ドレスデンのベンチャー
きょうもドイツ的朝食で始まったんですけど、
ゆで卵が絶妙の茹で方なので、思わず2ついただきました。
で、トラムに乗って、
まず訪問したのは、有機太陽電池のベンチャーで、
大型のパイロットプラントまで有し、
世界で一番進んでるHeliatek社へ。
設立してすでに16~7年で、
しかも少量生産できるくらいの規模に成長していて、
ベンチャーと呼べるかどうか微妙ですけど、
まだ、利益を上げていないというところはベンチャーなんでしょう。
会社紹介をしていただき、
こちらも自己紹介。
そして会社見学。
真空蒸着で、
しかもフィルムをロールtoロールで処理して、
有機太陽電池を生産するというだけで、
世界初、世界一なんですけど、
最近ではフィルムの幅も30センチから130センチに拡大して、
より生産性を高めて、低コスト化を図るということで、
そんな装置を見せていただいて、
いやあ、
たいしたもんだなあ、と感心ました。
太陽電池の効率とか、
製造時の歩留とか、
いろいろと課題はあるようですけど、
頑張って欲しいと心から願いました。
もちろん工場内には、
デモサンプルが飾ってあって、
目で見て、手にすると、
いかにこの工場が最先端かわかります。
最後にお決まりの集合写真。
ここでは私はそんなに小さくないですね。
で、
昼食後に訪問したのが、
有機EL材料会社のNovaled。
すでにExitは済んでいて、
今はSamsungの子会社的存在。
ということで、
創業者はミリオネアです。
内部は、
化学会社とは思えないほどのクリーンさ、清潔さ、で、
展示品の中でも、
かつて力を入れていた白色有機ELパネルのデモ照明器具があったりして、
まあ、
リッチな空間というか、
化学者なら働いてみたいと思うような
素晴らしい環境ですね。
有機ELの材料は、
浮き沈みが激しいんですけど、
ここはベンチャーではなくて、
大企業の子会社ですから、
開発スピードが、今後どうなるのか、
ちょびっと心配でもあります。
建屋に入ったところで、
日本人が記念撮影大会を開いていました。
ドレスデンのレオ教授が創業されたベンチャーは、最近だけでも他にも2社はあって、
やっぱり、大学とか県や市の支援があれば、ここまでできるんだというくらいの成果です。
日本はある意味ベンチャーブームですけど、
所詮はベンチャーごっこ。
関係者は是非ともドレスデンの方式を学んできて欲しいと思います。
ということで、
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