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2022年10月 1日 (土)

国のプロジェクト

  

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地方大学を取り巻く状況がこの10年ずいぶん変わってきて、

2002年から予算50億円で、5年間実施した経済産業省/NEDOの高効率有機デバイスの開発プロジェクトは、

私が研究総括責任者(プロジェクトリーダー)を務め、

山形大学工学部を集中研として、60インチ有機ELテレビの基盤技術の研究開発を行いました。

その結果が、今の有機ELテレビに生かされていて、

また、有機EL照明の実用化に結びつきました。

さらに重要なことは、このNEDOプロジェクトのおかげで、山形大学工学部に世界最高の研究拠点ができたことです。

残念ながら、そんな地方大学を拠点に基礎研究を実用化まで結びつけるような経産省プロジェクトは存在せず、

そもそも経産省の大型プロジェクトというものすら耳にすることがなくなりました。

  

一方、

文部科学省の中でもJSTのプロジェクトは、

もちろん大学を拠点とするものですが、

最近では、基礎研究よりも、むしろ企業との実用化研究が中心で、

プロジェクト参画企業の新製品の開発や売上を伸ばすこと、

いわゆる目に見える成果を求められています。

  

私個人的には、

経産省と文科省のような省庁は縦割りではなく、

連携しながら地方大学を活用して、

産業の活性化と地域の活性化、

そして人材育成すべきと思います。

  

果たして、うちの娘は大臣にそう言う意見を申し上げたのかは定かではありませんが、

本日、お目にかかる機会をいただいたようです。

         

父親の私としては、経産省や文科省プロジェクトに関して、

岸田総理に申し上げたいことがあるので、

どなたかご紹介いただけないでしょうか。

このままでは、

地球温暖化にかかわらず、この島国は沈没しますので。 

    

   

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