実りの秋
きのう、田んぼの横を車で走りながら、娘とこんな会話を交わした。
私:ほら、見てみ、お米がいっぱいできてるで。
米沢って、コメのサワって書くぐらいやから、
昔から米はいっぱいとれたんや。
娘:ふ〜ん。
私:土地の名前って、そこの特徴、表してんねんで。
娘:ふ〜ん。
私:山がたくさんあるから、山形県や。
娘:ふ〜ん。
私:山がないから、山梨県や。
娘:ウッソ〜。富士山あるよ〜。
この子はバカじゃない。

お米と言えば、19年前のことを思い出す。
平成元年にニューヨークから米沢にやってきたのだ。
大阪弁をしゃべるけど、実は、バリバリのニューヨーカーなのだ。
英語もしゃべれるデ。
まあ、そんな自慢はさておいて、山形に来ることになって期待したのはご飯のおいしさだった。
ところが、
最初に大学生協で食べたご飯のまずさに驚いた。
なんじゃこりゃ、て感じ。(今は値段相応の味)
ブルックリンのチャイニーズ定食屋のご飯と変わらんじゃないか。
まあ、当時の生協はコストを安く上げるために、古米か古々米かを安く仕入れてたんだろうけど、米どころ山形の大学のご飯がこれじゃいかんって思いましたね。
それ以来、いつも、お米屋さんでは、おすすめの最上級のコメを買うんだけど、なかなかおいしいのに出会わなかった。
心の底から「うまいっ」て思ったのは、いまから10年ぐらい前かな。
今は東北パイオニアで働く卒業生の駒田君が、三重の実家から送ってきたといって、持ってきてくれたお米。親戚に農家がいるらしい。
しょせんは、三重の米(失礼!)と期待せずに炊いたところ、これがビックリギョーテン。
ピカピカで立ってるし、粘り気といい弾力といい、まさしく「銀シャリ」という表現がぴったり。
手を合わせて、有り難くいただいた。
二度目は、4年前に米沢の隣町の川西町の鈴木さんという農家からいただいたお米。
たぶん天日干しなんだろう。三重の米に負けないぐらいおいしい。
ピカピカで、おいし過ぎて、おかずがいらないくらいだ。
鈴木さんちでは、米以外にも野菜なんかも栽培されてて、野菜もとびきり美味しかったのを憶えてる。
川西の農家では、おいしいものを食べてるんだわ。
そこで、考えた。
米沢で売ってるお米が、三重や川西の農家の米に負ける理由は1〜6のどれなのか。
1. 米沢は米作に適さず、うまいコメが採れない。
2. 農家が手抜きで米作をしている。
3. 農家が農協用は手を抜き、自宅用は丹精込める。
4. 米沢で売られてるのは、米沢産じゃなくバチもんである。
5. 城戸が味覚異常である。
6. 城戸が悪い夢を見ている。
近所の農家の人とこの件に関して話をしたことはないので(ケンカ売ってんのとおんなじヤシ)、もし、このバカブログを読まれた米沢の農家あるは農協関係者がおられて、理由をご存知の方はぜひともご連絡いただきたい。
それから、自慢できるようなお米がありましたら、ぜひとも「これでも食らえ」とばかりに、一俵ほど自宅にお届けいただければ有り難いです。
お米といえば、実は米沢より隣町の高畠の方が有名である。
米に限らず、野菜や果物など、ずいぶん前から有機農法で栽培する農家が多いのだ。
食の安全が叫ばれるきょうこの頃、高畠の米や野菜は高値で取引されている。
だから、高畠では、行政ではなく民の意識がすごく高い。
高畠の時沢にあるレストラン「フルール・ドゥ・ソレイユ」の自家製の野菜をベースにした料理は絶品だヨ。
みんな、唸るね。
だから、考えた。
地方の産業活性化、地域格差の解消を農家の人達は福田内閣に期待するけど、まず自分たちで何が出きるかを考えるべきじゃないか。
行政に頼っても、まともなこと、してくれないですよ。
補助金もらって、ただそれだけでいいんですか?
江戸時代は、お殿様に任せておけばよかったんです。
米沢にはかつて上杉鷹山公や直江兼続公がいらして、なんでもやってくれた。
だから、日本人の遺伝子には、主と従の関係がしっかりと刻み込まれてしまった。
しかし、
今は、主が市役所、県庁であり、国では農林水産省である。
市役所、県庁といえば頼もしいかも知れないけど、それは単なる箱であり組織。実際には、担当課の課長や課長補佐がどれだけ頑張ってくれるかにかかっている。要するに、幼なじみのケンちゃんやタロウくんに米沢の将来をお任せするようなもの。
ちょっと、無理があるやろ。
国にしても同じこと、役人の無責任ぶりは、社保庁見ればわかるし、政治家の無能ぶりは、安倍内閣がさらけだした。
だから、国に頼ってはいけないの。
だから、人に頼ってはいけないの。
自ら発案し、企画して、仲間を集めて、地域を変える。
それに行政を巻き込むという、「現場起点の行政改革」しかないのです。
米沢に、鷹山公はもういない、のだから。
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