基調講演
きょう28日は、朝から快晴。
カリフォルニアの太陽がまぶしい。(なんちゃって)
朝から学会に出席して、まず40分の「基調講演」を行った。
いつものように「有機ELの照明への応用」について話した訳ですが、立ち見がでるほど盛況で、300名近く入ってたでしょうか。通常、このセッションは数十人程度の参加者ですから、主催者もビックリ。上野動物園のパンダ並の集客力。
講演の最後に、有機エレクトロニクス研究所製の白色パネルをガツンと光らせると、初めて見た人達はその明るさに度肝を抜かれたようでした。講演後も人だかりができて、そのインパクトを実感。講演を聞かれた千葉大の小林範久教授からも「いつものように迫力あるねえ」と褒められた(?)。
白色有機EL関連では、他にドイツのシーメンス社とアメリカのGE社の発表がありました。
シーメンス社は、リン光材料を用いた蒸着型素子の発表で、極めてまっとうな学術的な発表で好感がもてました。効率など素子特性ではうちの素子にまだまだ追いついていないので、研究室のポスドクや学生の努力をあらためて感謝した次第です。
それに対してGEは、ちょといただけません。
ポリマー系の白色素子の発表ですが、レベル的にはうちの学部生レベルの内容でしょうか。ポリビニルカルバゾールにリン光材料を混ぜた素子は、あまりにも新規性、実用性に欠ける。たぶんGE社でも3年前には終わっているような、当たり障りのない実験結果なんでしょう。他の聴衆も「あれはひどい」、との感想をもったようです。天国のトーマス・エジソンも泣いてます。
昼食は、近くのイタリアンレストランへ中山健一准教授と。
微妙な味のパスタは残してしまいました。コックさんゴメン。
夕食はドイツの電機メーカーS社の研究員H氏とシーフードレストランへ行き、極秘の情報交換。
私はサーモン、H氏はサメを注文。理由を聞くと初めて見たから、とか。
好奇心旺盛なScientistです。
二人ともドイツのまろやかな白ワインをいただき上機嫌に。
夜8時からはポスターセッションをのぞきに行きました。
一応、プログラムでは、その会場で白色パネルをデモをすることになってたので、パネルも持参。
展示していると、色素増感型有機太陽電池のデモに来たスイス人が、「フォトンちょうだいね」と言って、うちの有機ELパネルの前に有機太陽電池パネルをおきました。すると、モーターがグルグルまわり始めました。最も高価な光源から、最も高価な太陽電池で発電した世界一高い電気です。
こんな写真は二度と撮れないでしょう。
長く、濃く、そして充実した一日でした。
いい夢が見れそうです。
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