東根again
山形県内にどれくらい市町村があるかは知らないけど、今日も東根市に呼ばれて行ってきた。
東根というところは市民講座やイベントがとても活発で、今回は「ふるさと共生塾」という一般市民向けの講演会が東根中部小学校を会場に開催された。
会場を提供してくださった中部小学校の校長は「竹村健一」先生なんだけど、名前に似合わず髪の毛がフサフサなのが印象的だった。
会場の体育館に連れられて行くと、近隣の小学生が100名ほど集まっていて、みんな健康的に真っ黒に日焼けしていて、天気のいいこんな日に体育館の中ではちょっと申し訳ないなあと思った。
他にも50名ほど大人も参加されてたんだけど、とりあえずは内容を小学生向けにして、「電気を食べて光る分子君」の話をした。
質問コーナーでも東根の子供たちは元気よく手を挙げてくれて、いろいろ質問してくれたんだけど、印象に残ったのがこれ。
「先生は子供の時、どうして勉強が嫌いだったんですか?」
これは、話の中で小一の時の成績表を見せて「ボク、勉強嫌いのおバカさんだったんです。」と、告白したから。
で、「勉強好きなん?」とまず聞くと、
「はい。」
と答えたので、驚きつつ、
「このまま勉強を続けたら、超一流の科学者になれるで。」
と、言った後、
「勉強が嫌いやったんは、遊ぶ方が好きやったし、母親から勉強しなさい、と言われ続けたのが、嫌いに拍車をかけたんかも知れません。」
と正直に答えた。
「けど、嫌でも勉強させられたんで、今があると思う。」
と、付け加えた。
科学でもスポーツでも基礎はおもしろくないけど、重要なんですなあ。
子供たちはとても元気で、講演後も演台によってきて、有機ELをいじくったり、これくださいとねだったり、好き放題言っていった。
元気なのはいいことや。
いずれ、東根から大人物が生まれるに違いない。
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