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2009年6月

2009年6月29日 (月)

一流と二流のあいだ

 
 
午前も午後一も来客の連打で、2時過ぎに福島に向けて車を走らせた。
福島駅前のホテルで会合があって、1時間半ほどの講演を頼まれてたのだ。
 
米沢ー福島間は山越えで信号もなく、高速道路のように走れるので1時間に一本しかない新幹線より車の方が圧倒的に便利。
 
 
で、一流と二流の違い。
 
実は、オフィスを出るときに、秘書がたずねた。
「会場から電話があって、駐車場を教えたいので、着いたらフロントに来て欲しいとのことです。携帯電話の番号を聞きましょうか?」
 
何を言いたいのか、まったく意味不明なので、
 
「携帯番号きいてどうするんですか?」
 
と聞くと、
 
「前もって電話して駐車場の場所を聞いた方が便利だと思いました。」
 
嗚呼…
 
一流の秘書なら、電話があった時点で駐車場を記した簡単な地図をファックスしてもらい、ボスに手渡す。
二流の秘書なら、自分でフロントに電話して、駐車場の場所を聞いてボスに伝える。 
なんて思いながらも、
 
「いいよ、いいよ、言われたとおりにフロント行くから。」
 
と言い残してオフィスを出た。
 
 
ホテルは駅前で、ナビの設定の必要もなし、半分居眠りしながらも楽々30分前に着いた。

けど、
 
ホテルの前は道路で車寄せがない。
 
おいおい…、どこに車停めてフロントに行くねん、
  
と思いながらも、目の前の一番近いしかも混んでる駐車場に、なんとかおケツから押し込んでフロントにたどりつくと、契約駐車場はこちらでございますと言って、一枚の紙切れをくれた。 
 
「あの〜、目の前の駐車場に停めたんですけど」
 
と言っても、
 
「目の前の駐車場では料金がかかります。」
 
というので、かなりむかつきながらも、車を取りに行って、たった5分の駐車に対して150円払って、別の駐車場に移動した。
 
で、再度フロントに行って、駐車券を差し出すと、お帰りの際に駐車時間に相当する分をお支払いいたします。と言った。
 
さすがの人間コアラと呼ばれるくらい温厚な管理人も、
 
「あのなあコラ、フロントに来いっていうから、目の前の駐車場にわざわざ停めてフロントに来たのに、別の駐車場行けとか、しかも今の駐車場の代金を客に支払わせるだの、おまえのところは三流ホテルか!ボケッ!」
  
って心の中でつぶやいて、眉をしかめながら3階の講演会場に向かった。
 
 
会場の受付で、担当の方から挨拶されて、そのときに
 
「車はホテルが移動しましたでしょうか?」
 
と不愉快な質問をされた。
 
そこで管理人、 
大きな目を点にして
 
「いったい何のことですか?」
 
と答えると、
 
「フロントで名前を名乗らなかったのですか?」
 
と聞き返す。
  
あのね〜
 
だいたい、フロントで名を名乗れなんて、わたし、天地神明に誓って、まったく聞いてないんですけど…。
 
 
結局は、主催者は講師がフロントで名乗れば、ホテルの担当がホテル前から駐車場まで移動し、帰りもホテル前まで持ってきてるように手配していたのだ。 
 
ふ〜。
 
主催者の担当が一流ならこうするね。
 
まず、講師に前もって、
 
「当日、お車で来られる際には、ホテルの従業員用の出入り口のところに車をお停めいただき、フロントで名乗っていただき鍵を預けていただけますと担当が駐車場まで移動いたします。」
 
と、たった二行の伝言をファックスあるいはメールする。
 
 
ちょっとむかつきながら、控え室で休んでいると、iPhoneにオフィスから電話がかかって来て、「主催者から、まだ着かないから心配している、と電話があった」と火に油を注ぐので、「今、着きました。」と冷静を装った。
 
 
だから、口頭での伝言は、これだけ間違って伝えられて、当事者を混乱の渦の中に巻き込む可能性があるのだ。
それが想定できてないのは一流と言えるか?
 
 
あまりにも不愉快なので、講演を30分ほどで適当に切り上げて帰ったろか、と思ったけど皆さん真剣に聞かれるので、結局は熱っぽく90分しゃべりまくってしまった。
 
  
講師にいったん悪い印象を与えると二度と講演うけてくれないから要注意だからね。 
 
福島には二度と行かん!
 
と、ブツブツ言いながら夜の栗子峠を法定速度内でぶっとばした管理人なのであった。
 
 
 
 
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2009年6月28日 (日)

上杉の義

  
  
1
 
 
きょうは純粋に、単純に、子供のように、うれしかった。
 
午前中は、娘をそろばん東北大会の予選出場のため、山形市まで送って行った。
その成績、予選通過、を聞く前に米沢にとんぼ返り、伝国の杜に向かった。
米沢有為会の120周年記念式典で講演させていただくのと、産業に貢献したと言うことで功労賞をいただくため。
 
ちなみに米沢有為会というのは、米沢の有志が集まって出来た団体。
ホームページによると歴史は以下のとおり。
 
 
・・・米沢有為会の歴史・・・
 
先駆者である伊東忠太(工学博士、文化勲章受章)、村井三雄造、内村達次郎、鳥山南寿次郎、長谷部源次郎、宮島幹之助の若き在京学生六氏が明治22年11月23日の新嘗祭に、本郷の合宿所に集い、幅広い郷里関係者の団体をつくり、郷土愛を土台に相互の親睦と切磋琢磨を目的として共存共栄をはかろうとして発足したものであります。明治22年といえば、米沢市の市制施行の年でもあります。
 
会の名称を国家有為の人材を育てる会「有為会」と定め、翌23年1月に新会員募集、2月第2号の機関誌発行、4月飛鳥山で大運動会、8月には郷里米沢中学校(現 米沢興譲館高校)で発起人会、役員会を兼ねた大親睦会を催すなどしてその存在を示し、発足わずか1年にして全国で会員総数429人となりました。当時、米沢地方出身の在京者は、家族や学生を含めおよそ1,100人であったという事です。
 
現在、本会が目指している方向は、会員の親睦を基として郷土出身者の育英と郷土産業の振興ですが、設立当初の主目的は育英事業ではなく、同郷諸氏と共に、学術・思想の道を長短相補って進んでいこうとするものでした。事実、寄宿舎を建てたり、学資の貸費制を設けたりの育英事業を行うようになったのは20年後のそれぞれ明治42年、44年のことです。
 
爾来、幾多の変遷を経て、平成11年には創立110周年を迎え今日に至っています。
 
・・・・・・・・・・・・・・ 
 
 
正直言って、この会のこと知りませんでした。
ごめんなさい。
 
しかも、国家のことを考えて設立したと言うこと、
米沢反映のためという、低い目的じゃなく、目先の利益にとらわれず、正しいことをなすべきと言う、上杉の「義」が生きてるということ。
 
このような団体から表彰され、
 
しかも、
 
しかもですよ、
 
表彰状を授与していただいたのだが、
 
上杉十七代当主、上杉邦憲公、上杉邦憲殿、上杉邦憲教授、上杉邦憲先生。
 
米沢の民として、なんとお呼びしたらいいのかよくわからないんだけど、 
殿は東大を卒業され宇宙航空研究所助教授を経て、文部省宇宙科学研究所教授、そして宇宙航空研究開発機構の発足に伴い、同機構宇宙科学研究本部教授となられた。 
    
そんな殿の隣の席に懇親会で座らせていただき、しかも奥様もご紹介いただき、身に余る光栄。
世が世なら、この席に座れるのは兼続やで。 
 
その上、この国の宇宙行政の裏側など、普段聞けない話まで教えていただき、
なるほど、なるほど、殿は「義」をつらぬかれたのですね、と感心し、感動し、感服した。 
  
しかも、奥様が大阪出身でとっても気さくな方で、東大阪出身の管理人がこんな「義」の旗印の下に集まられた人たちの前で、一時間も脱線しまくり馬鹿話をしたことに対して、「大阪人って、どうしても人を笑わせようとして余計なことを言ってしまうんですよねえ。」と、ご理解をいただいた。
  
  
上杉の「義」。
 
 
これからは貫きたいものだ、と強く思った。
 
殿、がんばります!
   
 
 
 
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2009年6月27日 (土)

ドレスデンからの来客

 
 
1_6
 
 
午後からドレスデン工科大のカール・レオ教授のご家族が米沢に来られた。
とりあえず、観光スポットである伝国の杜「天地人博」にお連れした。
 
実はこれが初めての天地人博、中に入ってちょっとガッカリ。
なぜかって言うと、あまりにもNHKの大河ドラマのパネルばかりだから。
妻夫木とかタレントさんのサインとか、役の紹介とか、とにかく上杉とか直江兼続ゆかりの展示があまりにも少なすぎる。 
 
これじゃあ、ドラマを見ていない人にとっては全然おもしろくない展示なのだ。
特に、ドイツ人のお客さんをお連れして、パネルをお見せしても役者の紹介してもおもしろくないし、歴史的背景を説明しようとすると、パネルにはほとんど英語の説明はないし、当方のpoorな英語の語彙力には、殿とか家老とか、そんな専門用語は含まれてないし、とにかくちょっと薄っぺらくて安っぽいんじゃないのか、天地人博。
 
所詮、この展示会は日本人の、NHK大河ドラマファンの、観光客向けなのだ。
ちょっとガッカリした。
  
 
1_7
 
 
夕食は「旬采こんどう」のカウンター席。
サバーティカルで日本に来られて4ヶ月、オープンキッチンの創作和食はまだ試してないだろうとお連れした。
 
極上の日本酒をグイグイやりながらレオ教授と情報交換。
その中でもココで書きたいのは、給料のこと。
  
ドイツでは最近まで、日本と同じで教授のパフォーマンスにかかわらず給料は一律だったとのこと。
けど、「交渉可能」になったので大幅に給料の上がる教授が出だしたそうだ。
 
たとえば、他大学からの引き抜きの話が来たとする。
すると、それを学長に持って行って給料を上げてくれないと移籍しますよ、と言って給料のアップを要求する。
すると、その大学に必要な人材であれば、給料アップに応ずるとのことなのだ。
もちろん、本人に動く気がなくても、そのオファーを利用して交渉できる。
 
いやあ、いいこと聞いたね。 
あまり口に出して言わないけど、これまでどれだけの大学からオファーがあったことか。
 
結局は野球選手と一緒で、給料の額というのは、どれだけ組織がその選手、教授の価値を認めているかと言うことなのだ。
給料も数倍高い、有機ELに対する国の支援は桁違い、となるとドイツから声がかかると行かない方がおかしいというものなのだ。
   
ドイツの企業と共同研究もやってることだし、そろそろ声がかかるかも知れないですよ、結城学長。
 
 
 
 
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2009年6月26日 (金)

まいど

 
 
きょうは久々のビッグイベント。
まいど1号の青木豊彦社長の講演会が伝国の杜大ホールで開催された。
1時間半にわたり熱く語っていただき、笑って、感心して、最後は涙。
 
しかし、同じ東大阪出身でも、マネできまへんなあ。
 
で、反省点。
まず、こんなすばらしい講演聞く機会滅多にないのに、山形大の学生が少ない。
きっと教授たちが研究と関係ないとか言って講演会のこと、伝えなかったんだろう。
 
それに、講演会場の準備がなってない。
DVDはまともに上映できないし、司会もいまいちで、タイミングをずらしまくる。
最初のDVDが終わり次第、「では、青木さま、どうぞ〜」って言えんか。
 
だいたい、大勢の事務がいるのに、完璧な講演会に出来ないのはおかしい。
たぶん、トップで指揮する人がいないのと、気を利かせて自発的に動く人間がいないからだろう。
こんなとこ公務員的なんだなあ。 
  
 
青木社長、お疲れのところ、夕刻から東京第一ホテル米沢で早稲田大学校友会「稲門会」の会合があって、そこでも約1時間、講演いただいた。
東大阪の中小企業の親父の熱さを間近で感じてもらいたかったのだ。
会長初のイベントとしては、成功だと自分をほめてやりたい。
 
 
二次会は、おいしい日本酒を試していただきたいので、「こんどう」へ。
常連の乱入もあったけど、お酒がすすみ議論が盛り上がり、青木社長もたぶんご満足いただけたんじゃないかと思う。
 
 
第四中学の校長が11月のイベントで講演を熱くお願いしてたので、中学生たちも感動に触れることが出来るかも知れない。
四中評議員としてうれしい反面、青木社長にまたまた米沢においでいただくのは心苦しいなあ。
 
もし、来られたら、絶対このチャンスを逃さないようにね。
市内の中学生たち。
 
 
以下、フォトアルバム。
  
 
(写真)「伝国の杜」にて熱演中の青木社長
1
 
 
(写真)「稲門会」にて
1_2
 
1_5
 
 
(写真)「こんどう」にて
1_3
 
 
(写真)オーナーシェフと
1_4
 
 
米沢活性化、まだまだ続きます。
 
 
 
 
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2009年6月25日 (木)

サクランボと肉ソバとわらび餅

 
 
朝から来客で、学生より出発が遅くなったので、法定速度内でぶっ飛ばして東根に向かった。
きょうは、年に一度の研究室サクランボ狩りの日で、ここのところ行きつけの東根の農園にいったのだ。
 
サクランボ農園は数あれど、この20年間しらみつぶしに鋭意努力し調査した結果、SAITO FARMがもっとも信頼性が高く、歩留まりも高いと言うことを見いだしたのだ。
 
観光農園の中には、実はひどいところがたまにあるので、県外からわざわざ来られる人には注意をしていただきたいと思う。
 
 
こないだも書いたけど、今年は不作と聞いていたので、あまり期待してなかったんだけど、なんのなんの、たわわに赤い果実がなっていて、甘酸っぱい自然からの贈り物を20分で60個もいただいた。
 
農園の人に聞くと、受粉の時期に気温が低かったらしくて、やっぱり不作とのこと、「実が少なかったでしょ」と言われたけど、なんのなんの、たくさんいただきました。とお礼を述べた。
 
 
1
 
 
1_2
 
 
記念撮影後、これも恒例のソバ昼食。
 
で、今回は谷地の「一寸亭本店」
実はこの店、管理人のチョーお薦めで、おいしくてボリューム満点。
とにかく、万人が後悔しない選択肢の一つだと思う。

いただいたのは、肉ソバとソースカツ丼のセット1300円也。
サクランボでたいがい食欲は抑制されているものの、残すとお百姓さんにしかられるので完食した。 
 
 
(写真)まず肉ソバ登場。冷たい鳥そばのこと。これがうまいんだわ。 
1_3
 
 
(写真)ついでカツ丼登場。ほんのりカレー風味がここの特徴。
1_4
 
 
(写真)二つ合わさるとこんな感じ。どやっ、みたいな。
1_5
 
 
いやあ、食った食った、と店の外へ出ると、学生の一部がおいしいわらび餅を食べに行くと言ったので、ついて行った。
 

(写真)天童の腰掛庵入り口。 
1_6
 
 
で、これが大正解。
まずいただいたのが、わらび餅。
 
 
1_7
 
  
一口、口に入れると、
 
 
おおおおお、おいしい。
 
 
この食感、このほんのりとした上品な甘さ。
まいりました。
神様からの贈り物やね。
 
これは、わらび粉100%ですかと、上品な女性の店員さんに聞いたら怪訝な顔をしながら、そうですよ、奈良から取り寄せてます、と丁寧に答えられた。
 
うたがって、すまんすまん。
 
で、次いで出てきたのが、黒蜜金時ミルクかき氷。
  
  
1_9
 
 
見た瞬間、
 
うううううう、うまいに違いない。
とわかる絶品。
 
で、口に含んだら絶命しそうになった。
なにこのふわふわ感。
 
かき氷が蔵王に降った新雪のようにきめ細やかで、瞬間、口の中で昇華した。  
いやあ、なめてかかって御免なさいと言うほかない。
 
  
で、口直しにおまんじゅう。
「醸まん」と言います。 
 
 
1_8
 
 
酒粕配合とかで、ほんのりお酒の香りを漂わせるこの丸くて白い物体はただ者ではない。
 
 
ああ、山形に住んでて良かった、
と心の底から思った一日だった。
 
 
 
  
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2009年6月24日 (水)

裸電球と猫

 
 
きょうは山形市で最後の「有機ELライティングセミナーおよび公募説明会」。
会場には約60名の参加者で、
大阪、東京会場に引き続き、講演は元パナソニック電工の市川デザイナーと、この私。
 
今回は、会場がいわゆる講演向きではない大きな会議室だったので、ブラインドを下げてもずいぶん外から光が差し込み、市川先生の電球を使ったデモンストレーションがちょっと迫力不足だった。
真っ暗な会場だったら、なかなか雰囲気あるんだけどなあ。 
  
そんな、電球を使った導入からいつも話が始まって、「裸電球のイメージは東大阪の町工場のイメージ」と言われるんだけど、東大阪出身でトーマスエジソンと誕生日が同じで、しかも実家が町工場の管理人、いつもそうだ、そうだ、とうなづいてしまうのである。
 
 
前もって、山形県人は笑わずにマジメに聞いていると情報を差し上げておいたのが良かったのか、悪かったのか、大阪人の血に火をつけたようで、いままでよりいっそう力の入ったご講演だった。さすがの無口な県民も、結構笑い、講演を楽しんでいたようだった。
 
いやあ、ラテン系は違うデ。
 
けど、これだけ力を入れられると、その後がやりにくいんだけど、そこは100戦錬磨の管理人、淡々と有機ELの歴史から現状、将来展望を述べ、「明後日は、東大阪の社長、青木さんの講演会が伝国の杜で午後2時からありますよ。ぜひ来てください。」と言って講演を終わった。
 
 
今回は、東北芸術工科大の学生さんが多くてみんなとても熱心に来てくれていて、第一回目の最優秀賞がココの学生さんだったので、今回もひょっとしたら、ひょっとするかも知れないなあと、楽しみなのだ。
 
講演の後、NHKと山形放送だったかカメラを向けられたので、「有機ELの会社も設立されて、ハードは充実したので、これからはソフトを充実させなければなりません」的なことを言った。
テレビ慣れしている管理人、とっさのインタビューでも結構気の利いたことを言えるのがすばらしい(自分で言うな)。
  
 
最後に、
市川先生、大阪、東京、山形と3回もご講演いただき有り難うございました。
おかげさまで講演内容、一言一句、冗談まで覚えましたので、パワポいただけましたら、次回は私が代わりにさせていただきます。
 
 
 
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2009年6月23日 (火)

ネットで餃子

 
 
昨日、あるクラリーノメーカーの人たちと晩ご飯を食べながら話をしていたら、ぎょうざの話になった。
そこで、大阪王将の餃子が最高ですよ、といつものように理路整然となぜおいしいかを語り、京都王将とは違いますからね、と念を押した。
 
それで、ネットでも買えるんだけど、買うなら冷凍もんじゃなくて、生の具と皮の生餃子セットがお店の味に最も近くておいしいですよ、と教えてあげた。
 
ついでに、冷凍餃子だったら新潟の雪国工房のもち豚を使った特製餃子が、アッサリしていてなかなかいけるんです、と最近の発見をもったいぶらずに教えてあげた。
 
あとでメールしますねと言ったんだけど、こんな貴重な情報はブログ読者にも教えてあげなければならないと思って、ここで紹介しているのだ。
  
某DN印刷の青木さんは、ホワイト餃子中毒なんだけど、一度、大阪王将の餃子を食べていただきたい。
 
 
 
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東京は暑い

 
 
きょうは東京で仕事だったんだけど、クソ暑かった。
ジメジメしてて汗はかくし、ハンカチはびちゃびちゃになるし、最悪やないか。
 
と、思って東京駅のホームで帰りのツバサを待っていると、40代後半から50代のオバハンが6名ほどやってきて、とてもけたたましく笑い転げながら話をしはじめた。
 
これが、うるさいのなんの。
五月の蠅か。
 
まさか、オレと同じ車両じゃあないだろうな、自腹切ってグリーン車なんだからね、と心配しながら乗り込むと、いやな予感があたって通路を挟んで隣にグループで陣取りやがった。
 
あ〜あ、最悪や。
 
と思って、ちらちら見ながら無視してたら、靴は脱ぎよるし、お菓子は回し始めるし、「小学生か」と心の中で怒りながらMacBookでメールの返事を書いていると、30分ほどで急に静かになった。
 
 
東京見物で疲れたんだろう、はしゃぎすぎたオバハンたち、ぐーすか寝ていた。 
 
 
 
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2009年6月22日 (月)

メールいろいろ

 
 
こないだメールを紹介した高校時代の「守谷寿司(モリヤスシ)」というガラの悪い友人にサクランボを送ったらメールが3通来た。
 
 
・・・・・・
 
20:23
やっと、届いたわ!
中国産のさくらんぼ!
  
 
20:36
美味しいやん!
お袋も、美味しいと喜んでくれてます。
城戸君、凄いなぁやと!
 
おおきに!
 
 
20:51
城戸のブログ見て一言!
城戸の言う通りや!
一通りでは、片付けられんと思う。
しかしながら、正解はないで!
親が自分の育て方を、修正しながら、自己満足にもって行くだけやろなぁ〜!!
   
・・・・・・
    

さすが、二児の父親、まんざらバカ親ではなさそうだ。
 
それから、今年のサクランボはほんとうに不作で、昨年から寒河江の知り合いの農家にお願いしてるんだけど、昨年の半分以下のようなのだ。
けど、サイズLLのいいところを見つくろって対応してくれた。
 
有り難や、有り難や。
 
持つべきモノは、医者と弁護士とサクランボ農家と、高校時代の出世した友人。
 
 
 
 
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2009年6月21日 (日)

子供を怒る?

 
 
テレビをつけたら、きょうもおばあちゃんが出ていて、子供のしつけについてうんちくを述べている。
どうも有名な脳科学者の奥さんで、有名な幼児教育者らしい。
 
話を聞いていると、べつになんて言うことはない、常識ばっか。
何が特別なの?
 
番組で質問を受け付けて、それに答えられてるんだけど、ためになること、一つもなかった。
時間の無駄だった。
前回見たときは、天才を育てる方法とか言って、他愛のない子供の遊ばせ方を教えられてた。
そんなんで、天才が育ったら世話ないで。
 
だいたい、子育てって、100人子供がいれば100通りあるはずなんだから、ご自分のされてきた子育て経験が、必ずしも万人にはあてはまるはずがないしね。
 
今回、ちょっと気になったのが、子供のしかり方。
だいたい、この人、「子供の怒り方」と表現されてるんだけど、「怒る」というのは、単に感情の表現なんだから、正確には、「子供のしかり方」なのだ。
 
で、こんな些細なことに怒ってるんじゃなくて、しかるときに子供をたたきますか?ということ。
 
この人、怒るには4段階あって、三回まで警告を続けて四回目には、しゃもじを持ってこさせて尻をたたくとのこと。
なぜなら、しゃもじを持ってこさせる間に感情を抑えて冷静になれるから、とのこと。
なんのこっちゃ。  
  
 
はっきり言います。
これ間違い。
 
 
なぜって?
それは簡単。
 
モノでたたくと、モノでたたく子供になるから。
 
たたくときは自分の手で、平手で、たたく。
子供は痛くて泣く。
自分の手も痛くて泣きたくなる。
 
だから、子供の痛みを共有できる。
 
 
結局は、子育てって、自分の子供の頃を思い出して、そしてこれまで生きてきた経験を生かして、常識を持って冷静に考えれば誰でも正解を見つけられる。
誰でも本能的にできること。
  

おかしな教育法に頼らず、まず自分でじっくり考えること、真剣に子育てとは、と悩むこと、かならず答えは見つかります。
  
    
読者の中で、子育てで悩んでる方、質問お寄せください。
そのへんの幼児教育者よりまともなこと言いますよ、この大学教授は。
  
 
 
 
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2009年6月20日 (土)

夏イチゴ

  
 
照明用有機ELパネルの量産が迫った今、その応用展開を考えている。
一つは人工光源による植物栽培。
 
で、きょうは近隣の長井市にイチゴ栽培企業を訪ねた。
企業、というとおりここは元々農家じゃない。
サイエンスと職人技を融合し、駆使して2年前からイチゴ栽培をしてるのだ。
 
一般大衆は知らないけど、普通、イチゴは冬というか春に出回るんだけど、これはそういう品種がほとんどだから。
ここでは、夏でも収穫できる、というか一年中収穫できるイチゴを栽培している。
だから一年中品質一定のイチゴが手に入ると言うことで、ケーキ屋さん、首都圏の高級フルーツショップ、そして極めつけがゴディバのチョコディップイチゴと引く手あまたなのだ。
 
たった二年でここまで成し遂げた技術者たちに乾杯。
 
 
(写真)この季節にこの粒。
1
 
 
(写真)しかも、中まで真っ赤。
1_2
 
 
お問い合わせは、ニュー彩エンまで。
 
 
 
 
 
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2009年6月19日 (金)

国際化

 
 
きょうも日帰り東京出張。
 
米沢駅のプラットフォームで、うちの学生二人、チバ、ノイネとばったり。
スーツを着ているので、
 
「いったいどこへいくのだい。」
 
と聞くと、
 
「先生、京都ですよ。」
 
と答えたので、
 
「ああ、そうか。産学連携会議だったんだ。いつもたいへんだねえ。ご苦労さん。」
 
と言った。そして、
 
「たぶん、オハラ君と飲むんですね。彼に言っといてください、結婚おめでとう、って。」
  
「はい、わかりました。」
 
と、学生。
弁当代と言って、一人に1万円ずつやった(注1)。
 
 
そんな会話を交わしていると、背中の方から牛の鳴き声がした。
振り返ると、これ、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1
 
   
黒毛和牛。
  
とてもおとなしくて、ほとんど動かない。
よくしつけられているのだ。
    
でも、人が近づくと、モ〜、って鳴く。
いや〜、すごいすごい。
  
最近までいなかったので、天地人観光客に対して米沢牛を宣伝する魂胆なんだなあ。
ちょっとうるさいけど、まあ、いいか。
 
 
午後から永田町の都道府県会館で開かれた「有機ELライティングセミナー」で、講演。
きょうも会場一杯の聴衆で、話をして気持ちよかった。
  
皆様、おいでいただき有り難うございました。
   
 
1_2
 
 
一仕事して帰宅すると、キャンプに行ってた娘が帰ってきてた。
一泊だけだけど長い間会わなかった感じがして、寝る前にハグしてチュウした。
いつもやってるんだけど。  
 
バカ親。
 
 
くつろいで、バカついでにダイニングでMacBookを広げてバカブログをパコパコ書いていると、うちのボスがぼやく。
 
「あのね、大学の事務がダメなの。」
 
「何がダメなのですか?」
 
と聞くと、
 
「○○○(国の名前)の○○○○社の契約書が英語で、そのままだとサインできないから和訳が必要で、それを外注するから時間がすごくかかってるの。」
 
30年前か、ここは。 
つづけて、
 
「○○(国の名前、漢字二文字)の○○○○の契約も遅れてて、それも和訳がいるんだって。なんでも、学長が最後に目を通すから和訳がいるそうよ。」
  
そこで、管理人、
 
「うちの学長は英語が読めないんですか?元文部科学省事務次官ですよ。英語なんて国際社会では標準語で、グローバルに活躍している企業では、わざわざ英語の契約書を和訳するなんて、おバカさんなことしませんよ。それに学長は、大学のグローバル化を推進しておられるんだから、まずは時代遅れの事務部門を改革しないといけません。」
 
と、うまく対応した。
  
しかし情けない事務やで。
研究支援係って、誰が誰を支援してるんや。
 
 
 
  
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(注1)うそです。
 
 
  

2009年6月18日 (木)

一流と二流のあいだ

 
 
夕方、駐車場まで歩いていると後ろから、「城戸せんせ〜い」と呼ぶ声。
振り返ると、カッパを着たおじさんが犬の散歩をしていた。
よくよく見ると、近所の「くるまや」の白木実社長。
じゃなくて、白井実社長。
 
近くによって、ワンちゃんたちを見ると、これが立派なボクサーが三匹。
 
しかも、
 
きれい。
 
いままで、犬を見てかわいいとか、かっこいいと感じたことは数知れないけど、こんなに美しい犬は初めて。
聞くと、中の一匹は全日本チャンピオンとのこと。
 
なるほど。
 
実は白井社長はブリーダーで趣味と実益を兼ねて犬を飼ってるのだ。
 
「やっぱり血統ですか?」
 
と聞くと、
 
「ただ単に犬を飼ってるだけじゃあこうなりません。」
 
と一言。
一流のブリーダーと一流のワンちゃん。
  
いやあ、すごいデ。
 
  
1
 
  
駐車場から車に乗って向かったのが「吉亭」。
関西と東京から四名様が研究室見学に来られた。
 
そこで、盛り上がったのが、シャープと松下。 
ご存じのように。どちらも大阪の大手家電メーカー。
どちらも液晶工場に巨額の投資をされた。
  
たとえば、シャープの堺工場、一周6キロで皇居よりもでかい。
でかすぎて構内の移動も疲れるとのこと。
 
で、先日、駅から工場までタクシーに乗ったとき、運ちゃんに聞いたらしい。
 
「どんだけ、客来ます?」
 
「うちだけで、500往復します。」
 
「・・・」
 
 
それに対して、松下の姫路工場。
規模は負けない。
 
でも、違いはココ。
 
駅から工場、工場敷地内、循環バスがあるのだ。
しかも5分おき。
 
だから、お客さんも業者も、駅から工場、そして工場敷地内も歩くことなし、
タダで、らくらく移動できるのだ。
 
もちろん、循環バスは松下負担だけど、バス代なんてたいしたもんじゃない。
事故はなくなるし、お客さんに対するホスピタリティも示せる、そして結局は会社のためになる。
 
 
いやあ、いまだに幸之助魂が残る松下。
ここは生き残れると思った。
  
 
  
 
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2009年6月17日 (水)

新幹線の目撃

 
きょうは東京日帰り出張。
  
首都圏のとあるファンディングエイジェンシーで打ち合わせ。
今年は補正予算が大盤振る舞いなので、情報収集は欠かせない。
 
山形新幹線は行きも帰りも結構すいてて、しかも新型車両で、その上窓側に座れたので、普通車なんだけどコンセントがあって仕事がはかどった。
 
疲れてたり、寝るゾッ、て最初から決めてたりするときは、自腹を切ってグリーン車に乗るんだけど、これが結構おもしろい。
 
なにがおもしろいって、有名人が近くに座ることがあるからだ。
芸能人とか、政治家ね。
 
 
で、きょうは政治家編。
 
彼ら、彼女らは、自分が政治家で有名で目立ってるのはわかってるはずなんだけど、結構、無防備なのである。
たとえば、今週、月曜日。
  
上りのノゾミ、京都から議員バッジをつけた大物代議士が、管理人の斜め前に座った。
お供の秘書はいない。
 
ノートパソコンを開き、なにやらゴソゴソ始めたなと思ったら、トランプゲーム。
 
おいおいおい。
 
30分ほど、パソコンゲームをされた後に、やおら新刊書を取り出して新横浜まで読みふけられた。
 
それはいいんだけど、途中のトイレタイムでのこと。
パソコンを隣の席に置いたまま、ブリーフケースも置いたまま、席を離れること約5分。
  
ちょっと、ちょっと、ちょっと、
 
元財務大臣、あまりにも無防備じゃあ、あありませんか。
国家機密を盗まれたらどおするんですか。
 
と、代わりに見張り、国家の機密を守った管理人。
 
でも気になったのは、カラのペットボトルを網ポケットの中に置いて行かれたこと。
あれはゴミ箱じゃないんですからね。
 
 
先週の山形新幹線。
上り。
お隣に議員さん。
 
山形から乗車されたのか、あいてた隣の管理人の席にまで、荷物を置いておられて座れない。
すいません、と声をかけると、よいしょっ、と言う感じで下ろされた。
 
こちらも分厚い政治の本ですか、熱心に読んでおられた。
 
けどね、靴を脱ぐのは控えていただきたいんですワ。
何度も言うようだけどね。
自宅のリビングルームじゃあないんだから。
 
 
昨年だか、一昨年だか、夜の新幹線。
斜め前に議員さん。
 
靴を脱がれて、リラックス。
しかも、床には新聞をひかれる念の入れよう。
 
あのう〜、夜行列車で信州にスキーに行くんじゃないんだからねえ。
 
しかも、右手に携帯、左手にお菓子。
もぐもぐ、むしゃむしゃ、携帯チェック、
 
ピッピッピッ。
 
しかも、降りる時も新聞ひきっぱなし、ゴミ散らかしっぱなし。
 
おいおいおい。
 
リラックスしすぎや。
県民の代表としては恥ずかしいでえ。
  
 
と、まあこんな風に見られてないようで、しっかり見られてる議員さんたち。
清き一票を失うかもしれないんで、外では学級委員のように優等生でいましょうね。
 
と、自分のことを棚に上げる管理人なのであった。
 
 
  
 
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2009年6月16日 (火)

スレッシュホールド

というのは、日本語で閾値のこと。
 
きょうは、午後から東北大の多元研から笠井准教授、増原助教が来られて共同研究の打ち合わせ。
とてもオリジナリティが高く、今後の応用展開次第では一つの分野を形成できるポテンシャルのある研究領域でとても興味深い。
 
初めてあった増原助教はまだ30代前半のバリバリの現役。
しかも、城戸ブログを毎日チェックして、
しかも、いい記事はプリントアウトして学生に読ませる、
という好青年なのだ。
  
「こんどう」での懇親会でぶっちゃけ討論会となって、東北大の課題、問題点をしこたま聞いて、
いやあ、旧帝大も頭の痛い問題を抱えているんだなあと、弱小山形大にいてよかったと思った。
 
いろいろ話をしていると、なんだか自分が30代の頃のとんがりようで、ひょっとするとこの人は将来日本を代表する科学者になるかもしれないなあと、本能的に感じた。
ただ、一流から超一流になるには、マックを使うだけじゃなく、ある閾値を越えなければならず、それにはある種の「キレ」が必要である。

すなわち、自分の思い通りのことを研究するために教授とけんかする。
学科の意向に反しても自分の意志を貫く。
こんな、「キレた状態」で突き抜ける勇気と根性が必要なのである。
 
 
若手らが二次会に移動した後で、管理人は「こんどう」内で場所替えして別の会合に参加。
何を隠そう、客員教授の坂本桂一先生が大学での講演後に一息つきに来られてたのだ。
 
最近の著書、「坂本桂一の成功力」の中では、ビジネスで成功するためにはスレッシュホールドを越えなければならないと、管理人の言ってることそのものを文章にしてご自身の体験談を披露されている。
結局は、ビジネスでも研究でも必要な能力は同じなのだ。
 
やっぱり、超一流というのは、知識だけじゃなく、ある種の性格というか能力がなければならないと再確認した。
 
 
 
教育者というのは、いまの若者に「いかにキレさせるか」、というのが最も重要なんではないかと思う。
 
5時半から11時まで、有意義な時間だった。
 
 
 
 
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2009年6月15日 (月)

大阪人と山形人

 
  
久しぶりの大阪出張で、朝から新幹線に乗りっぱなしの管理人。
  
大阪というと、高校まで大阪だったんで、いまだに高校の不良同級生につきまとわれて困っている。
つい最近もこんなメールのやりとりがあった。
  
 
モリヤスシ
「ケンちゃんが、さくらんぼ届いてへんて言うてんでえ!」
  
カンリニン
「今年は山形のサクランボは不作で、一粒も木になってません。市場に出回ってるのは全部中国産ですから。」
   
モリヤスシ
「そうか、それは、しゃ~ないやん!無理な事言うて、俺が悪かった……。
  
 
 
  
  
って、アホかぁ ~!
テレビで、バンバンさくらんぼ狩りやっとるわ!!」
   
カンリニン
「ばれてましたか。旬は21~28くらいやからね。もうちょっと待っとき。」
  
モリヤスシ
「やっぱり、世界規模の男は、ちゃいまんなぁ~!! ながれいし社長!」
  
  
と、こんな具合で、こちらが好意で贈るものを請求するんやから大阪人はたちが悪い。
 
 
そんな大阪、
 
きょうは大阪駅近くの会場で、午後遅くに「有機EL照明デザイン公募」の説明会で講演を行った。
 
第4回目の今回は、公募も知名度が上がり、参加者数も前回を上回り申し込みは130名を超え、会場は一杯。
しかも専門家のデザイナーさんたちがとても多くて、期待度が高かったことを証明した。
先日書いたけど、この公募事業を今年は辞めなさいと山形県の親団体から言われたんだから、この盛況ぶりを見て欲しいものだと思った。 
 
で、講演会、
 
一人目は照明デザイナーの市川邦治さん。
元パナソニック電工の照明デザイナーで、第一回目の公募の時から審査員としてお世話になっている。
 
45分ほどの照明に関する講演で、小道具も使われ、軽妙な大阪弁で聴衆をわかす、笑わす。
やりにくいんだなあ、こんな講演の後は、
と思いながら続いた管理人、沈着冷静にとりあえずマイペースを保った。
 
 
セミナー終了後、市川さんに、管理人から一言、
 
「大阪会場が一番盛り上がるんです。東京会場では思ったほどうけないですよ。山形ではクスリとも笑わず皆真剣に聞きますから。」
  
と山形人の生真面目さを伝えておいた。
 
 
このように大阪人と山形人、その県民性が180度違うんだけど、知事を見れば違いが一目瞭然。
受け狙いのパフォーマンスが多いけど即断即決、行動派の橋下知事。
パフォーマンスなし、即断即決もなし、慎重派の吉村知事。
   
どちらが地方のために良いのか、
どちらが歴史に名を残すのか、
時が判断してくれるだろう。
 
まあ、そんなに時間はかからないと思うけどね。
 
 
 
 
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2009年6月14日 (日)

こんどう美女三人

 
 
金曜日の夜、オーガニックライティング社の懇親会で「吉亭」でしゃぶしゃぶをいただいてたら、こんどう親方からメールが入って、「こんどう美女三人」がこれからボーリング大会の反省会を始められますよ、と連絡が入った。
 
ふむふむ、美女三人ね。
 
 
想像を働かせた管理人、
 
こんどうに出入りする女性は多いけど、美女と言えば、この三人、
 
キョウコちゃん、ミカちゃん、ノリコちゃんなのだ。
 
 
だけど、隣にいた管理人のボスは、
 
マツザカ姉妹にホンマさんの奥さんでしょ、
 
と言った。
 
 
ほほう、そういう選択もあるなあと思って、昨夜こんどうで食事をしたとき親方に聞いたら、
 
確かに、マツザカ姉妹+ホンマ奥さんだった。
  
 
この六人がわかる人、かなりの「こんどう通」です。
 
 
 
 
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2009年6月13日 (土)

日韓台国際会議のお知らせ

  

昨秋開催されたドイツのドレスデンでの有機EL国際会議でのこと。
 
管理人と九州大の安達教授、味のないスペイン料理に塩を振りかけながら、
 
「ヨーロッパは一つにまとまってますねえ、アメリカもNAFTAがあるし、いまだに求心力はあるし。」
「それに引き替え、アジアは未だにバラバラですよねえ。」
「このままだと、未来永劫欧米の植民地かなあ。」
 
ということで、政治家や外務省は全く当てにならないので、まずは民間で、若者で、アジアを一つにする努力を始めましょう、と盛り上がり、
 
日韓台で国際会議を立ち上げることにした。
 
名づけて、
 
Asian Conference on Organic Electronics
9月3〜4日 in Fukuoka
 
年配の人たちは、歴史的な背景もあり、いまだにわだかまりがあるかもしれない。
けど、いまの自分たちはそうじゃない。
自分たちでアジアの未来を作るのだ。
 
という志の高い会議なのだ。
 
 
会議はこの三国で持ち回り、若手中心に交流を深める。
短期留学も始めると思う。
 
とにかく、もっともっとお互いを知り、理解し合い、技術を高めあい、世界をリードしていきたいと思っている。
   
第一回目は有機半導体研究のメッカである九州大でということで、まあ地理的にも韓国や台湾から近いし、ということで福岡で開催しましょうと決まった。
安達先生にすばらしい会場も確保してもらった。
 
  
グローバルに活躍したい若者、趣旨に賛同していただける人たち、
ぜひぜひご参加ください。
 
九州で飲み明かしましょう。 
 
 
 
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2009年6月12日 (金)

山形の社長さんたち

 
 
朝、メールをチェックしたらサント電業の嶋貫社長からメールが入ってて、昨日のブログで紹介してくれて有り難うございましたというお礼が述べてあった。
嶋貫社長とはここ数年来お付き合いしていただいてて、管理人はサント電業のホームページがダメだよ、とかドライフルーツのパッケージデザインを変えなさいとか、無料でアドバイスをしていたのだ。
 
返事に、ドライトマトを持ってきてくれれば宣伝してあげますよ、と言ったら、早速、自宅まで持ってきてくれた。
この社長、体は重いけど、フットワークは軽いのだ。 
 
 
1
 
 
午後からはオーガニックライティング社の打ち合わせ。
7月1日の山形大での公式記者会見の内容について話し合った。
他にも、本社オフィスの下見とか、ハローワークに人材募集に行く話とか、各種補助金の申請の話をしにコアメンバーが集まったのだ。
  
この会社の出資者には県内企業の社長さんたちがいる。
タカハタ電子の安房社長、後藤電子の後藤社長、もとXX電子の○○社長、大学発ベンチャーの△△社長、そして番外編として三重県の□□社の○×社長。
 
とにかく、個性的な面々で、「吉亭」での懇親会も、有機ELの話に始まり、蝶々の話から、魚釣りの話、鮎の簗場の話、吉村知事の話、スピーカーの話、ダジャレの話と180度クルリンパと話題が変わるので楽しくもあり、ついて行くのが大変だ。
 
 
ということで、マスコミの皆さん、7月1日(水)午前10時から山大小白川キャンパスにて公式記者会見を開きます。
オーガニックライティング社について詳しく報道されたい記者さん、それと7月1日時点で県庁がバレー構想第二フェーズに関してなんの方向性も示してない場合は、バレー構想推進者としての爆弾発言が飛び出すかもしれないので、それを聞きたい記者さん、ぜひぜひお集まりください。
 
 
 

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2009年6月11日 (木)

喜右エ門

 
 
というのは、米沢郊外にできた新しいイタリアンのリストランテ。
先日、ジーエスデザインの福崎さんから教えてもらったので、きょう早速お昼に行ってきた。
 
大学からは車で15分くらいか。
新しすぎてナビに登録されてないので、地図を頭に入れておいた。
少々わかりづらいんだけど、迷わずに到着、雨の中お店に駆け込んだ。
 
店の内装はといえば、センスよく落ち着いた雰囲気でグー。
オリビアニュートンジョンが流れていたのはご主人の趣味か。
お店の人(たぶん奥様)も親切で、サービスもよし。
 
 
ランチはパスタが数種類用意されてて、管理人はエビのペペロンチーノ、ツレがトマトのスパゲティ。
どちらも美しく盛りつけられていて、食欲をそそる。
 
 
(写真)地元野菜のサラダはきれいです。 
1
  
  
ペペロンチーノは予想通りの味で、ピリッと、アッサリ、おいしい。
エビが大きくて、プリプリしていた。 
 
ただ、心もち、もう少しだけ堅めに茹でてもらった方が、父方の祖父がイタリア人の管理人にとってはぴったんこの歯ごたえになる。
 
 
1_2
 
 
ツレのトマトスパゲティを味見と称してフォークにぐるぐる一杯巻き付けて食べたら、アッサリした中にドライトマトの味がなんというかトマトが凝縮したような味がした。
   
でも育ち盛りで肉食の管理人にとってはトマトオンリーは少々抵抗があるデ。
 
  
1_3
 
 
お勘定の時に、手元に置いてあったチラシに目をやると「常温乾燥機」の文字が。
 
レレレ、
 
と思って、よく見ると、
「サント電業」の文字が。
 
これって、嶋貫さんの会社。
これって、山大工学部が誇る鹿野一郎博士がお手伝いして開発した常温乾燥機。 
 
そういえば、この会社は米沢が誇る「山椒は小粒」の会社で、他にはない技術を持っているのだ。
なんでドライトマトがこんなにおいしいかっていうと、常温で乾燥するので酵素や栄養分が壊れない。
だから、ギュッとそのまま濃縮された味になるのだ。
 
やるなあ、サント電業。
やるなあ、鹿野博士。
これでビジネスセンスがあればお金持ちになれるのに、惜しい。  
  
 
3月にオープンしたばっかりだけど、地元の食材にこだわるこのお店、米沢を代表するイタリアンになるだろう。
 
 
リストランテ 喜右エ門
山形県米沢市大字長手1668
TEL/FAX 0238-28-0284
火曜日定休
 
 
 
 
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2009年6月10日 (水)

若手とベテラン

 
 
きょうは企業の来客の後、有機デバイスセミナーで新進気鋭の若手二人に講演いただいた。

 
1


お一人は、早稲田大学の須賀健雄助手(左から2番目、プーさんの横)、もうお一人は九州大学の横山大輔助教(右から二番目、管理人の横)。
 
須賀さんは先日早稲田大学で開かれた研究会で知り合ったんだけど、博士号取得後にアメリカのバージニアテックでポスドク修業をした後に、早稲田で研究助手をしているとのこと。
有機ラジカルを使ったバッテリーとか、メモリーとか、非常にオリジナリティが高く最先端の刺激的な話をしていただいた。
 
横山助教はこないだの応用物理学会の発表が内容、講演態度、とてもすばらしかったので、ぜひともフルバージョンで話を聞きたかったのだ。
 
お二人とも期待通りの講演で大満足。
「こんどう」での懇親会ではお酒が進み、それぞれの今のボスの話になり、あれれ、そうだったの〜、とか、そりゃまずいでしょ、とか、裏話に花が咲いた。
 
 
山大関係者が集まる「こんどう」、実はきょうも小山副学長が来られてて、挨拶に行ったらこちらの宴会に乱入。
マックの話で盛り上がり、特に科研費の大きいのとか、NEDO若手グラントとかを立て続けにゲットして、一夜にして成金になったプーさんが、デスクトップを買い換えて、さらにノートブックまで注文したことを管理人から報告した。
 
小山副学長は数字に強くて、全教員の誕生日、すなわち退官日を記憶しているという財務省の官僚のような記憶力の持ち主で、きょうは14兆円のばらまきの話になって、山形県は人口がちょうど1%、工業出荷額も1%、とにかく1%なんだから、14兆の1%が山形に来なければならないと、持論を展開した。
そして、これまで山形大に付いた研究棟とかその他もろもろの助成金や交付金が50億くらいなので、あと90億こなければつじつまが合わないと騒いだ。
 
そこで、管理人が一言、
 
先生、私が90億ほどいただきますから、それでちょうど1%になりますからね、とまじめな顔で言った。
 
 
お願いしますね、総理。
 
 
 
(後日談:14兆の1%は1400億でした。)
 
  
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2009年6月 9日 (火)

滋賀県有機エレクトロニクス研究所

 
 
修行から帰ったらすぐに元のように千客万来。
きょうは滋賀県の企業の方々も見えられた。 
 
有機EL照明の事業化を目指されてるとかで、情報交換。
その中で、地方自治体の取り組みの話になって、山形県の実情をお話しした。
 
 
その昔、NEDO大型プロジェクトを山形大で受託したときに、県庁の工業振興課の人たちが見えられて、ぜひともNEDOプロジェクトの成果を県内企業に移転してほしいとの要望。
 
そこで、管理人が一言。
 
「これは国のためのプロジェクトです。山形県が有機ELで産業の活性化をしたいのなら、誠意を見せてください。努力してください。
予算をつけて研究所でも建ててください。そうすれば喜んで山形県のためにつくしましょう。」と申し上げた。
 
さらに付け加えて、
 
「バレーを作るには、20年かかります。まず最初の10年間、60億かかります。その気はありますか?」
 
そしたら、商工労働観光部の部長、
 
「60億、出せます。」
 
結局は、まず第一フェーズ7年間で43億の予算が付いたんだけど、現状では、40億を切るまで予算をいつの間にか減らされた。
 
そして、最終年度の今年は、第二フェーズの予算をどうするかで、県庁はいまだに決断できない。
 
元々、バレー構想は20年間で始まった。
アメリカのシリコンバレーだってそれぐらいかかったのですよ、ということで、20年なんだけど、「議会を通すには、まずは最初の期間を7年として予算をつけなければなりません。」と言うことなので、第一フェーズ7年で始まったのに。
  
それが、時が過ぎ、担当が代わり、知事が代わり、最初の20年構想はどこえやら、たった7年でシリコンバレーができるなら、苦労はしないんだよ、とイライラが募る管理人なのだ。
知事はじめ地方自治体が本気じゃないのに、どうしてお手伝いする必要がある? 
 
 
そこで、昨年、滋賀県のある交付金を必要としないリッチな市の職員の人たちが来られたときに申し上げたことを今日も企業の方々に申し上げた。
 
もし、山形県が第二フェーズの予算をつけなくて、滋賀県およびこのリッチな市が予算をつけるならば、よろこんで研究所ごと引っ越しますよ、とあんまり大声では言えないことを激白した。
 
滋賀県知事は女性知事、山形県知事も女性知事、どちらが県内産業の活性化を真剣に考えられてるかで、有機エレクトロニクスバレー構想は容易に西に動くのだ。
 
ぜひこのことを嘉田知事にお伝えくださいと言うことで懇親会はお開きになった。
  
 
間違ってますか?管理人。
 
 
 
  
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2009年6月 8日 (月)

グレ料理

 
 
ということで、大漁だった(?)粟島釣行。
土曜日は、帰宅途中の夕方の5時半に「旬采こんどう」に魚を持ち込んだ。
 
 
22
 
 
そしたら話を聞きつけた「山大の未来を考える会」のメンバーが夕刻から集合して、
どうすれば大学を改革できるか、とか、どうして米パン博士が来ないのだ、とか、なぜ管理人に鯛が釣れなかったのか、など大学とは関係ない話のほうで盛り上がった。
 
隣に座ったイチロー君、メインディッシュの鯛がないことに気づき、「鯛を釣りまくった隣の人とは同じ餌を使ったんですか?」と心ない質問。
「こらこら、そんな失礼な質問するんじゃない。」というのも、「同じ餌を使ったと答える確率は90%以上で、しかもそう答えると、結局はオレがへたという結論になると言うこと間接的に指摘してるんことなんだからね。」と教えてあげた。
 
キョウコさん曰く、学生の時にバイク事故で頭を強打してから空気が読めなくなったとのことだった。
出世せんな、イチロー。
   
そんなこんなで馬鹿話をしながら日本酒をいっぱい飲んで夜が更けた。
 
 
(写真)グレ刺し、イナダ刺し、サンバソウ(イシダイの子供)刺し、とおまけのイカ刺し。
いやあ、お見事お見事。
24
 
 
(写真)イナダのなめろう。日本酒にあうねえ。
25
 
 
(写真)グレのフライ。白身の淡泊さがたまりませんなあ。
26
  
  
(写真)グレのしゃぶしゃぶ。この白身魚に辛みの効いたタレがあうのだよ。
23
 
 
ほかにも、グレの山河焼きがあったけど、写真撮る前に食べた。
それと、鮮魚センターで買ってきたサザエのつぼ焼き、これも食べちゃった。
 
しかしまあ、まさかあんな木っ端グレやイナダが豪勢な料理に変身するとは、おどろき桃の木山椒の木なのだ。
恐るべし、近藤廣吉。
  
 
秋の粟島釣行では、かならずや真鯛をゲットしてくるからね。
びっくりするような料理法考えといてください。  
 
 
 
 
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2009年6月 7日 (日)

幻の真鯛

 
 
昨夕、修行を終えて帰還。
木曜日は午前11時から夕方6時半まで、
金曜日は早朝の午前4時から夕方6時半まで、
そして最終日の昨日は午前4時から11時まで、
日本海に浮かぶ磯の上で
 
瞑想。
 
うそです、ほんとのことを言うと、真鯛を狙って竿を振り続けたのです。
釣りが好きでもなんでもない人にとっては、三日間で合計29時間も磯の上で生活するというのは「修行」に感じると思うけど、それが平気なクレイジーな仲間6人で春恒例の粟島に磯釣りに行ってきた。
  
 
で、写真付きで報告。
 
  
新潟県の岩船港から高速船で約1時間。9:30に出て10:30には粟島着。
11
 
 
粟島に着くと民宿のオヤジさんが迎えに来ていて、島の反対側の集落へ移動。
昼飯を食べてから磯に渡るのかと思ったら、着替えてすぐだって。
ええっ、お昼ご飯どうするの、と聞いたら、あらっ、買ってないの?、の返事。
しょうがないなあ、とぼやきながらゴトウ社長がパンとソーセージをくれた。
  
漁港から磯場へ。
 
 
こんなとこです。「カブト」と呼ばれてる磯。
13
  
 
磯についてお腹が鳴りだすも、夜の7時まで迎えは来ないというので、パンとソーセージは午後2時、餓死寸前までおあずけ。おいしすぎて涙がちょちょ切れそうになった。
社長は命の恩人です。 
 
 
12
 
 
4時過ぎから、小さいグレ(メジナ)とかイナダ(ハマチの小さいの)がバタバタっと釣れた。
 
 
7時過ぎに民宿に戻り、速攻で風呂を浴びて夕食。
地産地消の極地。
粟島を感じた。
 
 
17
 
 
9時消灯。
翌日、3時起床。
 
スズキ師匠と磯にあがる。
これがまだ薄暗い午前4時。
 
けど、
 
この日は潮が悪いのか、お魚ちゃん姿を現さず。
挨拶にきたのは、こいつ。
 
しばいたろか、コラッ。
 
 
14
 
 
7時ころ、漁師さんがおにぎり二個を届けてくれた。
磯の上ではおにぎりはごちそうなのだ。
 
12時ころ弁当が到着。
暖かいお茶付きで、磯の上ではお弁当は「こんどうの牛肉づくし」並においしい。
 
 
15
  
 
午後3時になっても、
なにも釣れない。
  
  
16
 
 
なにを思うのか、スズキ師匠。
と思っていると、おもむろに携帯を取り出して漁師さんに電話。
磯替えだとか。
 
しかし、「磯場と携帯」って、この不思議な組み合わせはなんなのだ。
ちなみに、ここではauしか通じませんのでその辺のとこよろしく。
 
磯替え後、師匠、25センチの真鯛ゲット。
さすがやね。
 
でも、今日はこれだけ。
 
磯から港に向かう船上で見た夕日が美しかった。
 
 
18
 
 
前日と同じように民宿到着後、風呂、食事、睡眠、のプログラムされたかのような健康的な生活。
ゴトウ社長のイビキがヒンシュクを買っていた。
 
で、これ夕食。
 
 
19
 
 
初めていただく鯛の白子は絶品でございました。
 
翌日は3時起き、で4時には磯の上。
第一投からイナダがかかって、第二投でもイナダ君。
 
きょうは行けるでえ、と期待が高まるも管理人はそれっきり。
 
しかし、世の中不思議なことがあるもので、5メートルほどしか離れていない同じ磯にあがったハヤシさんは、釣り堀でニジマスを釣るように、25センチくらいの真鯛2尾を立て続けに釣るので、おいおい、ここの魚みんな釣ったらダメだよう、と心の中で思っていたけど、その後も真鯛一尾追加して、
50センチの黒鯛まで手品師が帽子からウサギを出すように海の中から引っ張りだした。
 
イナダなんていらないもんね、って放流する姿が管理人よりちょっと志が高いんだからニクい。
 
 
20
 
 
21
 
 
で、結局は、管理人の三日間での釣果はこれだけ。 
「こんどう」で調理してもらったので、その話は次回ね。
  
  
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(ちなみに、写真中のサザエは岩船鮮魚センターで16個1000円で購入したものです。)
 
 
6名で三日間の戦果を報告すると、25〜40センチの真鯛が10尾ほど、50センチ黒鯛1尾、イナダ多数、アイナメなど。
  
目的の真鯛をゲットした人、スズキ師匠、ハヤシさん、イマイさん。
鯛にフラレた人、管理人、ゴトウ社長、ホンダさん。
 
 
粟島渡航歴2回、いまだに真鯛にはお目にかかれない管理人、
リベンジを誓ったのであった。
 
 
 
 
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2009年6月 4日 (木)

不在のお知らせ

  
 
管理人、修行に出ます。 
6月4日(木)朝より6日(土)の昼までメールを読めませんし、電話もつながりません。
 
よろしく。
 
 

2009年6月 3日 (水)

アクセル再び

 
 
きょうも東京日帰り出張。
 
iPhoneには電話やらメールやらが入って来る。
とくに一般大衆の使っているしょーもない携帯と違って、大学に送られて来るメールまで転送されるので便利だ。
 
その愛用のiPhoneに、いい知らせが二つ。
 
一つ目。
 
電話。
うちの娘がそろばんの暗算の一級に合格した。
2年から習い始め早3年、そろばんの一級は3月に合格して、暗算を残すのみだった。
本人より、父親より、母親が一番喜んでたみたいだ。
一番心配もしてたしね。
 
二つ目。
 
これはメール。
有機エレ研の鈴木室長から。
アクセルの長谷川社長と梅津さんが、わざわざ研究所に来てくれて、有機ELデザイン公募の協賛金を二口から四口に増やしてくれたのだ。
20万円だよ。
 
きっと、このバカブログで公募事業の資金的な厳しさを知り、増額してくれたのだ。
 
   
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いやあ、長谷川社長は男の中の男やね。
従業員が20数名しかいないのに、そこいらの規模だけがウスラでかい企業よりも男前や。
 
この社長、単にキップがいいだけじゃなく、
イケメンやし、
奥さん美人やし、
ボーリングうまいし、
足長いし、
手早いし、
 
未来の米沢市長やで。
 
 
・・・・・・・
 
  
こんなもんで、よろしいでしょうか、社長。
 
 
 
 
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2009年6月 2日 (火)

一本の大木

 
 
ただいま午後10時38分。
眠い。
 
なんで眠いかと言うと、さっきまで田酒とか、酔鯨とか、とてもおいしいお酒をいただいてたから。
 
どこかって?
 
沖津信也アトリエで。
 
で、沖津信也って誰?
 
米沢四中の前校長。
かつ、日展入賞の画家、
かつ、米沢の空手道場の創始者。
 
まず、見てください。
  
  
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元々、美術の先生だけど、ここまでの芸術家は東北ではこの先生だけ。
 
中学校長で、不登校、不良、どうしょうもないバカ親の性根をたたき直せるのは、東北ではこの先生だけ。
 
とにかく型破り、王道をなんの気兼ねもなしに突き進まれる、その態度に感動。 
 
とてもきれいで情感にうったえる絵画に囲まれて、最高の美酒に酔いながら、管理人、希望を申し上げた。
 
大きな木が一本だけ描かれてる絵画が欲しくてたまりません。
なぜか理由ははっきりしないんですが、そんな絵が欲しいんです。 
 
それは、たぶん自分自身がそんな存在になりたいと願う深層心理から来ているのです。
私のようなヘタレが山形県を背負うなんて、とんでもないと心の底では思っている。
でも、そういう存在になって、命をかけても山形を活性化したい気持ちが深層心理ではあるのです。

と、申し上げた。
 
 
沖津先生、ぜひ、そんな絵を描いて、プレゼントしてくださいな。
 
そんな管理人の気持ちを吉村知事に知ってもらいたいと心の底から思った今夕だった。
  
  
  
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2009年6月 1日 (月)

JST

 
 
というのは、独立行政法人「科学技術振興機構」のこと。
 
文部科学省系の科学研究費を管理する団体は大きなのは二つあって、このJSTと日本学術振興会(略して学振)。
先日も民主党の代議士が、補正予算のバラマキだと言ってJSTが扱う700億近い産学連携拠点建設の予算に噛み付いておられたので、名前を聞いたことがあるひとが多いかもしれない。
 
で、ここでは、このバラマキが悪いって言うんじゃない。
まあ、とりあえず弁護しておくと、文部科学省で科学研究費の予算の管理を省内の少ない職員でやれる訳がなくて、このような外郭団体が必要なのは、その活動内容をみていただければよくわかる。
だから、こういう法人は必要不可欠なワケ。
なけりゃあ、文部科学省の職員をもっと増やさないといけなくなるんだからね。
 
 
実は、きょうは日帰り東京出張で、昼からJST主催のワークショップに出席して来た。
正式には「戦略的イノベーション創出推進事業ワークショップ」と言って、今年度からスタートする10年間のプロジェクトの課題について話し合おうと企画された。
会議のテーマは「新局面を迎える有機エレクトロニクス〜いま、解決すべき課題は何か〜」と一般読者にはちょいと固い。
 
配られた資料から事業概要から紹介すると、このとおり。
   
・・・・・
 
戦略的イノベーション創出推進事業は、JST戦略的創造研究推進事業(CREST, ERATO, さきがけ, SORST)等の成果から産業創出の礎となる研究開発テーマを設定し、当該テーマの下で公募選定された産学連携による複数研究開発チームの下で長期一貫(最大10年)した研究開発を進めます。(その際、コンソーシアムによる相乗効果が最大限発揮されるよう事業運営を行います。)
 
・・・・・
 
ということで、公募期間は7月頃から2ヶ月間
研究開発テーマの候補は5つあって、そのうち2つが今年度から実施される。
その5つとは、
 
・iPS細胞
・有機エレクトロニクス
・フォトニクスポリマー
・透明酸化物
・超伝導システム
 
で、もし自分が文部科学大臣だったら、 「iPS細胞」と「有機エレクトニクス」を選ぶね。
 
というのも、iPS細胞はご存知のとおり、超ホットで国際競争も激化、予算はいくら付けても付け足らないことはない。
有機エレクトロニクスと言えば、他のテーマと比べてもその産業界へのインパクトがでかい。
うまくいけば、シリコン半導体産業より大きくなるかもしれないのだから、雇用創出の点からも予算はいくら付けてもバチが当たることはない。
  
 
実は、これまで主に経済産業省系のNEDOから研究予算をいただいてる管理人は、JSTや関係者にとっては文化の違う島からやって来たヨソ者のようなもの。
ヨソ者でならず者か。
  
JSTのCREST、ERATO、さきがけ、SORSTなどの事業からは1円もいただいてないし、何を隠そう、さきがけには助教授のとき応募して落とされた…。
 
 
で、きょうのワークショップだけど、ヨソ者の管理人には、逆に文科省と経済省の違いがとてもよく見えたので紹介しつつ、解説しつつ、コメントもしたい。 
  
まず、研究期間が10年と長いこと。
これは研究者にはありがたい。
長期的テーマにじっくりと取り組める。
 
NEDOプロジェクトなんて、最近は3年だったりして、あっと言う間に、昼寝してる間に終わるので、極めて短期的なテーマにしか取り組めなくて、革新的技術を生み出すというよりは「改良」で終わることが多い。
 
その点で、イノベーションを掲げ、研究期間を10年間と設定したJSTに拍手!
  
 
しか〜し、
 
 
産学で連携して、プロジェクト終了後に実用化して新産業の創出を行わないといけないという点が、おおきなマイナス。
  
もともと、大学中心ですすめられているJSTの一連のプロジェクト、研究成果の実用化と言う点で認識が極めて甘いのだ。
 
まず、産業界に大学と共同研究して、10年後のプロジェクト終了後には実用化しますよ、というような奇特な会社は日本にはない。
アメリカにもないし、ヨーロッパにもない。
地球上どこ探してもない。
 
また、大学主導の国プロジェクトに、お付き合いできる会社もこの大不況で少なくなってきたし、10年間も研究開発に投資できる会社はイリオモテヤマネコ並みに数が激減した。
 
この会議でもちょこっと発言したんだけど、あるNEDOプロジェクトでは、途中から有機ELの開発で参画した某電機メーカーが、プロジェクト終了直後に有機ELディスプレイ事業から撤退、最初から参画していた某メーカーも液晶駆動用の有機トランジスタの開発を行ったけど、今や液晶パネル事業から撤退した。
 
現場にやる気があっても経営者が変わったとたんに事業打ち切りなんて日常茶飯事なんだから、10年後のことなんて経営者すらわからない。
 
一般読者のために、たとえて、わかりやすく言うと、定年間近の団塊世代サラリーマンが、定年になったとたんに奥さんが離婚しようと準備しているのを知らないようなものなのだ。
 
だから、企業が気が変らないうちに実用化させようと、NEDOのプロジェクトは3年とか5年の短期間なのである。
  
 
じゃあ、文部科学省のJSTらしい10年プロジェクトとはいかにあるべきなのか。
JST理事長の代わりに、帰りの「つばさ」の中でプーさんおすすめの中華弁当をほおばりながら考えてみた。
 
 
文部科学省系なんだから、大学中心である。
この場合、大学というより大学の教員そのものが重要である。
とにかくイノベーティブで、型破りで、しかも実用化に興味があり、できればそのセンスがある人、できればその経験のある人を課題のリーダーに選ぶ。
それができればプロジェクトは半分成功したようなもの。
 
最終的に5つの課題が選ばれて、一課題について毎年1億円の予算が付くというので、課題リーダーのすべきことは、10年間でできるだけ多くの技術の実用化を目指してチームを編成すること。
 
これができれば、プロジェクトはもう半分成功したようなもの。
 
たとえば、1億だと、二つの大学研究室と一つの企業、あるいは、一つの大学研究室と二つの企業か。
なぜなら、実用化には少なくとも材料開発、デバイス開発、製品開発の3つが必要で、それを大学一つの研究室で引き受けられるところは非常に少ない。
 
   
で、成果が出た後の実用化は、大企業に移転するのではなくて、ベンチャーと言う形で始める。
なぜなら、先に説明したように企業はあてにならないから。
  
要素技術が揃ったところで、ベンチャーを設立し、アメリカのようにJSTが新たにまともなSBIR制度を準備して、実用化に向けてフェーズ1、フェーズ2、フェーズ3とベンチャーの実用化技術、製品の開発を支援する。
フェーズ1の場合、たとえば、年間1000〜2000万を2年、フェーズ2は3000〜5000万を3年、そしてフェーズ3では5000万〜一億を3年間支援することにより、実用化技術が整う。
もちろん、フェーズの変わり目に厳正に評価することを忘れてはならない。
 
最後の段階でのexitとしては、VCからの支援を得て工場建設および製品化、あるいは大企業にすべての技術を売却する、という選択がある。
 
大企業側としても事業化に必要な技術がすべてが整った状態での買収なので、そのまま製品化に移行できるのである。
  
このようなベンチャー創出を、一課題あたり10年間で3つ実行できれば、5課題で15のベンチャーが生まれることになる。
アプリケーションによっては10年もかからないので、要素技術が見えた段階で起業するのである。
 
現状でのJSTのプランでは一課題で10年後に一企業が成果を実用化することになっているので、これじゃあ産業界へのインパクトはあまりにも小さい。
 
いっそ、事業化なんて旗は上げずに、大学での基礎研究に徹した方がいいと思う。
  
 
と、いうことで、5つのテーマというより、5人の課題リーダーを選ぶこと、これがプロジェクトの成功にもっとも重要だと思う。
 
イノベーティブで、型破りで、実用化に興味があって、ビジネスセンスがあって、できればその経験のある人、なんて日本の大学にはトキの数ほどしかいないのが頭の痛いところだろう。
 
 
谷口先生、喜んでお手伝いさせていただきます。
 
 
 
蛇足だけど、ワークショップでのディスカッションでのこと、印刷技術のような職人技は、学術的に徹底的に検討して理論の体系化をすべきだという声に対して、職人技こそ日本人の強み、日本企業のクモの糸、それを誰もが共有できる技術にするのはいかがなものかと、へそ曲がりな発言をした管理人。
 
それに対して、某氏、じゃあ特許は取らないのか、特許で守ればいい、とおっしゃるので、もちろん材料特許やデバイス特許は取らねばなりません。
私が言ってるのは、職人技のことです。
それに、特許をとれば技術流出は防げるなんて迷信で、某国は無法地帯、特許無視、コピーし放題なんだから。
 
ここで再度言いたいのは、特許で技術の流出を防ぐなんてのはビジネス知らないド素人の言うこと。
大企業なんて、事業部ごと外国企業に売却するんだから、知財だけじゃなく、研究者、技術者、職人、みんな外国行っちゃいます。某電機メーカーが有機EL事業をサムスンに譲渡したように。
 
だから、科学技術立国日本は、とにかく世界の最先端を突っ走るしかない。
そのためには、イノベーティブで、型破りで、実用化に興味があって、ビジネスセンスがあって、その経験のある研究者に、ドッカ〜んと100億ほど自由に使わせることですよ、総理。
  
 
  
 
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