かもめ
西九州新幹線のかもめが走り出しました。
名前もデザインもかわいくて、好きですね。
古い車両で狭いシートで、コンセントもなかったりする山形新幹線に比べると、
羨ましい限りです。
ただ、
武雄温泉駅から長崎までの66キロ区間という中途半端な営業で、
これじゃあ新幹線としてのメリットはありません。
というか、地域間移動に関してはデメリットしかないでしょうね。
https://www.nippon.com/ja/features/h00077/
これもすべて佐賀県が反対していて、
佐賀県内の工事着工すらできてないということで、
今はマスコミも取り上げて、
しばらくは乗客も多いでしょうけど、
かもめブームは短命だと思います。
しかし、
佐賀県も西九州の魅力アップを考えれば、
西九州新幹線の博多ー長崎は必要不可欠で、
これにより関西から佐賀や長崎への移動が便利になり、
観光でも、ビジネスでもメリットは大きいと思います。
それを佐賀から博多までの所要時間があまり変わらないから、などと
あまりにもローカルな理由で認めないという佐賀県知事の判断はいかがなものでしょうか。
実は山形でも同じような悩みを抱えています。
私の住む米沢へは、東京から新幹線で2時間10分ほどです。
私が米沢に移住した33年前は、東京駅から大宮駅に移動して、東北新幹線で福島駅まで、そしてローカル線で米沢まで。
半日がかりでしたね。
実家のある大阪まで米沢から行く時には、それこそ一日がかりの移動でした。
それが今では、山形新幹線のおかげで大阪日帰り出張も可能なわけで、新幹線は地方に住むには有難い移動手段です。
で、
この山形新幹線が実は中途半端なままです。
路線図でもわかりますが、
新庄というところが終点です。
ですから、米沢から日本海側の都市である酒田や鶴岡などの庄内地方に電車で行こうとすると、
新幹線とローカル線を乗り継ぎ、半日かかります。
まあ、
庄内地方には空港があって、
東京に出るには不便はないでしょうけど、
風や雪の強い日は欠航となり、陸の孤島状態です。
それに、
山形県としての魅力を上げるにも、
山形県を縦断する新幹線が欲しいところです。
そうならない理由の一つは、
県庁所在地が山形市で、
山形市の人たちにとっては、東京にいかに早くつけるか、
ということなんでしょうが、
山形県全体のことを考えると、
米沢〜福島間のトンネル掘るよりも新庄から先への延伸の方が優先順位は高いと思います。
山形県知事や県選出の国会議員の方々のご意見をお聞きしたいところです。
こちらの応援クリックをお願いします。
↓