Kido's Children
昨日のことですけど、
卒業生の相澤直矢君が来学し、講演してくれました。
今は、大阪大学の助教ですが、
博士を取得したのは、もう6〜7年前のことでしょうか。
学生の頃からのテーマである有機EL材料の研究を引き続き行っていて、
最近、第四世代の発光材料の開発に成功し、Nature誌に掲載されました。
これまで、有機ELの発光材料は、
蛍光材料→リン光材料→TADF(熱活性化遅延蛍光)材料と、この30年、研究開発の対象は推移して来ましたけど、
一番新しいのが、彼の提案する発光材料です。
リン光材料はイリジウムなどの希少金属を使ってたり、
TADFのように蛍光寿命が長くてロールオフのため高輝度で効率が出ない、
そんな欠点を全て克服した理想的な発光材料で、これからの主流になるでしょうね。
Kido's Childrenの一人として、有機ELの分野に大きく貢献してくれて、
師匠としても嬉しい限りです。
この功績に免じて、
ジョージアテック留学時代のステーキハウス事件は忘れてあげるからね。
こちらの応援クリックをお願いします。
↓