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2021年9月

2021年9月30日 (木)

一橋卒業生

   

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今朝の山形新聞に掲載されてました。

副知事に平山雅之氏。

   

まあ、

他県の人にとっては、

どうでもいい話なんですけど、

山形県ではここのところ、議会と知事の関係がぎくしゃくして

副知事が不在でした。

 

そこで、

平山氏の起用です。

現在は県の外郭団体の企業振興公社の理事長とのことですが、

総合支庁の産業部長、県の商工労働部長、と山形県のものづくりの現場を指揮してこられ、

私としても、

ものづくり立県を目指すには、本丸の県庁にそれを引っ張るリーダーがいないと始まらないと思ってました。

 

今では、農業でも科学技術を駆使した近代的な工学部的農法が必要ですし、

それを加工し、販売し、ブランディングする、

そこまで県が主導して見せなければ、

大きく花開かないと思ってます。

  

山形では珍しい(?)一橋大卒業で、

偶然ですが年齢も私と同じ62歳ということで、

昭和、平成を生きてきて価値観も近いと思います。

見た目は私の方がイケメンですけど、

中身は平山氏の方が優秀なような気がしないでもないです。

     

まあ、

とにかく山形県のために頑張っていただきたいと思います。 

     

 

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2021年9月29日 (水)

早稲田卒業生

    

自民党の新総裁の誕生です。   

前総裁は秋田県出身の初めての総理大臣で、

秋田県の人たちの希望でした。

     

新総裁は広島県選出で、総理大臣となれば戦後3人目とか、

これまで山口県からは全国最多の8人の総理を輩出しましたので、

お隣さんにはかないませんが、

広島県では盛り上がってることでしょう。

  

それと、

早稲田大学法学部卒業ということですので、

早大卒業生も活躍に期待していることでしょう。

   

ということで、

この国を日の当たる方向へと導いていただきたいものです。

   

 

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2021年9月28日 (火)

解除後の飲食店

   

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緊急事態宣言解除後の飲食店の営業方法について、

テレビで何やかんやと報道されてますけど、

  

こんなのって、極めてシンプルで、

酒類の提供をするのであれば、

地方自治体の認証店に限定して、

ワクチン接種者と、未接種者を店内でエリア分けすればいいだけのことで、

接種者エリアでは、時間制限、人数制限なし。

未接種者は、今まで通り4人以下、2時間以内。

単純です。

    

小規模な店舗でエリア分できないなら、

接種者のみに対応し、未接種者にはサービス提供できないようにすればいいだけ。

   

それから、

ワクチンパスのスマホでの確認がまだできない状態だから、

紙ベースの接種終了照明書と運転免許とか学生証など、何らかの身分証明書の提示をしてもらうだけで手間はかかりません。

いずれは、QRコードで、端末にかざせばいいようになるので、お店の負担にもならないでしょう。

    

これだけ感染者が激減してるのに、

一体全体、政府や地方自治体は何を考えてるんでしょうかねえ。    

   

 

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2021年9月27日 (月)

米沢というところ

  

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米沢に来て32年。

よかったなと思うのは

もちろん米沢牛に代表される食材のおいしさ。

それと人間関係ですね。

 

きょうも、お休みをいただいて、

K社長、S社長、T社長、と運動会。

 

K社長には一歩及ばず、

S社長には前半勝利、後半ちょっと負けで、タイ。

T社長は、元ゴルフメーカー勤務のセミプロなれど、きょうは調子が悪いのか、

私にボロ負け。

だからゴルフはおもしろい。

   

その心地よいノリで、

夜は別の社長たちとの意見交換会。

 

米沢の裏話で、超盛り上がって、

やっぱり米沢に来てよかったなあ、

と思う今日この頃です。

  

 

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2021年9月26日 (日)

あとすこし

  

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きょうはコロナ禍で健康に過ごすための免疫力アップの運動。

ここボナリ高原は、下界よりも3〜4度は気温が低くて、

かなり涼しい。

  

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ところどころ、紅葉も始まっていて、

見頃はあとすこし

2〜3週間後くらいでしょうか。

   

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レストランでは暖炉に火が灯っていて、

このオレンジ色の揺らいでる光が、

なんとも癒されます。

 

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コロナの感染者数も、

最近では激減していて、

今月中には緊急事態宣言は解けるとか。

あとすこしで、都市部でも仲間と外食しながら

お酒を飲めるようになります。

   

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っていうか、

このままワクチン接種が進めば、

あとすこしで、

接種率が70%に達し、

コンサートでも、

スポーツ観戦でも、

大宴会でも、

なんでもOKになるでしょう。

   

ボナリ高原に雪が積もり、

休場になるのは11月の中旬です。

あとすこしですが、

80切りを達成して、

気持ちよく新年を迎えたいものです。

  

 

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2021年9月25日 (土)

朝ラー

   

朝からラーメンを食べることを朝ラーと言います。

特に米沢から山を越えた隣の喜多方では、ラーメン屋は早朝から営業していて、

朝ラーは普通です。

   

で、

今朝、

人生初めての朝ラーin 米沢。

  

普段は、

本格イタリアンのお店、ラ・スカルペッタですけど、

シェフのシュミなのか、たまに土曜日に朝ラーの店になります。

   

で、

8時半に予約して行きました。

何せ、イタリアンのシェフが趣味で作るラーメンですから、

きっとおいしいのだろうと思いつつも、

少し不安になりつつ10分。

    

出てきたのがこれ、

今朝は芋煮ラーメンです。

毎回テーマが違うのですが

今回は季節の芋煮を取り入れたのでしょう。

  

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見た目、具沢山。

山形県人が食べるほんとの芋煮より豪華で、

普段のが質素に思えますね。

    

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で、

まずはスープ。

 

一口口に入れて、

おいおい、

大丈夫か。

  

これって高級料亭の味やで。

聞くと椎茸みたいなキノコと、

昆布、鰹節から出汁を取ったとのこと。

 

品のいいコンソメみたいで、

しかも出汁が効いてる、

みたいな感じで、

すいませんけどこれ以上の表現は無理です。

    

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で、

麺は太麺。

これがまた合うんです。

 

普段の芋煮会では最後にウドンをぶちこんで、締めにしたりしますけど。

今回は太めのラーメンで、

いやあ、

憎いなあシェフ!

 

で、

具材は何かというとFacebookの私の投稿にシェフが、

以下のように答えてくれました。

  

麺が見えませんが上に乗ってるのは…
米沢牛、ネギ、大根、こんにゃく、豆腐、麸、しめじ、舞茸、里芋、岡の台ゴボウのチップス、あと ラーメンなのでメンマも乗せてます。
   
ということで、
豪華絢爛、特に米沢牛の量が半端じゃないし、
これで950円って、
材料原価だけでもこれくらいかかってるんじゃないのかと
店の経営が心配になりました。
 
シェフ曰く、
 
ラーメン屋さんではこのラーメンは出せません。
 
多分、世界芋煮ラーメン選手権大会なるものを開催したら、
間違いなく優勝でしょうね、今回のは。
 
今泉シェフ、ごちそうさまでした。
次の朝ラーが待ち遠しいです。 
   
  

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2021年9月24日 (金)

森舞台

   

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昨日はちょっと遠出をして宮城県の登米市へ。

その目的は

能楽堂の

  

森舞台

   

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朝ドラのおかえりモネでも

使われた能舞台です。

   

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あの隈研吾氏設計ということで、

興味津々、

隅々まで見てきました。

   

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まあ、

感想としては、

能楽堂そのものは、伝統的なもので、

その周辺の建物が隈氏らしくて、

 

あと、 

森舞台という割には、

森の開放感というか、

広さにかける設計かなと思いました。

    

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あと、

能楽が演じられるのが、

年に一回の登米能の時だけだというのも、

ちょっともったいないなあ、

と思いましたね。

    

    

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2021年9月22日 (水)

月餅

  

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昨夜は綺麗なお月様でした。

台湾でも昨日は特別な日で、

複数の大学教授からお菓子をお送りいただきました。

  

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まず、

月餅です。 

やはり本場のは美味しいです。

    

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特に、

本場でも高級品。

  

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ねっとりとした甘さ。

なんとも言えませんね。

  

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私の好物のタロイモのお菓子もいただきました。

パイナップルケーキよりも

好きですね。

   

で、

月餅の思い出。

 

私が早稲田の4年の時。

研究室には多くの来客が国内外からありました。

お客さんが手土産に持って来られるのが、

高田馬場駅前のお菓子屋さんで購入される月餅。

いつも月餅があったような記憶があります。

 

で、

思い出すエピソード。

ある日のこと、

ロシアからのお客様の講演会。

4年生の私はスライドプロジェクターのリモコン係。

     

英語わからない、

専門わからない、

で、

途中でうとうと、

先輩に背中をこづかれて意識が戻りました。

甘酸っぱい思い出です。

  

月餅といただくと思い出すんですよね。  

早稲田時代の若かりし頃のこと。

  

   

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2021年9月21日 (火)

陸の王者 早稲田

  

先週末のこと、

東京六大学ゴルフ対抗戦が開催されました。

もちろん、コロナ対策は完璧、

懇親会も表彰式もなし、でした。

   

で、

本日、その結果が送られてきたんですけど、

個人戦での優勝が、

早稲田大学の、  

   

2021

   

城戸淳二

って私です。

  

まあ、

グロスが87ですから、

平凡なスコアですけど、

ダブルペリアでハンディキャップをいただいて、

運も実力のうちと言いましょうか、

本コンペ、初めての優勝です。

     

年間、数回くらいゴルフコンペに参加しますけど、

この東京六大学対抗が最も重きを置いてるコンペで、

ここで成績を残すために、

日頃から練習をしていると言っても過言ではありません。

  

まあ、

人からは、

教壇に立ってるよりも、

ティーグラウンドに立ってる方が多いとか、

いろいろと陰口を言われてますが、

これも母校のためということですね。

   

で、

団体戦はというと、

  

優勝 早稲田

2位 法政

3位 慶應

4位 立教

5位 明治

(6位 東大(人数不足)) 

  

ということで、

早稲田の優勝です。

 

まあね、

もともと早稲田は対抗戦の常勝チームで、

ここ数年は他校に優勝をさらわれてきましたけど、

復活、ということでしょうか。

  

2位の法政さんは前回の優勝校ですが、

早稲田を甘く見たんでしょうね。

もう少し練習される方がいいんではないでしょうか。

  

3位の慶應さんは、実は早慶ゴルフコンペも別途開催するくらいの仲のいいライバル校ですが、

最近では敵ではありません。

奮起を期待したいところです。

   

4位の立教さんは、毎年このあたりの順位なので、想定内というところでしょうか。

ちなみに、山形県内では立教卒業生はとても少なそうなので、

大学としてもう少し高校生にアピールされる方がよろしいのではないでしょうか。

     

で、

5位が明治さん。

前々回だったか、個人戦、団体戦、アトラクション、ほぼ総取りで、これからは明治の時代かと一瞬思わせませましたが、ほんとに一瞬でした。

この凋落ぶりはいったいどういうことでしょう。県内には卒業生も多いんですけど、立教さんに負けるくらいですから、ゴルフの腕前は大したことないのかも知れません。

   

東大さんは、参加人数が団体戦の数に届かず、番外となりました。

きっと東大卒の皆さんは、草の上で棒を振り回すお遊びなんて、やる気がしないのか、

土日もお仕事が忙しくて、コンペどころではないのか、

単純に山形県内に東大卒がいないのか、

理由は分かりませんが、

年に一度くらいは、みんなと一緒に懇親を深めていただいてもよろしいのではないでしょうか、と思います。

   

そんなことで、

コロナ禍で表彰式もなくて、

優勝の弁を語ることもありませんでしたけど、

来年は是非ともベスグロ完全優勝を果たして、

今回の分と合わせて、1時間ほど優勝の弁を語りまくりたいと思います。

    

で、

そのさわりですけど、、

     

優勝できましたのも、

同伴競技者の長沼様、遠藤様、永井様、

適度な緊張感と、笑いの絶えない楽しいラウンド、のおかげです。

有難うございました。

   

  

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2021年9月20日 (月)

敬老の日

  

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きょうは敬老の日ということで、

月曜日にもかかわらずお休みなので、

ゴルフです。

  

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自宅のある米沢市から山を越えると福島の裏磐梯で、

ここは自然が美しくて、

ボナリ高原ゴルフクラブも、

たぶん東日本で一番きれいなゴルフ場だと思います。

   

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で、

考えると、

私も62歳

    

助手になりたての頃、

30くらいですけど、

その頃見た60過ぎの大学教授といえば、

定年を間近に控え、

研究は、もう興味ないです、みたいな、

余生を過ごす、

よろよろのお爺ちゃんという感じの人たちで、

60過ぎると、ああなるのかと想像していました。

    

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ところが、

実際に60過ぎても、

やりたい研究はいっぱいあるし、

ベンチャーも新たに立ち上げたいし、

気力は充実、

しかも体力的にもゴルフなら4日連続は大丈夫というくらいで、

まだまだ働き盛りです。

   

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前の山形大学の学長の小山先生が、

確か私が40くらいの時に言った一言が忘れられません。

 

城戸さん、

人生45までは足し算で、

45過ぎたら引き算だから。

   

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すなわち、

45までは、定年まで何年ある、とポジティブですけど、

45過ぎると、定年まで年々しかない、とネガティブになるとのことです。

    

実際、

自分自身、振り返ると、

55までは、まだまだ時間はあると思ってましたけど、

55過ぎると、あと何年しかないなあ、と感じるようになりました。

  

ですから、

平均寿命が伸びれば伸びるほど、

この人生ターニングポイント年齢

引き上がってるのかもしれません。

   

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いずれにしろ、

私の人生は85年ということをうすうす知ってるので、

あと23年ということになります。

  

これも、

あっという間に過ぎ去ってしまいそうですけど。。。

  

   

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2021年9月19日 (日)

プロフェッショナル

  

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この写真の真ん中は田村尚之プロです。

先日のシニアツアーのファンケルクラシックで優勝されました。

      

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何を隠そう、

田村プロがホストのゴルフ番組、

ゴルフ交遊抄

に出演したんですけど、

それが先週と今日の2回に分けてオンエアされました。

          

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一緒に出演したのは、

卒業生の森です。

    

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私の推薦で、出演するパートナーを選べたんですけど、

多分、卒業生の中でゴルフが一番うまいと思われるので、

選びました。

   

っていうか、

大企業を辞めて、

ベンチャーを始めた数少ないチャレンジする卒業生なので、

選びました。

   

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まあ、

番組収録の裏話等は、

個人的にお話しするとして、

ここで言いたいのは、

    

やっぱりプロはすごい。

   

ということです。

プロフェッショナルという番組がありますが、

そこで紹介されるその道のプロが、

プロフェッショナルとは、

と問われて、それぞれが意見を述べますね。

     

で、

私の場合、

もし、プロフェッショナルに出演して、

同じ質問をされたらこう答えるつもりです。

   

人の期待に応えるのがプロフェッショナルです。

   

すなわち、

野球選手なら、ホームラン打ってくれと観客が願ってる時に、

きっちりホームランを打つ。

歌手であれば、聴衆が感動するような歌声で歌う。

プロゴルファーであれば、

アマができないショットをいとも簡単に打つ。

   

そこには、驚きや感動が伴います。

それを体現できるのがプロフェッショナルです。

      

大学教授の場合はどうでしょう。

研究者として、教育者としてプロフェッショナルでなければなりません。

しかし、人を感動させられるような研究を行ってる教員はそんなに多くありませんし、

学生が感動するような講義をしたり、

卒業生が、この先生に習ってよかった、人生が変わった、と思われる教員も多くはありません。

   

私は、人類に貢献できる研究

そして世界に通用する学生を育てたいと思ってます。

それができてるかどうか、私には判断できませんが。。。

      

    

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2021年9月18日 (土)

都の西北

   

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きょうは出身大学である早稲田大学の校友会の総会が山形市でありました。

何を隠そう、

若輩者ながら、山形支部の副支部長を仰せつかっております。

    

人生というのは不思議なもんで、

私は大阪出身、大阪育ちなので、

東京が嫌いで、

東京の大学に進学するなんて、

夢にも思ってなかったですし、

行きたいとも思ってませんでした。

   

しかし、

第一志望大学に落ちて、

早稲田大学に進学することになったんで、

そういう意味でも、入学の際には感激もありませんでした。

       

が、

当時の早稲田という大学は、

地方出身者が多くて、

結果、

多彩な多くの友人に恵まれ、

しかも、

4年生の時の研究室で生涯の恩師に出会い、

研究の面白さを知り、

アメリカに留学させていただき、

そして今の自分があります。

     

多分、

第一志望の大学に合格していたら、

それで満足してしまい、

きっと、大した努力もせずに卒業し、就職して、

今頃はどうなってたかって、

考えると、

早稲田に進学してよかった、

と心から思います。

   

ということで、

受験生の皆さんや就活している学生さんに言いたいのは、

結果的に進学先や就職先が第一志望じゃなくとも、

それが一生懸命頑張った結果であれば、

それは、なんらかの理由があって、

そういう結果になったのであって、

与えられた場で頑張れば、

最初はお先真っ暗と思っても、

一筋の光が差し込むことでしょう。

   

人生90年とすると、

最初の18年や20数年で決まるものではありません。

とにかく必死でやってみることです。

 

と、

校友会総会に出席していて、

都の西北に行ってよかったなと、

改めて思いました。

  

   

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2021年9月17日 (金)

蔵王

  

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私は大阪生まれの大阪育ちで、

スキーは中一から、

最初は滋賀の琵琶湖バレーとか、兵庫のハチ北とかで、

スキーを覚えました。

写真は高一の時ですね。

    

その後、

夜行列車で行く白馬でのスキー行が始まるのですが、

その頃から蔵王は知ってました。

大きなスキー場で、

温泉もあって、

憧れではありましたけど、

あまりにも遠いので、行くことができませんでしたけど。

      

大学の競技スキーサークルの合宿で、

一度、蔵王坊平には行きましたね。

これは、

こないだのテレビ放送の際の学生時代の紹介に使われたもう一枚の写真です。

           

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そんな山形というか、日本を代表する蔵王ですけど、

当時と比べると今はとても寂しいです。

単純に、

温泉で観光客を呼ぶ、

スキーに来てもらう、

そんな時代は終わりました。

    

昨日紹介した長野の岩岳スキー場のように、

待つんじゃなくて、

攻めが必要でしょう。

隣の八方尾根でも、山頂にビーチがあります。

     

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多分、

蔵王ならBMXのコースが何本もできるでしょうし、

ゴンドラで行ける山頂からの見晴らしはとてもいいでしょうし、

そんなところに小洒落たカフェでもあれば、

と思います。

  

他にも、

季節が逆の南半球からのスキー客を呼べるように、

宿も含めてインフラをもっと外国人向けにするとか、

できることはたくさんあるでしょう。

  

雪も毛嫌いするんじゃなく、

もっと活用するような

突き抜けたアイデアで地域活性化を

考えましょうよ。

  

    

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2021年9月16日 (木)

スキー

   

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これは、先日放送された番組で、

私が紹介された際に使用された写真です。

何を隠そう、

学生の頃はダウンヒラーで、

これも野沢の三連戦でしょうか。

   

あの頃は、

スキーといえば、

私をスキーに連れてって、というくらいの

ブームで、

私も中一からスキーを始めて、

学生時代は競技スキー、

アメリカの大学院でも冬には3〜4度は滑りに行ったでしょうか。

  

それが、

今やスキー人口激減で、

スキー場は閑古鳥がなき、

閉鎖されたスキー場も少なくありません。

   

で、

その中でも頑張ってるところが、

長野の岩岳スキー場、

ここは岩岳学生で何度も行きましたけど、

学生スキーのメッカでした。

  

それが今では、

BMXのメッカ。

夏場に多くの若者がやってきます。

   

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しかも、

ロープウェイで登った山頂には、

デッキが設備されていて、

小洒落たカフェがあったりして、

避暑に最適です。

   

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こういうのを見て思うんですけど、

斜陽産業は客を増やすことを考えずに、

そのインフラを生かして他に何ができるのか、

を過去にとらわれずに、考えることが重要なんだなと思います。

   

それには、

若い人の発想こそが役に立つでしょう。

そして、

そういう若者をどれだけ抱えられるかが、

その地域や組織にとって、

極めて重要であることは言うまでもありません。

   

長野県と山形県は気候的にもとても似ていますが、

進取の精神は長野県が一歩先のような気がします。

   

    

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2021年9月15日 (水)

能楽とクラファン

 

ちょっと遅めの夏休みをいただいておりまして、

すべての対応が遅れております。

すいません。

 

で、

新作能の講演のお知らせです。

能楽というと、古典芸能で、

古典作品ばかりかと思う方が多いかと思いますが、

落語もそうですけど、

新作があります。 

 

しかも、

それがクラウドファンディングで上演されるとあって、

能楽の新しい形ですね。

  

で、

その新作能がこれ、

  

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媽祖(まそ)というのは、

台湾の神の話です。

 

演じるのも、

片山九郎右衛門、野村萬斎、分林道治という、

現代の能学会を代表する面々です。

 

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さすがに、

サイトが公開になって、まだ日が経ってないものの、

すでに94%の達成率で、

かなり注目されてます。

    

見逃せない。この新作能、

お申し込みは今すぐ↓ 

クラウドファンディングサイト

  

  

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2021年9月12日 (日)

大学改革その7

 

知財で稼ぐ大学ですけど、

外国の場合はどうでしょう。

    

アメリカでは、大学での研究は日本の科研費に相当するNSFの研究費から、

NavyArmyその他、多くの研究助成機関から研究費を獲得します。

それらの研究費は人件費込みで、自分の給料が増えるばかりでなく、博士研究員を雇ったり、学生に奨学金を給付したり、

非常に使い勝手の良いものです。

    

しかも、

研究費の半分を間接経費として、大学が召あげるので、

大学にとっては、多額の外部資金を獲得する教授は、まさしく稼げる大学教授です。

一億円の研究費の場合、5000万円を大学が間接経費として徴収するので大きいですね。

したがって、

稼げる教授は学部長と年俸を交渉して、スター教授であれば、3000万円なんてことは普通です。

まるでプロ野球選手ですね。

    

で、

知財です。

  

稼げる教授は、研究費が多く、そのため発明そして特許出願も多くなります。

発明は職務発明となり、大学からの出願となり、出願費用、維持費用は大学が負担します。

日本のように、出願費用を教授の研究費から支出するというようなことはありません。

    

で、

違うのはこれからです。

アメリカでは。そのような特許を使用しようと、プロの起業家、すなわちCEO屋さんが教授に声がけして、顧問を依頼し、

大学から専用実施権を設定してもらいベンチャーを始めます。

多くの場合は、COE屋さんは技術の目利きであるCTO屋さんとタッグを組んで動いてるケースがあるようです。

   

そして、

国からのベンチャー支援として、

SBIR(Small Business Innovation Research)を利用して、

助成金を獲得し、フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3と、基礎レベルの研究を、応用、そして実用化へと発展させていきます。

その間、ベンチャーキャピタルからの出資を受け、研究者を増やし、フェーズ3まで行くと、社員数も30人を超えるでしょうか。

       

フェーズ3まで行ったベンチャーは、

最終的には、上場したり、大企業に買収されたり、

その結果、創業者であるCEOは大金を掴むことになります。

発明した教授もストックオプションなんかで、株式を保有しているので、その売却益は莫大ですし、

顧問料なんかで収入アップです。

注目すべきは、

このシステムでは、銀行からの借り入れもなく、ベンチャーに関わってる人間は、

なんのリスクもなく夢にチャレンジしていることです。

    

大学にとっても、

その大学発ベンチャーの株式を保有していたり、

特許の実施料を徴収したりして、

労せずして知財収入が生まれます。

    

また、

大金を掴んだ大学教授の多くは、

大学に寄付を行い、その額も20億、30億円から、200億、300億円と

極めて高額です。

       

アメリカの大学の収入の多くは寄付であること、

これは結局のところ、

知財が有効に生かされている結果と言えるかもしれません。

    

そいうことで、

大学発ベンチャーをいかに生み出して、

支援して、成功に導くか、

というのが大学の知財の活かし方です。

     

では、なぜそれが日本ではできていないのか、

次回お話しします。

   

   

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2021年9月11日 (土)

大学改革その6

   

昨日のバカブログをファイスブックでシェアしたところ、

多くのご意見をいただきました。

主なものを紹介します。

    

Aさん:

企業と共同研究をしようとした時、先方から本事案に関わる大学の特許を無償で使用できる、という条件を出されて、大学の知財部門と企業の知財部門で揉めて、解決に半年かかったことがあります。
こちらは早く共同研究を始めたいので、タダで使わせていいじゃないと言うのですが、大学の地財部門は堅くて閉口した記憶があります。

 

Bさん:

知財はステージで価値がいろいろ変わると思います。
「知財は生モノなのです」
資金調達目的のステージか、
自社成長戦略ステージか、
飽和した世界市場のシェア争いのステージか。
とか。
廃れる知財も勿論出てくる。
知財があるからとあぐらをかいてては時代遅れで廃れます。
臨機応変にその時、その知財の価値を最大限にどう素早く活用するか、生かし方が非常に重要かと思います。
   
 
Cさん:
各社経験があると思いますが、「何でも出願しなさい」の「下手な鉄砲も・・・」の時期と、「選択と集中」の時期を行ったり来たりしています。皮肉なことに、選択と集中の時期に出願した特許は当たらず、確実に下手な鉄砲と思われていた特許が当たったりします。それと、声を大にして言いたいのは、「技術の芯がわかる」知財担当者と出会う確率は、日本人の横綱が出現するよりも小さいということですね。

  

Dさん、

大学側が自己実施をしないのですから、やり方により稼げます。どなたかが記されましたが、あまり質を追求し出願を絞らない方がよく、「こんな発明なんて。。」という特許出願が、権利化(日本はいまは権利化しやすい)されると、多数メーカーが権利侵害してしまい、大騒ぎになります。実務経験上、そんなケースをよく知っています。クレーム(請求項)の設定の仕方には、いくつか工夫があります。

  

  

こんな感じで、

少なくとも知財のエキスパートが必要なんですけど、

知財担当の理事や、知財委員会の担当が、ど素人の大学教授である場合が多くて、

なんちゃって知財戦略室となってるケースがほとんどです。

     

さてさて、

こんな状況で大学が知財で稼ぐにはどうしたらいいのでしょう。

その答えは次回。

   

    

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2021年9月10日 (金)

大学改革その5

  

稼げる大学を目指しなさいということで、

これからさらに改革が進むようですが、

たぶん、

稼ぐの意味は、

知財で稼ぐ、

も含まれてると思います。

    

では、

現状はどうでしょう。

  

多くの大学では、

発明があった場合は、

知財委員会で審査されて、

非常に重要な基本特許は大学からの出願として、

それ以外は個人帰属となったり、

企業に譲渡したりします。

      

どうも、

大学関係者は、

いい特許を保有すると、

企業がそれらを使用して、

特許使用料を大学に支払い、

大学はウハウハ

というシナリオを描いてるようです。

   

しかし、 

世の中そんなに甘くはありません。

なぜなら、

実際には企業は大学の特許を回避したり、無視することしばしばで、

特許収入なんて、こういうやり方では期待できません。

今の状況は、

特許は申請しっぱなし、

維持費はかかるし、

むしろ、負の遺産になってます。

  

 

私は知財でだけで稼ぐ企業を知ってますが、

そこでは、基本特許というよりむしろ、

周辺特許を数多く出して、他の企業がそれらの特許に抵触すると、

訴訟を起こし、力づくで特許使用料を支払わせます。

      

すなわち、

知財で稼ぐということは、

訴訟も辞さないという態度が必要です。

    

では、

大学で、そのように特許で稼ぐには、

いくらぐらい必要でしょうか。

まず、特許出願にかかる費用ですが、

年間に100件出願するとして、

一件あたり出願費用40万円かかるとすると、

4000万円かかります。

これは国内の場合で、

10件は国際特許も申請ということになると、

一件あたり300万円かかりますから、

3000万円です。

すなわち、出願費用だけでも7000万円かかります。

しかも、特許というのは維持費が必要ですから、

それを年間1000万円とすると、

合計8000万円です。

  

さらに訴訟費用とか2000万円は欲しいところですね。

しかも、

国際特許でアメリカで訴訟を起こそうものなら、

一件あたり、弁護士費用が年間数千万はかかることしばしばです。

それが何年も続く訳ですから、

気の遠くなる話です。

   

その上、

知財担当は3人から5人は欲しいですから、

その給与等で1億近くかかるでしょう。

すなわち、

本格的に知財で稼ごうとすると、

2億円ほど、知財室には確保する必要が出てきます。

   

こうやって、簡単な足し算して考えるだけでも、

貧乏な地方大学が知財で稼ぐって、

ほぼほぼ不可能であると考えられます。

  

では、

大学が知財で、

どうすれば稼げるようになるのでしょう。

   

その続きは、また今度お話しします。

    

   

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2021年9月 9日 (木)

大学改革その4

 

大学改革シリーズ、その4です。

 

まず、

稼げる大学、と言う呼び方、

なんだか卑しく聞こえますね。

   

文科省からの交付金を減らし続け

自立させよう、

少子化に向けて大学を再編しよう、

地方国立大学は県立にしよう、

と言うことなんですけど、

そもそもが、

大学とは教育機関であり、

研究機関です。

そんな大学に、稼げ

ですからね。

   

そこで、

学内では学部長から科学研究費補助金を獲得するように、

号令が出ます。

文部科学省の研究費です。

   

しかしながら、

号令かけたくらいで、

科研費が倍増すわけではありません。

そもそも、

教員のみんながみんな研究を真剣に行ってる訳ではなく、

申請すらしない人、多数いますから。

      

そんな研究に対して熱心ではない教員に科研費の申請書を書かせるというのは、

なんらかの理由で、ワクチンを接種しないと決めている人に接種してもらうようなものです。

     

では、

どうすれば教員が科研費の申請をするようになるのでしょうか。

それは単純です。

インセンティブです。

  

たとえば、 

アメリカでは給料は9ヶ月分しか支給されません。

しかし、研究費を獲得してくると、プロジェクトあたり1ヶ月分の給料が追加されます。

ですから、3つの研究費で12ヶ月分となり、

研究費を獲得しない教員の約1.3倍の給料となります。

    

考えれば、

これってとても合理的で、

研究費を獲得するということは、それだけ仕事が増えるということですから、

給料が増えて当然といえば当然です。

   

ですから、

学部長が科研費獲得を全教員に要求するよりも、

単にインセンティブを与えれば、

少しは申請書を書こうかと考える教員は増えるでしょうね。

これも学長の鶴の一声で実現可能なことです。

   

   

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2021年9月 8日 (水)

芸術品

  

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鳥取の20世紀梨をいただきました。

大阪育ちの私にとって、

梨イコール20世紀で、

そのみずみずしさ、

甘酸っぱさ、

何十年経っても、

完成された梨だと思ってます。

 

最近では、

いちごも、

ぶどうも、

マンゴも、

とにかく、日本の果物は芸術品のレベルに達してると思います。

 

まあ、

それらが外国に不法に持ち出されるのは残念ですけど、

元祖フルーツ王国として、

特に山形や福島は、

もっともっと世界的に有名になってもいいんじゃないかと思います。

  

 

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2021年9月 7日 (火)

大学改革その3

   

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昨日の続きでもないんですけど、

中国の拠点大学と日本の地方国立大学の比較です。

  

これは、

わかりやすく例えれば、

アメリカのメジャーリーグのヤンキースみたいな球団と、

日本の独立リーグの球団くらいの差みたいなものでしょうか。

  

すなわち、

資金力豊富な球団は他球団からエースピッチャーや、4番打者を引き抜き、チームを増強しますね。

しかも、

選手たちは高給もらいながら野球に専念できてハッピーです。

一方、

独立リーグのチームでは、給料が低くてバイトやりながら、なんとか生活して好きな野球続けてる、

みたいな感じです。

          

ですから、

実力のある選手なら、

資金力豊富な球団からお誘いがあれば、

喜んで移籍するわけです。

     

研究者にしても、

国の内外を問わず、資金力豊富な大学から誘いがあれば、

普通なら移籍します。

旧帝国大学は地方大に比べて、研究費の面では圧倒的に優遇されてて、

山形大学でも成果をあげてる元気な若者は、

東北大などの資金力豊富な旧帝国大学に引き抜かれていくケースが非常に多いです。

    

そんなことで、

地方大学でも卓越した研究者には、特別な研究環境を提供して、

なんの心配もなく、研究に打ち込めるようにしなければ、

地方大学は永遠の地方大学で終わり、

いつの日にか国立大学から県立大学になってしまうでしょう。

エンゼルスにしても、大谷翔平選手がいなければ、

誰も注目しない球団に成り下がってしまうのと同じです。

  

そうなれば、

大学からの地方活性化なんて、

夢のまた夢になってしまいますね。   

   

それをなんとかする方法、

あります。

次回お話しします。

     

   

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2021年9月 6日 (月)

大学改革その2

  

20210906-213148

   

ネットニュースによると、

日本の大学は今後、自分で稼ぐ必要があるようです。

   

そもそも、

公務員削減ということで、

ずいぶん前に国立大学が法人化されたので、

私は山形大学教授でありながら、

厳密には国家公務員ではありませんし、

いずれは国立大学法人も、アメリカの私立大学のように、

自分で稼いで自立しないといけないのでしょう。

          

とはいうものの、

地方大学には、毎年100億円以上の交付金がいまだに支給されていて、

急にカットすると潰れてしまうので、

毎年1%ずつ減らされています。

  

実は、それが大きな問題なんですね。      

たかが、1%と思われるでしょうが、

1億円は結構大きくて、

最初は学費値上げでしのぎ、

次は人件費を削減するために、

技術職員数を削減しました。

かつては、各研究室には技官と呼ばれる技術職員がいて、

装置のメンテや、分析作業、試薬の発注など種々の雑用をこなしてくれました。 

したがって、

現在では、各種雑用も教員の仕事の一部となりました。

     

で、

この1億円減は毎年続くわけですから、

いずれは、

学科や学部を再編して、教員の数を減らしたりしないといけないわけで、

徐々に講義や各種委員会の負担も増えて、

とにかく研究以外のことで時間をたくさん取られるわけです。

     

その上、

外部資金を調達しろということで、

企業との共同研究とか、

文科省や経産省の大型予算を獲得するために奔走し、

日々、打ち合わせやヒアリングなどなど、

肉体的に疲れ果て、

神経もすり減らしているわけです。

    

ちなみに、

企業との共同研究は、

もちろん事業化を目指した研究開発がほとんどで、

世界一を目指す、とか、

世界初を目指す、ような

ノーベル賞級の大発明を目指すものではありません。

     

また、

文科省の長期的な大型予算も、

参画企業売り上げに貢献するテーマであったり、

地域に貢献するテーマばかりで、

NatureやScienceなど超一流雑誌に何報も発表しようが、評価されず、

いわゆる企業の売り上げという目に見える成果が求められています。

          

なぜ、こういう目標を設定するかと言えば、

文科省が財務省に予算を要求するときに、

主計官から、その目標を問われ、

数値化するために企業の売り上げが必要になります。

この国ではノーベル賞受賞者を何人、なんていうのが目標にならないところが、

隣国とは違うところです。

        

そういうことで、

国が稼げる大学を目指せば目指すほど、

大学研究室は企業の下請け機関となり、

基礎研究はできない上、

雑用は増え続け、

      

ああ、もう嫌だ!

外国へ行ってやる!

と、なるわけです。

     

では、

どうすれば大学は健全に稼げるようになり、

しかも長期的な基礎研究も行えて、

教員がハッピーで、

しかも企業の売り上げに貢献できるように

大学は変われるのでしょうか。

     

私にはアイデアがありますが、

それは次回お話しします。

  

   

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2021年9月 5日 (日)

大学改革その1

   

20210904-223208

     

これって大きいニュースです。

あの藤嶋昭先生が中国の上海理工大学に移籍ですからね。

本田ー藤嶋効果でノーベル賞候補。

文化勲章も受賞された日本を代表する科学者です。

 

実は、これまでも、

定年後に中国や台湾の大学に移籍して研究を続けている大学教授は多いです。

しかも、分野を代表する超一流の研究者です。

  

なぜ、

こういうことが起こるのでしょうか。

理由はいくつかありますが、

日本の定年制と年金制度によるところが大きいです。

  

山形大学は典型的な地方大学ですが、

定年は65歳です。

今では65歳を超えてもプロジェクト等を推進していれば、

特任教授として大学に籍を置き、研究は続けられます。

  

しかし、

大学から給料は出ません。

自分のプロジェクトから、人件費として確保した分から支払います。

しかも、

講義の負担はありませんが、学生は配属されません。

ですから、

研究したければ、

研究費で博士研究員等を雇う必要があります。

しかも、

研究室を借りるのに部屋代を払い、

光熱水費を払うので、

大学に間借りしてるようなものです。

しかも、

特任教授も70歳が限度です。

     

ですから、

いくら学会賞受賞者でも、

紫綬褒章受賞者でも、

ノーベル賞候補であっても、

65歳を過ぎると、とても安心して研究を続けられるような環境ではないんです。

   

一方、

アメリカ。

  

私の師匠は95歳です。

現役です。

博士研究員が2人だか3人だか研究室にいて、

研究を続け、論文も出版されてます。

しかも、一流の雑誌です。

  

給料はというと、

年金が現役の時とほぼ同じ額支給されるので、

生活にも困りません。

大学にとっても、

外部資金を獲得して大学に貢献してくれるし、

そんな先生は何歳になっても大学で研究活動を続けられるように優遇します。 

6月に亡くなったパデュー大学の根岸先生も85歳で現役でした。

  

ということで、

年金制度は変えられないにしても、

大学が変われば、優秀な教授が外国に流出することはありません。

いつか、

山形大学の学長に提案したいのは、

学会賞、紫綬褒章、学士院賞、高被引用論文著者、生涯外部資金獲得額などを基準に 

特別教授のようなポジションを準備して、

65歳以降は、

年俸なら1500万、

最低300平米の研究室の確保、

もちろん、光熱水費は負担させない、

学生の指導も可能、

などなどの条件で、

75歳とか80歳とか90歳まででも、

好きなだけ活動できるようにすれば、

内部から優秀な教授が外部に流出することもないし、

逆に外部から山形大学に優秀な教授を招聘できると思います。

      

そんなことで、

日本の大学から外国に頭脳が流出するのを防ぐのは、

スーパースターを抱える大学の学長が、

トップダウンで決めればいいことで、

実は簡単なことなんです。

     

   

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2021年9月 4日 (土)

ご縁

     

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ネットニュースを見ていると、

なんだか見たことのある顔が出てきたので、

クリックすると、

うちの卒業生の渡辺雄一郎

今はパデュー大学で講師をやってます。

先日、亡くなったノーベル化学賞受賞者である

パデュー大学の根岸英一先生の追悼記事です。

     

20210904-215235 

読売新聞オンラインの記事はこちら 

   

で、    

何がご縁かというと、

まず、

パデュー大学は私の恩師のニューヨーク大学のYoshiyuki Okamoto先生

が博士課程を修了された大学。

しかも、

先生の恩師がH.C.ブラウン先生で、

ノーベル化学賞受賞者で、

根岸先生の師匠でもあります。

          

ということで、

根岸先生はOkamoto先生の後輩にあたります。

私も学生の時に、Okamoto先生からパデュー時代のことを

よくうかがいましたし、

根岸先生や鈴木先生のことを、

根岸君、鈴木君と呼ばれたてのが新鮮でした。

     

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で、   

そんな私にとっては聖地のようなパデュー大学に、

私は特に勧めてもいないのに、渡辺君は博士課程リーディング大学院の時に留学し、

それが終われば学振の奨学金でポスドクを続け、

それが終わって講師になりました。

  

ということで、

渡辺君は私の師匠の師匠の後輩のしかもノーベル賞受賞者の追悼記事に出ているという

不思議なご縁です。

   

Img_5294_20210904221201  

   

私自身、国際会議で根岸先生にお目にかかったことがありますが、

ゴルフがお好きで、ゴルフの話しかしなかったことを覚えています。

  

これまで、

いろんなご縁で生かされ、助けられてますが、

これからも、

ご縁は大切にしていきたいと思います。

    

   

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2021年9月 3日 (金)

シンボルマーク

  

パラリンピックやってます。

 

で、

気になってたのが、

シンボルマーク。 

    

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これって、

垂直方向に反転させると、 

こうなります。  

Img_0133_20210903205201

 

これって、

うちの大学のロゴと似てますね。

    

20210903-2051

    

ちなみに、

今のパラリンピックのデザインの原型は2004年のアテネ大会から、

    

20210903-210912

(Wikipediaより)

  

うちのは、

2001年からのようです。

      

別に、

パクった、とかいうつもりは毛頭ありませんけどね、

ご参考までに。

      

        

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2021年9月 2日 (木)

ぐっすり眠りたい人のために

   

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本日の学長定例記者会見。

睡眠用の有機EL照明器具の発表です。

今夕のテレビ番組で、

すぐに紹介されました。

   

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前回の記者会見では、筑波大との共同研究の成果発表で、

有機EL照明はぐっすり眠れるということを報告しました。

   

そこで、

今回は一般家庭で、使っていただける

有機EL照明器具の発表です。

   

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しかも、

その使い方まで提案させていただきました。

  

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とにかく、

主観評価だけじゃなくて、

数値的なエビデンスも取りながらの

器具開発ですから、

効果があるのは当然ですね。 

   

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今は、試作なので、

これから改良するところはして、

値段もできるだけ抑えて、

みささんにお使いいただけるように頑張ります。

               

お楽しみに。

   

  

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2021年9月 1日 (水)

ガソリンの値段

 

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今日は野暮用で山形市へ。

帰りにガソリンスタンドでセルフでハイオク満タン。

で、

値段は驚いたのが、その値段。

リーター164円。

    

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いやあ、

先日、地元米沢で入れた時は、

リッター180円でしたから、

この値段の差は何?

みたいな感じです。

  

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まあね、

米沢は港から遠いんで、

ローリーの輸送コストが乗っかってる、と言えば

そうかもしれませんけど、

この値段の差は極めて大きいと実感した

今日この頃なんですけど、

皆様どう思いますか?

  

  

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