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2021年1月12日 (火)

研究者から教育者へ

   

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山形大に着任した頃は、まだ30代で、こわいもんなしの研究者でした。

学生と一緒に夜中まで実験して、喜んで、悲しんで、一緒に飲んだくれて、

楽しかったです。

     

それが、

今や60代。

研究者でありながら、

教育というものに楽しさを見出しています。

    

きっと、

学生が研究室に配属になり、

卒業して行くのを繰り返し見るうちに、

人というのは成長するものだと、

実感できたからでしょう。

   

配属になったばかりの時には、

大丈夫かなこの学生は、

と思っていても、

卒業の時には、

いっぱしの研究者になっています。

  

自分自身も、

娘を赤ちゃんから成人するまで育てていて、

その成長をつぶさに見ました。

  

それでわかったことと言えば、

子供達は、例外なく、みんな高い能力を持っていて、

それを引き出してあげるのが教育だということ。

   

公式を教えたり、

教科書の内容を教えることが教育ではありません。

       

学校の教師と塾の講師の違いはそこでしょうね。

生き方を教えられるのが教師であり、大学教授だと思います。

     

これから、

あとどれだけの若者を育てられるかはわかりませんが、

教育者としても、精一杯頑張ろうと思った渡辺雄一郎君の記事でした。

   

  

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