Meeting is Eating
今日は、現地時間の金曜日、MRS Spring Meetingの最終日で、有機EL Day。
早朝8時からセッションが始まって、ちょっと遅れそうになってあせった。
というのも、2番目の講演で最初の講演前にいってコンピュータを接続する必要があって、7時45分には会場入りしないと行けないからだ。
7時45分やで。
今回は、「超長寿命有機EL素子」に関して発表した。
世界一の寿命を達成したので、それをこれ見よがしに専門家達に公開したのだ。
なにせ、1000カンデラ/平米の輝度で、20〜30万時間の輝度半減、100カンデラ/平米と小型液晶程度の輝度なら、400万時間から600万時間は光り続ける。
ざくっと、500〜600年だ。
液晶屋、文句ないやろ。
実は、今回は久しぶりの一般講演で招待講演じゃなかった。
一般読者の人に説明すると、学会の講演では、ステータスの高い順から、基調講演、招待講演、そして一般講演となる。
基調講演は、その学会、会議の方向性なりなりをその学会の第一人者が参加者全員に向かって話す。だから、会場には数百人から千人を超える聴衆がいる。招待講演は、分科会、各セッションで主催者が依頼する講演。だから、聴衆の数は200〜300くらいか。
一般講演は、研究者が論文を投稿して採択されて行う講演で、興味にある人が聞きに来るので、招待講演より聴衆の数は若干減る。
今から、19年前に、助手として山形大学に奉職した時に決心したことがある。
・ 毎年海外の学会で発表する。
・ 講演は必ず口頭発表する。
・ 5年以内に招待講演できる研究者になる。
・ いつの日にか、数百人を前にして基調講演できる研究者になる。
正直言って、自分自身の弱さ、欠点を自分自身が一番知ってる。
信じられないかも知れないけど、人前で話すことが不得意だったボク。
それを克服したかったので、研究発表はとにかく口頭発表で申し込んだ。申し込んだらやらざるを得ないので、努力するからね。
ポスター発表は、竹刀で練習する剣道みたいなもんだけど、口頭発表は真剣で斬り合う命がけの勝負なのだ。
こうやって、自分自身を崖っぷちに追い込んで鍛えた。
おかげさまで、30代ですでに基調講演させていただける研究者になれた。
だから、若い人達には持てる能力以上のチャレンジを常に続けて欲しいと思う。
でないと、国際会議で基調講演できるまでには絶対に成長できないから。
それと、外国に行った時はMeetingに参加するだけじゃなく、その国のトップの研究者、同世代の若手研究者を積極的に訪問した。そして、夕食を共にし、その土地の美味しいものをいただきながら、ぶっちゃけ話をしてこの分野の仲間を増やしていった。
だから、管理人にとっては、
MeetingはEating
なのだ。
Yang教授やSo教授などは、その当時からの友人で、今はお二人とも研究分野のトップサイエンティストとして学会を引っ張っていて、お互い助け合っている。
今回にしても、新進気鋭の九州大の安田先生や赤對さんとじっくりお話しする機会を得られた。
この分野の若手研究者は多いけど、このお二人は間違いなく、これからの有機デバイス分野を引っ張って行く人達だと思う。
お二人さん、
タダより高いものはないこと、覚えといてくださいね。
これ、万国共通だから。
さて、
きょうのEatingは、シーフードいただきに「Catch」へ。
Catch, 2362 Market St., tel 415-431-5000
ここは、あのグルメサイエンティストでブリブリ言わしておられるダウコーニング社の鈴木さんのお勧めなのだ。
マリオットホテルから、タクシーで約10分、11ドルの距離。
悪くない。

前菜は、フライドカラマリとマッスル貝。
このピリッとしたカラマリ(イカリング)は、全米でもトップスリーに入ると思う。
なんともサクッと揚がり、ピリ辛具合がちょうどいい。
マッスル貝も、ソースがあっさりとしてるけど深みのある味で、全米ランキングトップスリー入りした。

スープは、管理人はロブスタースープをいただいたんだけど、これも通常のロブスタースープとは違いCatch風に仕立ててあり、おいしかった。

メインは3人ともシーフードシチュウをいただいた。
日本人はこれが好きなのだ。
トマトベースのスープは、奥深く、量も多くてみな大満足だった。
けど、ちょっと汁物が続いてしまったナ。

(写真)あったかいチョコレートのかかったブラウニーはウェイターのオススメ。まいう。

カリフォルニアの白ワインがはいり、話題も研究の話、研究室の運営の話のような真面目な話から、バカ話まで、日頃、じっくりできない幹部会を開いて方向性が決まった。
Meeting is Eatingを実践したこの一週間、ちょっと食べ過ぎたかも知れないけど、実りが多かった。
だから、将軍様、許してネ。
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