2025年5月22日 (木)

米沢三中感想文

     

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まだ寒かった3月に講演で伺った米沢三中、

昨日、保護者の方が生徒の感想文を持ってきてくれました。

 

最近の中学校の雰囲気というか、環境を聞くと、

これがなかなか大変で、

やはり教師が子供を叱れない、というか叱らないので、

宿題すらやってこない子が増えてしまって、

学力の低下が著しいとのこと。

     

まあね、

少子化で高校も定員割れなんで、行きたければどこかに入られるわけだし、

保護者にしても中学の時に勉強しなくても、なんとか食べられてる状況なら、

子供にガミガミ言う気にもならないようで、

放任というか、放置というか、

野放し状態の子供が多いとのことでした。

   

少子化なので、

人間力を上げて、

イノベーターが生まれる確率を高める、というシナリオを書いてるんだけれども、

こんなことじゃあ、それが根底から崩れてしまう今の教育現場。

 

多分、現状を一番知らないといけないのは地域の長、すなわち市長さんだと思うけど、

米沢の将来を背負って立つ子供達のこと、

理解して改革して欲しいなあ、

と思った午後でした。

 

 

 

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2025年5月21日 (水)

スターサイエンティスト

   

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本日のお客様、

取材だったんですけど、

早稲田大学ビジネススクールの先生。

  

スターサイエンティストの周りにスタートアップが生まれる傾向が強いとの研究結果から、

色々話を聞かせて欲しいとのこと。

  

はいはい、

と言ってお答えした中で、

まず、

私はスターサイエンティストではありません、

科学者ではありません、

学者でもありません、

自由人です。

というと、

じゃあスター自由人で、ということになりました。

     

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スタートアップが生まれるパターンには、色々あるらしくて、

まあ、

自分自身のことは一番よく知ってるんですけど、

やっぱり一番稀有な例はルミオテックの設立ではないかとお話ししました。

 

何せ、

三菱重工、凸版印刷、ローム、三井物産、城戸淳二の4社と一人の合弁という、

特に三菱と三井が合弁を作るなんて、前代未聞、

薩長連合を生み出した坂本龍馬みたいな動きをする大学教授なんていないわけです。

   

他にも、

ベジアの話とか、

まあ、

経緯とかをお話しして、

現在進行形のフレキシブル印刷有機ELとか、有機太陽電池のスタートアップの立ち上げについてもちょこっとさせていただいたわけですけど、

日本ってスターサイエンティストであっても定年で、研究環境、活動場所がなくなるなんて、

これって産業界にとって、とてつもない損失だということを、

大学自身は分かってないし、JSTやNEDOも理解してないんですよねということで、

意見が一致しました。

   

どれくらい低い確率でスターサイエンティストが生まれるのか、

それを考えると、息絶えるまでそんな人材を使い倒すのが、その地域のため、国のためなんですけどね。

いやあ、もったいないですよ。

  

と言ったところで

時間切れになり、再度取材ということになりました。

   

あと三時間くらい喋ることあるな。

   

  

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2025年5月18日 (日)

線路

   

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この線路は続くよどこまでも的写真は

先日、うちの近所で撮影しました。

 

実際には、どこまでもというか、

もともとは新潟まで繋がってたんですけど、

今はその途中です。

 

それも数年前の水害で小さな橋が流されて、

まあ、JR東がその気になれば半年で復旧なんですけど、

その気にならず、そのままで、ほったらかしで、

今はその区間はバスだそうです。

 

まあね、

2両編成で、

高校生なんかが通学でのるくらいで、

ガラガラで、

もちろん赤字路線なんで廃線にしたいところに水害でしたから、

渡りに船というか、

これを機に、というか。

まあ、気持ちはわかります。

 

一方、

2300億円使って、20年かけて、福島との県境に山形新幹線のトンネルを掘るということに、

知事も県議も、国会議員の先生方もみんな大賛成。

 

このままだと、

ますます暮らしにくくなるんですけどねえ。

この地域の舵取りを任されてる人たちは、票のことしか考えてないのだろうか、

とほほほほ、

なんですけど住民は、、

 

もし、私が県知事なら、

速攻で橋を復旧し、

トンネルなど掘らずに、JR東と県内産業の活性化を行い、

山形にくれば、なんかおもろいことある的な地方にして、

沿線住民を増やして、

活気を取り戻すんですけどね。

 

ますます減るわ、山形の人口。

 

  

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2025年5月17日 (土)

大学入試女子枠

   

日本人というのは、

流行りのものに乗らなければ不安になる人種なのか、

今、大学で流行ってるのが入試での女子枠。

     

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まあね、

文科省から、

理系の女性の教員の割合増やせ、

理系女子学生増やせ、

と指導されるもんですから、

どこかの大学が採用すると、うちもうちもとそんな大学が増えていきます。

実はうちの山形大学もその一つです。

なんか、ちょっと恥ずかしい。

      

考えても見てください。

女子枠を設けると、

男子枠が減ると感じます。

ということは、

男子が敬遠し、

ボーダー以下の女子が入学してくる可能性が出てきます。

レベル低下です。

しかも逆差別です。

  

アウトリーチ活動で今の高校生をよく知るものとしては、

実は理系女子は理系男子より優秀だったりします。

目標を定め、それに向かって勉強する態度は女子ならではなんですよ。

勉強できるんですよ。

だから、女子枠なんて設けなくても希望の大学や学科に進学できるんです。

女子が極端に少ない理系の学科って、全く広報活動できてない学科です。

      

もし私が学長で、

優秀な女子を理系に招きたいなら、

まず広報活動。

そして、女子の少ない学科で、女子10名を入試の成績順で授業料免除にします。

年間60万円の授業料とすると、年間600万円、1年から4年までなら2400万円。学長裁量経費で負担します。

そうすることにより、その中から女子が修士、博士に進学し、教員として残る可能性が出てくるわけですよ。

女子学生すらいない学科で、女性の教員を採用するというのは、魚のいない池で釣りをするようなもんですからね。

    

なんで、こんな簡単なことわからないのか、

文科省とか各大学の学長。

   

まじで、この国どうなるのって言いたいですね。

   

  

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2025年5月16日 (金)

理央くん

 

卒業生ネタ続きます。

  

一昨日ですけど、パソコンに向き合ってると

卒業生からLineが届きました。

  

読むと、

赤ちゃん誕生、とのこと。

かわいらしい写真も添付してあります。

    

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これまで学生には200回くらい言ったかもしれません。

私の名前は淳二です。

この名前は亡き父が敬愛した古川淳二先生からいただきました。

なので、

結婚して子供が産まれたら、淳二と名付けてもらえると師匠としてとても嬉しいです、と。

 

まあ、

女の子の場合は淳二だといじめられそうなので、

淳二子

でもいいよと何度も何度も言いました。

    

けど、

いないんですよ。

  

今回も、

これですよ。

   

で、

  

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そんなわけで、

とりあえず18歳までは米沢で育てることになりましたので、

米沢の皆さん、よろしくお願いします。

    

理央くん、

最年少での城戸ブログデビューです。

   

         

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2025年5月15日 (木)

エベコ

   

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先週、秘書さんが届けてくれた郵便物の中にあったのが、

応用物理学会の会誌。

 

パラパラめくっていると、

なんだか見覚えのある女性。

  

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娘でもないし、

ガールフレンドでもないし、

元カノでもないし、

  

そうか、

うちの卒業生のエベコやった。

江部日向子、略してエベコ。

    

長岡高専から博士課程に入学して博士号取得後に、

うちの大学の理学部の助教というリケジョ。

     

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何を書いてるのかと、師匠として厳しい目で読んでみると、

自分の国際経験を紹介してるだけという、

あまり刺激のない、抑揚のない、ストーリー性に乏しい、逆転満塁打的大ドンデン返しのない内容で、

まあ、

興味があったら読んでください。

ミシュランでいうと、

近くに来ることがあれば立ち寄ってください的な星ひとつ的評価です。

師匠としてはちょっと甘いかもしれませんけどね。

      

ただ、

彼女自身、高専時代から海外を目指し国際交流豊富で英語なんてペラペラ、

博士課程では自らど厚かましくカナダの教授にコンタクトして半年ほど留学するという国際派で、

35年間見てきた女子、男子関係なくダントツに輝いてた学生でした。

  

まだまだ、おもろい文章は書けませんけど、

日本が期待できるライジングスターであることは保証します。

今後の活躍をご期待ください。    

       

   

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2025年5月14日 (水)

ガラパゴス化した日本

        

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先週ですけど、秘書さんが届けてくれた日本化学会の会誌、

パラパラめくってると、

女性の写真。

有村架純さんか、と思ったら東大の先生、

より正確には、

東京大学生産技術研究所の杉原加織准教授が寄稿されてて、日本をガラパゴスと呼ばれてる。

     

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なんだなんだ、

これは面白そうと、

読み進めると、

そもそもガラパゴス化して

良いところはありません

として、

悪いところをズバズバ遠慮なしに列挙されてます。

       

1  会議、雑用が多い

2  日本の研究者は井の中の蛙、国際的にお友達すらいない

3  人事が不透明

4  学部生、修士の学生が戦力で内容がしょぼい

5  大学教授のブランドガ地に落ち、誰もなりたがらない

   

はいはい、

そのとおりです。

この私も常日頃から申し上げております。

しかし、

悲しいかな地方大学の教授の言うこと、

誰も聞く耳持ちません。

     

東大のような中央の先生方が、

毎日のように、

全員で国会議事堂に向かって叫び続けると、

無知な国会議員の先生方にも

届くかもしれませんね。

   

ということで、

最後に有村先生じゃなかった杉原先生ご指摘の問題点に対する解決方法をお答えします。

        

1  会議、雑用が多い

  報告事項はメールですます。くだらない教授会は報告事項が多かったりする。

  学科長なり選考長なり学部長に提案してください。

    

2  日本の研究者は井の中の蛙、国際的にお友達すらいない。

  助教採用の際に、国際経験が乏しくて外国人のお友達のいないオタクのような研究者は採用しない

  それだけ。  

     

3  人事が不明

  先生がおっしゃるように人事委員会に外部審査委員を入れる。

   

4  学部生、修士の学生が戦力で内容がしょぼい

  学部の1年や修士の2年でまとまるような研究はしょぼいです。

  だから、博士課程の学生を増やします。

  日本人はもうだめです。ハウス栽培でぬるま湯に浸かって育ちました。

  そのためには外国人のハングリーな留学生やポスドクを雇います。

  そのためには大学が多くの外国の大学と人事交流の提携をします。

  特に中国とか東南アジアの国々ね。

    

5  大学教授のブランドガチに落ち、誰もなりたがらない

  そのとおりです。アメリカのように外部資金の額に応じて年俸が大きく変わる仕組みにします。

  山形大学では30%もの間接経費がピンハネされます。

  そのうちの半分を研究者の年俸に加算すれば、3000万プレーヤーなんて続出です。

  なんでしないのか、って?

  それは学長が自分の年収より多い教授が憎たらしいからです。

  それだけ。

    

ということで、

有村先生じゃなかった杉原先生がご心配のガラパゴス化した日本も簡単に改革することができます。

ただ、

ただですねえ、

やる気があって腕力もある学長がいないのと、そんな学長を生み出すような仕組みに学長選がなってないことが問題なんですよ。

もし、私が学長なら3年で大学を甦らすことができますけどね。

    

      

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2025年5月13日 (火)

うふ

    

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またまた連休中の話ですまんすまん。

中野の有村架純と呼ばれているうちの娘が帰省すると、

いつも行くのが近所のうふカフェ

     

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ここは古志田という米沢でも山の麓、

ちょっと小高いところにあって、

米沢を見下ろすとまでは行かないまでも、

視界が広がっていて、

それだけでも気持ちいい。

    

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オーナーが大のフランス好きということで、

雰囲気は南フランスの田舎のカフェ(行ったことないけど)、

提供するのはガレット(パリで食べた)、

という徹底ぶり。

        

数年前か、コロナの頃ですね、

日野正平さんがテレビのロケで訪れるというハプニングもあり、

知る人ぞ知る田舎のカフェが、

一時は有名カフェになってしまいました。

     

今でも常連さんたち、ほぼ女性(男性は私か変な宮司)、で賑わっていて、

今回も前もって予約していきました。

       

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オープン当時から伺ってますけど、

オーナーは相変わらずチャーミングで、

ガレットもうふカフェのガレットとして完全に定着しましたし、

クレープも美味しいですよ。

   

外を眺めては、

ああ、米沢に来てもう36年も経ったのか、

と、ちょびっとノスタルジックになれる、

そんなカフェなのです。

       

ごちそうさまでした。

        

    

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2025年5月12日 (月)

The すき焼き

  

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こないだ観たブラタモリ、

珍しく食事されてましたね。

  

なにせ、松坂ですもん。

すき焼きを食べないという選択肢はありません。

  

もちろんお店は

和田金。

 

すき焼きの聖地です。

    

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この店に行くために松坂に旅行する人は多いと思います。

ミシュランの定義で言うと、星3つ

でしょうね。

   

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仲居さんがお肉を準備。

お話しながら調理。

  

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音だけで涎が出てきますね。

それを目で見て胃液が分泌、

それを我慢して、我慢して、

    

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仲居さんが取り分けてくれたのを、

   

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限界に達したところで、

 

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頬張ると、

ああ、この瞬間、

魂は天国にぶっ飛びます。

    

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典型的、

お手本的、

かつ最高のすき焼きです。

  

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肉の厚みといい、

質感といい、

日本一というか、

世界一でしょうね。

  

ここに勝るすき焼き屋を是非とも米沢で実現して、

全国からそれを食べに米沢にやってくる、

というのがすき焼きの町米沢の姿です。

 

すき焼きやが数あればいいというものではありません。

一店舗でもいいのです。

 

和田金と肩を並べる、

というか、

勝てるすき焼き屋、

米沢に作りたい。

  

     

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2025年5月 9日 (金)

ノエル

   

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また連休中の話ですけど、

これも中野の有村架純さんのリクエストで、

蔵王のペンションへ。

  

もう、

15年以上かな、

このお宿にはお世話になってます。

  

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お宿えらびのポイントは、

食事が美味しいこと、

居心地がいいこと、

オーナーとの相性。

   

これらが揃ってるところって、

実は少ないんですよ。

      

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昨日も大学院のリモート講義で地方の活性化の話をしたんですけど、

観光だと、一発のイベントで集客するんじゃなくて、

リピートしてもらえるほどの魅力のある食べ物とか、また来たくなるお宿が重要なんですよと具体的な例を挙げました。

     

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特にペンションのような規模の小さいところは、

オーナーの人柄イコールお宿の価値みたいなところがあって、

愛想のない人たちが経営すれば、いくらコスパが良くてもリピートはしないでしょう。

    

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蔵王温泉の最近の状況とか、

息子さんの新ビジネスの話とか、

いやあ、久しぶりに訪れるとそれなりに新しいことがあるんだなあ、

と思いました。

     

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ママさんも15年前と見た目は変わらず、

猫ちゃんは病気になって回復したとか、

そういや、

かつては猫ちゃん走り回ってたのに、

おとなしい。

  

パパさんはもう歳だと言って、

営業も金、土、日に限定してゆったり過ごしてるとのこと。

  

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木々に囲まれた山小屋風ペンションで、

朝はいつもの洋食を外の景色を見ながらいただくと、

なんとも気持ちがいいものです。

     

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ごちそうさまでした。

また、来ます。

  

   

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