生物と無生物のあいだ
福岡伸一教授の「生物と無生物のあいだ」をずいぶん前に読んだ。
なんで、今ごろ感想文書くかって言うと、いまだに売れ続けてるからだ。
それと、先週、テレビで本人を拝見した。
ちょっと、オタクっぽい人だ。
科学者としてはそれが普通だけど…。

帯には「読み始めたら止まらない。極上の科学ミステリー。生命とは何か?」とある。
「生命とは何か?」、これがアイキャッチした。
なかなか、やるじゃないか、編集者。
野口英世博士の真実、米国での評価の低さから始まり、DNAの二重らせんでノーベル賞を受賞したワトソンやクリックの素顔、その他もろもろ分子生物学者の裏側などを赤裸々に描いている。
けど、科学者ってどんな人達か知ってる人には新鮮味がないかも。
中盤から後半は、著者自身の研究の紹介、米国滞在記である。
マウスのノックアウト実験における失敗談など、興味深い。
しかし、帯にある私の知りたかった「生命とは何か?」の問いに対しては、納得できる回答はまったくない。
生命とは、自己複製するシステムである。
代謝の持続的変化による動的平衡にある流れである、と結論づける。
単なる物理的な現象なのである。
なぜ、この地球に生命が存在するのか?
地球上の生命活動なんて、広大な宇宙にとっては誤差範囲内のできごとである。
生命とは一体何なのか?
そこが知りたい。
たしかに福岡氏の文章力は高い。
読み物としても面白い。
けど、タイトルが内容を表しておらず、ちょっと期待が外れた一冊。
城戸のおすすめ度:☆☆☆★★
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