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2020年9月27日 (日)

鮎あれこれ

    

Img_1973

   

鮎といえば、このバカブログでもこれまで話題にしました。

  

先週末も、

京都の料理屋さん。

コースの中で、出て来たのが

鮎の塩焼き。 

   

Img_1978

   

で、

料理人に聞きました。

 

どこ産ですか?

  

料理人が答えて、

養殖です。

  

ですよね。

実は見た瞬間わかりました。

このお店がどれくらい正直に、誠実に客に接してるのか。

これでわかります。

    

もしここで、

琵琶湖の安曇川です、

とか、適当な河川の名前を出したら、

突っ込みました。

そして二度と来ないでしょう。 

   

鮎という魚は、

年魚とも呼ばれ、

1年で生涯を終えます。

  

河口で孵化し、

春先に稚魚となって川を上り、

成魚となって、

秋には川を下り、

河口で産卵します。

  

ですから、

採れる時期によって大きさが違います。

初夏の頃は17〜8センチ、

そして秋の落ち鮎の頃は23〜5センチとか。

  

ですから、

天然の鮎は今の時期は落ち鮎で、

結構でかいです。

   

それと、

釣り師しか知らない事実として、

天然鮎は各河川の漁協が管理していて、

通常は8月の中旬までは釣り優先で、網が入れません。

ですから、

17〜8センチの天然鮎がお店でメニューとして出ることはあり得なんですね。

網が入り出す頃の鮎というのは、

そこそこでかいわけです。

     

そういうわけで、

今回の塩焼きも、

天然で食べようとすると、

釣り師が持ち込みような、こじんまりした料理屋しかあり得ないでしょう。

   

それと養殖と天然の見かけ上の決定的な違いは、

養殖ものはデブっとしてます。

頭の大きさを胴体の部分のバランスが、天然物とは全く異なります。

頭がちっちゃくで、丸々と太ってるのは100%養殖です。

天然もので、デブってるのはあり得ませんから。

   

そんなわけで、

お店で出された鮎の塩焼きは、

2万%養殖ものだとわかりながら質問したわけです。

   

きっと店の料理人も、

こいつは只者ではないと察して、

適当には答えなかったんだと思います。

  

そんな、夕食をいただきつつ、

市場の魚屋で見かけた、

いわゆる

  

秋の味覚の鮎の塩焼き。

  

Img_2005_20200928155301

  

見た瞬間、

養殖ものとわかりました。

   

このお店では、

秋の味覚と表示することによって、

天然ものと思わせる工夫をしています。

養殖ものは年間を通じて手に入りますから。

   

まあ、ここまでは許容範囲です。

けど、

次の店で見かけたこの表示。

   

Img_2004_20200928155301

  

天然鮎の塩焼き、

しかも値段が高めの設定です。

   

ガッカリですね。

どこをどう見ても、

 

養殖です。

  

この市場のお客さんは9割は観光客でしょう。

そんな観光客相手に、

こんな商売するなんて、

ちょっと悪どいな、

と思いました。

  

もちろん、

私は大人ですから、

これは天然じゃないでしょ

なんて詰め寄りません。

       

で、

随分前のこのバカブログ。 

2008.10.5ですけど、

こんな写真を載せて、

これっておかしいよね。

と突っ込みました。

   

1

 

生あゆ(養殖)

とあるのに、

和歌山紀ノ川産の落ち鮎

との表示も。

   

1_2

   

この相反する売り言葉に、

これっておかしいよねと、

追求したところ、

翌日には落ち鮎のシールが剥がされてました。

ブログ読者がスーパーの店長に通報したのでしょう。 

ほんと、下手したら偽装ですもんね。

   

一方、

2009.10.3のブログには、

正真正銘、本物の落ち鮎の投稿も。

   

1

 

実は、

最上川には天然鮎が遡上します。

そして簗場では、時期になると

こんな感じで落ち鮎がザクザクと採れるわけです。

   

1_3

  

しかも、

その味は格別です。

    

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その味の違いは、

餌によります。

  

天然鮎は石に生えるコケを食べます。

ですから、いいコケが生える石を縄張りにして、

縄張りに入ってきた他の鮎を攻撃する習性があって、

それを活用するのが鮎の友釣りです。

  

一方、

養殖の鮎は水槽で餌をたらふく食べて大きくなります。

ですから見かけ、味、ともに違いが出るわけです。

特に天然鮎はスイカの香りがして、

それが鮎が香魚とも呼ばれる所以です。

       

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そんなワケで、

鮎をこよなく愛する鮎釣り師たちは、

鮎の艤装にはとても敏感で、

それを許すことができないんですね。

    

今回の京都出張でも、

鮎を見かけたら

ついつい注意して見てしまいました。

自分自身、ややこしいヤツだと思います。 

  

 

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