有機EL発祥の地
一昨日のことですけど、
久しぶりに、米沢市の八幡原工業団地の中の有機エレクトロニクス研究所の跡地に行ってきました。
2003年から7年間の期間限定プロジェクトで、県内外の中堅企業、大企業が集まり、
今で言うオープンイノベーション方式で、有機半導体の研究開発を行いました。
成果の一つが、NEDOの支援も受けた有機EL照明でプロジェクト後には、
ルミオテック社が創業し、
今では、その隣に有機EL製造用シャドウマスクのブイ・イー・ティー社が創業しました。
何を隠そう、
超極秘、人には絶対言えないプロジェクトが進行中で、
一昨日はそちらに呼ばれて行ったのですが、
久しぶりに入った有機EL照明ルーム、
いまだに綺麗に光っている白い光を見て、
ちょっと感動しました。
ゼロからスタートして、
世界で初めて有機EL照明パネルを試作し、それらを使って部屋まで作ったのですから。
実は、
この2社の建屋の通りを挟んで向かいには、
SOAR社(旧東北パイオニア米沢工場)があって、
ここで1997年にパッシブ型の有機ELディスプレイの生産が始まりました。
ですから、
この一角は有機EL発祥の地と言っても言い過ぎではありません。
悲しいかな、現在、スマホ用や大型テレビ用の有機ELパネルは韓国や中国で主に製造されてますが、
山形大学で進めている超極秘プロジェクトでは、
それを一発逆転、
9回裏満塁ホームランみたいな、ことをやらかそうとしています。
この国を有機ELなど有機半導体市場で再び世界のトップに引き上げるには、
2002年から5年間実施したNEDO高効率有機デバイスの開発プロジェクトのような、
経済産業省/NEDOの大型プロジェクトをこの地で実施するしかないんですよね。
とになく、私、城戸淳二はプロジェクトを絶対に失敗しませんから、
NEDOには信用していただきたいと思います。
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