
先週ですけど、秘書さんが届けてくれた日本化学会の会誌、
パラパラめくってると、
女性の写真。
有村架純さんか、と思ったら東大の先生、
より正確には、
東京大学生産技術研究所の杉原加織准教授が寄稿されてて、日本をガラパゴスと呼ばれてる。

なんだなんだ、
これは面白そうと、
読み進めると、
そもそもガラパゴス化して
良いところはありません、
として、
悪いところをズバズバ遠慮なしに列挙されてます。
1 会議、雑用が多い
2 日本の研究者は井の中の蛙、国際的にお友達すらいない
3 人事が不透明
4 学部生、修士の学生が戦力で内容がしょぼい
5 大学教授のブランドガ地に落ち、誰もなりたがらない
はいはい、
そのとおりです。
この私も常日頃から申し上げております。
しかし、
悲しいかな地方大学の教授の言うこと、
誰も聞く耳持ちません。
東大のような中央の先生方が、
毎日のように、
全員で国会議事堂に向かって叫び続けると、
無知な国会議員の先生方にも
届くかもしれませんね。
ということで、
最後に有村先生じゃなかった杉原先生ご指摘の問題点に対する解決方法をお答えします。
1 会議、雑用が多い
報告事項はメールですます。くだらない教授会は報告事項が多かったりする。
学科長なり選考長なり学部長に提案してください。
2 日本の研究者は井の中の蛙、国際的にお友達すらいない。
助教採用の際に、国際経験が乏しくて外国人のお友達のいないオタクのような研究者は採用しない。
それだけ。
3 人事が不明
先生がおっしゃるように人事委員会に外部審査委員を入れる。
4 学部生、修士の学生が戦力で内容がしょぼい
学部の1年や修士の2年でまとまるような研究はしょぼいです。
だから、博士課程の学生を増やします。
日本人はもうだめです。ハウス栽培でぬるま湯に浸かって育ちました。
そのためには外国人のハングリーな留学生やポスドクを雇います。
そのためには大学が多くの外国の大学と人事交流の提携をします。
特に中国とか東南アジアの国々ね。
5 大学教授のブランドガチに落ち、誰もなりたがらない
そのとおりです。アメリカのように外部資金の額に応じて年俸が大きく変わる仕組みにします。
山形大学では30%もの間接経費がピンハネされます。
そのうちの半分を研究者の年俸に加算すれば、3000万プレーヤーなんて続出です。
なんでしないのか、って?
それは学長が自分の年収より多い教授が憎たらしいからです。
それだけ。
ということで、
有村先生じゃなかった杉原先生がご心配のガラパゴス化した日本も簡単に改革することができます。
ただ、
ただですねえ、
やる気があって腕力もある学長がいないのと、そんな学長を生み出すような仕組みに学長選がなってないことが問題なんですよ。
もし、私が学長なら3年で大学を甦らすことができますけどね。
ということで、
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