先週の金曜日、
私の人生最大かつ最後のイベントである
退職記念研究会と祝賀会が東京の早稲田にあるリーガロイヤルホテル東京で開催されました。
研究会では城戸研究室に関係のある元スタッフ、現スタッフ、卒業生による昔話&最先端研究の紹介。
一番手が、現在、理化学研究所で研究室を主催する夫勇進チームリーダー。
彼は助手(助教)として着任して助教授(准教授)に昇進し、
そして理化学研究所に転出しました。
彼が早稲田の博士課程の学生の時から共同研究で知っていて、
ポストができたので、来てもらったんですけど、長い付き合いです。
15分の講演の中で8分の昔話と7分の最先端研究の話というお約束どおり、
ユーモアあふれる前半と、なるほどなるほどと思わせる研究のお話でした。
2番目が、夫さんから半年遅れで助教授として着任した中山教授。
今は大阪大学の教授。
当時から貫禄があって、私より年上にみられてましたけど、
今や年上かつ、この分野の大御所的雰囲気を醸し出していて、
研究も有機トランジスタを極めるべく自分の道を突き進んでいて、
まあ、
中山教授らしいといえばらしいお話でした。
3番目は紅一点の江部助教。
彼女は長岡高専卒業後に山形大に来て、うちの研究室で博士号を取得し、
卒業後すぐに山形大学理学部に助教として採用されました。
女性だから採用されやすいという声もありますが、
彼女が男性であっても実力で採用され、のしあがれると思いますね。
男前な女性です。
江部助教と同じく、うちの研究室で博士号を取得して、
今は京都大学の助教を務める渡邊助教。
実は、高校2年の時にサイエンスキャンプで山形に来て以来ですから、
付き合いはかなり長いです。
高校の頃から貫禄があって、見た目は32歳、
上の写真でもすぐに見つかると思います。
渡邊助教と同じく、大学も山形というのは、相澤助教。
博士課程を修了して、
ポスドクで他大学研究室にお世話になり、
現在は大阪大学中山研究室の助教。
最近、青色の発光材料でNature級の発明をして、
調子に乗ってます。
一発屋にならないよう、努力を続けてほしいと思います。
で、続いたのが、現在、山形大の千葉准教授。
山形大卒、城戸研究室の生え抜きで、
文部科学大臣若手賞(?)も受賞し、
自ら城戸研究室を継ぐものと公言しており、
ううん、まあ、せやなあ、継いでもええけど、
超えるのは無理やで、
と誰か教えてあげてください。
で、
研究会のトリは私。
この35年の有機EL業界の表側と裏側、
この35年、お世話になった方々の紹介と感謝。
1時間の予定が、
1時間半を過ぎても終わる気配なく、
タイムキーパーの千葉准教授から、
もう終わってください、乾杯の時間です、
と、サインが出るまで、
与太話を延々とさせていただきました。
あと、
1時間あれば、教育のコツ
みたいな重要なことも伝えられたんですけどね。
でもまあ、みんな
研究は、世界初か世界一やで、
という教えを守ってくれていて、
頑張ってるのがよくわかったし、
とても楽しく、嬉しい研究会でした。
明日のブログ、祝賀会編に続きます。
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