ホームレス大学院生
昨夕は英国大使館の晩餐会。
英国議会の議員さん達が日本の産官学連携の現場を視察する目的で来日されたのだ。
企業や国立研究所など3日間に渡り訪問するとのことだった。
日本人二十数名が招待されてたけど、管理人以外はこの国の産業界、教育界を代表するような人達ばかり。
たとえば、東大の総長とか慶応の塾長、元総合科学技術会議の議員さん。
とにかく年齢も立場もものすごく高い人達ばかりで、40代のヒラ教授は管理人たった一人なのだ。
いやあ、オレもとうとうここまで登り詰めたか。
議員さん達とは教育、産業、この国のいいとこ悪いとこ、ザックバランにお話した。
隣の芝生は青く見えるらしく、ほんとは問題山積ですよ、とぶっちゃけた。
晩餐会の料理も写真を撮ってレポートしたかったんだけど、さすがにデジカメとりだしてパチパチやるわけにはいかない。
典型的なイギリス料理、
ということでお許しいただきたい。
国際問題に発展したら困るもんね。
食事が終わってから、コソッと撮った一枚がこれ。

イギリスらしく女王様の肖像画。
さすがに気品高い。
いい経験させていただだき有り難うございました。
一夜明けたきょうは、午前中に米沢に戻って朝から千客万来で分刻みで動いた。
メインイベントは卒業生冨田の講演会。
ドイツで博士号を取得したので凱旋帰国したのだ。
透明導電膜の博士論文を披露してくれて、あの冨田がここまで成長するとはなあと、指導教員として込み上げるものがあった。
でもホントに涙ナシでは語れない彼の過去を「こんどう」でワインをいただきながら初めて聞いた。
修士の学生当時、親からの仕送りがなかったので「友人」のアパートに転がり込んだり、実験で遅くなった時に腹がへって我慢できなくなって、ごみ箱をあさってすでに変色したリンゴの皮を洗ってムサボリ食べた、とか。
いやあ、人生一度極貧を経験すると成長する。
食べられるだけでも有り難い。
こういう人間は決して奨学金をもらいながらタバコなんか吸ったりしないのだ。
料理は彼のリクエストで「しゃぶしゃぶ」。
ミスジとトモ三角のお肉なんだけど、一般的なロースよりもアッサリしていてかつ柔らかい。厚みもミスジは薄く、トモ三角は厚めで、食感も最大限特徴を出している。

食べ慣れた管理人にとってもほっぺが落ちるほどなのに、ドイツ料理に辟易としている元ホームレス大学院生にとっては、この世のモノとは思えない究極のお肉だったに違いない。
他にも本日入荷のスッポンの血とか卵をいただき、人生初ものづくしで3年は寿命が延びた気がした。
焼酎割です。

珍味ですな。

口の中でとろけたスッポンレバーの刺し身。

がんばりや、冨田。
期待してるで。
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