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2021年9月 5日 (日)

大学改革その1

   

20210904-223208

     

これって大きいニュースです。

あの藤嶋昭先生が中国の上海理工大学に移籍ですからね。

本田ー藤嶋効果でノーベル賞候補。

文化勲章も受賞された日本を代表する科学者です。

 

実は、これまでも、

定年後に中国や台湾の大学に移籍して研究を続けている大学教授は多いです。

しかも、分野を代表する超一流の研究者です。

  

なぜ、

こういうことが起こるのでしょうか。

理由はいくつかありますが、

日本の定年制と年金制度によるところが大きいです。

  

山形大学は典型的な地方大学ですが、

定年は65歳です。

今では65歳を超えてもプロジェクト等を推進していれば、

特任教授として大学に籍を置き、研究は続けられます。

  

しかし、

大学から給料は出ません。

自分のプロジェクトから、人件費として確保した分から支払います。

しかも、

講義の負担はありませんが、学生は配属されません。

ですから、

研究したければ、

研究費で博士研究員等を雇う必要があります。

しかも、

研究室を借りるのに部屋代を払い、

光熱水費を払うので、

大学に間借りしてるようなものです。

しかも、

特任教授も70歳が限度です。

     

ですから、

いくら学会賞受賞者でも、

紫綬褒章受賞者でも、

ノーベル賞候補であっても、

65歳を過ぎると、とても安心して研究を続けられるような環境ではないんです。

   

一方、

アメリカ。

  

私の師匠は95歳です。

現役です。

博士研究員が2人だか3人だか研究室にいて、

研究を続け、論文も出版されてます。

しかも、一流の雑誌です。

  

給料はというと、

年金が現役の時とほぼ同じ額支給されるので、

生活にも困りません。

大学にとっても、

外部資金を獲得して大学に貢献してくれるし、

そんな先生は何歳になっても大学で研究活動を続けられるように優遇します。 

6月に亡くなったパデュー大学の根岸先生も85歳で現役でした。

  

ということで、

年金制度は変えられないにしても、

大学が変われば、優秀な教授が外国に流出することはありません。

いつか、

山形大学の学長に提案したいのは、

学会賞、紫綬褒章、学士院賞、高被引用論文著者、生涯外部資金獲得額などを基準に 

特別教授のようなポジションを準備して、

65歳以降は、

年俸なら1500万、

最低300平米の研究室の確保、

もちろん、光熱水費は負担させない、

学生の指導も可能、

などなどの条件で、

75歳とか80歳とか90歳まででも、

好きなだけ活動できるようにすれば、

内部から優秀な教授が外部に流出することもないし、

逆に外部から山形大学に優秀な教授を招聘できると思います。

      

そんなことで、

日本の大学から外国に頭脳が流出するのを防ぐのは、

スーパースターを抱える大学の学長が、

トップダウンで決めればいいことで、

実は簡単なことなんです。

     

   

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