« 海外旅行の必需品 | トップページ | ノブレス・オブリージュ »

2008年4月 2日 (水)

白のBMW

  
 
先日、研究室に機械学科のK准教授、米パン学科のN准教授がやって来て、研究の話とか、ベンチャーの話とか、学科は冷たいという話とか、企業に騙されない方法とか、幽霊の話とか、いろいろバカ話をした。
というか、このメンバーの話題はいつも99%がバカ話なのだ。
 
実は、N准教授は最近家を建てたんだけど、違法建築かどうか、家の検査に米沢市の担当がやってきたらしい。
 
奥様がドアのチャイムにでられたんだけど、まず担当氏が、
「忍者屋敷の検査に来ました〜。」
 
そして、室内を見ながら、
「ほほう、ここが例の抜け穴ですか。」
 
などと言って、最後に、
「竿師のご主人は、ご不在ですか。」
 
なんて、おバカさんなことを口にしながら仕事をしていったらしい。
 
こういうノリの職員さんは、なかなか役所にはおられないツチノコのような貴重な存在なので、ぜひ一度、お目にかかって取材させていただき顔写真入りで、ここで紹介させていただきたいんだけど、うちに来ていただけないですか。
 
けど、あまり大きな声で言えないここだけの話だけど、あの忍者屋敷には屋根裏の三階の隠し部屋と地下にお仕置き部屋があって、ホントは違法建築なんだけど、それは見破られなかったらしい。
 
それに、聞くところによると、どうも、このバカブログは米沢市役所で役人さん達が仕事もせずに、じゃなくて、仕事の合間に見てくれてるということだ。
 
 
ちゃんと、仕事し〜や。
再選されて浮かれてる三十郎市長にちくりまっせ。
 
 
 
N准教授と管理人はコテコテのマックユーザーで、科学者としての能力とともに美的センスが一流なんだけど、K准教授はウィンドウズユーザーなので、二人であんな使い勝手が悪くて、ダサくて、ウンコみたいな機械を使っていると研究者としての能力を疑われるし、研究成果もでないのだから、早くゴミ箱に捨てて、マックを買いなさい、とさんざん説得したら、奨学寄付金の残高が10万円しかないので、一度パーっと飲んだらなくなっちゃうので買いたくても買えないと言っていた。
 
あのね、10万円では、マックは買えないし、奨学寄付金で「パーっと飲む」こともできないんだからね。
  
 
 
車の話になって、科学者たるもの、何事でも独創性とオリジナリティを追求せなあかんから、白のトヨタに乗る科学者は大成しないんだ、という管理人の持論にお二人とも賛成してくれて、白色じゃないけどトヨタ車に乗るN准教授はBMWの3シリーズが、欲しい欲しいと言っていた。
しかも、彼のトヨタは、たまに後ろのドアがギーと勝手に開くらしくて、霊が乗り込んでくるのかも知れないとビビっていた。
 
 
聞いていた二人は、科学者として、工学博士として、「それは間違いなく霊やね」、と断言した。
 
 
やっぱ、BMWはいいよなあという話で盛り上がったら、最近、工学部キャンパスの正面の事務棟の前にピカピカの白いBMW325が駐車されてる話にギアが切り替わった。
 
事務棟だから、教員じゃなくて事務員の誰かさんなんだろうけど、学部長のように建屋の真ん前という一等地に駐車している根性というか、その傍若無人ぶりはタダ者やないで。
 
教員を含め大学職員は一般企業と比べて給料が低いので、普通は地味な生活をしてるんだけど、この職員はきっと影で悪さをしているか、実家がお寺で土日坊主で丸儲けしてるかに違いない、しかも、こういう輩は娘や息子にもBMWをほいほい買い与えてるのだろう、という結論に達した。
 
 
やっぱり、事務の改革が必要ですなあ、学長、学部長。
 
 
 
なんて、
東京から京都に向かうN700系新幹線の中でパカパカとMacBookで書いていると、隣の50代のオヤジが、週刊アサヒ芸能と言う大衆向け雑誌を座席背面の網の雑誌入れの中に入れたまんま、名古屋で降りた。
「朝青龍「ホステス流血」モミ消し」、なんてデカデカと表紙に書かれてあって、もし隣に人が来て管理人のものと勘違いしたら大学教授としてちょっと恥ずかしいなあと、心配していたら女性の車掌さんが持っていってくれた。
 
 
ホッとしたんだけど、普段買うことないゴシップ雑誌をちょっと読んでみたかったので、ちょっとだけ残念だった。
朝青龍が酔っぱらって暴れたら、うちのプーさんどころやないで。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近、ポチッ、が減っております。
ご協力お願いします↓
      人気blogランキングへ
 
 
 

« 海外旅行の必需品 | トップページ | ノブレス・オブリージュ »