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2022年3月 4日 (金)

若手育成

    

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山形というとおしん

おしんというと山形

   

けど、

山形に住んで33年、

この超有名な朝ドラは聞いたことはあっても、

観た事がなくて、

NHKオンデマンドで全297回を大人観しました。

    

そもそも1983年の放送時は学生で、

朝の8時に起きてるわけもなく、

しかも大正〜昭和の山形の山奥の話には興味もありませんでした。

  

しかし、

今の男女共同参画時代に、昔の状況はどうなのかとの興味もあるし、

朝ドラで最も視聴率が高かったということもあり、

視聴したワケです。

    

で、

結論。

 

朝ドラ史上最高傑作です。

娯楽番組であり、教育番組でもあり、

しかも、

小林綾子、

田中裕子、

この二人の演技が天才的で、

今や田中裕子ロス状態です。

      

と、

時代遅れ的におしんを絶賛してる訳ですけど、

そもそも約40年前の番組の内容が、現代でもそのまま当てはまっているというところが、

今見ても面白いと思えるところでしょう。

    

中でも、

お婆さんになったおしんがよく口にする言葉が、

今どきの若者は、、

なんですけど、これって今も昔も言われることですね。

        

実は、

昨日と今日の二日間にわたって文科省JSTの大型プロジェクトCOIの最終報告会がオンラインで開催されましたが、その中で主催者サイドから若手プロジェクトについても言及されました。

若手に自由裁量で使える予算を与えたり、

若手間での連携を深めるイベントを催したり、

と若手に対して至れり尽くせり。

   

そういう意味で、

若手を取り囲む環境って、

私が若手だった30年前とは大違いです。

    

助手の頃、

助手なんて、教授の雑用係でした。

まあ、

一人前の研究者とは認められませんでしたね。

   

私の場合、ラッキーだったのが、

研究室の教授からは、

好きな研究してもいいからお金は自分で稼いでね、

と言われて、有機ELの研究ができたことです。

ただし、

夜なべして助成金の申請書書いて、

企業からは一円でも多くの共同研究費をもらえるように交渉し、

とにかくゼロから試行錯誤しながら研究室を立ち上げました。

    

まるで、

おしんです。

   

ゼロから出発したからこそ、

失敗もしたし、

精神が鍛えられたし、現場の職人技的技術も身につき、

人的ネットワークもでき、

今に至ります。

  

ゼロから出発したからこそ、

失敗してもゼロからやり直せばいい、

と開き直れるし、

怖いものはないんです。

    

こういう経験もさせずに、

研究費を与え、

好きなことしてもいいよ、

で、果たして一流の研究者というのは育つのでしょうか。

この20年近く、NEDOもJSTも若手向けのプログラムを実施してきました。

けど、

この国の論文数は低迷し、若手が順調に育ってるとは到底思えません。

むしろ、ひ弱になってるとさえ感じます。

    

やはり、

おしんが言うように、

どこでどう間違っちゃったんだろうね、

と、国は今までやってきたことを振り返る時期に来ていると私は思います。

若手の育成はもう待ったなしなんですよ。

  

     

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