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2020年10月22日 (木)

大型有機ELテレビ

   

昨日に続き有機ELの話です。

すでにネットに出てますが、

丸めて収納できる大型有機ELテレビが製品化されます。

   

20201022-211940

   

韓国のLG製で、

有機ELパネルメーカーならではの先行発売です。

  

テレビというのは、

液晶や有機ELのパネルを製造するパネルメーカー

そのパネルを購入して独自の画像エンジンを装着して

テレビとして製造販売するテレビメーカーがあります。

  

もともと日本のテレビメーカーは

パネルも製造してましたが、

液晶や有機ELパネル工場の投資が数千億と巨額で、

ビジネスとしてリスキーなので、

今はパネルは外部から調達してテレビを売るビジネスに移行しています。

ソニーやパナソニックはテレビ技術が優れているので、

パネルは外部から調達しても差別化できるとの狙いです。

     

一方、

LGはパネルメーカーであり、

テレビメーカーでもあるので、

今回のように、最先端のパネルをまず自社で使用することができるわけで、

日本勢よりも一歩先を行けます。

      

ただ、

工場に巨額投資をしているので、

パネルも外販しないと、利益が出ないので

他のテレビメーカーにも販売するわけです。

    

で、

今回の丸められる

すなわちRollableな有機ELテレビ、

何が新しいかというと、

丸められるくらい薄いガラス基板を用いてるというところでしょうか。

通常の有機ELテレビも基板はガラスで容易にたわみますが、

丸められるまではいきません。

  

ですから、

技術的に新しい技術が投入されているかと言うと、

特になくて、

今は一台900万円以上の値段で販売されるようですが、

これは中国富裕層向けですね。

10年後には100万円を切るでしょう。

      

20201022-211957

   

しかしまあ、

有機ELスマホが折りたたむ時代になって、

大型テレビも丸めて持ち運ぶ時代に突入しました。

   

このような大型有機ELパネルの有機EL素子の特殊な構造

マルチフォトン素子といって、タンデムタイプの構造で、

山形大学で開発したもので、

2003年にアメリカのディスプレイ学会(Society fo Information Display)で発表したものです。

   

こういう形で実現して、

研究者としてとても嬉しいんですが、

早くソニーやパナソニックからも製品化してほしいと思います。

  

   

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