SID速報:その4
先ほど、自宅に無事到着。
結構な長旅だった。
ふ〜〜〜。
ということで、SID速報も今回が最後となります。
SIDでは、オーサーインタビューと言うのがあって、発表者があとで参加者と試作品などのブツを展示しながらディスカッションする場が設けられる。
ここでは、展示会場に本格的に出展する前の開発ほやほやのディスプレイなんかが見られるので、なかなかオモシロイ。
たとえば、コニカミノルタの電子ペーパー。
電子ペーパーと言えば、代表的なものにアメリカのe-Ink社の電気泳動式のものや、ブリジストンの電子紛流体式、それに富士通のコレステリック液晶式が知られている。
コニカミノルタのは、発表を聞いてなかったので詳しく知らないんだけど、見た感じ、画質は他社方式よりも
いい。
いまの電子ペーパーの課題は、白が真っ白じゃなくて、黒も真っ黒じゃない。だから、極端なはなし、うす灰色のバックに、濃い灰色の字を表示しているようなもので、正直あまりキレイじゃない。
けど、コニカミノルカのは白がずいぶん白いし、黒も黒くなってて、画質が向上している。
あとは、寿命や生産コストの壁をクリアすれば、一気にトップランナーとして躍り出てくる可能性があると見た。
やるなあ、コニカミノルタ。
有機ELでは、サムスンSDIが、白とカラーフィルターを組み合わせて、3インチでVGAの高画質を実現していた。
いま、製品化されてるのはQVGAという精細度のもので、それよりも4倍の精細度だ。
精細度が高くなると、RGB三原色の形成にシャドウマスクが使えないので、白とカラーフィルター方式で実現した。
これからは、小型でもVGAになるだろう。
最後に、スリーエム(3M)がとても小さいプロジェクターを展示していた。
これは、LED光源を使ったものだそうで、明るい会場でもちゃんと映像が映っていた。
ひょっとしたら、これから携帯電話なんかに組み込まれて、ビジネスマンはプレゼンテーションをこういうのでやるのかも知れない。
なんだか、未来的やなあ。
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