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2023年1月 6日 (金)

科学好き

    

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きょうは、リーディング大学院の最終試験がありました。

このプログラムっていうかコースは修士、博士の5年一貫の教育プログラムで、

学費は免除されるし、特別なプログラムは組んであるし、

元々は月々の生活費も奨学金として支給される理想的なプログラムでした。

今は、文科省からの予算も終わり、学費の免除はあるものの、奨学金はもらえませんけどね。

  

で、

うちの研究室の博士候補生が一人、最終試験を受けるというので、

オブザーバーとして参加。

     

始まりのときに、

厳しい質疑をお願いします、と言ったら、

プレゼンの後にほんとに厳しいコメントや質問の矢が降り注ぎました。

まあ、

愛のムチみたいなもんですけどね。

      

で、その時に、

教育ベンチャーの議論になったんですけど、

小中高向けにアウトリーチ活動をこの20年行ってる現役の教育者兼研究者としてはっきり言えるのは、

アウトリーチ活動で金儲けするというのは、とても難しいということ。

       

それに、

科学マジックショウを子供向けに行っても、

科学好き天才少年・少女は発掘できません。

マジックショウを見て、おもしろいと思っても、

プロのマジシャンになろうとする子供が、ほとんど生まれないからです。

     

小学生の時は、

とにかく、遊び、運動、勉強、いろんな経験すること。

中学生の時、

好きなことに打ち込んでみること。夢を思い描くこと。

高校の時、

夢を実現するのに、何をすべきか悩むこと。

     

科学好き、一流の科学者というのは、生み出すんじゃなくて、

生まれてくるもの。

そのチャンスを与え続けるのが教員の仕事です。

民間企業が営利目的で、どれだけのことができるんでしょうか。

      

だから、私は大学教授としてアウトリーチ活動を行います。

あと、何年続けられるかわかりませんけどね。

  

        

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