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2024年8月

2024年8月30日 (金)

e-スキン

  

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昨日のことですけど、

基調講演にスタンフォード大学のバオ教授が登壇されました。

彼女はe-スキン(電子皮膚)研究のの第一人者で、

一言で言うと、スーパースターです。

   

何を隠そう、

昔々、

彼女がベル研究所の博士研究員の頃からの知り合いで、

ここまで上り詰めるのを、ずっと見てきました。

    

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バンケットでは同じテーブルで、

昔話から、今時の話、

そして最新研究の裏話までじっくり聞けたんですけど、

面白かったのが、

日本からの留学生というか、客員研究員のこと。

  

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昨年も山形大の東原教授が半年滞在されてんですけど、

聞いてみました。

  

ワタシ:東原先生は半年間何してたんですか?

バオ教授:それがね、驚きなの。普通は教授は学生連れてきて、学生に実験させるんだけど、彼は自分で高分子合成してたのよ。

ワタシ:ええ、マジですか。

 

続けて聞きました。

 

ワタシ:この人覚えてますか?

と、この写真見せると、

  

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バオ教授:もちろん覚えてるわ。この人面白いの。ちゃんと実験もして論文出しましたよ。

ワタシ:ええ、マジですか。

  

いやあ、

日本人留学生は真面目に実験して成果を出してるみたいです。

  

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やっぱり、

研究室で論文読んでるだけじゃ情報収集は足らなくて、

ちゃんと外に出て人と交流しないと、

まともな研究はできませんね、

と再認識。

 

特に、

夜の懇親会は必須です。

うちの学部長、わかってるのかなあ。

    

    

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2024年8月28日 (水)

基調講演

  

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台湾には、別に観光で来てるわけでもなくて、

国際会議での講演といわゆる情報収集です。

 

朝一番、

台湾大の学長の挨拶で始まり、

最初の基調講演は東大の染谷先生。

印刷で作る半導体デバイスの第一人者で、

もう25年以上のお付き合いでしょうか。

 

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けっこう日本からの参加者も多くて、

この写真の若手は、

東大の松久先生。

 

過日の東京での退官パーティにも参加してくれた

人としてもできた先生です。

身内でも参加しなかった人がいますもんね。

 

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で、

ひょっこり後ろに写ってるのが、染谷先生で、

実は松久先生の先生が染谷先生という関係。

 

松久先生はこの分野のライジングスターで、

日本代表選手。

ご本人は、師匠の染谷先生を越えたと思っているらしい。

   

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まあね、

子が親を越え、

弟子が師匠を越えないと、

人類は進化しませんからね。

   

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久しぶりに染谷先生のまとまった話を聞けて、

やっぱり学会や国際会議に来て、

生の声を聞くというのは研究者としては必要だなあと、

再認識しました。

   

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ちなみに、本日最後のセッションの基調講演で1時間ほど喋らせていただいて、

ミッション完了。

お疲れ様の台湾ビールが美味しゅうございました。

  

   

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Sukiyaki?

   

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きょうはお昼に喫茶店で、特注の生卵付きのカレーライスを食べて、

エネルギーを充填してから、

法定速度でぶっ飛ばして仙台空港へ。

ここは羽田や成田と違いコンパクトな空港なので、

歩く距離が短くて嬉しい。

     

Starluxで台北までひとっ飛びなんですけど、

この航空会社は機体が新しいので、新車に乗ってるみたいで気持ちがいい。

しかも、スチュワーデスさんたちがミス台北レベルばかりなので、

さらに心地いい旅なんですけど、

前回と同様に、仙台〜台北便には、どうもごく普通の女性が配置されてるようで、

ちょっと悲しい。

   

で、

晩御飯は機内食なんですけど、

昨夜は登起波で絶品米沢牛のすき焼きをお腹いっぱいいただいたばかりですけど、

Sukiyakiの文字に惹かれて注文して出てきたのが、

写真のもの。

  

まあ、

肉質は問いませんけど、

せめて温泉卵くらいつけてくれないと、

Sukiyakiと呼んではいけません。

これじゃあ、

単なる牛肉煮です。

ちょっと悲しいものの、

ルフトハンザとかの和食よりもずっと美味しいんで、

許しましたけどね。

   

ということで、

今日から台北でお仕事です。

  

  

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2024年8月26日 (月)

親日派

  

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チェコは実は親日で、

今回の教授のお二人も日本大好き。

っていうか、

日本語も日常会話は問題ない。

 

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明日は、長期滞在している金沢に戻るというので、

米沢で、

ここ、

という米沢牛のお店にGo。

   

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登起波は、

肉質、

サービス、

米沢を代表するお店だと思う。

  

チェコのお二人とお嬢ちゃんも、

すき焼きをおいしい、おいしい、

と召し上がりました。

  

研究の話とか、

食べ物の話、

お酒の話、

いやあ、

うちの准教授より、

日本の文化、歴史のこと、

ご存じなんだもんなあ。

   

もっと、

チェコの勉強しよっと。

 

 

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2024年8月25日 (日)

東へ西へ

  

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プラハから帰って、

ナポリに行って、

帰国したと思ったら、

今週末は河口湖。

  

親戚の別荘に泊まり、

ゴルフ。 

日本M&Aセンター創業者の分林さんが親戚ということを、

知る人は少ない。

  

で、河口湖から帰ったその夕刻、

プラハからのお客様を米沢牛のお店に。

  

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チェコの人たちは肉食系なんですよね。

それと、

スロバキアからの短期留学生も、

急遽参加。

    

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実は、

以前、スロバキアからご両親が研究室を訪問されました。

JSTの国際共同研究ですね。

    

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こちらが訪問した時には、

おもてなしを受け、

こちらに来られたら、

おもてなしをする。

これが国際儀礼。

 

そういうのって、

わからないかなあ、

工学部長。

  

 

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2024年8月23日 (金)

イタリア男

  

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10数年前にミラノの会社を訪問して、

そこの80過ぎの会長が運転するアルファロメオに乗せてもらった時、

そのマニュアル車をグイン、グインとぶっ飛ばしてレストランまで行ったのを覚えていて、

イタリアの男は車が好きなんだなあ、

という印象を持ってました。

   

で、

今回のナポリ。

アントニオと車の話になって、

先の会長の話をして、イタリアではマニュアル車が人気なのかと聞くと、

彼が一言、

男はマニュアル。

  

男でオートマなんて乗ってると、

オ◯マと思われるらしい。

そもそも右手が‘暇すぎる。

とのこと。

    

同じく、

コーヒー。

ミラノの会社で社内に設置してあるコーヒーの自販機。

ちょこっと見ると全てエスプレッソ。

アメリカンコーヒーとか、カプチーノとか、

ありません。

  

アントニオも言ってました。

ミルクやクリームが入ってるコーヒーは、

100歩譲って午前中に飲むのはまだ許される。

   

けど、午後はエスプレッソ、一択。

ミルクやクリーム入り飲むのはオ◯マ。

男はエスプレッソ。

   

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で、

今回もメッセで典型的アメリカンコーヒーの写真を送ると、

アントニオが一言、 

それは茶色いお湯。

  

他にも、

イタリア男にとっては、

ケチャップはアメリカ人の調味料だから使わない、

ケンタッキーフライドチキンはまずい、

ピザのクアトロフォルマッジに蜂蜜塗るのは日本人だけ、

などなど、

御法度がいっぱい。

    

ついでに、

イタリア男の条件として、

1 フランス人が嫌い

2 フランス料理は食べない

2 ティラミスが作れる

というのもあります。

  

オ◯マみたいな男が多くなった日本、

イタリアの男は、

今でも男らしいのですよ。

  

  

PS 文中、度々の差別用語、大変失礼いたしました。あくまでもイタリア人の意見です。

 

 

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2024年8月22日 (木)

パスタ

  

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パスタといえば、イタリア。

イタリアでも南イタリア。

北はリゾットです。

     

そんなことも知らないけどパスタ好きな日本人。

実は他にも知らないことばかり。

    

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そもそも、

イタリア人は伝統とか文化を頑なに守ろうとする人たちで、

パスタに関しても、

数ある形状のパスタをソースによってキッチリ使い分けます。

    

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その組み合わせを間違えると、

?????

ということになり、

客は怒り、憤慨し、

そんなレストランは存続できないことになります。

    

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ご存知の通り、

ナポリタンスパゲティなんて、本場ナポリには存在しないし、

そもそもイタリア人は、アメリカの味と言ってケチャップが大嫌いだし、

カルボナーラなんて、生クリーム全然使わないし、

いやまあ、

徹底してます。

      

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今回もパスタ料理を食べまくってたわけですけど、

同じボンゴレでも店によって味は違うし、

さらに、

地方によって独自のソースがあったりして、

とにかくパスタが楽しめます。

         

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中でも、

ウニスパゲティは、

10年以上前に来た時にカプリ島ではまって以来、

国内でもメニューで見つけたらいただくんですけど、

日本のウニスパゲティなんて、

ウニどこ?

みたいな感じで、ほぼほぼクリーム風味で、

本場のものとは全くの別物なんですけど、

今回も2箇所で試した結果、

やっぱし本場やな、

日本では二度と食べない、

という結論。

    

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基本的に、

ナポリのパスタ料理のレベルの高さというは、

結局はナポリ人のパスタに対する要求レベルが高いということで、

そういう意味では、

日本には、パスタの味がわかるほんまもんのパスタ好きが少ないんだということです。

      

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こういう味に対するこだわりという点で、ナポリは大阪ととても似ていて面白いと思うわけで、

東京でフラッと入った店でおいしいと思う店に当たる確率が極めて低いのは、

東京は人が多いので、美味しくなくてもそこそこ客が来るというのと、

観光客も含めて東京の人たちの味に対する要求が高くないからだと思います。

大阪では美味しくない店は存続できませんから。

      

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パスタの茹で方は、

もちろん、どこの店でも、アルデンテ。

徹底してました。

      

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アントニオが言ってましたけど、

アントニオのおばあちゃんは、

自宅でパスタを打つそうですけど、

その製麺機の口金が金属製だったのが、

最近はテフロン製のが出てきたらしくて、

けど、

おばあちゃん曰く、

あれは味が違う。

   

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まあ、

ナポリ人のパスタに対する思いは、

日本人の白米に対する愛情と同じくらい熱くて、

うちでもお米はスーパーなんかでは買わずに、知り合いの斎藤さんから雪若丸を分けてもらっていて、

こういう白米に対するこだわりは日本人は持ち続けるべきだと思いますね。

それが食のレベルにつながるわけですから。

   

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今回一番のお気に入りは、

卵城近くのレストランで食べたポモドーロ。

絶妙、絶品、

一言で言うと24、5歳の清純な乙女という感じでした。

このシンプルなパスタは、

シンプルなだけにシェフの力量が問われるもので、

日本じゃあ無理だろうなあ。

  

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あと、

パスタ以外では、

日本人も好きなイカリング。

 

フライド・カラマリはアメリカのイタリアンでも定番ですけど、

ナポリで出会ったのが、

小イカのフライ。

  

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見た目、

ホタルイカなんですけど、

ヤリイカの子供だそうです。

日本やアメリカでは見かけないので、ぜひ。

 

それと、アントニオも大好きな小魚の唐揚げ。

これはアンチョビなんですけど、

前菜にピッタリ。

白ワインに合いますねえ。

   

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以前、

米沢でアントニオにワカサギの唐揚げを振る舞った時に狂喜乱舞したわけです。  

     

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2021.1.2

    

イタリアの話、

まだまだ続きます。

    

    

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2024年8月21日 (水)

ブログ復帰

   

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ご心配おかけしました。

元気です。

 

このバカブログを長期お休みすると、

病気にでもなったのかと心配おかけするみたいで、

まず最初にそうじゃないということをお知らせいたします。

  

で、

プラハから帰国して、

3日間、日本に滞在して、

イタリアに飛び立つという強行スケジュールで、

ナポリに10日近くいました。

それは前回書きました。

   

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今回は行きも帰りもJAL便ということで、

中間食もカツサンドあり、

カレーライスあり、

担々麺ありと、

まあ、寝てる暇もないくらいです。

  

それと、

ナポリは食い倒れ的な街なので、

まあ、

夜はずっと食べて飲んでたわけで、

ホテルに帰ってバタンキューということで、

このバカブログはお休みとなってしまったわけです。

  

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実は、イタリアってすごくって、

多くの天才科学者を生み出してるし、

大学にしても1000年以上の歴史だし、

それに比べたら100年程度の日本の地方国立大って、

正直言って比較になりません。

     

そういうわけで、

共同研究とかさせていただいてるわけで、

共著論文も投稿中のがあったりして、

これからも引き続き一緒に研究させていただくべく、

いわゆる情報収集に来たわけです。

      

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まあ、

情報収集といっても研究ばかりじゃなくて、

その国の文化や伝統などなど、

こっちに来ないと得られない情報もたくさんあるわけで、

そういうものを通してイタリア人という民族をより理解するのも仕事です。

     

で、

ナポリ発祥と言われるピザですけど、

あのまん丸いのを誰もが想像するわけですけど、

実は、

ピザの原型は半月状で

しかも揚げピザなんですね。

これって、前回紹介しました。

    

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ピッツア・フリッタといって、

これが熱々のもちもちで美味しくて、

みんな食べてます。

    

ピザ釜ができる前は、こうやって揚げてたということで、

これがピザの原型でもあるわけです。

     

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これ、共同研究者のアントニオです。

見覚えあるかな、米沢に2〜3年滞在してました。

       

で、

ピザにはもう一種類あって、

カルツォ-ネと言いますけど、

これって通常のピザを半分に折って、

ちょこっとトッピングしてピザ釜で焼いたもんです。

   

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ということはですね、

想像ですけど、

ナポリ人は、最初にピッツア・フリッタを発明して、

ピザ釜を発明、実用化したのちに、

カルツォ-ネを生み出し、

そして、そのオープンサンドみたいな現在のピザに変わったということかなと思います。

     

なかなか奥が深いです。

ナポリのピザ。 

  

  

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2024年8月11日 (日)

ジェノベーゼ

   

イタリアでもナポリは、

日本で言えば大阪みたいなところで、

特に食べ物に関してはうるさい。

 

実は、出張で、

今日も地元の先生に連れて行ってもらったお店、

まずお昼はこれ。

  

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ピザの原型で、

日本語で言うなら、

揚げピザ。

  

ピザ釜ができる前は、

ピザが油で揚げられてたという事実。

知らない日本人というか、

外国人がほとんど。

 

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夜は地元っ子御用達のパスタのお店。

前菜が、朝どれの水牛モッツアレラチーズ。

これ、やばいわ。

 

パスタのおすすめが、

ジェノベーゼなんですけど、

例のジェノベーゼじゃなくって、

お肉のミートソース。

 

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これって、発明した人の名前に由来するらしい。

かつて米沢のラ・スカルペッタでもいただいたことありますけど、

本場のこの味は初体験でした。

   

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この年で初体験とは、

いやあ、

まだまだ知らないこと、多いわ。

 

 

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2024年8月10日 (土)

夢か

   

朝、目覚めると、

  

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そこはナポリだった。

 

昨日、ちょっと寝不足気味で、

ベッドに入ったんですけど、

UFOに拐われたのか、

幽体離脱したのか、

 

とにかく、 

ナポリです。

  

     

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2024年8月 7日 (水)

プラハの芸術

  

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プラハの話に戻りますけど、

あそこって、

芸術の街であり、

科学の街でもあるんですね。

  

そもそも、

街自体がユネスコの文化遺産って、

すごいと思いませんか?

  

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ホテルもなんだか、

芸術の匂いがしました。

  

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街のあちこち、

映画のロケがあったとかで、

ミッションインポッシブルから、

アマデウス、

その他もろもろ。

  

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歴史のある街で、

建築様式も様々。

建築の専門家にはたまらないでしょう。

  

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初日の仕事の合間に行ったのが、

ミュシャ美術館。

この人の絵って、

好きなんですよ。 

   

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大聖堂のステンドグラスの1枚も彼の作品。

らしさが滲み出てます。

   

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そんな街も、

歩ける大きさで、

観光にはちょうどいい。

     

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ビールは美味しいし、

料理はうまいし、

夏でも快適。

       

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ケプラーやアインシュタインが愛したのも理解できます。

    

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それと、

チェコの人たちは親日で、

日本大好きな大学教授もいて、

まあ、

仕事しやすいし、

心地よい。

     

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メンバー全員、

また来たいね、

という出張でした。

     

間違いなく、ヨーロッパで訪問すべき街10本の指に入ります。

皆さんもぜひ。

  

    

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2024年8月 6日 (火)

怒りのルフトハンザ

    

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チェコからの帰国の際、

ちょっとしたトラブルがありました。

   

今回は、

往復ともにドイツのルフトハンザを使ったんですけど、

ルフトハンザといえば、

前回のドレスデン、ミュンヘン出張の時に、

帰りの便がストで欠航、

ミュンヘンにもう一泊、とドイツ人って、

人の迷惑顧みないのね的に印象が悪くなったわけですけど、

今回も帰りの便でのこと。

   

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プラハからまずフランクフルトへ、

そこで乗り継いで羽田なんですけど、

フランクフルトでの乗り継ぎ時間が1時間と5分しかないということで、

プラハ発が30分でも遅れようものなら、

乗り遅れ確定という状況で、

これが奇跡的に5分も遅れずに離陸してくれて、

フランクフルト空港でも迷わず次のゲートに辿り着けて、

しかもまだ20分は余裕あるじゃないか、と安心して、

みんなと、こんな順調な旅は珍しいなあ、

と喜びつつ羽田に向けて飛び立ちました。

   

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ところが、羽田について降機してボーディングブリッジを渡ったところで、

係員の人が名前のリストが書かれたボードを胸に立っています、

で、見たら我々の名前。

 

キドですけど、なんですか?

と聞くと、

すいません、お預かりしたラゲッジが次の便になります、

みたいなこと言われて、

  

はあ〜?

   

荷物受け取りのところで、

係員がいるので手続きしてくれというので、

行きました。

  

ルフトハンザはスターアライアンスなので、

ANAの地上勤務の方がふたりおられて対応してくれたんですけど、

とにかく、

フランクフルトで定刻に発着してるのに、荷物がトランスファーされてないのは、おかしい。

それと、荷物は明日、自宅に届かないと次の予定があるので非常に困る。

などなど、

厳しく抗議したものの、

次の便で午後6時半には羽田に届くので、それを待つか、

宅急便で送ると明後日になります、としか答えないので、

じゃあ、

今は午前10時半なので、午後6時半まで休めるように空港ホテルに部屋をとって欲しいというと、

それはできません、

というので、

20分くらい、少々怒りながら交渉したものの、

結局は明後日着の宅急便を待つことになりました。

 

で、

山形新幹線で帰宅して、

バッグに仕込んだAirTagをチェックすると、

予定どおり午後6時半には羽田に到着。

  

そして、なんと、

7時半には羽田のクロネコの営業所にいるではないですか。

  

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そうすると、

クロネコメンバーなので、

クロネコからLineが届き、

翌日午前中に荷物を届けるとの連絡。

    

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そして、

翌朝、

AirTagは自宅の近くまで来たのを確認すると、

  

まもなく、

ピンポンとなりました。

   

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実は、

帰宅当日も夜に携帯に電話があって、

大事なことをお伝えしたい、とANAから留守録があったんですけど、

充電中で返事ができなかったんですけど、

このことだったんですね。

 

たぶん、

ANAの係員の女性は、

こちらの切羽詰まった状況を考慮して、

荷物がつくや否や、空港近くのクロネコの営業所に直接持ち込んでくれたんだと思います。

  

なんて、

心のこもったサービスをしてくれるんでしょうか、ANAさん。

というか、担当さん。

ありがとうございます。

  

やっぱり日本の航空会社は最高ですね。

それに対して、

ルフトハンザは、、、

 

   

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2024年8月 5日 (月)

城戸塾一期生

  

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始まりました、

学長特別プロジェクト未来創造ラボラトリーの事業、その1。

学生向け城戸塾

  

4月に入学した1年生対象に、

私がメンター(師匠)になり、あれやこれや指導します。

全学対象ですが、

農学部や医学部、理学部、人文には周知が十分じゃなかったのか、

工学部プロジェクトと思われていたのか、

とにかく工学部の学生が集まりました。

個別指導もしますから8名は理想的なんですけどね。

     

志望動機とか、

これからの方向性とか聞くと、

モチベーション高く、やる気はバリバリあるものの、

まだまだ高校生的な思考、発想も見受けられるので、

今年度は、まず基本的な物事を成功に導くコツみたいなところを伝授したいと思います。

そこに彼ら、彼女らの努力が加われば、

と、考えるととても楽しみなメンバーです。

   

あと何年後かには、この中から大学教授やベンチャー起業家が生まれることでしょう。

お楽しみに。

  

  

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2024年8月 3日 (土)

プラハの味

  

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プラハに行くというと、

ビールが美味しいですよと言われてて、

まあ、

ドイツの影響が強いんだなというくらいの認識で、

初日からビールを飲んでたんですけど、

実際、

うまいです。

    

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こちらの人たちは、

ビールを水のように飲んでいるようで、

ジョッキの大きさも、

0.3L、0.5L、1Lなんてあるんですけど、

0.3なんて注文しよものなら、

ウェイトレスに、はあ?みたいな顔をされるんで、

とりあえずビールの時は0.5Lで注文するようになりました。

        

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料理もドイツみたいなのかなと、

期待薄だったんですけど、

それがそれが美味しいの。

   

肉系なんですけど、

これがドイツ料理よりも、

繊細で、

口に合うのですよ。

こういうカルパッチョをつつきながらのビールが最高です。

     

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昨夜も、

こちらのマーチンさんがマイクロブリュワリーにプロジェクトメンバーを招待してくれて、

料理の説明から、

食べ方まで教えてくれて、

私も日本代表としてビールで負けまいとついてこうと頑張りましたけど、

全然負けました。

       

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とにかく、

ビールの種類というか、

ブリュワリーが多いというか、

毎食いただくビールがほんとに楽しみになります。

    

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特に、

いい景色を見ながら、

心地よい風に吹かれて、

河岸でいただく冷たいビールが最高でしたね。 

    

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また、来たい街です。

  

 

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2024年8月 2日 (金)

プラハの夏

   

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チェコのプラハに来ています。

実はここは生まれて初めて。

  

JSTのSICORPというプログラムで、

共同研究してるんですけど、

先方からの米沢訪問はあったものの、

来るのは初めて。

     

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いやあ、

綺麗な街です、プラハ。

暑いんですけど、

日本のような蒸し暑さはなくて、

なんというか、

ビールの美味しい気持ちいい暑さです。 

       

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で、

昨日は研究所を訪ねて報告会というか、

マイクロシンポジウム。

朝イチで1時間ほど話をさせていただいて、

あとは夕方まで、最先端の報告を聞きました。

    

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プロジェクトに参加してる山形大の学生さんたちも、

もちろん英語で発表してくれて、

しかも、練習も十分してくれてて、

安心して聴けました。

      

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特に、うちのハルカちゃんは、

修士2年ながら、全くおじけず、

堂々と発表するあたり、

さすが山形西高出身と感心しましたね。

この高校には素晴らしい英語の先生がおられたんです。

    

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ラボツアーも行ってくれて、

各種装置を拝見したんですけど、

いやあ、

大したもんです。

最先端の高価な装置が並んでました。

  

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しかも、

ヨーロッパ中から優秀な研究者が集まっていて、

こんなラボならボスは楽だなあ、

と、ちょっと羨ましくなりました。

   

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美しいキャンパスで、

設備が整っていて、

優秀な人材が集まり、

切磋琢磨していて、

日本の地方国立大が疲弊してる現在、

学費も無償のこういうヨーロッパの大学で博士課程を過ごすのも、

悪くないと思った次第です。

    

少なくとも、

アジアの大学生にとっては、

日本よりも教育、研究環境が整っていて魅力的と映るでしょう。

   

文科省の人たちには、

一度でいいから外国の研究機関を訪問して、

現実を知ってほしいと思います。

  

   

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