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2024年9月

2024年9月30日 (月)

りんごの木

  

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https://fclab.yz.yamagata-u.ac.jp/

    

今朝、ホテルからタクシーで空港に向かう途中のこと、

電車の駅まで昨夜の弟子も同乗したんですけど、

彼曰く、

   

先生はこれまでたくさんの木を植えてくれました。

今は大きく育ったので、

これからはその下でゆっくりしてください。

  

いやあ、

泣けてきますねえ。

 

24年前、

彼が米沢に来た時、

その生活水準の違いから、

夢の国に来たかと思ったそうです。

    

長いようであっという間の24年、

ほんとに大きくなって、実を結びました。

これからもりんごの木を植えつづけたいと思います。

  

  

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2024年9月29日 (日)

チャイニーズドリーム

  

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本日、朝早く学生たちは上海を発ち、

夕刻、4人のうち1人だけから無事帰国を兼ねたお礼のメールが届きました。

彼は出世するね。

他は知らんけど。

      

ワタシはといえば、

今日もいろいろと情報収集なんですけど、

写真の左の男性、

一見すると上海の路上を歩いてる普通のおっさんですけど、

実はミリオネア。

  

今から24年ほど前のことです。

城戸研究室に初めて中国人の博士研究員を受け入れました。

それが彼です。

当時の中国での大学教授の月給が日本円で1万円の時に、

彼に月々、35万円ほど払いました。

それでも年俸で420万ほどですから、特に多いわけではありません。

けど、彼にとっては大金で、

できるだけ質素に暮らして、

貯金して帰国したとのこと。

そのお金でマンションが買った、と言ってました。

   

その彼、

今は大学の教員で年収としては800万くらい、

けど、副業の企業の顧問とか、

特許ライセンス料とかで、

年収は約1億円。

 

彼曰く、

使い道がわかりません。

   

あのね、

お金ならボクがいくらでも使ってあげるから、

あの時の恩を10倍返しにしてくれないかなあ、

なんてふざけたことを言ってます。

    

今の日本の大学って、

ベンチャー支援とか言ってますけど、

地方大なんて支援ゼロだし、

あちこちでピッチイベントとかやってて、

なんていうか、

ベンチャーごっこなんですよ。

 

自分のしたためてるアイデアを人前でバラすなんて、

マジでベンチャー考えてる人間はしませんよ。  

それから、最近ではベンチャーじゃなくて、

スタートアップとか呼び方変えてるし、

とにかくベンチャーを取り巻く環境が貧しすぎますね。

    

こんな状況じゃあ、

中国で夢を叶えるしかないんじゃないかと、

しみじみ思う今日この頃です。

    

       

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2024年9月28日 (土)

国力増強

   

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今回の国際会議で改めて感じたんですけど、

ここ中国の研究レベルが極めて高いということと、

研究者の数がとても多いということ。

   

日本ではあまり聞かないような大学研究室からの発表の、

レベルの高いこと高いこと、

っていうか、

日本の研究室が追いつかれてるというか、

完全に追い越されてます。

   

全然大きくない会議でしたけど、

正直言って、

日本の学会に参加するより情報量多かったです。

刺激も強かったです。

もう、日本って最先端科学技術の中心じゃあないんですよ。

これを認めるって残念ですけどね。

   

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日本の論文数が、中国の1/20しかなくて、

イタリアの約半分、

イランにも負けてるという現実。

石破総理、知ってますか?

  

文科省が、旧帝大に研究費集中してのこの有様ですから、

結局は、いかに地方大を活性化することが大事かっていうことなんですけど、

悲しいかな文科省のやることはその逆ばかりで地方大学が疲弊する一方。

   

それと、

博士課程の学生を増やして戦力増強すべきところを授業料値上げする大学。

これからは優秀な高校生は海外に飛び出して、

外国の環境の整った環境で研究活動を望むようになりますね。

私なんて、5年間の大学院へのアメリカ留学の際には、

学費はタダ、月々のお手当までいただいてましたもん。

日本で進学するより圧倒的に安かったですよ。

  

まあ、

今の日本の大学はアジアの高校生にとっては、

金はかかるし、研究レベルは低いし、

全く魅力がないでしょうね。  

  

石破総裁には、科学技術立国復活に向けた国力増強のためにも、

人材育成にもっと予算をつけて欲しいものです。

無理やろなあ、、、

    

      

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2024年9月27日 (金)

英語発表

 

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昨日の発表は私だけ。

今日のトップバッターは朝イチで、笹部准教授。

安心して見てられますね。

  

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次が年眞くん。

学生たちには必ず笑いを取れといと言っといたので、

頑張ったけど、スベる。

まあ、

しゃあないわなあ。

 

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次は千葉准教授。

こちらも余裕の発表だけど、

まだまだ笑いを取るだけの余裕はない。

  

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で、

郡くん。

やってくれましたね、

隣に座ってた教授が吹き出し、

この私までもが迂闊にもクスッと笑ってしまいました。

 

その調子その調子。

  

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その次の小林くん、

笑いを取ろうともせず、

目一杯の発表。

修行が足らんね。

  

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奈良崎くん、

考えて、おもろいこと言ったつもりが滑った典型例。

こういう経験を積むと本当に面白くなるから頑張ってください。

 

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最後はニノ戸さん。

笑い?はあ?なにそれ的に、

淡々とお経のように発表しました。

こちらもテンパってましたね。

いい経験しました。

  

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ありがたいことに、

全員がベストプレゼンテーション賞を受賞。

そのお祝い、お疲れ様会を広東料理店で。

  

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本場の点心をお腹いっぱい頂いて、

満足満足。

みなさん、お疲れ様でした。

  

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しかしまあ、この食い散らかし方は恐ろしいわ。

  

 

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2024年9月26日 (木)

科学技術レベル

  

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上海で開催されてる国際会議に出席してるんですけど、

城戸研出身の中国の大学教員たちも集まってくれて同窓会みたい。

   

初っ端の基調講演も終わり、

あとは情報収集だけ。

   

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明日が、学生の発表ということで、

本来ならば、緊張してるべきところ、

なんか楽しんでる。

   

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もちろん、

他大学の多くの研究者も集まって、

有機ELや有機太陽電池などの最新研究の成果が発表されたんですけど、

はっきり言って、

  

負けてます。

日本。

  

まず、質的に完全に追いつかれ、

追い越され、

しかも数的にも負けてる。

  

きっと、

他分野でも同じことで、

論文数で圧倒的に日本が差をつけられてるのを実感。

そもそも、トップ10%の質の高い論文数では、

スペインとかイタリアとか、

イランにも負けてるしね。

  

まあね、

最近では国際会議に出る度に、

それを思い知らされてるわけですけど、

なんか、

さらに科学技術レベルの差が開いてる感じ。

    

最近のニュースでも東京大が学費の値上げとか、

暗い話ばかりで、

日本って、

まじやばいですよ。

  

けど、  

私には秘策があるんで、

文部科学大臣とか、文部科学省とか、JSTとか、

もし、真面目になんとかしたいんなら、

無償でアドバイス差し上げます。

あと10年も経ったら、

日本から最先端科学を学びに中国に留学行くようになるね。

    

自民党の総裁選挙でも、

こういう重要なことを取り上げる候補がいないところも、

終わってるんですよ。

      

  

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2024年9月23日 (月)

ダブルペリア

  

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1週間ほど前のこと、

東京六大学校友会対抗ゴルフコンペがありました、

自分自身では、

このコンペを最も大事なコンペと位置付けていて、

プロにとってのマスターズみたいなもんです。

   

で、

常勝早稲田が明治に負けたんです。

明治さん、おめでとうございます。

   

これがね、

なんでかって、理由をよくよく考えました。

     

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今回は、 

各チームの上位3名のスコアの合計点で、少ないチームが勝つわけなんですけど、

採用するスコアがダブルペリア方式のハンディキャップ付きのネットのスコア。

   

ダブルペリアって、ご存知のとおり、

誰でも優勝できる可能性があって、コンペでよく採用されるんですけど、

これって隠しホールに当たるか当たらないかという宝くじ的なスコアです。

だから、

参加者の多いチームほど、当たる人が多いわけで、

たとえば、早稲田が10名、明治が20名の参加者とすると、

確率的に明治の方がスコアが良くなります。

  

まあね、

その年の幹事校がルールを決めるんで、

しょうがないと言えばしょうがないんですけど、

できたら来年は、

チーム戦は各チーム上位3名から5名のグロスの合計、

個人戦はハンディキャップ込みのネットでの順位付け、

としていただきたく、  

幹事校さんには配慮いただきたいです。

 

よろしくお願いします。

  

  

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2024年9月19日 (木)

最近の鉄道

  

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ブログ、外国出張でもないのにお休みしてすいません。

まあね、

その日一日、何もないと、何も書くこと無かったりするんですけど、

実は今日は、久しぶりに怒ったことがありました。

  

出張なんですけど、

9:37発の山形新幹線に乗るべく、タクシーで駅に行くと、

このデジタル化の時代に、駅員さんがホワイトボードに何か書いてます。

山形新幹線が運転見合わせですって。

 

あのね、

朝のテレビで知ってましたよ、

東北新幹線の古川ー仙台間でトラブルで止まってるって。

けどね、

山形新幹線は関係ないでしょ、

と思ってたわけです。

新神戸でトラブルあるから、東海道新幹線を止める、みたいなもんです。

  

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米沢駅につばさは時間通りに来たんで、とりあえず乗りました。

けど、そのまま待機。

   

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約1時間後、

ようやく発車です。

    

けど、

途中の駅で止まったりして、、

 

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福島駅につきました。

11時42分です。

けど、在来線のホーム

そのまま東京に向かえばいいのに、

乗客は全員下車。

   

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乗客は文句の言わずに、

新幹線のホームに移動。

  

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東京行きのやまびこが止まってて、

とりあえず乗り込むと、

すぐに出発。

   

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これがまた各停で、

時間がかかったんですけど、

無事、東京到着。

   

本来、11時48分到着のところ、

13時57分着ですから、

2時間10分の遅れ、

 

まあね、

東京駅から乗り継ぎもないし、

羽田から乗る飛行機もないし、

企業での打ち合わせに参加できなかっただけなんで、

最小限の損害でしたけど、

腹立つなあJR東の対応。

  

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何かあったら、

とりあえず止める、

という対応、

やめて欲しいんですよねえ。

 

そもそもはやぶさこまちの連結が外れるって、

定期点検してないんじゃないのって、

言いたい。

最近の鉄道もあかんわ。   

    

 

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2024年9月 7日 (土)

早稲田大学

  

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きょうは早稲田大学校友会山形支部の総会でした。

何を隠そう、

84年理工学部卒業で、今は支部の副支部長を仰せつかっており、

大学の商議員でもあります。

   

で、

いろいろと大学から来られた担当の方々から、最近の状況を報告いただいて、

それに対して、意見を申し上げたんですけど、

やっぱり気になるのが、

現役学生の7割が首都圏出身ということ。

  

多分、

昔は地方出身が7割くらいあったんじゃないかと思いますけど、

それが早稲田らしさでもあったわけで、

そういう校風がなくなってしまうんじゃないかと心配するわけです。

  

その原因の一つは、

早稲田の偏差値が上がって、

東北大なんかと比べても入学が難しくて、

そうなると塾に行ったりできる首都圏が有利ということで、

いわゆる教育格差。

  

もう一つは、

これは私が指摘したんですけど、

県内の高校が生徒に私立大学への進学を薦めないから。

  

なぜなら、

県が県立高校を評価する基準が国立大学への進学者数。

早稲田や慶應はカウントされないわけで、

進路指導の先生も国立を薦める。

せっかく、推薦枠があるのに使われないんです。

 

そういうわけで、

大学から来られた担当の方々には、

ぜひ高校訪問してください。

出前授業で生徒に直接語ってください。

地道な活動しかありません。

  

実はこれって、

受験生が減ってる山形大学にも言えることで、

出前授業をコツコツ実施することでしか、

受験生を増やすことはできないでしょう。

  

もっと‘予算を’つけないといけないのに、

その逆やってる工学部。

早稲田の心配してる場合じゃないわ。

  

   

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2024年9月 6日 (金)

ジン

  

今週も台湾から帰ってきて、

東京出張とか行ってきたんですけど、

品川駅で見かけた広告がこれ。

    

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娘によると、

一番搾りがリニューアルしたとのこと。

けど、

テレビコマーシャルも見かけないし、

ちょっと盛り上がりにかける。

晴れ風はあれだけ大々的にやってたのにね。

  

で、

夕食を共にした友人からいただきました、

ジン

   

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五島列島で作られてる希少価値最大級のジンで、

しかも七種類のボタニカルを使った100本しか作られてない超レアボトル。

    

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値段が激高いお酒をいただくより、

手に入らない希少なものをいただく方が、

嬉しいんです。

今までいただいたものの中でも最高レベル。

     

しかも、

この蒸留所を立ち上げたのが、

キリンの伝説的蒸留家、ブレンダーたち3人という、それだけでも味わいたくなるお酒。

   

この正月かなあ、

娘が帰省した時にでもいただきます。

  

   

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2024年9月 5日 (木)

台北科学技術大学

   

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実は、台湾からは日曜日に帰ってきました。

今回は台湾大学主催の国際会議でしたけど、

台北科学技術大学も訪問しました。

台北科技大は、かつて日本統治時代にはいわゆる高専で、

これまで台湾の産業を支える大企業の創業者が卒業しています。

   

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上の2枚は前回訪問した際の写真ですけど、 

数年前から学生の交流があって、毎年のように短期留学生がうちの研究室にきてました。

   

で、

今回は、学長との面談のため訪問しました。

     

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副学長も含め、

教育関係で相談したい、とのことだったので、

約1時間、懇談させていただきました。

      

今の台湾では、半導体関連企業が業績がいいので、

工学系なら学科を問わず、総取り的に採用するので、他の業種が困っているとか、

優秀な留学生を海外から台湾に集めたいとか、

そんな話です。

   

まあ、

日本でも少子化のため人材不足で、

就活は全然問題なくって、うちの学生もバンバン内定もらってきますから、

そう言う意味では、

日本、台湾は人材不足なんですね。

       

一方、

韓国や中国では新卒でも仕事がない状況で、

同じアジアの国でも状況が全く異なります。

      

そんなわけで、

台湾大学だけじゃなく台北科学技術大学とも関係が深いという話なんですけど、

できれば、個人的な繋がりだけじゃなく、

大学間の連携に発展させて、

ダブル・ディグリーのプログラムとか、

実施できればいいなと思っています。

 

それにしても、 

うちの学部長、興味あるかなあ。 

  

  

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