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2009年2月

2009年2月28日 (土)

家庭イタリアン

  
 
今夕は、いつも「こんどうの座敷童」と呼んでいるT教授宅に家族でご招待いただいた。
奥様のN子さんは、大学で事務の仕事をされている共働きで、いつもお二人とも忙しい。
そんな中、呼んでいただいたんだけど、奥様、噂によるとイタリアンがお得意ということで期待値は大きかった。
  
で、いただいたお料理の数々はこちら。
 
 
(写真)テーブルセッティング。米沢にここまでできるイタリアンレストランはない。
1
 
 
(写真)干しぶどうだけで白ワイン一本飲めそう。
12
 
 
(写真)スティック状の固いパンと生ハム、これをとろけたカマンベールを絡ませると気分はミラノ。
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(写真)鯛のカルパッチョです。刺身じゃないですイタリアンです。
15
 
 
(写真)たかが「きゅうり」が「料理」に変身。
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(写真)突然、イタリアから中国へ。絶品の角煮です。
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まだまだ食べれます、という風な顔をしていると、次から次へと料理が魔法のようにてきぱきと出てくる。 
 
 
(写真)中国からいきなり大阪通天閣のふもと。ソースの二度漬けあきまへん。
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(写真)で、ご当地、牛串は米沢の屋台の味。
12_2
 
 
最後は米沢ラーメンで〆。
 
 
N子さん、もう無理です。
食べられません。
 
 
ご自慢の薪ストーブの前で、ココアをいただきながら、くつろいでいたら、大学事務の話題になって、中にはとても高圧的な態度を取る人がいるということで憤慨。
  
 
12_5
 
 
いったい誰のために仕事をしているんだ。
特に研究室の事務員に対する態度はちょっとひど過ぎるんじゃないかという話になって、大学生活20年の管理人、事務のああいう人達は「人」を見るからね、自分より立場が下と思う人間には強いんですよ、とコメントし、自分の経験もご披露。
だから、こちらとしては下に見られないように、遠慮せず、主張すべきところはきちっと主張しなければなりません、とアドバイスした。
 
大学もいろいろ、事務員もいろいろなんだなあ。 
 
 
それにしても、こんな料理の上手な奥さんをお持ちのT教授、幸せと言わなかったらバチが当たるよねえ。
 
 
N子さん、ご馳走さまでした。
とてもとてもおいしゅうございました。
 
 
 
 
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2009年2月27日 (金)

山形の将来

 
 
午前中にうちの大学の広報誌「みどり樹」の取材を受けた。
もちろん有機ELの話を聞きに来られたんだけど、話は脱線しまくり高等教育から幼児教育まで教育論をしゃべりまくった。
なかでも、教養教育とはなんぞやという触れてはいけない話題にまで言及し持論を述べた。
 
たぶん、この部分はカットだろう。
 
 
午後から山形市まで愛車を法廷速度内でぶっ飛ばす。
研究所の親団体である産業技術振興機構まで打ち合わせに行ったのだ。
来年度(今年)の有機EL照明デザイン公募のこと、有機ELあかり塾のこと、バレー構想第二フェーズのことなどなど山形の将来にかかわることを議論して来た。
 
結果、とても発展的な結論に達し、これで知事が前向きなら山形の30年後はなんとかなるゼ、と確信した。
 
 
夕方から第二の会議室「こんどう」へ。
 
柴田教授とか、信金の種村さんとか、カッペイちゃんとか、その親衛隊とか、院長先生にまことちゃん、歯医者さんに落語家、いやいや多彩な顔ぶれにアルコールがすすんだ。
 
もちろん、ここでの話題は米沢の将来。
今回も町おこしネタが持ち込まれて、それに対して本音ベースで議論していた。
 
 
ほんと、山形の将来って、「こんどう」で半分以上は決まってるんだよなあ。
 
 
県外の方も、米沢に来られる時は、ぜひのぞいて見てください。
 
 
 
 
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2009年2月26日 (木)

副知事降臨

 
 
来る3月13日の有機EL研究会「異業種交流会」がせまってきた。
今回はプレゼン31社、展示37社と、過去最高の申し込み件数。
不況こそチャンス、だからね。
 
今回の特色はプレゼンにソニーなどのディスプレイメーカーばかりじゃなく、有機EL照明関連企業がそろい踏みしたこと。
ぜひともビジネスチャンスを広げてほしい。
 
それと、県や市など地方自治体からの参加者がおおいこと。
  
たとえば、
・山形県商工労働観光部
・山形県米沢市産業部
・山形県置賜総合支庁
・新潟県企業局企業誘致推進課
・新潟県阿賀野市役所商工観光課
・福島県庁商工労働部
 
そして
 
・福島県庁副知事
 
ミスタイプではありません。
副知事さんです。
地元の山形県より熱心やね。
といっても、うちには副知事がいないからしょうがないか。
 
でも三重県では知事がシャープに日参して大型工場の誘致に成功したことを忘れてはならないよ。
  
しかし、たかが学会の交流会にまで顔をお出しになる福島県副知事。
このフットワーク、決断力、嗅覚。
すばらしいですなあ。 
 
隣の芝生がとても青く見えるんだけど。
 
 
 
異業種交流会、まだ席が若干ございますので、今すぐ申し込みを。
 
 
◎有機EL研究会 第6回異業種交流会
・日時 平成21年3月13日(金) 13:00 〜 19:00
・会場 伝国の杜(でんこくのもり)、上杉城址苑(うえすぎじょうしえん)
・(伝国の杜:山形県米沢市丸の内一丁目2番1号 TEL: 0238-26-8000)
・(伝国の杜)  http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm
・(上杉城址苑) http://www.uesugijoshien.jp/
 
申し込みはホームページから。
・有機EL研究会 第6回異業種交流会ホームページ
 
  
 
 
 
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2009年2月25日 (水)

山形があつい

 
 
といっても暖冬のことじゃない。
 
まず「天地人」。
ドラマでは今は新潟が舞台だけど、兼続がその能力を最大限発揮したのは米沢に来てからのこと。直江石堤なんてあるんだからね。
もちろんお墓はここにあるし、あの謙信が信長から贈られた洛中洛外の屏風もある。
 
  
そして「おくりびと」。
山形新聞ネット版にこんな記事を見つけた。
 
   
「おくりびと」アカデミー賞に「庄内万歳」 現地入りの本県関係者ら瞬間総立ち
  
映画のロケ地になった山形県庄内地方(鶴岡、酒田)の関係者が大喜びしているのだ。
気持ちわかるね。
  
そして、この記事
 
「おくりびと」新ロケ地マップ作製へ 本木さんら訪れたラーメン店なども・酒田
  
実は昨年9月の記事なんだけど、いま注目。
こりゃあ、庄内と米沢が手を組まなあかんやろ、と商売人の管理人は思うのである。
米沢市内の観光スポットに庄内の案内を置き、庄内では米沢の宣伝をしてもらう。こんなコラボが有効だろうと思うのである。
首都圏からだと、まず羽田から庄内空港に飛んでもらう。鶴岡〜酒田で「おくりびと」観光して、好きな人は酒田沖の飛島で鯛を釣ったりして、二日間ゆっくりと。忙しい人はこの際、新庄や山形はパスしてもらって山形新幹線で陸路米沢へ。
ここではまず伝国の杜での天地人博、上杉神社、上杉家廟所、それに直江石堤などなど。
もちろん食は米沢牛とそば。
もともと上杉鷹山の土地なので、関連本を読んで来られると楽しみが増えるね。
それに、「スイングガールズ」ロケ地めぐりもできるし。
  
こんな感じで、庄内〜米沢ツアーいかがでしょうか。
まあ県外の皆さんにはわからないでしょうが、山形県というのはとても広くて、内陸の米沢と日本海側の庄内とは文化も違えば言葉も違う。別の国なんですな。
でもいまこそ団結すべきでしょう。
  
  
ついでにというか、山形ネタをもう一発。
それは、「つや姫」のこと。
   
今秋から試験販売が始まり、来年秋のデビューを目指す県産米新品種「山形97号」の名称が「つや姫」に決まった。
 
   
名称を決定したブランド化戦略実施本部会議には本部長に就任した吉村美栄子知事をはじめ生産、流通、販売、消費などの専門家が出席したらしい。
1万9594票が寄せられた県民投票の結果、「山形97号」(4621票)、「出羽穂の香」(4060票)、「つや姫」(3285票)の上位3点に絞り、選考したとのこと。ちなみに4位は「おしんちゃん」。
 
どこのどなたが会議に出席されたかは知りませんが、大阪の商売人そしてグルメ研究家としての選択は「つや姫」しかない。
 
即答。
  
なぜなのか、
 
考えても見てくださいよ。
生産者や県庁の意見なんて関係なくて、消費者の目線に立つこと。
自分が米屋に行って、どういうお米を買いますか?
これが原点。
 
たとえば、「山形97号」。
だいたい、こんな名前のお米をおいしいと感じますか?
はっきり言わせてもらうと、まずそう。
鉄人28号じゃああるまいし、いかにも人工的に作り出したお米ってイメージ。
こんな名前じゃ、だれも買わない。
だいたい山形を前面に出す必要がどこにあるのよ。
  
じゃあ、「 出羽穂の香」。
栃木県産コシヒカリの商品名「穂の香」があるのだから、即却下。
「穂の香」の偽物、バチものイメージできれいな名前ながらありえず。
 
最後の「おしんちゃん」。
生産者の立場としてはこのお米を消費者に選んで買ってもらいたい。
ただそれだけ。
山形県をアピールする必要なんてない。
首都圏の消費者にとってはおいしければ山形だろうが秋田だろうが関係ないの。
おしんが山形のイメージだからといって、そんなこと消費者には関係ねえ、なのである。
行政はこんなの選びそうだよね。
 
それに、おしんのイメージって、貧しい、耐える、ってことであって、「おしんちゃん」のお米と聞いてよだれを垂らす美食家はいないだろう。
 
だから、会議を開かずとも「つや姫」で決まりなのである。
アジアのお米と銀シャリの違いは、まさしくあのツヤツヤ感。
そんなご飯から湯気が出ているのを想像するだけで唾を飲み込むよ。
 
 
最終的に吉村知事の意見がとおって「つや姫」に決まったそうだけど、主婦感覚と言うか、消費者目線と言うか、すばらしい皮膚感覚をお持ちだと感心した。
 
 
 
ということで、「つや姫」よろしく!
 
 
 
グルメ研究家 城戸淳二
 
 
 
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2009年2月24日 (火)

驚いたこと、いくつか

 
 
まず一つ目。
 
「おくりびと」は封切り直後にマイカルシネマで家族で観て涙したんだけど、もう一つの短編アニメ「つみきのいえ」はYouTubeで見た。(もう削除されてるけど)
こんなアニメを描ける日本人がいたことに驚き、さらにその加藤監督の受賞スピーチに衝撃を受けた。
 
いやあ、オバマ大統領の名演説は有名だけど、加藤監督負けてないね。
 
あの緊張感の表現方法といい、あの適度な英語の下手さ加減と言い、そしてあの絶妙の間の取り方。
 
すばらしい演技です。
恐れ入りました。
  
私も大きな賞をいただくことがあれば、あのようなスピーチをしてみたいものだと感心した。YouTubeへは→ここクリック
  
 
 
二つ目。
  
今朝の米沢駅。
東京に行く電車をホームで待っていると若者が声を掛けて来た。
 
若者「河合塾で先生の話を聞かせていただいたものです。」
管理人「はあ?」
若者「フリーターです。」
管理人「ええ!」
若者「XX(名前)です。」
管理人「ああ!」
若者「受験に来ました。」
管理人「いやあ!」
 
ただただ驚いた。
  
管理人「センター試験できたか?」
若者「はい!」
管理人「明日頑張りや。」
若者「はい!」
管理人「結果でたら連絡してや。」
若者「はい!」
  
 
フリーターの君、はつらつと、しかも晴れ晴れとした笑顔。
去年の名古屋のときとは別人に変身していた。
きっと受かってくれるに違いないし、ぜひとも受かってほしいと思う。
 
つばさの席に着いたらうれしくてちょっと胸が熱くなった。
 
関連エントリーは→ここをクリック
 
  
 
三つ目。
 
「おくりびと」に戻るけど、実は日本の映画界は浮かれてる場合じゃない。
もちろん、ストーリー展開、映像の美しさ、役者の演技力、
まあ、いいでしょう。
 
でも音はどうですかね。
  
音的には、チェロの響き感をもう少し広げた方が良かったのではないのか。
せっかく、サラウンドを設けてあるのだから、テクニック的には可能だと思う。
     
まあ良かったところは、火葬場のバーナースイッチON⇒ごぼぉ~ッと、炎が広がる瞬間の音かな・・・。
 
しかしがら、その後の処理にもう一工夫付け加えたいところだ。
たとえば、棺が焼かれて行くのを見ながら、息子が泣き咽び「母ちゃん、ゴメンのぉ~」の台詞・・・。
これを、サラウンドバックから流すと、もっと、効果が上がったと思う。
ハリウッドだったら、絶対やるね。
 
それと、日本映画の特徴で、台詞の響きが平面的。
これは日本語独特の発音から来るもので仕方が無い面はあるけど。
広末涼子の台詞などは、2Khz~3Khz辺りを、1~2db程落として、録音した方が良かったと思う。
少々、キンキンと耳に付くんだわ、あの声。
 
要するに、 音造りはまだまだで、ハリウッド並みの、サウンドアーティストが育っていないということ。
  
ついでにもうひとつ、「禅」と言う映画。
道元の半生を描いた映画なんだけど、この映画も、音造りが余りにも拙い。
音質や、帯域は、いいんだけど、いかにも平面的で、音場の造り方が、なってない。
20年前の音造りから、一歩もでていないとこ・・・ガッカリしますね。
それと中国ロケでしょうが、中国の禅寺での録音・・・現代の騒音が入っており、これもシラケちゃいました。

せっかくの、ストーリーと映像美が、台無し。
いやぁ~、勿体無い!!
  
  
と、
  
 
八王子の音職人が言っておりました。
この人、たぶんコウモリみたいに超音波も聞こえると思う。
   
何を隠そうミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声の違いがわからない管理人、 広末涼子よりもう少し地味な女優さんを使ってほしかったと思うだけなのである。
  
でも、この職人さんの耳にはいつも驚かされるなあ。 
  
 
   
四つ目。
 
もう一つ驚きと言えば、TRADIM(トラディムと発音)。
これは正式名称、次世代モバイル用表示材料技術研究組合で、東京農工大学の敷地内に建物がある。
実は、きょう、TRADIMに調査の目的で訪問して来たのだ。
ここではフレキシブル液晶の部材やデバイスを研究されていて、立ち上げのいきさつや運営方法、そして成果などをうかがった。
 
成果としては3.5インチと小さいながらも樹脂基板でできた液晶ディスプレイが試作されていて、いやあスゴイスゴイと驚いた。
 
山形の有機エレ研なんかとコラボできれば、お互いの強みを出し合えて世界一を突っ走れるなあと感想を抱いた。
 
 
 
とにかく、驚くことの多かった一日だった。
 
   
 
  
   
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2009年2月23日 (月)

米沢のポテンシャル

 
 
午前中は調査会社のインタビュー。
午後はまず県会議員、市議会議員さんたちの研究所視察。
その後、「こんどう」で秘密会議を行い、大広間の他の会合に合流。
 
この会議が実は米沢の将来を決める代表者会議でそうそうたるメンバーが集まっていた。
まあ途中参加なんだけど、米沢のポテンシャル、米沢のコンテンツの豊富さと、それを生かしきってない行政および民間をなんとかしなければならないということを申し上げて、たとえば、米沢の松茸のおいしさがどれだけアピールできてるのか。
米沢南部の南原地区の地場産そば粉を使ったそばのおいしさを宣伝できてますか?
という話で、これを民間でなんとかしましょうよ、と言った。

それに今年はなんといっても米沢の「天地人」〜酒田の「おくりびと」ツアーで決まりですよ、と付け加えた。
 
 
う〜ん、米沢の将来は市役所じゃなく「こんどう」で決まってるんだなあ、と実感した今夕だった。
 
 
  
 
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2009年2月22日 (日)

ひばりが丘幼稚園講演会

 
 
大学教授といえども、大学での講義や学会での講演会ばかりじゃなくて高校や中学、最近では小学校にまで出かける管理人である。
が、なんと、きょうは幼稚園に行って来た。
 
呼んでくださった米沢市の名門「ひばりが丘幼稚園」は娘の卒園したところで、実は在園中にも一度講演させていただいている。
さすがに「おともだち」相手に有機ELの話という訳にもいかないので、保護者相手に1時間ほど子育てに関して教育者の端くれとして話をさせていただいた。
 
内容は以下の6項目。
これまで大学で20年学生を指導してきたこと、親として10年間奮闘努力して来た経験から幼児教育の重要性とか子育てのコツなんかを若い親達に伝授した。
  
 
■大学の教育
■子は親の鏡
■つめ込み教育
■個性を伸ばす
■ほめて育てる
■かわいい子には旅をさせよ
 
 
基本的には、子育ても教育も学校にすべて任せるのは大きな間違いで、家庭が第一であるべき。
「のびのび育てる」というのは、甘やかして好きなことをやらせるのではなく、子供に不必要な心配や無用なストレスを与えないということ。
夫婦円満がなによりも子供をノビノビ育てる条件なのだ。
子供を前にして夫婦喧嘩するのは最低なんですよ、と付け加えた。
 
「個性を伸ばす」とはどういうことかと言うと、茶髪にさせたり奇抜な服を着せたりすることやユニークな性格に育てることじゃなくて、子供の才能を開花させ能力を伸ばしてやること。
  
イチローが個性的なのは、俊足とバッティング技術、守備の能力が秀でてるからであり、松井もホームランを打つからである。
決して彼らの性格がファンをひきつけるのではないということ。
 
とにかく、「個性を伸ばす教育」とか「のびのびと育てる」という言葉の意味をはき違えている親達がこの世の中にはとても多く、そのあたりをはっきりさせておきたかった。
最後に、親も子供と一緒に成長しなければならないということ、これがとても重要なんですよ、と強調した。
 
 
 
幼児教育の果たす役割は大きくて、これからも米沢のために、日本のために、ひばりが丘幼稚園の先生方には頑張っていただきたいと思う。
 
 
    
 
 
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2009年2月21日 (土)

4年卒論発表会

 
 
伝国の杜、朝の9時20分。
大きな正面の自動ドアが、ぐい〜んとあくと、なんとそこには妻夫木聡が。
なんて偶然なんだと思いながら、「や〜サトシ〜、こないだのロケではお世話になりましたあ」、と言いながら近寄ると、
 
なんと、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
厚紙だった。 
  
 
1
 
 
実は、天地人博を開催している伝国の杜で、学部生の卒論発表会が行われたのだ。
まず9:30からミニプレゼンテーション。
持ち時間1分で次から次へと研究が紹介される。
それが11:30まで。
  
お昼の弁当をいただき、午後はポスターセッション。
最低15人とディスカッションして採点しなければならない。
 
人気者がつらいのは、引く手あまたで休む間もないこと。
しかも、自分の研究分野とはぜんぜん関係ない成形加工の話も聞かなくてはならないこと。
運悪く(?)小山研究室に捕まり、しこたまそんな話を聞かされた。
でも、日頃使わない脳内筋肉を使っているようで、なんだか脳についた赤サビがぼろぼろ落ちた気がして気持ちよかった。
  
 
1_2
 
 
(写真)ふむふむふむ…。安部三十郎市長降臨。
1_3
 
 
謝恩会というか卒業祝賀会が目の前の上杉城跡苑で開かれた。
1年でこの時にしか会わない他の先生とかもいたりして、四方山話。
その中でも、少々体重多めのK先生の話でN准教授と盛り上がり、あの文章は本人がすぐ特定できますよ、なんて言うもんだから、K教授ご本人に謝ろうと思って挨拶に行ったら、ぜんぜんあの記事のこと知らないのか、読んでても自分とは思ってないのか、とにかくhappyな先生だった。
 
 
(写真)プーさん棒立ち。
1_4
  
 
二次会は居酒屋へ。
ウッドハウスとか言う初めてのお店で、外観はオシャレなんだけど、とおされた2階の間は安宿の畳部屋と言う感じで、メニューもホッケとか居酒屋メニューなので、なんだか奇妙な店だった。
でも、店員さんの対応はとても良くて好感度90点。
  
実は城戸研は人数多過ぎで一同が一緒に飲める店はないので、今夕も結局4年生だけを連れて来た。
血液型の話に始まり、恋愛の話、そしてQちゃんの話。
韓国からの留学生のミョングが、千葉のようなスケベそうな眼鏡をかけているのを指摘すると、昨年の芋煮の時にチタン製の眼鏡フレームがまっ二つに割れたとのこと。
 
そこで丸谷が一言。
だって、あの時のブログの写真に写ってるんですもん。
  
ええええええっ〜。
どこに写ってんねん、と聞き、さっき、そのページを見直したら・・・。
 
そして怖いもの見たい人はこっちも→クリック
 
  
 
 
 
後味の悪い卒論発表会であった。
  
でも、みんな卒業おめでとう。 
 
 
 
  
 
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2009年2月20日 (金)

市役所に愛はなかった

 
 
きょう2月20日は「愛」の商品券の発売日。
記念と思って昼食後に市役所に買いに行った。
一階できょろきょろ探すも売ってる気配なし。
そこで、案内係のお嬢さんに「商品券の売り場はどこですか」、と聞いたら、「完売です」と答えられた。
ついでに三十郎市長とか、ラディンさんとか、小川さんとか、ツチノコさんに挨拶してお茶の一杯でもいただいて帰ろうかと思ったんだけど、即Uターン。
  
だいたい10時に売り出して午後1時に完売はないやろ。
市役所に「愛」はない。
 
そこで、米沢信用金庫の本店へ。
とてもわかりやすく表示があって、窓口に行ってとりあえず一人で買える上限の5セット、5万円分買った。
 
 
1
 
 
いっしょにいただいたのがこのチラシ。
 

1_2
12


米沢では市役所がたよりにならないので、産業界と大学と金融機関で町を盛り上げようと、連携している。
その中でも米沢信金は中心的存在なのだ。
 
一市民として信金を支援したいと思うし、一起業家として支援してほしいと思った。
 
黒金さん、がんばろうね。
  
  
 
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2009年2月19日 (木)

3年の発表会

 
 
毎日のように発表会が続くきょうこのごろ、皆様お元気でしょうか。
 
管理人の所属する機能高分子工学科では3年の後期から研究室に仮配属になり、「プロポーザル」を行う。
中身はそれぞれの研究室に委ねられてるんだけど、うちでは研究テーマを与えて、論文を読み、そして先輩の下について皿洗いの修行を積む。
そして、そのまとめとして関連する3報ほどの論文を紹介し、自分なりにどうしたい、どうすればいいという「My Proposal」を披露するのだ。
 
11名の3年生達は、パワポがなかなか品良くまとまっていて、初めてにしてはなかなかやるわいと思っていたら、先輩達の指導の賜物だと言うことだった。
 
それに、40名を超える聴衆を相手にしても動じることなく、というか神経が細かくないんだと思うけど、発表も初めてにしては全員合格点だった。
 
夕刻から「お疲れさまでした」ということで、「江戸久」で餃子にビールで乾杯。
うちの学生達はコアな連中が集まってるだけあって元気にバカ話をしながら40人前の餃子と10人前の焼きそばをペロリと平らげた。 
 
 
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13
 
 
きょうの盛り上がった話題の一つが、同じ学科のK教授のこと。
とても優しいのが評判で、みなから慕われてるんだけど、最近というかずいぶん前から体重が標準を大幅に上回っている。
その原因はと言えば、とにかく間食が多いようだ。居室に伺うとお菓子がたくさんあって、「ほれ、ゼリー食べろ」とか言って、いろいろくれるらしい。
 
で、問題が、黒板に板書するときに、下の方を使うとき、普通はしゃがんだり膝を曲げたりするんだけど、両足をバッと広げられるらしくて、その様子を学生達はズボンの股が裂けないかいつも心配して見ていると言うのだ。
 
それと、P助教が言ってたんだけど、K教授の研究室の助教が今は海外に長期滞在してるらしいんだけど、他の助教に仕事を振らずに、演習とか実験とか、すべてご自分でこなされてるとか。
助教達の間では「神」と呼ばれているらしい。
 
ほほう、あのK教授が「神」と呼ばれているなら、オレはたぶん「仏」とでも呼ばれているに違いないのだ。
 
 
他にも昔のラジオやテレビの話で盛り上がっているので、「あのねえお前ら、深夜放送と言えば「ヒットでヒット、バチョンと行こう!」やろ。浜村淳と小鹿ミキは最高や。」と言ったら、同世代の中山准教授しかわかってくれなかった。
 
そして、「あのねえ、お前ら、テレビと言えば、フィーリングカップル5対5やろ。オレなんか、予選に行ってキーホルダーもろてんからな。」と言ったら、中山准教授以外はキョトンとしていた。
  
 
今時の学生達と、我々アラフィフ世代の間には深くて大きな溝があるようだ。
 
 
 
 
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2009年2月18日 (水)

博士発表会

 
 
博士論文公聴会が午前11時から開かれた。
うちの博士課程の井口が発表したのだ。
彼は徳島大で学部と修士を修了して山形までやってきた。
 
「デンドリマー錯体の合成と有機ELへの応用」で約40分間の発表、そして質疑応答が50分。
パワポも予想以上にきれいにわかりやすく仕上がってたし、ストーリー展開、声の大きさなどもドクターらしかった。
 
まあ、質疑応答でたまに歯切れの悪いところはあっても、ドクターとして社会に出せると判断して、発表会後の指導教員の会議で合格を決めた。
 
司会進行を務めた管理人なんだけど、最後に蛇足ですが、と断ってこんな話をした。
 
・・・・・・
 
自分がアメリカでドクターをとったときの公聴会は3時間。まれに朝から深夜まで続くこともあるのが向こうの公聴会。
なぜ、それほどまでに徹底的に質疑するかと言えば、ドクターになった瞬間、自分たちの仲間になるから。
 
アメリカでは研究者イコールDr。
Mrとは明確な線が引かれる。
Mrの研究者は単なる技術者であったり装置のオペレーター。
絶対に研究グループのリーダーにはなれない。
Mrが地上の一般人とすると、Drは雲の上の仙人。
それくらい尊敬されるから。
 
だから、これから日本がさらにグローバル化すると、研究者にはDrが必須になるから研究者として働きたい人はドクターコースに進学しなさい。
 
・・・・・・
 
付け加えるとすると、
 
海の向こうでは、名前を呼ばれるときもMr. Kidoじゃなくて、Dr. Kido。
それに、Drであれば年齢は関係ない。
ノーベル賞受賞者であっても、ペイペイの助教であってもドクターであれば、お互いを認め合いファーストネームで呼び合う。
  
だから、うちのドクターはその実力にまで達するまで研究させる。
自分でテーマを設定し、そのアプローチも提案できるドクター。
実行力のあるドクター。
そんなドクターを育てたいと思っている。
  
  
けど、最近の学生の中には、修士で社会に出たくないからドクターコースに進学する勘違い野郎がいると聞く。
そんな学生でも、実力がつくまで5年でも6年でも修行を積めるうちの研究室はアメリカ的である。
それにドクターコースの学生には、希望すれば研究室から月々10万円程度の金銭的な支援も受けられるんだから理想的なのだ。
 
 
実力のあるドクターを目指す人はおいで。
 
 
 
ということで、9人目のドクターを生み出した記念日。
発表が終わってホッとしている井口を連れて「吉亭」でお祝い。
 
ステーキやシャブシャブを堪能しながら赤ワインで気持ち良さそうにしていた。
 
 
1
 
 
実は、ホッとしたのはオレなんだよ、と言いたかったんだなあ。
親と指導教員の気持ちは一緒なんだから。
 
 
4月からは城戸研のドクターということを誇りに思って頑張って欲しい。  
 
  
 
 
 
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有機EL異業種交流会に集まれ!

 
 
来る3月13日(金)、米沢にて異業種交流会を開くことは過日のエントリーでお知らせしたとおり。
 
昨日、ショートプレゼンのプログラムが決まったのでここで紹介しておきます。
 
 
13:00-13:05 運営委員長あいさつ
 
13:05-13:10 ソニー
13:10-13:15 NECライティング
13:15-13:20 パナソニック電工
13:20-13:25 コニカミノルタテクノロジーセンター
13:25-13:30 東北デバイス
13:30-13:35 ルミオテック
13:35-13:40 住友化学
13:40-13:45 神戸天然物化学(株)
13:45-13:50 和光純薬
13:50-13:55 日本フッソ工業(株)
13:55-14:00 上海ケムパートナー
14:00-14:05 日本ゼオン(株)
14:05-14:10 ウィックス
14:10-14:15 トッキ(株) 
14:15-14:20 日立造船(株)
14:20-14:25 エフ・ティ・エス コーポレーション
14:25-14:30 日立ハイテクトレーディング
14:30-14:35 アクセル
14:35-14:40 フジキン
14:40-14:45 アテネ
14:45-14:50 岡崎製作所
14:50-14:55 雄山(株)
14:55-15:00 ヴァイサラ
15:00-15:05 住化分析センター
15:05-15:10 アルバックファイ
15:10-15:15 コニカミノルタセンシング
15:15-15:20 三ツワフロンテック
15:20-15:25 テクノス
15:25-15:30 アイサプライジャパン(株)
15:30-15:35 ライト・ブリッジ・アソシエーション
15:35-15:40 有機エレ研
 
 
とにかく異業種交流会と言うくらいだから、パネルメーカーから材料メーカー、部品メーカーから装置メーカーまで、ありとあらゆる会社が集まります。
ショートプレゼン後のポスター会場での名刺交換会、その後のアルコール混じりの交流会へと続くプログラムは絶好のビジネスチャンス。
これまでの商談成立件数はその辺の見本市そこのけという噂もちらほら。
 
真っ暗な不況下に、輝く北極星のようなイベントやね。
  
  
ちなみに、この交流会に来ない会社は業界では「もぐり」と呼ばれるので、常連さんも初めての人も、伊藤も妹尾も佐々木も大人も子供も皆さんご参集ください。
通常、一般参加者あわせると200名程度が集まる賑やかな会です。
 
もちろん、マスコミの方、歓迎です。
 
 
世の中、有機ELで明るくしましょう。
 
 
参加申し込みは高分子学会のサイトから。
 
 
 
 
 
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2009年2月17日 (火)

修論発表会

 
 
研究室の3人の修士が発表した。
3人というのは異常に少ない人数で、普通は10名前後はいる。
この年は不作と言うか、学部生の研究室配属の説明を博士課程の学生に任せたら、きびしいという印象を与えてしまったらしく、気の弱い学生が敬遠したのだ。
ということで、弱っちいのが来なかった分、個性ある面々の個性ある発表だった。
 
夕方から、恒例になった「居酒屋弁慶」でのおつかれさま会。
この店は管理人が独身の助手の頃、二日に一度は学生達と酔いつぶれていた研究室の原点なのだ。
それをちょっとでも感じて欲しくて卒業前に一度は連れてくる。
 
おつまみも20年前と変わらず、まずはゲソ天とかちくわ天、それにマーボードーフから始まる。
そして最後の〆は生卵の乗っかったカレーライス。
 
ああ、夢多き助手の頃が懐かしい。
  
 
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今回盛り上がった話題は、最近の学生のひ弱さと協調性のなさ。
彼らから見てもいまの3年や4年はひどいらしい。
 
 
しかるとへこんで学校に来ない。
謝恩会は金がないと言って欠席する。
先輩修士の発表会にも出て来ない。
最低限のルールも守れない。
約束は平気で破る。
  
 
こういう行動はいまの日本の若者の傾向で、これは子供の頃から与えられ続け、自ら考えて行動したことがないことによる。
さらに、クラブ活動にも参加せず、上下関係、ものを教える側と教わる側の立場の違いが理解できないことも大きい。
加えて、遊びと言えばテレビゲームばかりで他人とのコミュニケーションがとれない、とりたくない、とるのがへた、なことによる。
 
 
この手の社会不適合バカ学生は社会に出て通用しないばかりか、社会のお荷物になるのは目に見えている。
 
実は、これはすべてが若者のせいじゃなく、家庭環境によるところが大きい。
責任感希薄なバカ親が親としての義務を果たしていないからなのだ。
 
いまや、小学校ではモンスターペアレンツばかりじゃなくモンスターチルドレンが出現し始めたと言うから、そんなのが大学に進学し始めると研究室は成り立たないよなあ、と憂鬱になるきょうこの頃なのである。
 
 
 
  
  
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2009年2月16日 (月)

愛の商品券

 
 
愛つづき。
 
ここ米沢というところ、今年は天地人のおかげで「愛」がいっぱいで、2月20日から「愛の商品券」までスタートする。
 
 
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1000円の商品券が11枚綴りで10000円と言うから、そろばん一級じゃなくてもかなりお得だということがわかる。
一人5セットまで購入可能だから、なんと5000円も丸儲けね。 
とりあえず、家内と娘にも買わせて、うちでは1万5000円いただき。
 
しかも手元に届いた商品券の使える加盟店リストによると、あの「相田酒店」とか、「扇屋牛肉店」とか、「炭火焼き肉いろり」とか、「旬菜こんどう」とか、「粉名屋小太郎」とかの有名店以外にも、ほとんどの米沢のお店が網羅されてる。 
 
販売期間が2月20日から3月31日までだし、発行数は10000セットだけ。
なくなり次第終了ということなので、皆さん急ぎましょう。
米沢市民でなくてもいいと言うことなんで、川西とか高畠とか近隣の善良な市民の皆様も買い物はぜひ米沢で。
 
 
商品券の販売場所と時間は以下のとおり:
 
・米沢信用金庫本支店 平日9:00〜15:00
・大沼米沢店   10:00〜18:30
・米沢商工会議所・米商連事務局
 2/21、22のみ 10:00〜15:00
・米沢市役所1階ロビー
 2/20のみ 10:00〜15:00
 
 
以上、愛の米沢ニコニコ運動推進委員会会長城戸淳二でした。
 
 
 
 
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2009年2月15日 (日)

愛の愛宕地区

 
 
朝6:30起床。
シャワーを浴びて身を清める。
昨夜、近藤さんからいただいたパンをサラダといただき、スキーウェアを着る。
娘は少々緊張しているのか、眠たいのか、口数が少ない。
 
晴天。
 
7:30にうちを出発し、15分で市民総体会場の小野川スキー場に到着。
所属する愛宕地区のテントに向かいゼッケンを受け取る。
33番、なかなかいい番号だ。
娘はと言えば、82番。
友達で補欠出場の遥名ちゃんは72番。
 
インスペクション後、9時から小学女子のスタート。
スタート付近に並んでいると、娘は緊張してきた、と言った。
スピードが出たら怖い、ととぼけたことを言うので、あのね、これはスピードを競う競技なの。
だから、スピード出すの。
と言ってあげた。
 
よけいに緊張したみたいだ。
 
順番が近づき、まず遥名ちゃんが滑るのを見ていて、最後まで完走したのを見届けたら涙がウルウルするくらいうれしかった。
自分の娘じゃないのに。
 
で、娘の順番。
 
こっちが緊張する。 
前の選手がゴールして、5秒前のコール。
ストックをついてスタートし、ゴールまで完走。
練習の60%くらいの実力は出せただろうか。
滑ってる姿が一生懸命で子供らしい。
  
結果は95名中で45位。
初めての4年生としては上々か。
 
よくやった、よくやった、とほめてあげたら子供のように喜んでいた。
子供や。  
 
 
そして、本人。
壮年の部で出場。
青年と思ってたんだけど。
 
他の選手を見ると小学校のときから競技スキーやってました風のおじさん達がズラリ勢揃いをしている。滑りもシャレになってないじゃないか。
  
おいおい。
約束が違うぞ。
  
こりゃあ、200%出さないといけないぞと気合いを入れてスタート。
全部で16旗門あるんだけど、調子良くて後半の中斜面から緩斜面にはいるところまではラップ(ウソです)。
しかし、ゴールが見え始めた最後の4旗門のところで爆死。
掘れていた溝の段差で右スキーのビンディングがはずれたのだ。
 
いやあ、ちょっと直線過ぎたか。
 
 
ゴールまで降りて、愛宕地区のテントまでトボトボ歩いて行くと、豚汁を食べながら家内が「あれ?もう終わったの?」
娘が「ええっ、終わったの?」。
 
 
えええええええって、こっちが驚いた。
 
 
この人達は、夫が、父親が必死のパッチで巨体を揺さぶりながら一生懸命ポールをなぎ倒しながら半分転げながら滑走して来たというのに、「見てなかった」だとか、「応援してなかった」だとか。
 
 
 
 
「愛」はどこや。
 
 
 
 
ここは愛の愛宕地区やないんか。
 
  
 
 
結局、日頃の運動不足とか、ポールの練習不足とか、3週間でダイエットできなかったこととか、は関係なくて、「愛情」が足らなかったのだ。
 
 
自分が反省するより、家族に猛省していただきたいと憤慨した一日だった。
 
 
 
以下、市民総体写真集:
  
インスペクションの様子。向かって左が女子、壮年組。
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ゴール付近ね。
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スタート付近で準備中の選手。
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スタートの瞬間。緊張のピーク。
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また来年。
 
   
 
 
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2009年2月14日 (土)

暖冬

 
 
静岡では26度を超えたとか。
暖冬ですな。
 
ここ米沢では、12月、1月と雪少なく、ひょっとして暖冬かと皆でささやき合ってたけど、期待を裏切ってドカ雪が降るとショックが大きいのであまり大声では言わなかったんだけど、
 
暖冬や(←大声)。
 
この時期に屋根に雪はなく、道路にもない。
そして雪灯篭祭りの会場にもない。
これは困るけど。
 
 
そんな状況だけど、一応開催が決定している明日のアルペンスキー市民総体の直前練習として娘を伴って栗子国際スキー場に行って来た。
ここには常設ポール練習バーンがあるはずだけど、客が少ないからなのか本日は見当たらず。
  
おいおい、それを目当てに行ったのに…。
責任者出てこい。 
 
だけど、雪質ベタ雪なれど、広いゲレンデに人はまばら。
気持ちがいい。
  
 
(写真)アリンコの様に見えるのが娘  
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回転とか大回転のアルペン競技では0.1秒でも早く滑り降りるのを競うので、娘は金曜日の放課後にスキーの滑走面にアイロンを使って本格的にワックスを塗ってきた。
その時に娘が、「うちのお父さんは秘密のワックスを持ってるんですよ。」と奥山先生に言ったら、「えっ、それって光る有機ELワックスか。」と驚かれたとか。 
 
おしい。
って言うか、全然おしくない。 
違うんですよ、センセ。
それはね、
   
  
 
 
フラーレン入りワックス。
 
 
 
 
フラーレンというのは別名C60、サーカーボール状の分子で、これを見つけたクロトーなんかが96年にノーベル賞受賞した。
あの時、スキーのワックスに配合されて米沢の市民総体で使われることになるとは夢にも思ってなかっただろう。
 
 
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マツモトワックスカンパニー 
東京都目黒区目黒本町3-5-14
   
 
商品名:フラーレンパーフェクト
・世界初フラーレン添加ワックス
・湿雪系の幅広い雪質に最適
・人工降雪にも最適
・春の黄砂混じり・汚れた雪にも対応
・ワックスの持続性が1.5倍アップ。
  
 
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しかし、この値段。
薄っぺらい安もんのチョコレートみたいな色、形、大きさで4725円なり。
もちろん、いただきもの。
  
まあ、この値段やったら30秒のコースなら他のワックスに比べて1秒はタイムが縮まらんとね。
 
 
明日、試しますんで、その結果をお楽しみに。 
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2009年2月13日 (金)

祈りむなしく

  
  
デカデカと記事が出てましたな、パイオニアのテレビ事業からの撤退。
まあ、赤字がここまで大きくなってしまっては、こうするしかないね。
 
元はと言えば、量を求めてNECのプラズマ事業を買ったのが、運のつきはじめ。
売り先のソニーがプラズマテレビ事業から撤退するのを知らされずに買ったもんだから、一気にお荷物に。
 
次に松下の物量作戦、低コスト化路線についていけず、マニア向けのニッチ路線に舵取りを変えたものの、手遅れ。
しかも、シャープから液晶パネル調達して液晶テレビにまで手を出すつもりだったなんて、おいおい、ちょっとちょっと、と思わせる戦略。
結局は、プラズマパネル生産からも撤退して、敵の松下からのパネル調達に変更したものの、サブプライムローン大不況でとどめを刺された。
きっと心の中では奇跡が起きるのを祈っていたに違いない。
 
それにしても、ここまで迷走させた経営陣の責任は大きいデ。
なんて話を、有楽町駅近くの和食レストランでしていた。
 
 
実は、きょうは午前中に品川コクヨホールでまず一回目、午後3時過ぎから大岡山の東工大で二回目の講演、そして夕刻から企業の方々と有楽町で打ち合わせ。
東へ西へ師走でもないのに走り回っていた管理人なのである。
 
 
最終のつばさで米沢に戻ったら、カッペイちゃんの祈りむなしく小雨が降っていた。
 
  
 
 
 
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2009年2月12日 (木)

バースデイケーキ

 
 
きょうも分刻み。
 
午前中は修士の学生の公聴会の発表練習に付き合った。
まだまだプレゼンの何たるかを知らず、中山さんとプーさんと三人でいろいろと意見した。
予想以上に二時間もかかってしまったので、昼休みの時間が余裕がなくなって、とりあえず「ブルーノート」で好物のスパゲティナポリタンを一気食い。
 
午後は愛知のトヨタ関連企業の常務様が来学された。
副学部長らと事務棟で面会の後、城戸研に来られて研究室見学。
いやあ、こんなに広くて設備が整っているとは思いませんでした、と驚かれてた。 
 
その後、学内の展示場を見てから有機エレ研を見学されたいとのことなので、一旦オフィスに戻り、準備を整える。
すると、隣の会議室からお呼びがかかり顔を出すと、大きなバースデイケーキが二つ。
  
 
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ありがたい、ありがたい。
  
ロウソクの火を吹き消したら、特別にでっかいのを切り分けてくれた。
食べきった自分が怖い。
  
 
怖いと言えば、学部生たち。
よってたかって残りのケーキをついばむ。
 
ゾンビか。 
 
 
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学生と言えば、きょうは卒業生がリクルートで来ていた。
NZ社に勤める垣井と加藤だ。
 
一応、現役学生相手に説明会を開いて、夕方から「いろり」で焼き肉。
会社の景気はどうかと聞いたら、液晶が売れないので光学フィルムは最悪です、と答えた。
そやろそやろ、景気ええのはニンテンドーとユニクロだけや、と言った。
 
以前、城戸研に派遣されていた同じ会社の柏本さん(仮名)は元気かと聞いたら、「ええ、元気です、でも暇なのか、研究所に来てはダベって帰られます。」と正直に答えた。
 
 
この会社、まだまだ余裕アルで。
 
 
(写真)向かって左、加藤、右、垣井。
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2009年2月11日 (水)

Happy Birthday



きょうは、建国記念日かつエジソンの誕生日、かつ管理人の誕生日。
38回目(精神的に)ということで、そろそろ人生の成熟期に入ったんじゃないかと気持ちを引きしめた。
 
家内がきょうはあなたの好きなものを食べに行こう、と言ってくれたので、「こんどう」にオムライスを食べに行った。
何を隠そう、オムライスが大好物。今風のトロトロ卵のせ洋風タイプより、昔ながらのチキンライスを卵でくるんだザ・オムライスが好きなのだ。
 
行くとドンペリをあけてくれて、〆にサトミさん特性のオムライス。
 
ああ、なんて言う幸せなんだ、生きててよかったと実感した夜だった。
 
 
親方、ごちそうさま。
 
 
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2009年2月10日 (火)

こんなとこ、来とうなどなかった

 
 
こんにちは、与六です。
お久しぶりです。
天地人、観てますよね。
 
きょうはお詫びです。
前回はちょっと演出が過ぎました。
兼続が戦場で人も切れない弱虫だなんて、だいたい原作にないやろ。
戦国時代にあれはありえへん。
 
それに、あの舞台演技はなんなのだ。
急に舞台が変わるあの演出は違和感2万%。
次からやめてね。
あんなの続けると視聴率、間違いなく下がりますから。
 
 
 
天地人と言えば、今夜は日本酒をザルのように召し上がるN電工の方々と「こんどう」で会食していると、市の職員の方、市議会議員の方々が入って来られた。
聞くと、悪臭問題特別委員会が昼間開かれて、その懇談会だとか。

カッペイちゃんもおられて、娘がいただいたのが「愛」のバッジ。
これは門外不出の上杉家に代々伝わるお宝なんだけど(?)、はい、春香ちゃんあげる、といってくれる懐の深さはタダモンじゃあない。
 
 
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タダモンじゃあないと言えば、米沢市のビン・ラディンこと白木産業部長。
きょうも管理人を見つけるなり、やあやあやあと近づいて来て、肩をポンポンとたたいた。
こちらも、ヨッ、次期市長、と声をあげると、いやあ、先生先生、なんていいながら顔がまんざらでもないのだ。
 
三十郎市長、芽のうちにつんどいた方がいいんじゃないでしょうか。
 
タダモンじゃあないついでに、ちらっと開いたふすまの間からお顔を見せられたのが、我妻徳雄議員。
確かシマノかダイワのインストラクターで、たぶんイワナを釣らしたら右に出る者は管理人しかいないのだ。
いっぺん勝負したいんだけどなあ。
  
  
それにしても、いつものように楽しい一日の締めくくりだった。
  
 
 
 
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2009年2月 9日 (月)

読売新聞

 
 
午前中、ヨーロッパから帰国したばかりの助教のプーさんが、こんなん届きましたと言って持って来たのが読売新聞の切り抜き。
 
見ると管理人が有機ELパネルを手に持って自慢げな顔をしている写真が掲載されている。
「科学立国の明日」という特集記事の最終回で、「夢がなかう工学部PR」と題して管理人の研究者としての顔じゃない「裏の顔」が紹介されてるのだ。
そこでは、年に10回は中学や高校で講演すること、生徒たちに科学の面白さだけじゃなくて金持ちにもなれるということや、うちの修士学生の橋本洋平のコメント「漠然と首都圏の偏差値の高い大学に行こうと思っていたが、今は世界と戦っている実感があり楽しい。」が引用されていた。
 
橋本のお父さん、お母さん、息子さんがこの年で新聞に載りました。
大物になりますよ、きっと。 

 
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記事を読んでから、そういえば読売の記者さんが取材に2〜3週間前にこられたなあということと、その時に高校の時にサイエンスキャンプで城戸研にやって来て、実際に研究室に来た第一号ですよと言って彼を紹介したのを思い出した。
 
内容についてちょっと付け加えさせていただくと、「夢がかなう工学部」というのは間違いで、「夢をかなえる工学部」というのが正しい。
ただ単に夢を抱いているだけでは「かなう」はずがない、「かなえよう」と努力するから「かなう」のだ。
 
勘違いしちゃいけないよ、若者たち。
 
さらに付け加えると、未来というものは予知するものじゃなくて、自分でつくるもの。
絶対にこうしてやるという強い気持ちが道を切り開くのだから。
  
 
 
取材と言えば、午後、研究所で月例報告会や特許審査会を行った後に、夕刻からお気に入りの「玉寿司」に顧問の先生方と行ったんだけど、意見交換している時に知り合いの店員の女性が「先生、今、テレビに出てましたよ。」と教えてくれた。
そういえば、一昨日のデザイン公募表彰式には数社のテレビや新聞各社が取材にこられてたので、どこかでこのアンパンマンおやじがテレビに出ているのだろうなあと想像していたのだ。
 
でも、目の前のテレビにでてる人が、すぐそこでキクワタの塩焼きなんかをつっつきながら、ウメーウメーなんて言ってるのは不思議な光景だろうなあ。
 
  
 
 
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2009年2月 8日 (日)

ローカル新聞

 
 
きょうは朝早くファミマに行っておにぎりを買ったついでに山形新聞もピックアップ。
昨日の有機EL照明デザイン公募の表彰式に山新の記者さんが来られていたので、記事が出ているかなあと思ったのだ。予想どおり、管理人が賞状を渡している写真が載っていた。
 
 
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ネット版はこちら
 
 
他にも吉村新知事の県庁事務方との事前協議について報告されていて、齋藤知事の事業の見直しがなかなか思うようにいかないということが書かれてあった。
それと、知事公社には住まない、ということもね。
 
役人というのは手強くて、選挙時の公約を守るというのも大変なようだ。
 
  
新聞に目を通してから娘といっしょに小学校に8時20分に一旦集合して、米沢スキー場へ。
きょうは2月15日の市民総体前の最後の練習なのだ。
ポールを張って、子供たちが次から次へと滑った。
うちの娘も星一徹のような親父のスパルタ練習の成果があって、足を揃えたまま右へ左へポールをくぐって行く。
  
それを見て、う〜ん、ひょっとしてこいつは父親よりセンスがあるかも知れないなあと親バカ脳になった。
 
このバカ親父も小学校から委嘱状を正式にいただき、大会に出場することになっているので小学生達のポール練習に混ぜてもらう。
なにせ、ポールをくぐるのは30年ぶりとチョー久々なもんで、ポールに「あたる」というより「ぶつかり」ながら滑り降りた。
 
特に、あの「逆手」ってやつが未だに生理的、心理的にできなくて、どうしても「順手」でポールを払ってしまう。
 
どなたか、コツを教えていただけないか。
 
 
 
スキーと言えば、奈良新聞にこんな記事が最近掲載されていた。
 
 
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17人が健闘誓う-県選手団が結団式【国体スキー】  (2009.2.5 奈良新聞)
 
 
力強く宣誓する城戸真理子選手(左)と旗手の岡崎真人選手=春日野荘  第64回国民体育大会スキー競技会「トキめき新潟国体」に参加する県選手団の結団式が4日、奈良市法蓮町の春日野荘で行われ、本部役員、監督、選手合わせて17人が健闘を誓い合った。
 
式では参加者一人一人の紹介の後、旗手の岡崎真人選手(岡崎工務店)に県旗が手渡された。続いて団長の板橋知義県体育協会副会長が「県は雪が少なく条件が整わない中、年々成績を上げている。9月の国体の前哨戦としても選手と共に頑張りたい」とあいさつ…
 
 
・・・・・・
 
 
おいおい、城戸真理子って、去年、出光興産に就職した姪と同姓同名じゃないか。
それに、なんだか顔や背格好も似ている…。
  
 
方や国体で、方や市民総体、規模は少々違うけど、なんだか不思議なスキーつながりなのだ。
 
  
 
 
 
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2009年2月 7日 (土)

山形のあかり

 
 
2008年度の有機EL照明デザイン公募の表彰式が第一ホテルで開かれた。
 
今回は500件を超える作品が応募され大盛況。
有機EL照明の認知度の高まりを実感した。
 
この大不況、地方が乗り切るには新産業を立ち上げること、山形には有機EL照明産業があるのです、このデザイン公募がそのきっかけになれば、と最初に挨拶した。
 
最優秀賞は東京デザインパーティーという会社の長根寛さん、小野さやかさんの「ELRING」で、おめでとうございますといいながら賞状を渡した。
他にも優秀賞や特別賞などを受賞者にお渡ししてお昼をいただきながらの懇談会。
管理人は次があったので、前菜とスープをいただいた後、メインディッシュに後ろ髪を引かれながら車で米沢駅へ向かった。 
 
 
(写真)最優秀賞受賞のお二人 
Photo
 
 
山形駅からタクシーでとあるビルへ。
米沢を代表する企業人の方々も次々とご到着した後、10分ほどして、吉村新知事がご登場。
名刺交換し、城戸です、と挨拶したらテレビで見たことあります、とおっしゃった。
 
企業の方のプレゼンの後、財団法人山形県産業技術振興機構有機エレクトロニクス研究所長として、有機ELのこと、有機エレクトロニクスバレー構想の概要およびその進捗状況、約30分プレゼンさせていただいた。
とても熱心に聞かれ、有機ELの素材のことや、省エネやリサイクルのこと、さらには耐久性についても質問され、それらについて現状と将来性について答えた。
 
 
それにしても、齋藤知事の時は就任から1年以上たってから初めてお目通りがかない、有機ELに関して最後の最後までどこまでご興味、ご関心があるのかわからなかった印象があるけど、
  
  
吉村新知事は違う。
  
 
お忙しいところ、有り難うございました。
次はぜひ米沢で。
  
  
真っ暗闇の山形にポッとあかりがともったような気がした一日だった。
 
 
 
 
 
 
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2009年2月 6日 (金)

市立病院

 
 
文部科学省と言えば、地方国立大学にとっては支店営業部から見た本店のようなもので、正直言っていいなりなのだ。
その本店からお二人が研究室を見たいと言って来られた。
 
有機EL、有機半導体の学術的な意義、産業としての重要性、その中で大学の果たす役割をお話しした。
さらに山形県の推進する産官学連携である有機エレクトロニクスバレー構想についても詳しく説明した。
 
研究室を案内しながら、このスペースと設備は世界一です。外国人が見学に来てびっくりして帰ります。と言ったら、納得された。
 
夕刻から米沢の重鎮の方々と「こんどう」で懇談会。
まず、吉村新知事に要望する事柄を整理してコンタクトいただくことになった。
次に、米沢市立病院の問題点についての意見交換。
まず、病院経営のいいかげんさ。
さらに、それを管理すべき市役所、特に市長が義務を果たしてないということなのだ。
 
銚子市で市立病院が閉鎖されて市長をリコールする話がネットに出てたけど、米沢でもそうなりかねないということをご存知なんだろうか。
 
 
白木部長、なんとかしてくださいね。
 
 
  
 
 
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2009年2月 5日 (木)

蝉(せみ)

 
 
朝から客員教授のクラレアメリカの鈴木先生に学生に対して個別の英語のレッスンをしていただき、午後は「海外で働くということ」と題して講演いただいた。
 
なぜ、外国なのか、という動機に対して、その理由の一つがこれ。
 
日本では真の能力を発揮しにくい場合がある
・出る杭は打たれる
・自由な発想は殺される
・年功序列
・偏差値主義(ブランド大学志向)
・男女の差
 
そんな話をしていただいても、外国に行ってみたい人と最後に問いかけると30人のうち一人しかいなかった。
 
結局は今の若者は自分の実力のなさを知ってるのか、大志を抱かなくて、寄らば大樹の陰、大手メーカーに就職したがるのだ。
大木のセミやね。
今や、大手メーカーと言えどもリストラ有りだし、大手イコール安泰じゃないということに早く気がついてほしいと思う。
ただ、問題は親の見栄があって、息子なり娘がこんな会社に勤めているんですわよ、と自慢したくて大手を勧めるのだ。
 
 
日本人と言うか、農耕民族と言うか、まだまだ数百年前の遺伝子を引き継いでいる。
 
 
  
  
 
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2009年2月 4日 (水)

テクニカルショウ ヨコハマ

  
  
パシフィコ横浜で開催されている工業技術見本市で講演させていただいた。
神奈川県と横浜市が主催するこの見本市は、第30回目と言うことで歴史があって由緒正しい。
  
早めに会場に着いて講演会担当の方と話をすると、横浜市は人口が360万人あって、税収も多くて、政令指定都市で、神奈川県知事よりも横浜市長の方が偉いと言う印象を持った。
山形県の人口が120万人だから、山形県全体でよってたかっても横浜市に勝てないのだ。
というか、山形と秋田と青森が一致団結して勝負しても横浜市に勝てない。
しかも、山形の人口減少率はきっと全国平均より高くて、これから10年もすると若者がいなくなる。
 
ちょっと大げさだけど。
 
  
そんな企業と人が集まる活気のある地域の見本市の講演会で、山形の取り組みを話しても、鼻で笑われるのではないかと思ったけど、会場いっぱいの200人を超える聴衆の方々は熱心に聞いてくれた。
 
地域の活性化は「企業誘致」じゃなくて「産業創出」ですよ、と強調。
でも、いまだに山形県民は知事に「企業誘致」を期待しているので困ります、と話した。
知事のビジョンや実行力も重要だけど、県民の認識、考え方も変わらないと地域は絶対に活性化しない。
       
何度も言うようだけど、上杉鷹山公も直江兼続公はもういないんだからね。
 
 
最後に、
 
山形の有機エレクトロニクスバレー構想は、私が「たまたま」山形大に来たから始まったもので、地域の活性化を「たまたま」や「偶然」に頼ってはいけないのですよ。
こんな人材をその地域でシステマチックに生み出す制度を確立しなければ、地域はいずれ存在しなくなりますよ、と言って人材育成の重要性を強調して話を終えた。
 
 
1時間半しゃべったけど、あと30分は欲しかったね。
 
 
 
 
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2009年2月 3日 (火)

ライティング・フェアの見どころ

 
 
いやあ、今夜の「こんどう」はすごかったなあ。
山形、米沢を代表する企業人が集まり、山形の将来展望について議論した。
有機ELを使って吉村新知事といかに山形を盛り上げて行くか等、まじめに作戦を練った。
後半はこんどう親方も加わり、フグをいただきながらフグのさばき方とかウンチクを聞いた。
米沢牛だけじゃなく、フグとかブリとか、最高の食材を最高の調理法でお客さんに提供したいと言う志の高さにはみな脱帽した。
 
 
有機ELと言えば、ライティング・フェア2009(第9回国際照明総合展)が2009年3月3日(火)から6日(金)までの4日間、東京ビッグサイトにて開催される。  
そこでは、山形県の誇る有機エレクトロニクス研究所が「有機ELラウンジ」と呼ばれる世界最大の有機EL照明ブースを出展するのだ。  
 
 
(写真)主催者ホームページの有機ELラウンジ
Photo
 
 
高解像度バージョン
Photo_2
 

見どころのもう一つは、講演会。
LEDの中村修二教授と有機ELのバカ教授がそろい踏みなのだ。
こんな企画がよく成立したなあと思うくらいの100年に一度の顔合わせなので、興味のある人もない人もぜひ来られた方がいいと思う。
聞くと予約がすでに殺到しているらしいので、今、申し込みをおすすめします。
  
 
(写真)主催者ホームページのセミナー案内
1
 
 
プログラム:
 
3月4日(水) 13:00~16:20申込番号:LF-1
LEDと有機ELが切り開く照明の未来
 
会 場:東京ビッグサイト 会議棟7階 国際会議場
受講料:一般5,000円、日本照明器具工業会会員4,000円(税込み)
主 催:(社)日本照明器具工業会、日本経済新聞社
LEDを照明用途として使用するきっかけになった青色LEDの開発者である中村修二教授と、有機ELの白色発光及び高輝度化に成功し、照明用途としての道を開いた城戸淳二教授を招いて、新しい光源の開発・改良プロセスなどをうかがうとともに、それぞれが考える未来の「あかり」の姿について議論いただきます。
 
 
第一部 13:00~14:00(60分)
「LEDの最先端技術動向と、今後の展開について」
中村修二 氏 米カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授
  
第二部 14:10~15:10(60分)
「有機EL照明最前線」
城戸淳二 氏 山形大学 大学院理工学研究科 有機デバイス工学専攻 教授
 
第三部 15:20~16:20(60分)
パネル討論
「LEDと有機ELが切り開く照明の未来」
パネリスト:中村修二 氏、城戸淳二 氏
コーディネーター:落合勉 氏 照明デザイナー/M&Oデザイン事務所代表
 
 
 
管理人と違い、はっきりものを言う中村教授のこと、日亜をブッ潰す、なんて言われないか、いまから心配しているのであった。
オレ、フォローできないからね。
 
 
 
 
 
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2009年2月 2日 (月)

成果報告会

 
 
朝、7時半頃に家を出て、車で5分の小学校まで娘のスキーを届けた。
きょうは校庭の小山でアルペンスキーの練習があるのだ。
結構早く学校についたなあと思いながら門をくぐると、教師の中でも若手の担任のムラマコ先生がちょうど出勤されたところで、鍵を開けてくれた。
この先生は長澤まさみのファンなので天地人を毎週欠かさずに見ておられるに違いない。
いつか結婚すると子供たちには言ってるそうだ。
 
「毎日こんなに早いんですか?」と聞いたら、「そうです。奥山先生も早いですよ。」と答えられたので、「やっぱり若い人が早く来なければならないんですか?」と聞いたら、「いえいえ、早く来ると準備に時間がかけられますからね。」と教師の鏡のような返答をされた。
 
うちの秘書に聞かせたい…。
 
 
スキーを指定の場所に置いて、すぐに大学へ。
車で5分。 
 
朝8時にアポのお役人さんが時間どおりに来られたので、有機エレクトロニクスバレー構想の状況や、有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタの将来展望についても管理人の考えをお話しした。
バレー構想の成果としての白色パネルが、早ければこの秋にもルミオテックから製品化されます、と付け加えた。
ダメもとで、地域活性化の研究開発拠点の整備として10億円ほど使わせていただけますと、大学に研究開発センタービルディングを建設します、とお願いしした。そうなれば、ここを有機デバイス研究の世界の中心にして、世界を統一することができますよ、なんて信長の野望のようなことは言わなかった。
   
お客様、お帰り次第、米沢駅に向かい10時40分発のつばさに飛び乗った。
残念ながらコンセント付きの新型車両じゃなかったけど、新しいMacBookは3時間ほどバッテリーで動作するので、あせらずに午後のプロジェクト成果報告会の資料を作成して、大宮駅の手前あたりでbモバイル経由で担当に送った。
 
頼れるなあ、bモバイル。
 
 
午後2時から始まった報告会では、受け持ちの有機EL劣化機構の解明に関する実験結果の報告と今後の方向性などを説明した。予想がピッタンコあたり、簡便な方法で劇的な寿命の向上が可能になったのだ。
一般読者は知らないと思うけど、有機EL素子の駆動寿命と言うのは、ちょっとしたことで、グンと伸びたり短くなったりするのですよ。
 
 
夜の8時22分に米沢駅について駐車場で車に乗り込んだらフロントガラスの内側に霜ができて凍って真っ白に。
雪は降らないけど、寒いんだわ、この2〜3日。
 
  
帰宅すると娘が「おかえりなさい」と言って出迎えた。
 
  
  
 
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2009年2月 1日 (日)

こんどうスキークラブ

 
 
正式名称は「旬菜こんどうウインタースポーツ倶楽部」と言うんだけど、その第一回合宿が昨日、今日と一泊二日で開催された。
 
第一回目ということで、場所は近場の白布(しらぶ)温泉の西屋旅館に泊まり、天元台スキー場で汗をかくと言うことで近藤部長からの提案で決まった。
 
参加資格は「旬菜こんどう」の常連であること。
座敷童と呼ばれるほど年間100日とは言わないけど、家庭崩壊寸前までカウンターで親方のうんちくを聞かなくてはならない。
 
ということで、日頃、カウンターで顔見知りの十数名の参加者。
企業人、市役所、市議会議員、大学教授、弁護士、病院院長、大人、子供、喜平次、与六と米沢の産官学医のトップあるいはトップに限りなく近い常連たちとその子供が集まったのだ。
 
お酒は特別に持ち込み可ということで、市販されてないような名酒がずらりと並び、しこたま味見させてもらった。
もちろん、管理人は「城戸ワイナリー」の赤「private reserve」と白「ナイアガラ」を提供した。
とっても評判が良くて、特に白はほのかにブドウの味がして、しかも甘ったるくなくさわやかなのどごしが女性に絶賛された。 
ワイナリーのオーナーとしてはうれしい。(ウソです) 


(写真)西屋の遠藤友紀雄社長の御挨拶
1

 
話題もさまざま、次期山形県知事の話とか、次期米沢市長の話とか。
おかしかったのが、天地人フリークの市役所職員の一言。
  
うちの息子にあのフレーズを覚えさせたら、妻の実家でいきなり言ったんですよ「こんなこと、来とうなどなかった」。
 
おいおい。 
みなさん、気をつけましょうね。
  

(写真)暴れん坊の喜平次と与六。  
2
 
 
それと、ことし神奈川で開業することになった行列のできる弁護士事務所の所長さんが、昨日、元気な赤ちゃんが産まれたんですよと言って、目尻を下げながら写真を見せてくれた。
  
あの〜、かわいいんですが、こんなこと来ててよろしいのでしょうか。
生まれて最低三日間は付きっきりじゃないと、一生責められますから。
 
 
気をつけようね、新米のパパ。
 
 
1_2
 
 
それから、今回の西屋さんは、たぶん米沢で一番古い200年の歴史を持つ旅館。
なにせ、白布温泉自体が開湯700年というからスゴイ。
たぶん、兼続公もここでお休みになられたに違いないのだ。
 
まず、その外観が茅葺き木造築200年だからそんじょそこらにはない。
日本人なら記憶のどこかにこびり付いてそうな面持ちなのだ。
しかし、内部はモダン和風でジャズが似合いそう。
大広間は床暖房付きのフローリングだもんね。
一方、風呂は200年前そのまま。
部屋は典型的温泉旅館風。
コタツがあるし、この鏡台を見てくれよ。
  
 
3
 
  
これら外観と内装のコントラスト比の大きさに驚き、うれしくなるのに加え、サービスが究極。
旅館の女将風おばさん、あばあさんが、案内してくれるのかと思いきや、仕切られてるのはとても雰囲気がいい美人女性で、テキパキとしかもやさしい笑みを絶やさない心配り気配り満点の対応。
いやあ、まいったまいった、意外性の連続でこれぞ世阿弥の言うところの「秘すれば花」なのかと思った。 
 
実は、このかた、近くのペンション「アルパインローズ」のオーナーで超有名スキーヤーの佐藤正人さんの奥さん。
今は休業されてるけど、元スチュワーデスで客の扱い方はプロ中のプロなのだ。
  
 
白布温泉の西屋旅館、料理がおいしいし、最高。
「旬菜こんどう」とともに山形の宝(注1)に一発で認定した。 
 
 
1_3
 
 
白布温泉は市内から30分ほどかかるけど、時間のあるひとはぜひ足を延ばしてください。
 
 
 
注1)「山形の宝」の認定は今年から始まった。本サイトのブログ管理人が独断と偏見で勝手に認定。よく似たのに「山形セレクション」があるけど、「山形の宝」の方がステータスが上と一部では評価されている。
 
注2)カメラを忘れ、iPhoneでの撮影。画質いまいちで失礼
 
 
  
 
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