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2022年10月 6日 (木)

Bertozzi's Children

  

20221006-1551

 

ノーベル化学賞が発表されました。

すごい功績の方々ばかりです。

中でもSharpless教授は2度目ですから、

大谷選手の二刀流みたいに、あり得ないレベルだと思います。

    

で、

改めて思いますけど、

学生としては、こういう先生方の研究室で何を学ぶかと言えば、

研究内容そのものというよりも、

むしろ、研究者としての生き方です。

それぞれ個性があり、研究のやり方も違うと思いますが、

その個性を最大限に発揮した結果がノーベル賞なんですね。

      

そういう意味でも、

大学というのは、特に理工系では、授業を受けて単位をとって卒業するだけなんて、

まったくナンセンス。

時間とお金の無駄で、

卒業研究を誰の下で、何を学ぶか、

それが最も重要だと思います。

      

なので、

研究室選びはとても重要で、

教授と直接面談をして、

研究室の先輩学生とも話をして、

教授から何を学ぶのか、

それを明確にして選ぶべきなんです。

私の研究室に来る学生さん、Kido's Children、は、そういう意味でも優秀で、

社会に出ても活躍できるわけです。

    

で、

今回の受賞者の一人、

Bertozzi教授。

実はUCLAの教授で私の親しい友人は、かつてノーベル賞受賞者のアラン・ヒーガー教授の下で研究されてて、

今は息子さんがBertozzi教授の大学院生として研究されてるという優秀な家系です。

息子さん、大学はバークレー、大学院はスタンフォードと、

子供の頃から知ってて、めちゃくちゃ頭いいんですけど、

人を見る目というか、教授を見る目も確かなんですね。

Bertozzi's Childrenの一人として、

将来活躍され、本人もノーベル賞受賞者になるかもしれません。

  

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日本は過去の遺産的ノーベル賞しか期待できませんが、

10年後、20年後のノーベル賞受賞者を育てるのは今です。

しかもBertozzi教授のようなリケジョがノーベル化学賞って、

文部科学省にはその戦略があるのでしょうか。

岸田総理にも直接お聞きしたいところです。

     

     

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