17回目
今日は日曜日ですけど、
大学でアウトリーチイベントです。
ひらめきときめきサイエンス、
日本学術振興会のプログラムで、
うちの研究室はこれで17回目。
第1回から日本全国、唯一の連続実施研究室で、
推進賞もいただきました。
大学教授になって思うんです。
ほんとの教育ってなんだろう。
それってきっと、
教師や教授がお手本を示すことであったり、
研究なら超一流の研究をやって、その後ろ姿を学生に見せること。
決して受験テクニックを教えたり、
単位習得のための講義をすることじゃ無いと思ってます。
中学生や高校生たちに、
最先端科学に触れられる研究室を見てもらったり、
大学院生と話をしたり、
教授の語る夢に耳を傾けたり、
人としての本能を目覚めさせるというか、
やる気スイッチを入れるというか、
なんらかの行動のきっかけを与えるのが本来の仕事だと思っています。
この国には資源がありません。
石油産油国がちょっと生産調整をするだけで、
ガソリン価格が高騰し、
電気代が上がり、
大騒ぎになります。
そんな国では、
人材こそが資源なのに、
教育環境が劣化し続けてると感じますね。
私にできることといえば、
こうやって若い人たちに語りかけることだけです。
科学技術立国と呼ばれたのも今は昔、
けど、
今ならまだ間に合うと思います。
この子達に期待です。
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