幻のサーモン
サンディエゴから帰国。
2泊4日の出張であった。
帰りの機内では、久々に和食以外を注文。というのも、「韓国風ビーフ、ご飯付き」とメニューにあったから。
ところが、でてきたのはユナイテッド風韓国ダレのかかったパサパサのステーキ。しかもご飯もパサパサかつベタベタ(?)。半分以上を残してしまった。(コックさんゴメン)
カルビやブルコギを期待した私がバカでした。次からはOBENTOに戻ります。
サンディエゴでは、到着当日の夕食はUCLAのYang Yang教授の家族と空母の見えるシーフードレストランへ。
たぶん、ここは市内一のお店であることが、店内の装飾、客層、混み具合からわかる。私は、グリルしたサーモンを注文。ナパバレーのスッキリした少し辛口の白ワインをいただきながら話が弾んだ。
Yang教授とは十数年前にニューハンプシャーで開催されたゴードンコンファレンスで初めて会って以来、意気投合し、今や家族ぐるみで付き合う仲。今回も娘の春香のためにと、奥様からGAPのかわいい洋服をいただき恐縮。
二日目も、シーフードレストランへ。
宿泊しているマリオットホテルから近くにあり、ホテルのコンシェルジュが推薦してくれたとかで、S社のH氏が案内してくれた。内装、客層、雰囲気、からここもトップクラスの店に違いない。
ここでもアトランティックサーモンをトライ。
なぜここまでサーモンにこだわるのか、実はそれには深い訳がある。
3年前にオーストラリアでICSM (合成金属の国際会議)に参加した際に、シドニーに滞在した。
初めてのオーストラリアだったので、それまでアメリカのコピーという印象を持っていた私は、食に関してもまったく期待はしてなかった。
けれども、うれしいことにその期待は見事に裏切られ、入るレストランのほとんどが大当たりで、お肉、お魚、北半球ではお目にかかれない食材に舌鼓をうったのである。
その中でも忘れられないのが、シドニーの湾に面したレストランで食べたグリルしたサーモン。通常、お目にかかるアトランティックサーモンとは違い、南半球でとれる種類のサーモンである。しかも、新鮮なのでナマでも食べられるとかで、注文の際にはステーキのように焼き方まで聞かれた。そんなこと初めてである。
そこで、ミディアムで注文すると、中がまだピンク色のなんとも美しく、なまめかしく調理された肉厚のサーモンが運ばれてきた。もちろん、美しいだけではなく、柔らかくて、しかも適度に脂がのり、サーモン特有の味が口中に広がるまさに絶品といえる一品であった。
だから、こんなサーモンにまた遭遇したいと、シーフードレストランではいつもサーモンを注文してしまうのである。しかし悲しいかな、あれ以来お目にかかったことはない。
お店の名前も忘れてしまったけど、またシドニーに行く機会があれば、是非とも探し出してピンクの恋人(恋魚?)に再会したいと願っている。
人も食も一期一会、出会いは大切にしなければならないと思うきょうこの頃である。
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