石油
昨日のヒラときは実はコロナ禍短縮バージョンで、
午後だけの実施でした。
通常ならクッキータイムがあって、
お菓子を食べながらの質問タイムなんですけど、
今回は飲食不可ということで、
単なる質問タイム。
で、今回は、
活発に質問する子供達が集まったようで、
いろんなことに答えました。
その中でも、
この子はなかなか切れ味鋭いなと思ったのは、
有機ELの発光材料などが、石油から合成したものですよという、私の話を受けて、
もし石油がなくなったらどうするんですか?
と質問されました。
そうですよね。
石油からできてるんなら、石油がなくなったら作れなくなると思うのは当然です。
そこで、答えました。
そのね、
私たちの着てる服も、
身の回りの多くのものは石油由来です。
ガソリンもそうですし、
電気にしても火力発電が70%程度を占めてます。
ですから石油や化石燃料がなくなったら有機ELどころか、
私たちは今の生活すら続けることができなくなるんです。
明治時代か、へたしたら江戸時代に逆戻りです。
だから、
石油は大切に使いましょうね。
ということです。
こういう純粋な疑問を持ち続けること。
好奇心を持ち続けること、
これが科学者には一番重要です。
しばらくは石油はありそうですけど、
いつか無くなるのと、
石油の値段を自由自在に産油国に握られて、
これでいいはずもなく、
頭のいい子供達には科学者になってもらって、
二酸化炭素の固定化とか、
究極的には人工光合成技術とか、
それに低コスト大容量の二次電池とか、
小型核融合炉とか、
とにかく、この日本から最先端科学技術を生み出して欲しいと願うばかりです。
ヒラとき卒業生、がんばれ!
こちらの応援クリックをお願いします。
↓
« 17回目 | トップページ | 院生のみなさんへ »