行う。
それで、大学ランキングを数十番から一桁に上げて、優秀な学生を集め、しかも外部資金の桁を上げるという例がいくらでもある。
一方、日本の国立大学では法人化され、しかも交付金を毎年1%削られて資金難に苦しみ、そう言う意味で特色をだす機会はなくなっていた。
けど、今回、JSTはこの「ドリームチーム」を作るのを助成するという画期的なプロジェクトを実施してくれて、管理人も最初は耳を疑ったけど、実際にこうやって提案が採択されて、記者会見して、ようやく現実のものと確信できた。
とにかく、画期的なプロジェクトなんだから。
で、午後からあった記者会見。
まず、2校採択された他の一校である信州大学のカーボンナノチューブの遠藤教授が説明され、そのあと管理人が山形の取り組みを説明。
最初に、採択いただいたお礼、そして管理人を在籍卓越研究者として認定いただいた感謝の言葉を述べた。
なにせ、このプロジェクトでは卓越研究者イコールノーベル賞級の研究者と位置づけていて、そう言う意味ではこのアホバカ教授をトップクラスの研究者と国が認めてくれたからだ。
いやあ、なんだかてれくさいなあ、と思いながらも集まった記者さんたちに山形の取り組みを説明した。
二人の説明の後、記者さんたちから種々の質問があったんだけど、印象に残ったのがこれ。
「事業仕分けで、産官学連携プロジェクトは本プロジェクトを含め廃止と決定されましたが、来年度以降、どうするのですか?」
これには、JSTの方が、「文部科学省と調整し、今後継続できるよう努力を行っていく。」と答えられた。
いやはや、仕分け人さん、プロジェクトの中身をご存じなのですか?と聞きたくなった。
その辺の産官学連携のプロジェクトと十把一絡げにはするなよ、と関係者の一致した意見だった。
とりあえず、明日の朝刊はみんな買わないとなあ、と思いつつ帰りのツバサに乗り込んだ。
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